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手越 義昭, 新長 章典
原稿種別: 本文
p.
199-200
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
設計教育におけるCADのあり方を、製図法、設計図の種類、設計の手順の整理、CADの特徴を生かした設計教育の中のCAD教育のあり方、教育方法の考察を試行した結果の報告である。
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李 鴻博, 吉江 森男, 依田 龍也, 瀬谷 徹, 関根 敏男, 橋本 敏彦, 山中 覚仁, 飯塚 郁男, 渡辺 光雄, 藤本 京平, 小山 ...
原稿種別: 本文
p.
201-202
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
筑波大学教育機器センターにおける教育機器利用案内を、教育用パソコン(Panacom M530)を用いてマルチメディアソフトとして制作し試行した。アンケート回答より、本ソフトには、利用できる機器の詳細、利用手続き、ノウハウ等具体的な情報を更に取り入れることが必要である。
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高峯 正一, 松本 伸示
原稿種別: 本文
p.
203-204
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「小学校におけるコンピュータの教育利用についての調査」を郵送による質問紙法及び訪問による面接調査法により, 全国レベルのサンプル調査として行った。本研究では, 105校250事例の教科学習へのコンピュータ活用事例を教科毎にクラスター分析で分類した。この調査データをもとに, 小学校教科学習におけるコンピュータの利用方法を分類し,教科毎の利用法の特色について考察する。
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石原 学, 久芳 頼正
原稿種別: 本文
p.
205-206
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
言語教育を行うときのエラー処理に注目し、エラーが適切に自分で処理できることを目標とし、データベースを利用したエラー自習システムを試作したので報告する。
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島貫 陸
原稿種別: 本文
p.
207-208
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数理技術上の個々の問題に対して、理解のために必要かつ十分な解説をコンピュータによって編集・印刷するシステムの構築を目指すものである。具体的には、科学技術諸分野に現われる数理技術を収集・整理し、Machintoshコンピュータ上に、編集や検索が可能なように構築する。システム構築上の問題点を整理した。
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斎藤 道子, 坂谷内 勝, 岡田 健, 清丸 亮一, 桜谷 昭夫
原稿種別: 本文
p.
209-210
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
全国の学校では、教育上の諸課題を解決するために実践的研究が積み重ねられている。これらの実践研究に関する情報をデータベース化することにより、教育実践情報の流通を図り、また、実践情報の全体的傾向を把握し、教育の今日的な課題を明らかにすることは教育改革の観点から極めて重要である。
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吉岡 亮衛, 堀口 秀嗣, 淺木森 利昭
原稿種別: 本文
p.
211-212
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
国立教育研究所で調査している教育ソフト調査の過去5年間のデータを分析し、自作教育リフトウェアの開発動向を明らかにする。
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余田 義彦, 中山 和彦, 山野井 一夫, 東原 義訓
原稿種別: 本文
p.
213-214
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校用グループウェアが充たすべき仕様について検討した。
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山野井 一夫, 中山 和彦, 余田 義彦, 東原 義訓
原稿種別: 本文
p.
215-216
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「インテリジェントスクール校内情報ネットワーク」の上に構築した学校用グループウエア「スタディー・ノート」システムの機能構成について述べる。
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東原 義訓, 中山 和彦, 余田 義彦, 山野井 一夫
原稿種別: 本文
p.
217-218
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学校用グループウェア「スタディー・ノート」は、さまざまな教科の授業のなかで、さまざまな方法で利用できる。
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前迫 孝憲
原稿種別: 本文
p.
219-220
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
センサを利用した科学実験において、コンピュータを用いた測定を行う機会が多くなってきたが、実験を行う教師や生徒の慣れなど問題点も見られた。そこで本稿では、測定の開始や測定結果をDTMF信号で処理する科学実験用センサについて述べる。この場合、測定により得られたデジタルデータは音声信号で出力されるため、VTRで実験の様子を録画する時に音声トラックに重畳して記録し後で詳細な分析を行ったり、遠隔地の測定結果を通信線を通じて交換することが可能となった。
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村瀬 康一郎, 岩田 初美, 星野 敦子, 後藤 忠彦, 若山 皖一郎
原稿種別: 本文
p.
