日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第52回研究発表大会
選択された号の論文の182件中51~100を表示しています
  • ー絵画資料に見る近世初期の看板意匠 (7)
    立部 紀夫
    p. 51
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    扇屋の看板が絵画資料に見られるのは、室町時代後期に制作された町田本「洛中洛外図」が最初である。この町田本「洛中洛外図」には多くの店舗が描かれているが、扇屋の中の4店舗に看板が描かれていることを知る。当時の扇屋の看板は扇の形をかたどった板であり、それを店舗の正面に掲出していた。看板は店舗によって1個から3個掲出していた。
  • Jong-wu Ryu, Chuloh Jung
    p. 52
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    This study is intended to design a space for handicapped people as much as possible regardless of individual capability, physical sizes or ages by combining cutting edge smart technology and barrier-free design. The barrier-free design is not a design for a specific person. And sets a majority comprehensively and constructs a design for them. On top of, these, barrier-free design also emphasizes a fact that design should allow for the environment supportable for any inferior physical conditions by lowering the level of an environment condition to be an obstacle or improving an inconvenient environment. The study is intended to seek for the possibility to optimize the realization of, barrier-free design to smart apace
  • 村松学童クラブの設立時の設計指針と使用を通した必要要件
    田中 みなみ
    p. 53
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    1998年より、学童保育は児童福祉法と社会福祉事業法に位置づけられた事業として扱われることになった。また、2003年には、次世代育成支援対策推進法で、地域行動計画の策定を義務づけられ、学童保育は「子育て支援事業」として各地の自治体で事業化が進められている。しかしながら、学童保育施設の設計に当たっての基準の整備が遅れており、実際の町村レベルの現場では、「放課後の生活の場」といいながらも、環境の整備が行われていない。本報告は、1984年に建設された村松学童クラブの建屋の利用状況を観察・調査し、学童保育施設の建築要件の整理を通して、今後の学童クラブの環境整備に寄与することを目的とするものである。
    設計方針と設計方法を分類整理し、設計時の設計要件〔安全であること〕〔快適であること〕〔楽しくあること〕と、使用を通して得られた必要要件〔学校との精神的な距離を置くこと〕〔地域の中にあるということ〕にまとめた。現在、学童保育施設の設計についての指針が未整備であり、学校建築が適用されていることを指摘し、児童の安全確保および精神面での安定のために、設計指針を整備することが急務であることを述べた。
  • 中森 志穂, 蓮見 孝
    p. 54
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    昨年世界遺産に登録された熊野古道について、トランスパーソナル心理学的見地から研究を行った。トランスパーソナル心理学とは、近年興ってきた心理学であり、東洋の”禅(ZEN)"などに代表される、宗教的恍惚などを研究する学問である。今回、熊野古道が永きにわたって人々を引きつけた要因を解明しようとするにあたり、トランスパーソナル心理学において“聖地”の基準とされるキーワードをもとに考察を行った。熊野古道にまつわる逸話の中に、宗教的悟りに関するものがいくつも見いだされたからである。熊野古道は大きく分けて3つのルートがあるが、現地調査として、三重県にある“伊勢路”を徒歩で調査した。“伊勢路”は主に庶民が使った道である。その一部である、熊野古道波田須道をムービーとして撮影し、実験に用いた。実験は被験者からプロトコルを引き出し、その結果を解析するといった手法を用いた。その結果、いくつかの要素が人に影響を与えている可能性があるという結論に達した。
  • 石川 義宗
    p. 55
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    シェーカーは共同体建設の一環として簡素な家具を作った。簡素化の原因として多くの研究が思想的特徴を指摘し、シェーカーが記した著作に注目した。そして簡素化を奨励する記述がしばしば引用されてきた。しかし、シェーカーが簡素化について明記することは稀だった。文書の大部分はプロテスタンティズムを基本にしたものであり、多くの修辞が用いられている。これがシェーカーの文書の一般的な形式である。私はこの特徴に注目し、簡素化に関する知的慣習を修辞の使用傾向によって指摘した。その結果、簡素化を奨励する文書は、謙虚や慎ましさなどの文脈で使用される特定の修辞によって再構成されていることがわかった。これにより、私はシェーカーの文書を3段階に分類した。それは装飾を禁止する指示的記述、簡素化をプロテスタンティズムに結びつける結合的記述、プロテスタンティズムに関する伝統的記述である。これらは必ずしも秩序をもって書かれているわけではなく、むしろ混在していたのである。それを整理し、シェーカーの思想が形成される過程を明らかにした。
  • 末久 真理子, 三井 秀樹
    p. 56
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    近世の町人文化でファッションリーダー的存在となった遊女は浮世絵師たちの格好の題材となり、小袖を纏った姿が数多くの美人画として表現され、庶民の婦女たちは遊女の小袖意匠を模倣し多用したと言われている。小袖における装飾表現の主体は、小袖自体の形体ではなくむしろそこに表現される文様意匠である。近世には多くの小袖雛形本が発刊され、この雛形本に関して多くの研究が行なわれてきたが、遊女を対象にした小袖意匠が論じられている研究はそれほど多くはない。そこで本稿では、近世最初に発刊された寛文小袖雛形本以前に現れた、寛永期の風俗画に表現されている遊女たちの小袖意匠について造形的特徴を検討し、慶長、寛永期にかけての装飾表現を考察した。その結果、寛永期における遊女の小袖意匠の特性を4つに類型化することが出来た。第一に横段・斜縞における連続構成形式で、この特徴は繊細で且つ明視性の高い構成である。第二に非定型形による区画を用いた充填構成形式で、地無し小袖の要素を含んだ構成形式である。第三に大柄単独モチーフ文様の構成形式で、この特徴は寛文小袖の原型のような構成形式といえる。第四には地文様と上文様に見られる二重構成形式で、これは上文様を主文様として強調している意図が特徴として見られた。
  • 金 仁哲
    p. 57
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    Information communication technology which has developed rapidly in the late 1990s affected our living environment greatly. According to this, intellectual home, combined HA based on information & communication and home network, has been developed. In the future, it is expected that all appliances in house will be connected by network and provide convenient life to us. This study will investigate the developing trend of current intellectual home by researching and analyzing actual case of domestic intellectual home, and by analyzing applied cases to existing houses on the basis of cases of domestic intellectual home that are being used. As a result of it, developing direction of the system in the future can estimated.
