日本顎口腔機能学会雑誌
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13 巻, 2 号
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  • 岩田 幸一, 加茂 博士
    2007 年 13 巻 2 号 p. 87-92
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    顎関節に炎症が惹き起こされると, 炎症組織を支配するC線維やAδ神経線維に異常興奮が惹き起こされ, 末梢神経の感作が誘導される.このような炎症による三叉神経あるいは三叉神経節細胞の活動性の増強が長期間続くと中枢神経系活動の変調が誘導される.これら, 末梢および中枢神経系の活動性変化が顎関節痛の原因となると考えられている.
    これまで, 顎関節炎により誘導される末梢神経系および中枢神経系における侵害受容ニューロン感作の神経機構を解明するため, 顎関節炎モデルラットを用いた多くの研究がなされている.我々も, 同様のモデルラットを用いて, この神経機構の解明を行ってきた.起炎物質であるCFAを顎関節腔に注入後3日を経過すると, 三叉神経脊髄路核尾側亜核 (Vc) ニューロン活動は著しく増加する.これは顎関節の急性炎症によってVcニューロンが感作された可能性を示すものであると考えられる.さらに, 顎関節部の炎症が慢性期に入ると, 受動的な顎運動刺激によりVcニューロンにおけるextra cellular signal-regulated kinase (ERK) のリン酸化が進む.これは, 細胞内情報伝達において, MAP kinase系の一つであるERK系のリン酸化が, 慢性顎関節炎における異常疼痛発症に対し重要な働きを有する可能性を示したものであると考えられる.
  • 後藤田 章人, 山口 泰彦, 岡田 和樹, 松樹 隆光
    2007 年 13 巻 2 号 p. 93-102
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 咀嚼筋活動や顎位など管楽器演奏時の顎機能の特徴を明らかにし, 管楽器演奏により顎関節や咀嚼筋へかかる負荷を検討することである, 被験者として金管楽器奏者18名, 木管楽器奏者12名を対象に管楽器演奏時の咬筋, 側頭筋, 口輪筋, 顎二腹筋の筋電図測定, および下顎切歯点の移動距離の測定を行い, 以下の結果を得た.
    1.口輪筋, 顎二腹筋の筋活動量は比較的大きかったが, 咬筋, 側頭筋の活動量は最大咬みしめ時に比較すると極めて小さかった.
    2.音量の大小で各筋の活動量に明らかな変化はなかった.
    3.金管群と木管群の楽器群間では咬筋, 側頭筋, 顎二腹筋の筋活動量に明らかな差はなかったが, 金管群の方が咬筋活動量の個人間のばらつきが大きかった,
    4.下顎切歯点については, 木管群の方が下方への移動量が大きかったが, 移動方向の個人間のばらつきは金管群の方が大きかった.
    以上より, 一般的な楽器演奏では閉口筋の緊張は僅かであり, 顎関節への圧縮方向の力の負荷は少ない可能性が示唆されたが, 個人差の影響についての今後の検討が必要と考えられた.
  • 佐藤 扇, 松本 敏彦
    2007 年 13 巻 2 号 p. 103-114
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    無難聴性耳鳴を伴う顎関節症 (OMS群) と耳症状のない顎関節症 (TMD群) の2群の (1) 顎関節MR撮像による関節円板の動態, 円板変形や関節液像の有無, (2) 顎関節側方規格や願一頭頂方向のX線写真上の下顎頭位, (3) 顎関節側方X線規格写真上に転写した終末蝶番軸点の位置, (4) 咬合分析による下顎頭偏位の三次元的分析などの運動論的検討に加え, (5) DPOAE (歪成分耳音響放射) による蝸牛外有毛細胞の活動様相, (6) SR (音響性耳小骨筋反射) による脳幹反射弓の遠心路の反応, (7) TM (テインパノメトリー) によるIMP (鼓膜インピーダンス) とPRS (ピーク圧) などの他覚的耳科学検査を施行して, 顎関節症に伴う耳鳴の機序を検討した.
    その結果, OMS群は, TMD群に比較して (1) 変形円板が有意に多く, (2) 顎関節側方X線規格写真上に転写した終末蝶番軸点は有意に後方位を示し, (3) 咬合分析では, Lat (内外方向偏位量) をSag (前後方向偏位量) で除して算出されるベクトルLat/Sag (偏位方向) が有意な相違を示した.他方, 耳科学検査ではOMS群は, TMD群に比較してSRの (4) 反射閾値が患側耳で有意に高く, (5) 潜時L1が対側耳で有意に短く, (6) 対側耳のPRS (ピーク圧) が有意な陰圧傾向を示した.しかし (7) DPOAEの差違はみられなかった.
    以上の結果から, 無難聴性耳鳴を伴う顎関節症には患側下顎頭の回転半径の小さい捻れを示唆する運動論的特徴が窺われ, DPOAEに差違がみられないにも拘わらず, 患側の一側耳でのみ示されたSR反射閾値の差違から, 下顎頭の捻れによる関節包の侵害刺激が三叉神経節から上オリーブ核へと投射する可能性が示唆された.
  • 加藤 隆史, 増田 裕次, 森本 俊文
    2007 年 13 巻 2 号 p. 116-117
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 森田 匠, 藤原 琢也, 根来 武史, 丸尾 尚伸, 倉田 周幸, 後藤 滋巳, 栗田 賢一, 平場 勝成
    2007 年 13 巻 2 号 p. 118-119
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 山本 修史, 石川 輝明, 坂東 永一, 重本 修伺, 北村 万里子, 中野 雅徳, 野口 直人, 西川 啓介, 竹内 久裕, 郡 元治, ...
    2007 年 13 巻 2 号 p. 120-121
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 裕, 石川 輝明, 坂東 永一, 中野 雅徳, 重本 修伺, 薩摩 登誉子, 北村 万里子, 山本 修史, 野口 直人
    2007 年 13 巻 2 号 p. 122-123
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 加藤 均, 三浦 宏之, 高山 博, 長谷川 成男
    2007 年 13 巻 2 号 p. 124-125
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 小川 徹, 大石 直, 鈴木 祐, 伊藤 利実, 井上 美香, 川田 哲男, 佐々木 啓一
    2007 年 13 巻 2 号 p. 126-127
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • 杉本 勘太, 西田 宜弘, 安村 真一, 市橋 豊雄, 山田 賢, 近藤 亜子, 長谷川 信乃, 田村 康夫
    2007 年 13 巻 2 号 p. 128-129
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • ―ターン回数および平均振幅による評価―
    齊藤 邦子, 塩田 洋平, 成田 達哉, 飯沼 利光, 佐藤 仁, 李 淳, 祇園白 信仁
    2007 年 13 巻 2 号 p. 130-131
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
  • Wavelet解析を用いた検討
    長谷川 陽子, 小野 高裕, 阪上 穣, 堀 一浩, 野首 孝祠
    2007 年 13 巻 2 号 p. 132-133
    発行日: 2007/02/28
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
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