221-222
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
児童生徒の学習活動と教師の学習指導を支援する数種の学習用ツールソフトを開発してきた。その評価として、ツールソフトを授業で利用している教師に対して利用調査を実施した。ツールソフトが「教室における教科学習・指導の中で日常的にパソコンが活用されること、特定の内容や使用法に限定されるのではなく様々な場面で必要なときに簡単に使えること」に役立っていることがうかがえた。
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近藤 彰
原稿種別: 本文
p.
223-224
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学教育において論証の学習指導は、指導が困難な単元ないし題材の1つである。その問題点の抽出と指導の改善策について考察するものである。その方法は中学生(1-3)を対象に調査を行った。結論としては、基礎的・基本的知識の構造的な把握力や論理的な思考力の脆弱さにあることが指摘できる。
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瀬沼 花子, 吉本 一幸, 鈴木 康志, 川上 純, 越智 景三, 吉川 成夫, 長崎 栄三
原稿種別: 本文
p.
225-226
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「理数長期追跡研究」の1989年度〜1991年度の調査結果について、算数・数学に関する項目を、小5から中1、中2から高1、高2から高3の同一の児童・生徒の追跡という視点から再分析した。その結果、到達度と態度の両方について、特に中3と高1の間に大きな違いがみられた。すなわち、同一問題に対する正答率はより高くなるが、数学に対する態度はより否定的になる。また、小中高と進むにつれ、積極的に生徒を介在させる授業のあり方が問われる。
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黒本 伸明
原稿種別: 本文
p.
227-228
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教員の再教育のための大学院での「代数学」の内容を、「概念拡張のstrategyを獲得する」という観点で議論する。このことで、彼らが数学を学習する意義や、数学教育の純粋数学からのアプローチ等を考察する機会を期待できる。
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宮崎 樹夫
原稿種別: 本文
p.
229-230
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究の目的は、以下の要因を同定することである:推測したことの一般性を説明するとき、文字式による説明と同じ演繹的な推論がみられる行為の系列を生徒が生成できるようにする要因は何か、結論として、行為の系列の放棄に関する2つの要因と、行為の系列の生成に関する2つの要因を同定した。
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金本 良通, 大谷 一義, 福島 正美, 馬場 敏男, 小川 良雄
原稿種別: 本文
p.
231-232
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学的コミュニケーション能力育成の意義を、「高次の知的能力の育成」という点と、数学的内容の理解の為の「社会的相互作用」の強調という点から捉えた。また、その教育内容を考える視点として、(1)表現の仕方や伝達の媒体としての表現への着目、(2)数学的な考えや方法の伝達・討議などの活動への着目、(3)コミュニケーションすることのよさの理解やそのストラテジーの獲得への着目、という3点を掲げた。そのもとで、授業の検討の視点を探った。
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布川 和彦
原稿種別: 本文
p.
233-234
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
問題解決の方針の変更に関する言語データの分折により, 適度な困難性を持つようバランスをとるなどの, 解決の文脈に関する情報を解決者が創出していることが見出された。
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飯島 康之
原稿種別: 本文
p.
235-236
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教科書の問題および関連問題に関する問題解決を分析することによって、それらの解決に作図ツールを使った場合、これまでよりも容易になりうる活動として、(1)観察、推測、検証、(2)不変要素、関数関係の抽出、(3)条件と性質の対応、(4)特殊化、一般化、類比、(5)条件を満たす点の集合の発見としての作図題への取り組み(6)不可能性、扱えない事例の発見、(7)操作概念の利用、を同定した。
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成田 顕宏, 垣花 京子, 東原 義訓, 中山 和彦, 能田 伸彦, 清水 克彦
原稿種別: 本文
p.