  • 池田 美奈子, 田村 良一
    p. 58
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    福岡県大川市は,古くから家具の産地として知られている。しかし,消費者のライフスタイルの変化によって,この十年で家具の生産高は著しく減少した。大川市は,2004年に欧州市場への進出を目指して「ジャパン・ブランド」プロジェクトをスタートさせた。本稿は,このプロジェクトに関連して,演習授業の一環として学生が提案したデザイン戦略についてまとめたものである。学生は,家具産業の現状調査や関係者へのインタビューを通して問題点の把握,分析を試み,2004年度後期の最終授業までに,組織やロゴデザイン,地域活性化に関する提案など10種類のコンセプトを展開した。
  • 小川 貴史
    p. 59
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    QOExの向上と脳科学の新しい知見の発見を目的としたトポロジーおよびトポロジー形態論を用いた全置換型の人工小脳のデザインを行った。また、Total Artificial Organ Formation (TAOF) に至るための全置換型人工小脳(Total Artificial Cerebellum, 以下TACと略)をも視野に入れる。まず、ヒトと動物の小脳との比較を行い、その構造や機能の違いやその応用可能性の検討を行った。また、トポロジー形態論を用いた形態分析によって小脳の情報処理がグリッド構造を示すことがわかった。最終的にはTACの基礎形態の造形を行い、アドバンスデザインして提案した。
  • 安武 正剛
    p. 60
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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     これまで卒業制作展における作品の展示は、ステンレススチールパイプの枠にアクリル樹脂の天板を載せたものを、展示台として用いてきた。しかしパイプの老朽化や組み立て、解体、重量などの問題から、これに替る台を考案することになった。使用時の大きさから、組み立て、解体ができ運搬や収納が簡単なものを考えた。 そこで加工が簡単で、軽量で安価な段ボールシートの使用を試みた。また段ボールは昨今の環境問題を考えたリサイクル素材としても認識されている。制作には、熟練でなくても作れる程度の作業工程と、工具を使わず一人で組み立てができることを条件とした。
  • Flash MX actionscript 中心で
    姜 熙羅
    p. 61
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    A Study on Everyday Sounds for Sustainable EnergyFocused on Flash MX actionscriptThis generation is an environment society. All most digital media designers do not think our environment. Because we think there is so far digital media design and environment. But digital media designers must think about that. I made new rule that everyday sounds are sustainable energy. When we talk with somebody or hear some sounds who think that it is noise. But we can make beautiful things and sometime we can save human's life or animal and plant’s life from everyday sound
  • ペンジュラム・パターンの数理モデルに基づく形体生成
    石井 宏一
    p. 62
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    「ペンジュラムパターン」は写実によらない造形方法のひとつとして、主に1970年代に造形の領域で研究が盛んに展開され、その過程で従前の表現とは趣が異なるかたちを生み出してきた。しかし今日では一般則の記述が困難であることなどを原因に、その研究そのものが下火になっている。本稿では、ペンジュラムパターンの生成規則を非線形力学系の諸理論による数理モデル化を試みると同時に、それに基づいてコンピュータグラフィックスの手法を用いて作図されたかたちについて報告する。
  • Lee Sung-Sik
    p. 63
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    Ever since the society entered the stage of digital era, what is called a “cyber-life” has increased in time and weight, positioning itself as another life, rivaling with a real-life. Plus, cyber-life has led to the birth of a concept of “expanded life,” where the two influence each other.; Considering the specific character of cyber-life which can be only achieved with a medium of a computer, computer operating system, or OS, takes the position as a gateway to the expanded reality. In particular, a group of potential changes can be expected, judging from a number of positive prospects regarding the ubiquitous computing environment in the near future. The major concern of this research is how to get ready for such new change. OS interface especially needs a new turnover in meaning through a change in a technological environment, which is, "ubiquitous computing" and through transformation of paradigm called “user-centered design.” The purpose of this research is developing a design of OS interface, where cyber-human?s individuality is respected and then grown, reflecting the lifestyle of users, who gradually pursue their own set of values. For this purpose, phenomena of cyber-life must be diagnosed first, by studies of precedent researches and surveys. Then a scenario technique will be used to define artificial concept of cyber-human, leading to a group of many computing necessities. Such necessities will seek possible alternatives, based on ubiquitous computing technology, cognitive theory and experience design theory, which will lead to a suggestion of a custom-made OS interface design. Adequacy of this research will be proved through the process of conceptual verification. This research will reconsider the computing development, which has been initiated by the technical engineering, with a viewpoint of a design where the relationships between human and culture, and the elements of society and environment are integrated matters of consideration. Thus this research will achieve significance in that it can directly contribute to decide a future living environment, by having design play a positive role in computer development.
