芝草研究
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41 巻 , 2 号
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総説
研究論文
  • 相川 理基, 浅井 俊光, 水庭 千鶴子, 近藤 三雄
    2013 年 41 巻 2 号 p. 144-148
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2021/04/22
    ジャーナル オープンアクセス
    ヒートアイランド現象の間接的要因の1つとして問題視されている二酸化窒素 (NO2) を植物によって除去することを目的とし, 供試植物にヘデラ・ヘリックス (Hedera helix L.), ヘデラ・ヘリックス・グレーシャ (Hedera helix cv. Glacier) の2種のツル植物を選出した。さらに, 同じくNO2を除去する効果があり, 近年様々な分野で注目を集めているTiO2とWO3の2つの光触媒を直接生葉に塗布することによって, NO2を効率的に除去できるかについて明らかにする実験を行った。また, 併せて白熱蛍光灯と紫外線蛍光灯の2つの光条件を設定することによって, NO2除去能力に変化が生じるかについても考察を深めた。その結果, 光条件の違いにかかわらず, 単位葉面積当たりのNO2除去量 (μg/m2・h) ではヘリックス, グレーシャ共に概ね無処理区<TiO2処理区<WO3処理区という順序でNO2除去量が増大した。なお, 光触媒定着率はTiO2処理区で16.9〜41.7%, WO3処理区で1.8〜4.0%程であったことから, WO3の光触媒定着率を向上させることで, さらに高いNO2除去効果が期待できるものと推測された。
  • 伏見 昭秀, 大谷 一郎, 長沼 和夫
    2013 年 41 巻 2 号 p. 149-153
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2021/04/22
    ジャーナル オープンアクセス
    農村畦畔の省力管理に適したシバの植栽を, 二重ネット工法によって実施することを検討した。同工法で用いられる覆土の目土に着目し, シバの被度を主とした雑草を含む植被率の向上で, 地表を速やかに被覆することを目的に, 目土として雑草種子を含まない真砂土と雑草種子を含む褐色森林土の混合割合, 施肥法, 除草回数およびシバ苗サイズが, シバ生育と雑草発生に及ぼす影響をポット試験で比較した。シバは匍匐茎の伸長の速い品種「朝駆」を用いた。シバの被度を向上する効果は, 目土の混合割合と除草回数に見られたが, 施肥法と苗サイズには見られなかった。植栽年のシバの被度向上には, 目土は, 無除草, 1回除草にかかわらず, 真砂土の利用が優れ, 褐色森林土のみや真砂土と褐色森林土を等量混合した混合土では, 植被率の向上は大きい一方, 雑草の発生が多く, シバの被度向上は認められなかった。そこで, 雑草によるシバへの競合を回避しながら, 植被率を向上させるために, 真砂土が9割および8割で, 褐色森林土の混合割合が少ない目土で試験したところ, 無除草では, 雑草の発生が多く, シバ被度の向上は認められず, 1回除草においてもシバの被度と植被率は, 真砂土と同程度に留まった。したがって, 真砂土と褐色森林土の混合による目土で, シバの被度と植被率の両方を向上させることは難しいことが明らかになった。二重ネット工法の覆土に用いる目土には雑草種子を含まない真砂土を用いることが適当と考えられた。
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