237-238
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
普段の幾何指導では、定理を自ら発見させたり、主体的に課題に取り組ませる事がなかなかできずにいた。そこで幾何学習ソフトCabri-Geometryを用いた幾何指導を、3年「円」の単元を通して試みた。この実践から、生徒がコンピュータを自分の考えを深めていくために利用し、主体的な追究を進めていけるようにするための指導上の留意点が明らかにされた。
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垣花 京子, 清水 克彦, 能田 伸彦, 東原 義訓, 中山 和彦
原稿種別: 本文
p.
239-240
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
中学校の教科書や問題集の図形の課題をコンピュータソフト「Cabri-Geometry」(以下カブリとする)を使用して行った。その結果、さまざまな課題を扱えることが分かった。さらに、「カブリ」を使用した授業の結果をもとに、新しい図形学習環境ジオワールド(Geo-World)を実現するための教材の特性を以下のように同定した。①線分や角の関係を探求し、推測する課題であること。②オープンであること。③点や線分を動かすことによって作図の条件がかわらないこと。④1つの課題から複数の課題が生まれることなど。今後の課題は、これらの特性を生かした教材をさらに開発し、実践をもとに効果を検討していくことと、類似のソフトを使用して実現できるジオワールドを比較検討する事である。
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日高 一義, 赤石 雅典, 中山 恭興, 宇土 正浩
原稿種別: 本文
p.
241-242
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
私達は、パーソナル・コンピュータ上で、幾何学習のためのツール型ソフトウェアGeoBlokを研究・開発してきたが、この度「IBM数学ラボ・シリーズ平面幾何編・・GeoBlockとして製品化を行なった。本論文では、現在の幾何教育の問題点を踏まえた上で、GeoBlockがこれらの問題点のどの側面を、どのような具体的手段で解決し得るのかを考える。
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中村 直人, 小林 政尚, 竹谷 誠
原稿種別: 本文
p.
243-244
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
これまでに、数学の問題解決に必要な知識を数学的命題知識と問題解決の方略的知識に整理し、とくに方略的知識に基づく数学教材の探索学習法の概念を提案した。さらに、ハイパーメディアの技法を用いて、その探索学習システムを試作した。しかし、試作したシステムでは学習者の探索要求に対するユーザインタフェースの自由度が低いという課題があった。そこで本論文では各教材に対して、その内容を知識表現することと数学教材の関連構造を含む辞書機能によりユーザの探索要求に自由に対応する枠組みについて報告する。
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竹谷 誠, 宮地 あゆみ, 中村 直人
原稿種別: 本文
p.
245-246
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学学習環境を提供しているメディアには、教科書、参考書、関数電卓、ノート等が挙げられる。個人用ハイパーノートは、そのようなさまざまなメディアを学習者が検索、実行使用することができるパーソナルな数学学習支援システムである。本発表では、個人用ハイパーノートの機能とその実現方法について報告する。
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佐伯 卓也
原稿種別: 本文
p.
247-248
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1982年以来、筆者が中学校数学段階でのパソコン教材として、区分求積法を利用して平面図形の面積および立体図形の体積(球のときは表面積を含む)の求積問題に取り組み、教材の開発と授業の実践を、1991年まで9回試みて来た。この経験から、筆者の「コンピュータ利用の非CAI的授業」に限られるが、授業で成功する、教材の構成と授業の進め方のノウハウがほぼ同定されている。本稿ではその要点を整理して記す。
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中窪 満, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
249-250
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
MathematicaのNoteBookを用いて高校数学の対話的な自学自習用の電子テキストを開発するための設計を行った。操作実験的で、誘導的な帰納学習を基本原理とし、現実の問題から数学モデルをつくり、それを具体例で検証するというプロセスで学習を展開する。本稿では、フーリエ級数の導入にそれを適用した例を報告する。段階的な数学モデルの生成を特徴とする。
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高橋 正
原稿種別: 本文
p.