  • 李 美愛
    p. 64
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    本論文は、釜山駅を対象とした公共案内サインシステムの問題について議論を行うことを目的とする。すなわち、釜山駅内の案内サインについて調査したもので、駅としての視覚的な情報伝達の可能性を検討するものである。研究方法は、釜山駅を中心とした公共案内サインシステムのデザインを評価し、利用する利用者の案内サインシステムの現状と案内サインに関する一般的認識を把握してみた。なお、釜山駅のイメージや釜山駅らしさとは何か、その実態を明らかにしたいと考えた。
  • 本 明子, 友延 憲幸, 石川 弘之
    p. 65
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    本研究では,加齢により身体機能が衰えた高齢者の立ち座りを補助する椅子の設計条件という観点から,椅子からの立ち上がり時の動作解析と重心動揺の計測により補助を必要とする椅子の高さの検討を行った。また,座りやすい高さや,椅子の奥行きと背もたれの位置などを計測を行うことにより,椅子の各部の寸法を決定した。これらの結果をもとに,機構部の設計条件やベースとなる椅子の寸法等を導きだし、立ち座り補助椅子の設計および試作、さらに試作品の評価を行った。
  • 柳 貞蘭, Kim Yong-seong
    p. 67
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    As we enter 21st century, the ratio of single household is increasing every year at demographics data. The design that suits their needs, however, is not fully explored yet. The needs for new housing type, fit single household life-style, is ever increasing and the application of smart technologies will be indispensible as with current trends. Smart technology itself will be different, compared to multi-family household, and developed to only-one system. This study purpose the anticipation of change in single household housing type through the current change of life-style and comprehension of distinctiveness of single household, which is rapidly increasing and cause the social problems. Furthermore, the application of smart technologies for the user needs from the change of life-style in single household will be throughly explored.
  • オープンスペースにおけるデザイン要素としてのイベントの活用に関する研究-その1
    佐伯 謙吾, 森田 昌嗣
    p. 68
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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     イベントは一般に恒常的なものではなく、したがってスペースデザインの分野においてもデザインの要素として設計段階から開催を前提とした計画などが成されたことはなかったといえる。本研究ではイベントをオープンスペースの設計上のデザイン要素として捉え、空間設計の計画与件を探る初動として、実地調査を元に開催の状況と空間特性との物理的な相関について明らかにするものである。 調査対象として、同じ設計者がデザイン・設計した2施設を選択し比較した結果、オープンスペースの大きさと観覧者の滞留状況に相関があることが分かった。 今後は、今回の調査、比較によって明らかになったスペースの大きさと観覧者の滞留状況との相関について、施設への総客数や演目など今回の実査時とは異なる状況での差異を比較し、物理的な空間特性によって適正と考えられるイベントの規模や演目などについて予測する。また、継続して同サンプルを対象に、運営者へのヒアリングによる実態調査、および観覧者へのヒアリング調査による空間評価を行い、それぞれを比較分析することで、イベントをデザイン要素として有効に活用する上での設計与件について分析・考察を図りたいと考える。
  • jihyun Kim, chuloh Jung
    p. 69
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    Even until recently, the only tool for designers to express their architectural forms has been Euclid geometry. However, new attempts have been made by designers to interpret the non-linear geometrical features of the modern world and environment, and they realized that Euclid geometry is limited in representing full extent of their interpretation, and the need of a chaos, now influences arts, music, economics, and other areas, let alone the science and mathematics. And this theory, as an expressed form of applied by some contemporary architects, actually generate the architectural forms and several cases are constructed quite successfully. Non-liner geometrical features is composed of self-similarity overlapping, repetition and gradation, and so on and diversely applied to current architectural practices
  • 村上 存, 出口 雅俊
    p. 70
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    製品や空間の設計においては,身長,体格,運動能力など,定量的な多様性を有するユーザすべてに対して一定以上の使いやすさを提供できるような形状やレイアウトを決定することが理想的である.本研究では,区間演算と呼ばれる計算手法を用い,定量的多様性を有するユーザすべてにとっての使いやすさの空間分布を有限要素解析と同様に表示することにより,ユニバーサルデザイン的な形状や空間レイアウトの検討を行なう数理的手法およびそれを実装したソフトウェアの研究,開発を行なった.提案した手法を,壁に設置されたボタンの高さの設計問題と,携帯電話のボタンの3次元配置の設計問題に適用し,その結果と簡単なユーザテストの結果を比較することにより,手法の有効性,可能性を検証した.
