臨床化学
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20 巻 , 1 号
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    1991 年 20 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    Cytosolic aminopeptidase (c-AP: EC 3. 4. 11. 1) is contained in the cytosolic fraction of hepatic cells, lymphocytes, leukemia and lymphoma cells, and other kinds of cells. Elevations of the level of this enzyme in sera have been observed in patients with hepatic diseases or lymphoproliferative disorders. Moreover, increases in c-AP activity have been observed in patients with several viral infections. In this study, the c-AP activity of patients with viral infections was found gradually to begin to increase during the prodromal phase along with increase in lactate dehydrogenase (LD: EC 1. 1. 1. 27) activity, rapidly increased with the appearance of rash, and returned to the normal reference interval more quickly than did LD. Since there were no associated increases in liver-derived enzymes, this increase in c-AP probably originated from lymphocytes and not hepatic cells. We conclude that the measurement of c-AP activity of importance for the diagnosis and follow-up of patients with certain viral infections.
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    1991 年 20 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    The effect of hypoxia on serum ketone body levels was studied in rats and cultured hepatocytes. When rats inhaled a gas-mixture composed of 25% air in N2, the sum of their ketone bodies (β-hydroxybutyrate plus acetoacetate) increased gradually after 2 hour, reaching 293% of the original level after 4 hour. The acetoacetate/β-hydroxybutyrate ratio decreased appreciably from 0.58 to 0.28 in the same 4 hour period. In cultured rat hepatocytes, the ketone-body ratio also decreased with lowering oxygen tension. However, the exposure of the cells to hypoxia depressed the accumulation of ketone-bodies, indicating that the increase in the sum of serum ketone bodies induced by the exposure of rats to hypoxia was due to a decrease in their utilization in extrahepatic tissues. The determination of the sum of ketone bodies and of the ketone body ratio provides valuable information for the severity and diagnosis of hypoxia due to diminished lung function.
  • 村本 良三, 櫛下町 醇, 松下 誠, 入野 勤
    1991 年 20 巻 1 号 p. 13-17
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    血清アルブミン測定法であるプロムクレゾールパープル法, プロムクレゾールグリーン法およびsingle radial immunodiffusion法において, 血清の保存方法ならびに保存期間の違いで, 測定値に変動があるかどうかを調べた。その結果, 後二者の方法では測定値の変化は認められなかったが, プロムクレゾールパープル法では室温, 約4℃ および-20℃ の保存でも測定値の上昇が認められた。その原因をシスチン添加血清を用いて検討を行ったところ, 保存中に生じるといわれているメルカプトアルブミンとノンメルカプトアルブミンの変換によって起こる血清アルブミン中のメルカプトアルブミンの減少が測定値の上昇をもたらすものと推定された。
  • 篠原 力雄, 徳永 賢治, 太田 好次, 浦田 武義, 石黒 伊三雄
    1991 年 20 巻 1 号 p. 18-23
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    標品のリノール酸, リノレン酸を100℃ および150℃ で加熱し, 経時的に生成される過酸化脂質(LPO) をTBA法, Fe3+-TBA法およびHb-MB法の3種の方法で測定した。リノール酸およびリレノン酸を100℃下で加熱した場合, Hb-MB法によるLPO値の増加がとくに著しく約40μmol/mlまで増加したが, Fe3+-TBA法によるLPO値は11-16μmol/mlまで増加することを認めた。一方, TBA法によるリノール酸の加熱前値は著しく低く, 加熱によっても増加しなかったが, リノレン酸では加熱5時間後では約2倍に増加した。リノール酸およびリノレン酸を150℃ 下で加熱すると, Hb-MB法によって測定されるLPO値は, リノール酸では経時的に減少, リノレン酸では1時間ま で増加したが以後減少し, 不安定であることが示唆された。一方, Fe3+-TBA法によるLPO値は, 加熱4時間後まで増加し, 前値に比し3-5倍の増加を認めた。しかし, TBA法によるLPO値は, 加熱によってもほとんど変化しなかった。
  • 北橋 俊博, 大場 康寛, 沢田 芳秀, 鈴木 博充
    1991 年 20 巻 1 号 p. 24-29
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    高速液体クロマトグラフィ・カラムスイッチング法および電気化学検出器を用いた前処理不要な血中ならびに尿中カテコールアミン分画 (ノルアドレナリン, アドレナリンおよびドーパミン) 測定法を考案した。同時再現性および回収率は良好で前処理を用手法で行う蛍光法とも高い相関性 (相関係数0.936-0.994) を示した。カテコールアミン代謝産物ならびに高血圧症の治療に繁用される降圧剤などの分析に与える妨害は認めなかった。本法はカテコールアミンを特異的, 高感度で精度良く分析が行え, 血漿および尿が同-測定条件で任意に測定可能であり, 操作などもきわめて簡単であるため日常臨床検査に最適であると考える。
  • 鈴木 直生, 冨田 耕右, 坪田 博幸, 宇治 義則, 杉内 博幸, 岡部 紘明, 高木 康, 五味 邦英, 米田 孝司, 片山 善章
    1991 年 20 巻 1 号 p. 30-36
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    クレアチンキナーゼのMM3アイソフォームを阻害し, MM1アイソフォームを阻害しないモノクローナル抗体CKM-G01を用いて免疫阻害法による新しい測定用試薬の組成, 測定条件および性能を検討した。
    本試薬は抗体濃度100mg/lで12000U/lのMM3を99%以上阻害し, 阻害に必要な時間は37℃で3分間であった。患者血清の希釈直線性は阻害後の残存活性で3500 U/ーまで認められた。その同時および日差再現性はおのおのCV≤3.1, 1.8%であった。共存物質による阻害への影響は認められなかった。「阻害される活性/阻害されない活性」で表したアイソフォーム比と電気泳動法によるMM3/MM1との相関係数はr=0.988と良好な相関を示した。また採血後のアイソフォーム間変化は, EDTA加血漿または血清の冷蔵保存では認められなかった。以上のことから免疫阻害法に基づく新しいCKアイソフォーム測定法を確立した。
  • 白石 登業, 鈴木 裕史, 越智 尚, 川原 一恵, 近藤 仁司, 永田 和彦, 冨田 耕右
    1991 年 20 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    Bacillus stearothermophilus由来のグルコキナーゼ (GlcK) を用いた血清マグネシウム (Mg) 測定用試薬を構築した。測定原理はGIcK活性が [Mg・ATP]2- 複合体の量に依存していることにあり, Mg濃度としてはG-cKとグルコース-6-リン酸脱水素酵素との反応に起因する340nmの吸光度増加速度として定量することができる。この分光学的方法は非常にシンプルで迅速であり, 日常の臨床検査に供しえる実用的な方法である。GlcK法は発色法であるキシリジルブルー法にくらべてMgイオンに対する特異性に優れ, また10℃において約1ヵ月間安定という極めて良好な保存性も有していることが判った。さらに乾式, 湿式による灰化実験, 原子吸光法との相関実験, NBS標準血清の測定結果などから本GlcK法はイオン型, タンパク結合型の両方を測定しているものと考えられた。
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