251-252
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
昨年の日本科学教育学会第15回年会において、高校での連立方程式の解法指導及びそれを用いる問題に、数式処理システムを効果的に導入する方法を提案した。そして、その提案に基づいて、高校生を対象に、実験的な実践を行った。しかしながら、数式処理システムを用いた解法を、生徒に詳しく理解させようとして、Grobner基底について説明してしまい、生徒及び指導する教師にとっては難解なものとなってしまった。そこで、本稿においては、高校での連立方程式の解法指導及びそれを用いる問題に、最低限の操作による、道具としての数式処理システムの効果を、簡単な例を用いて示すことにする。本稿を見て、それならやってみようという気をおこさせることを目指す。そして、このような使い方を、新課程の数学Cにおける教材として発展させたい。
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釈氏 孝浩, 恩田 義行
原稿種別: 本文
p.
253-254
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本稿では、数学の問題解決において学習者の自主的問題解決を支援するシステムについて述べる。本システムでは、学費の主導権は常に学習者にあり、システムは要求に応じて各種の学習支援を提供する。その意味で、本システムは自由探索型の学習支援システムであるが、教材空間内の探索ではなく、問題解決過程の中での思考経路を探索する形態となっている。本稿は、まず、数学の問題解決と自由探索学習について述べる。続いて問題解決の各段階に応じた学習支援形態とその具体的方法について論ずる。
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佐伯 昭彦
原稿種別: 本文
p.
255-256
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本報告では、三角関数のグラフ理解における探究活動を支援する学習環境の基本設計について述べる。本研究での探究活動支援環境は、従来のコンピュータ利用の枠を広げ、実際の教具とコンピュータとを連動させている。特に教具は、コンピュータと切り離しても利用可能とし、コンピュータと教具とを連動させた場合は、コンピュータが探究活動の支援を行う。
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村井 護晏, 牧野 治敏
原稿種別: 本文
p.
257-258
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「生活科」の授業では、非常に多岐にわたる内容を扱わなくてはならない。そこで、授業設計のための資料をパソコン通信のホスト局上にデータベースとして提供するシステムを構築した。これは、利用者の授業実践を新たなデータとして追加していくことで、さらに利用価値の高いデータベースとなるシステムである。
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天花寺 博司, 林 陽子
原稿種別: 本文
p.
259-260
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校では、新学習指導要領の本格実施により、低学年の「生活科」の指導の在り方が課題となっている。本稿では、「生活科」に関する現職研修の内容項目を分析し、その試案を示すとともに、昨年度実施した「生活科」の現職研修の事例を報告した。
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五島 政一
原稿種別: 本文
p.
261-262
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
授業を楽しく行うことは大切な事である。実験は生徒が主体的に活動できるので、それ自体は生徒にとって結構楽しいものである。しかし、実験後の復習は生徒にとって余り魅力の有るものではない。行った実験の内容をしっかり理解させるためには、実験内容の復習教材として生徒にとって魅力あるものが必要である。そこで私は実験復習教材・飛び出す絵本を開発し、授業実戦を行い、効果があったのでここにまとめた。
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高橋 庸哉, 高橋 緑, 前田 寿嗣
原稿種別: 本文
p.
263-264
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理工系博物館において、地域気候の理解を計るコンピュータ展示の開発を行い、その利用状況に関する調査を行った。内容は気候要素の月別平年値を表示するものと気象の記録・四季の変化及び身の回りの気象知識を問うクイズ形式のものとで構成した。前者では利用者がデータを主体的に検索することができるが、その利用率は低かった。クイズに対する解答の分析から地域気候の特色が理解されていないことが示唆された。
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人見 久城, 白鳥 信義, 津野田 誠一
原稿種別: 本文
p.
265-266
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
筆者らは、科学館などの生涯学習施設における展示物や展示内容を活用し、理科の学習活動を展開できるようにすることを長期的な目標としている。その一環として、科学教育の場としての科学館のあり方を探ろうというのが本研究のねらいである。本報では、おもに科学館における学習活動の特徴と、展示物の形態について考察した。
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白鳥 信義, 人見 久城, 津野田 誠一
原稿種別: 本文
p.