  • With focus on the Application of LOHAS concept
    池 旻淨, KIM Yong-Seong
    p. 71
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    Currently in apartment housing design in Korea, construction companies are now focusing on their design strategies to be differentiate themselves from other companies and add their design-values with nature-friendly exterior space and well-being concept. This study purposes the application of LOHAS (Life-style of health and sustainability) and smart technology concept to exterior space of apartment housing building type, which is uncommonly existed in Korea. The definition of the problems of current exterior space of apartment housing will be explored and a series of design approaches in urban design, urban planning, and landscape architecture will be also explored to suggest the new vision of exterior space in near future. Traditional well-being and LOHAS are the concept for qualitative improvement of health and environment. On top of these, human-oriented smart technologies, which includes ubiquitous computing, will be throughly explored to design better living environment.
  • 境野 広志
    p. 72
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    従来の多くの機器は、その機構や表示器の特性に依存した情報を人間に対して示してきた。しかし本来、機器が人間に示すべき情報はより人間のアプリオリな感覚に合致したものである必要がある。本研究は以上の視座に立ち、人間のアプリオリな感覚特性を抽出し、情報表現の方法を研究するものである。被験者に、自由記入によるアンケート形式で、速さに関わる表現の感覚的なイメージを収集した。これらのデータを主として数量化理論等の統計的分析を行い、最も一般的なパターンや系列的に想起されるパターンを抽出した。
  • 二神 元
    p. 73
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    本研究では, Total Artificial Organ Formation(TAOF)の確立を目的とした基礎研究である人工肺のデザイン提案を行う。人工肺の形態決定の過程において生体肺、動物肺の形態比較をトポロジー形態論を適用しおこなった。両者の機能形態の差異から、人工肺におけるガス交換の高効率をトポロジー形態論により解決した。形態先導型のデザイン提案から今後必要とされる技術要素を明確にした。
  • With focus on the Development of Smart Technology and Life-Style Change
    YUN SHIN LEE, Yong-Seong KIM
    p. 74
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    This study purposes the change of the kitchen space by defining smart technology and researching the current change of people's lifestyle. A series of household electric appliances and furnitures are decrescent continuously in miniaturization continuously by development of smart technology and operated with minimum energy. Consequently devices become wireless and soon will embodied by other body or surrounding in space. As housework labor is recognized by action of family cooperation according as the change of people's life-style and woman's status in life improves, kitchen and dining space will become public space as a center of living space. The function of living room that act as a center of existing home will changed into kitchen and various smart technologies will permeated to kitchen space by rapid development of smart technology. A new kitchen-centric space of the future, using smart technologies, will be explored in this thesis.
  • 製品開発にユーザ工学を応用した事例報告
    浅野 智, 大久保 茉莉, 笠原 智子, 近藤 伸一, 山本 優子
    p. 75
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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     製品の開発において企業側のシーズによる「開発志向」の取り組みに対して、実際に使用するユーザの立場に立って使いやすさを重視した開発を行う「ユーザ中心設計」の考え方がある。 本研究は、このユーザ中心設計の考え方を企業に移植するために、研究室の持てる技術を使って実際に企業の製品開発の支援をした事例である。
  • 工芸指導所東北支所および産業工芸試験所東北支所時代の成果の紹介のために
    庄子 晃子
    p. 76
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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     独立行政法人産業技術総合研究所東北センターは、昭和3年(1928年)に仙台に設立された商工省工芸指導所としてスタートし、組織変更を経て今日に至っている。 昨年7月1日に、同センターでは、工芸指導所東北支所および産業工芸試験所東北支所時代の試作品とコレクションを一般に公開するために、「工芸試作品展示室」を開設した。そこには、木、金属、陶器、竹などの材料からなる日常生活のためのもろもろの用品が展示されている。長年にわたってそれら工芸指導所ゆかりの工芸試作品の調査を重ね、上記展示室の開設に協力した者として、展示内容を紹介し、その意義について考えているところを述べる。
  • 仮想水族館における情報の分類と提供方法を事例として
    高橋 里奈, 若林 尚樹, 渡辺 大地
    p. 77
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    本研究は、水族館における水棲生物とその生物が生息する環境を対象に、体験を基にしたコンテンツの開発と、それを利用した学習環境の構築を目的としている。本報告では、コンテンツの利用者が、情報に対して主体的に関わることによって、「発見」や「気づき」が実現できる3次元空間上でのシミュレーションモデルを制作し、情報の検索方法と個々の魚に関する情報の提供方法の2つの視点から検討を行った。魚を検索する手法としては、魚を分類する複数の軸を設定し、同じ対象を様々な分類の視点から比較できるように設計した。また、個々の魚の情報を提供する画面では、伝えたい情報に合わせて写真、3Dモデル、テキスト、図解などの表現手法を用い、目的に適した情報の見せ方を検討した。このような手法を用いることにより、対象を比較するための基準が明確になり、観察者が実際の水槽を見る時に対象を主体的に観察する基準を示すことができると考えられる。また、本物の魚では見ることができない視点を提供することによって、「発見」や「気づき」を誘発することができ、比較するという行為や試すという行動から主体的な学習環境が実現できると考えられる。
  • 仮想水族館における3次元シミュレーションモデルの構築
    若林 尚樹, 高橋 里奈, 渡辺 大地
    p. 78
