水利科学
Online ISSN : 2432-4671
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57 巻, 5 号
No334
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
ニホンジカシリーズ
一般論文
  • ──利根川を事例として──(Ⅱ)
    星畑 國松
    2013 年 57 巻 5 号 p. 26-57
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル フリー
  • 〜車道トンネル土(隧道内土砂)〜
    山口 晴幸
    2013 年 57 巻 5 号 p. 58-125
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル フリー

    車道側片に集積・残積している特異な環境下にある路面上土砂は,車両排気ガスからの窒素酸化物(NOx)・硫黄酸化物(SOx)や排気煤煙に加え,車体・路面磨耗物質などに起因する多種類の有害物質が混入・沈着し,汚染土砂となっている危険性が極めて高い。また有害物質を吸着した路面上土砂の水域への流出は富栄養化や水質汚染などをもたらし,生態系への影響が疑念視されている。いわゆる,車道路線上の土砂は,道路交通網システムから誘発される有害物質が人を含め自然環境に与える影響のバロメーター的役割を担っていることが指摘される。 ここでは,路面上土砂のうち,特に,車道隧道内に残積している土砂(ここでは車道トンネル土と称する)を主体に取り上げる。隧道内では,降水などの大気中からの乾性・湿性降下物質の侵入が難しく,逆に,車両排気ガスからの煤煙等が蓄積されやすいため,車両走行に起因する有害物質が集積・濃縮される環境下にあると推察される。そのため車両交通網の負荷効果を科学的により鮮明に捉えるのに絶好な立地環境にあると判断される。ここでは,主に,重金属類等の無機系有害物質の分析評価に重点を置き,車道隧道内に残積する車道トンネル土を中心に,環境汚染を誘発する危険土砂となる可能性の高いことを科学的に実証している。

  • 佐藤 敏雄, 山本 定博, Manzoor Qadir, 遠藤 常嘉, 増永 二之, 北村 義信
    2013 年 57 巻 5 号 p. 126-147
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル フリー

    都市下水を利用した灌漑は,世界各地において農業生産を支える有用な選択肢である。その資源を効率的に管理するための世界および各地域における都市下水の生成量や処理量の把握は未だ十分ではない。本研究では,引用可能なデータを用いて,世界の都市下水の生成量および処理量を推定する手法を開発した。都市下水の生成量の因子として,都市人口および経済指標,都市降水総量を用いた。都市下水の処理量は都市人口および経済指標,衛生施設の普及率,都市発展指数から推定した。推定適合度は,都市下水生成量において0. 92,都市下水処理量においては0. 75であった。都市下水の生成量と処理量が公的に報告されていない国についても,本手法を適用することにより,これらを十分な精度をもって推定できると判断される。本手法を適用して,世界の年間都市下水生成量は2000年には460km3,2010年には579km3と推定した。これは,世界の農業取水量の約20%に相当する。国別にみた場合,半数以上の国において農業用水取水量の50%以上に相当することが推定された。それ故,都市下水は豊富な水資源になりうると考えられた。しかしながら,都市下水生成量の69%が未処理のまま環境中へ放出されていると推定されたことから,下水処理場の拡充がより必要であると示唆された。

  • 山敷 庸亮 , 佐山 敬洋, 木村 直子, 高橋 保, 藤木 繁男, S. Ivana, K. Krvavica, N. Ruzic, N. ...
    2013 年 57 巻 5 号 p. 148-163
    発行日: 2013/12/01
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル フリー
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