267-268
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
栃木県子ども総合科学館内の3つのコーナー(宇宙の科学、地球の科学、生命の科学)における展示物について、それらの展示形態を6つの型に分類した。そして、それらの展示物における来館者の停留時間を測定した。操作体験型や体験型に属する展示物では全体的に来館者の停留時間が長く、またそれらの次に配列された展示物にも同程度の時間留まる傾回が2つのコーナー内で見られた。操作等の側きかけが必要となる体験型の展示物では来館者の興味が高まり、それが次の展示物へも延長することが推測される。
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松尾 七重
原稿種別: 本文
p.
269-270
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
日本の教科書では、中学校2年生までにファンヒーレの理論的水準に到達することが期待されている。しかし、実態調査の結果から、中学2年生はこの理論的水準に到達していないこと、特に、図形の包摂関係が十分に理解されていないことが明らかになった。
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礒田 正美, 佐藤 公治, 中村 渡, 遠藤 美砂
原稿種別: 本文
p.
271-272
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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石田 淳一
原稿種別: 本文
p.
273-274
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学5年生266人を対象にした計算見積りテストの結果に基づいて見積り上位者10人、中位者10人、下位者10人を選び、見積り方略を調べるために面接調査を実施した。3つの群の主要な見積り方略は四捨五入であった。しかし、下位群の半数の子どもが主として筆算手続きを暗算として実行し、概算を行わなかった。中位群や下位群の誤答類型として、大きな数や乗除問題の暗算過程において桁の間違いが多く見られた。
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池由 敏和
原稿種別: 本文
p.
275-276
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校、中学校の関連を考慮に入れながら、オープンエンドの問題を23ケ開発し、事例的にいくつかの学級で実践授業を行なった。授業と児童・生徒の反応を分析することによって、いくつかの具体的な問題点が明らかになった。
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山下 元, 滝沢 武信, 西村 和子, 勝又 保雄, 津田 栄
原稿種別: 本文
p.
277-278
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ファジィ理論は、人間の行動、認識などに関する確定しにくい情報(ファジィ情報)を解析し、意思決定を行うま理論で、近時、心理、教育などの分野でも広く応用され始めた。一般に、ファジィ情報は、ファジィグラフで表すと解析しやすい。すなわち、その構造を、類似性、順序性などから分析すると、情報の大域的な特徴が抽出でき、適切な意思決定が可能になる。本稿では、ファジィグラフを応用した教材構造分折法と、その支援システムについて述べる。
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松居 辰則, 竹谷 誠
原稿種別: 本文
p.
279-280
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
人間の行動や心理的側面を測定する場合にはアンケート調査法を用いることが多い。中でも比較的信頼性が高く、データの分析処理が簡便なことから評定尺度法によるアンケート調査法が有効に活用されている。さて、通常の評定尺度法によるアンケート調査法では、被験者に尺度上の離散的な一定点を指定(定点評定)させる場合が多い。しかし、現実には被験者は離散的な一定点を確信して評定することが困難な場合が多いため、ある範囲(許容範囲)でもって評定(ファジィ評定)させることも考えられる。このファジィ評定によって得られたデータのことをファジィ評定データと呼ぶ。また、アンケートの結果を分析する場合、単に平均評定値や度数分布表を作成するだけでなく、アンケート項目間の内部的な構造を被験者の回答パターンから分析することも重要である。そこで、本稿では2種類の評定尺度、Aタイプ(尺度値の最大値または最小値が最も評価が高いタイプ)および、Bタイプ(尺度値の中央値が最も評価が高いタイプ)に対するファジィ評定データの構造分析法、FSA(Fuzzy Structural Analysis)を提案する。このFSAは定点評定データに対する構造分析法、意味構造分析法の拡張型である。
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宮地 功
原稿種別: 本文
p.
281-282
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ワープロを利用してCAI教材を作成して、その教材を提示するドリル型CAIシステムを開発し、教材としてBASIC入門の文法について学習できる教材を作成した。これを実際に前期と後期の2回ずつ授業の中で利用し、学習効果の変化を調べた。CAIにおける平均正答率の上昇は前期約15%であり、後期4%であった。平均学習伸び率は前期約42%で、後期約26%であった。
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近藤 勳
原稿種別: 本文
p.