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    本研究は、水族館における水棲生物とその生物が棲息する環境を対象に、3次元シミュレーションを応用したコンテンツの開発と、それを利用した学習環境の構築を目的としている。本報告では、3次元空間上でのシミュレーションモデルにおいて、直感的な操作や行動の中から「発見」や「気付き」を実現することによって、利用者が「体験」を通して主体的に対象と関わることのできる環境を提供することを目標に、水槽のシミュレーションモデルを制作した。今回のモデルでは、3次元空間上に実際の水槽を対象としたシミュレーションモデルを構築し、そのモデルに対する2つの視点を提供している。ひとつは、水族館の利用者が水族館で通常体験することのできる水槽を外観から見渡す「アウトサイドビュー」である。もうひとつは、一般には体験することのできない水槽内部を自由に移動する「インサイドビュー」である。このような2つの視点を自由に行き来することができるユーザーインターフェースの提供と、それぞれの視点での直感的な操作によって、利用者は実際に体験することのできない視点であっても、自身の体験としてより主体的な行動をとることが可能となると期待される。
  • 谷上 欣也, 白石 照美, 深水 義之, 増山 英太郎
    p. 79
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    この研究の目的は、実在するアーチ橋の側面形状の錯視傾向を把握することである。また、アーチ形状を三心円と放物線に変えて錯視の違いを確認する。実験の方法として恒常和法を用いる。
    実験の結果、種類に関係なくほとんどのアーチ橋で過大視傾向の錯視がみられた。放物線がもっとも過大視しており、アーチ形状を変化させない場合(図面)がもっとも錯視が少なかった。
    本研究を通して、アーチ橋の側面形状に関する視知覚現象の一面をとらえることができた。
  • hyeju jung, chuloh jung
    p. 80
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    The purpose of this study is to suggest the direction of development in living room design in future housing, called smart home in general. Recently, intelligent housing was built by several countries such as United States, U.K., France, and Japan and it was also developed by major construction companies in Korea. However, the design direction of living room space in intelligent housing is not clear or very banal since the prototype of smart home, constructed without specific direction, have caused to unreasonable economical investment, commercialization of intelligent system, and environmentally-unfriendly problems. Learning from these problems and focusing on the trend that home appliances will be integrated with space, it is important that the direction of development in living room design should be studied through various researches such as placelab at MIT Media Lab and Phillips Lab. In this research, three smart home prototype cases, built by major construction companies in Korea, are analyzed to find Korea-specific factors and the direction of development for future living room design will be suggested.
  • WEBデザインの造形ガイドライン整備に向けた基礎的研究4
    生田目 美紀, 北島 宗雄
    p. 81
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
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    聴覚障害者にとってアクセシブルなWebコンテンツは,聴覚情報にアクセスする代替手段だけでは実現できない.眼球運動および操作過程を詳細に比較観察し,聴覚障害者がどのようにウェブを介して提供される情報と対話するのかという研究を基に,聴覚障害者のウェブページの視覚情報の利用特性を解明した.ウェブ利用における聴覚障害者と健聴者の特性の違いは,1)聴覚障害者がテキスト情報を理解するレベルは健聴者より浅い.2)聴覚障害者のスキャンパスは,健聴者のものと比較して戦略性が見られない.というものであった.したがって,聴覚障害者にとってアクセシブルなコンテンツは,1)リンクラベルの表現が直観的に理解できること.2)コンテンツの構造が視覚的に理解しやすいことが重要であると考えられる.このように,ウェブページ上の視覚情報の利用特性を理解することによって,はじめて,音声情報の補償という観点を越えた聴覚障害者のためのデザインによるコンピュータ支援の道が拓けてくる.
  • 池田 岳史
    p. 82
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     国内においての伝統的建造物群保存地区2地区における住民意識に関する調査との比較を目的とし,海外での伝統的建造物群保存とそれらの建築物での生活に関する実態調査を行うこととした。調査の対象としたドイツ連邦共和国ローテンブルグ市は,12世紀_から_14世紀に築かれた城壁に囲まれた旧市街地を中心にファッハヴェルクと呼ばれる木組みの家屋が数多く残る街である。今回の調査では,現地での街並み景観調査及びローテンブルグ市建設局長ハンス・ミューレック氏への取材を中心に調査を行った。 調査の結果日本国内での調査と異なる印象を受けた点については,観光客との関係であり,住人の生活環境への侵入やトラブルといった面について,エリアが比較的広いという条件はあるもののほとんど聴かれなかった。観光地としての歴史とそれに関連する文化がローテンブルグ市には根付いているものと考えられる。伝統的な建造物やそれによって構成される街自体を文化と捉え保存し,かつ生活空間としていくことは容易な事ではないが,資金や材料,方法といったハード面での支援に加え,ソフト面での充実,つまり文化を育てるという方向での支援や活動が求められるように思われる。
  • 体験を基にした携帯アプリケーション
    笹島 学, 石野 正剛, 山崎 和彦
    p. 83
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究はモバイルコミュニケーション時代における経験を基にしたユーザーエクスペリエンスデザインの事例を示すことを目的としている。ここでは,時間の経過を可視化した携帯電話の待ち受けアプリケーションの提案をする。face to faceではない非同期モバイルコミュニケーション環境において、ユーザーが実際に対話を行う前に交わす「気配」を情報空間のなかで可視化することに主眼を置いた。開発をする際にはコンセプト段階から日常の携帯電話利用の体験を基にして「気配」をどのような観点からデザインすべきか検討し、相手との通話の前に発信者の状態がわからないという体験から、発信者のコール数や受信者が非同期で着信を確認するまでの時間の可視化を行った。時間の経過を表現するビジュアルデザインにおいても、コンセプト表現を伝達しやすいモチーフの探求を行った。今回は、携帯アプリケーション開発を行うにあたって、体験を基にしたコンセプト作りから、具体的な最終成果物への展開まで一連のプロセスについて紹介する。本研究の成果物はWebサイトに公開され,今後は作成したアプリケーションを実際の生活の中で利用してもらい、ユーザー評価を行う予定である。
  • 安 祉垠, 丁 小淵, 崔 惠榮, 呉 升煥
    p. 84
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    A play should be a joy, a fun activity for children. It shouldn’t stop there. It should also help enhance the physical and emotional growth as well as function to help improve the sociality. As the media develops, a play culture of this kind is changing from a static medium to a dynamic one, and an increasing number of people are paying attention to the study of play medium that helps maximize communication as well as symbolic behaviors. The purpose of this study is to increase the participation of children by inducing fun and interest through expressing plays of this kind in digital media such as colors, movements, and music, and provide them with an opportunity for natural communications between the players so resulting, and focus on the sociality.
  • 丁 小淵, 安 祉垠, 崔 惠榮, 全 升圭
    p. 85
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    Recently, the importance of the culture industry is being stressed on the national level. Culture contents are playing an important role of medium that promotes the national image as well as purchases of culture products. That is, the culture industry is gaining more importance in terms of the national competitiveness. Accordingly, we need to diagnose the current competitiveness of our culture industry and come up with a policy direction desirable for culture industry in order to reinforce the national competitiveness. In this study, we are attempting to develop more effective and positively recognizable, susceptible messages as a strategy of establish a national brand image, and develop various kinds of contents that correspond to such concepts. These will be carried out for the purpose of preparing systematic and logical ways designed to present a more effective national image to both Koreans and non-Koreans.
  • 崔 惠榮, 安 祉垠, 丁 小淵, 呉 升煥
    p. 86
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    Original forms of traditions and cultures are ones of life for human race and included in it are universality of life that transcends one’s times. When we design the aesthetic requisites of original forms of traditions and cultures, we tend to focus on the historical meanings of the requisites and only draw subjective messages from them, rather than extract the forms and shapes of requisites. Accordingly, designing the original forms of traditions and cultures is often regarded as burdensome and bigotry-like, and the present time of traditional values is not properly expressed and reproduction of the original forms so continues. Consequently, we are attempting in this study to pursue the shape of images together with its historical meanings, then reinterpret them in terms of the modern meanings.
  • ユニバーサルデザイン社会及び地域ブランド創成プロジェクト・福岡
    萩原 和, 森田 昌嗣
    p. 87
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     本稿は、平成17年秋に実施予定の美野島地区社会実験に向けて、美野島商店街における店舗情報の収集及び発信方法の実態を把握し、課題抽出を行うものである。 現状のWeb情報では、更新日が異なっていても、情報の内容が似通っている場合もあり、利用者にとって必ずしも魅力ある情報が提供されているとは言えない。そのため、たとえ店主から情報提供が行われたとしても、情報の質について考慮されない場合が想定される。 一方、商店街空間における情報掲出においては、都市環境装置の管理に対して商店街、自治体、事業者等の連携がうまく取れていない問題がある。今後は、商店街空間内の都市環境装置の管理において施主に関わらず、商店街、自治体、事業者等の役割分担を見直すことが必要である。
  • インターネット使用字間のコミュニティを中心に
    金 英煥, 趙 正贊, 全 升圭
    p. 88
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    ブルログが 2003年インターネットキーワードだったら 2004年インターネットキーワードはソーシャルネットワーキング(Social Networking)と言える. ソーシャルネットワーキングは ‘人脈構築’ ‘社会連結網’ ‘知人ネットワーク’ などと呼ばれて国内外言論の注目を引いている. ソーシャルネットワーキングを直訳すれば ‘社会連結網’ 位になるが, 意味で見ようとすると ‘友達結ぶこと’や ‘人脈積むこと’がもっと適切な表現だ.インターネットの一般的コミュニティは一つののくせに大海お互いに自分の主張で和合, 対立, 競争関係で成り立っているのに比べて, 最近にはインターネットコンテンツの中でイシューになっていることでこのようなソーシャルネットワーキングの概念を利用した新しい形態のブルログと個人ホームページ性格の個人的, 日常的な素材を扱うコンテンツが作られている.このような知人の間のソーシャルネットワーキングは今後無線インターネットが成り立つユビクォトス環境下でその大切さがもっと大きくなって積極的に反映されよう予想しながら見た研究は使用字間の関係性コミュニティの性向が既存コンテンツの一般的な性格と比べて消費者に魅力をひくことができる点を感性コミュニケーションの接近方法でデザイン, 心理, 社会的な面で分析して見てその要素を抽出して定義して見ようとする.