283-284
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1988年12月に改正された新教育職員免許法に新設された「教育の方法及び技術」の実効を高めるため、メディア教育の視点からカリキュラムの開発を行っている。このカリキュラムの開発では、1974年から始めた「教材開発を組み込んだ模擬授業」及び1976年から始めた「教育情報処理実習」を内容とする2つの定期の授業のノウハウと知見が基底にある。ここでは、特に前者の実施に伴う課題について報告し、解決方法について考察する。
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篠原 文陽児, 西之園 晴夫, 山川 信晃, 井上 光洋, 金谷 憲, 生田 孝至, 近藤 勳
原稿種別: 本文
p.
285-286
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
APEID「東京セミナー'91」は1991年9月、日本ユネスコ国内委員会と教育工学協同センター連絡協議会の主催により、東京学芸大学と京都教育大学を主な会場に9日間の日程で開催された。その参加者は、12ケ国から視聴覚教育や教育工学の専門家がそれぞれ1名ずつであり、その他国内からの出席者もあり、総計39名となった。本報告では、「APEID来京セミナー’91」で見出された共通の課題と、APEID第5期事業計画(1992〜1996)の展望を行い、国際的な教育協力にいくつかの提言を行っている。
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田中 賢二, 柿原 聖治
原稿種別: 本文
p.
287-288
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカの教育データべースERICと定期・不定期刊行物データべースUlrichとを使って、コンピュータ科学の雑誌の分析を行い、その全体像を明らかにした。
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世波 敏嗣
原稿種別: 本文
p.
289-290
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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イギリスの前期中等教育における科学教育でのコンピュータの使用方法は、その分類において、未だ一定のものとはされてきてはいなかったといえる。いくつかの分類例から、共適している項目を抽出すると、シミュレーション、データベース、グラフ作成、インターフェース、(実験)制御、などが挙げられる。また、特徴的と言える項目を抽出すると、音声合成、人口知能、学校管理、テレテキストとビューデータ、DTP、などが挙げられる。これらの使用方法は、ソフトウェアの開発、回線・データべースとその中の情報の維持・管理、施設・設備の充実、などによって実現可能であると言える。
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原稿種別: 付録等
p.
293-
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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塚原 実
原稿種別: 本文
p.
291-292
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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科学技術における情報の意義について述べるとともに、コンピュータに関する技術学習は単独でなく、電気・機械機器の計測・制御、データ処理、計算、シミュレーション等において、融合的に利用することを主張した。
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中野 敏明
原稿種別: 本文
p.
295-296
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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昭和62年から5年間、上越教育大学附属中学校では、授業におけるコンピュータの有効な活用の在り方について研究をしてきた。そこでは、「コンピュータは、生徒の主体的な学習活動を助ける知的な道具である」という基本的な考えのもとに、全教科で有効な活用場面、活用方法を工夫してきた。その幾つかの事例を紹介する。
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寺川 智祐
原稿種別: 本文
p.
297-298
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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指導要領の改訂に伴って、我国の小、中、高校の理科の内容構成、内容の取り扱いなどにかなり大幅な改善が行われた。特に小学校の1、2学年に生活科が設置され、理科が廃止されたこと、高校理科では13科目が設けられ、科目選択の幅が拡げられたこと、課題研究が学習内容として位置付けられたこと、などは今回の学習指導要領の改訂の中で特に注目されるものであった。今回のシンポジウムは、我国の科学教育は学習指導要領の改訂に伴って何が、どのように変わったか、あるいは、どのような理科学習を行おうとするのか、その特性は何か、その意義は何か、問題はないのか、あるとすればどんな問題か、その問題はどのように解決するのか.などについての論議であると思われるが、筆者は主として次の3点を取り上げ、それを中心に新学習指導要領と科学教育の問題についての私見を述べてみたい。
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