  • 趙 正贊, 全 升圭, 呉 宇鎭, 金 英煥, 金 載寅
    p. 89
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    The vertical target presented in the game requires precise rules and, in doing so, limits the play forms and the liberty of one’s will. This is one of the characteristics that distinguish it from others, but it is also a stumbling block in trying to include the advantages found in other contents. As a new game development strategy for this problem, if one can effectively combine fun and advantages of community into a game play environment through a virtual world, it will be another attractive, strong point for the games.
  • 小松 英寛, 岡本 誠
    p. 90
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は、プロトタイプを評価するために、ソリューションシナリオをインタラクティブムービとして制作するソフトウェアの開発を行うものである。特にシナリオ法の問題点の一つであった、制作に経験やスキルが必要であることに重点を置き、シナリオを形式的に制作することをサポートできるように開発を進めた。そのために、映画やテレビなどの映像コンテンツにおけるシナリオの構造化や、携帯情報端末を開発する企業のイメージムービなどの分析を行った。そして、評価対象となる機器やシステムの使用される状況を、Web上で評価することが可能なインタラクティブムービ形式で制作できるソフトウェアScenario Makerの機能仕様を考案し、プロトタイプを完成させることが出来た。また、ケーススタディとして仮想商品のiPhoneを題材にインタラクティブムービModular Scenarioを製作し、評価を行った。Modular Scenarioによって、製品やシステムのプロトタイプ評価をする際に、評価者は生活環境に溶け込んだ製品を理解したうえで評価を行うことができ、柔軟に問題発見・アイディアの想起をすることができると期待できる。
  • 九州大学ミラノサローネサテライトプロジェクトチームによる会場展示の活動報告-1
    森田 昌嗣, 平井 康之, 九州大学ミラノサローネサテライト プロジェクトチーム
    p. 91
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     ミラノサローネとは、毎年4月に開催される国際家具見本市であり、その規模は世界最大と言われている。展示内容には、家具だけでなく未来のライフスタイルを提案するあらゆるジャンヌのデザインが含まれている。 この度ミラノサローネ事務局より、九州大学大学院芸術工学府インダストリアルデザイン講座に対して同サテライト内における展示が依頼された。旧九州芸術工科大学から通じて本学においてはミラノサローネへの参加経験はなく、これまで培ってきた芸術工学の研究成果を世界中の人々に披露するすばらしい機会であるため快諾することになった。平成17年1月より、ミラノサローネサテライトへの出展を九州大学ユーザーサイエンス機構のプロジェクトの一環として位置づけ、21世紀COEプログラム(感覚特性に基づく人工環境デザイン研究拠点)のサポートを受けて推進することになった。
  • 麻生飯塚病院へのサイン提案
    葛西 優磨, 本郷 文夫
    p. 92
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     本研究は、総合病院のサイン計画提案である。院内の誘導サインは来院者にとって必要不可欠であり、多くの病院が工夫を凝らしている。その多くは「文字(内科など)+矢印」である。本提案は、「文字(数字)+矢印」を誘導の主たる表現とし、計画を進めた。内科・外科・小児科などのセクションを細かく分類すると30数科になる。■コンセプト1.「文字(数字)+矢印」を誘導の主たる表現とする。 数字は2桁までとする。2.数字選択はエリアごとに分類し、より分かりやすいサインとする。3.アメニティ空間の創出と平行しながらサインの色彩・サイズ・設置 位置を考える。 4.トイレからの目的地誘導を明確にする。5.他の情報と分離するあり方で、誘導サインのためのサイン平面を独自につくる。コンセプト1について:数字は文字サイズを極端に拡大でき、サインの視認性を高める。もちろん内科などの文字情報も併記する。院内での現在地地図も記載する。
  • Hyun-In Oh, Yong-Seong Kim
    p. 93
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    In ubiquitous computing era, smart devices, which comprehend and interpret user's context precisely, are in dispense able to compose smart space. Currently, context-aware technologies are rapidly developed for this purpose to gather the information, such as temperature, humidity, density of light, and movement and used for computer to predict user's need and respond correctly. That is to say, These technologies are the methodology, which use the interaction of contextual information and link between user and service. The categorization and the application will be the main stream for the smart home design, which is based on the ubiquitous computing. This study purposes the introduction of technologies, based on the context-awareness and the anticipation of the design method in general, composed of sensing technologies, networking technologies, multimedia technologies, and software agents in smart home environment.
  • 金 尾勁
    p. 94
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究はデジタル色彩の活用方法として、作品から色彩パレットを抽出する手法およびその色彩パレットを提示した考察である。 多様な色彩を用いる現代造形の代表的な幾何学的抽象絵画の作家であるV・ヴァザルリ作品の色彩の特性について分析を行った。まず、ヴァザルリの作品をスキャナで画像を取り込み、そしてデジタル化した。画面をモザイク化し、色彩情報を抽出した。さらに得られたデジタル色彩情報をもとに作品の色彩特性を分析し、次の結果を得た。(1)ヴァザルリオリジナルのデジタル色彩パレットを提示し、数値化による特徴を抽出した。(2)ヴァザルリ色彩パレットはR系、YR系、RP系の色相が多い反面、Y系、BG系の色相はすくない。これを利用して、ヴァザルリの色彩の再現に利用できる。(3)彩度の使用傾向としては、中彩度の分布がウェブ色彩パレットより高く表れた。
  • インタフェースデザインにおける創造性研究(1)
    寺沢 秀雄, 田浦 俊春, 永井 由佳里
    p. 95
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究の目的は,インタフェースデザインにおけるアイデアの発想の起源を明らかにし,優れたデザインを支援する方法を構築することにある.インタフェースデザイナーは,対話経験(日常生活における人のふるまいを注意深く観察して蓄積された記憶)を参照しながらアイデアを創出することがある.筆者らは,こうした対話経験の参照行為をFound Behaviorと名づけた.本稿では,Found Behaviorとインタフェースデザイン成果の関係について報告する.実験では,デザイン学生と実務経験者数名に音楽を再生する斬新なスイッチをデザインしてもらい,そのアイデアの根拠について認知的インタビューを行った.発想の根拠は,プロトコル分析を行い,参照される対話経験を原初的なものと応用的なものに分けて数量化した.アイデアの評価は,インタフェースの専門家数名が独創性と実用性それぞれの観点で得点化した.その結果,Found Behaviorが多いほど,アイデアの評価が高いという相関関係が見られた.このことから,優れたインタフェースデザインとは,その過程において日常生活における対話経験を多く参照したものであると考えられる.
  • 東京都市計画道路放射第5号線事業にともなう周辺環境整備
    山田 美鈴, 白石 照美
    p. 96
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     杉並区を流れる玉川上水沿いには東京都市計画道路放射第5号線がつくられることが決定している。しかしこの計画については、地元自治体や住民から様々な懸念が指摘されている。
     本研究では、アンケート調査を行い、その結果を利用して道路計画を地域環境の質の向上につなげる提案を行う。調査の結果、この場所はあまり日常的に利用されていないということが分かった。
    本研究ではこの場所を『地域の“つながり”を生み出す中心となる空間』とする。“つながり”とは「人と人」のつながり、「場と場」のつながり、「時間(昔と今とこれから)」のつながりを意味する。計画地を3つのゾーンに分けそれぞれ、A休息、B散策、Cレクリエーションを行う場所とした。
    アンケート回答者からは、現在の玉川上水周辺は不便な点が多いという指摘があった。提案内容のように整理を遊歩道や公園としての機能を充足することで地域の人々が元々持っているポジティブなイメージをより高め利用を促進することにつながると考える。
  • 日吉 聡子, 大平 智弘
    p. 97
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は,CGにおいて,点描技法による色彩表現を追求するものである。造形のための補助手段,また制作者の色彩選択のモデルの構築を目指し,色彩表現に重点をおいた点描による非写実的なレンダリング技法を提案する。色の選択には,HLS表色系を用い,色相・明度・彩度の値を変化させることによって色を分布させる。本研究を行うことによって,主観的な解釈による陰影モデルの可能性を示すことができた。
  • 石川 希典, 佐藤 弘喜
    p. 98
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    鉄道の券売機で、購入する為の操作手順の改善を目的としたものである。美術大学の学生34名を対象としてアンケート調査を行った。購入前のイメージによるアンケート調査と、実際の鉄道の券売機を用いた購入後のアンケート調査との差から、メンタルイメージを明らかにした。今回の研究で、ユーザーの切符購入に対する操作性の主成分がいくつか見られ、操作性に対する重要度が高い事が明らかになった。
  • 九州大学ミラノサローネサテライトプロジェクトチームによる会場展示の活動報告-2
    平井 康之, 森田 昌嗣, 九州大学ミラノサローネサテライト プロジェクトチーム
    p. 99
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     本稿はミラノサローネサテライトにおける展示計画に基づき、コンセプトである「Q:brid -beyond hybrid-」が明確に表現された10作品について概説する。  なお、このプロジェクトは九州大学ユーザーサイエンス機構における研究活動の一環であり、21世紀COEプログラム(感覚特性に基づく人工環境デザイン研究拠点)のサポートを受けて推進された。
  • 買い物用移動補助具のデザイン提案
    本間 康夫, 船津 邦夫, 八木 宏章
    p. 100
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
     人は加齢と共に身体能力が衰える。高齢者ができる限り長く自立した日常生活を送るためには買い物や散歩、通院などの基本的な日常外出歩行行動にできる限り支障をきたさない様に道具や環境を整える必要がある。今回、商店街・ショッピングセンターなどにおける高齢者の買い物時の行動に着目し、現在生じている問題から、高齢者が使いやすいユニバーサルな買い物用移動補助具の提案を試みたので報告する。
  • Lee changhee, Son JiSeon, Mhun YunJeung, Choi JunSik, Lee SeYoung, Jun ...
    p. 101
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/20
    会議録・要旨集 フリー
    Korea has taken the global top ten spot in the number of internet users vs. total population. Despite the deep penetration of the internet into the Korean society, the elderly have been put in the dark having difficulties in obtaining information on welfare and leisure activities due to their lack of internet-using capabilities. Purpose of this study is that make the elderly acquire well-fare information easily, and help their active leisure life and smooth communication. We propose the concept of this system through a literature investigation and interviews.
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