芝草研究
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12 巻, 2 号
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  • 北村 文雄
    1983 年 12 巻 2 号 p. 100-101
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 沼田 眞
    1983 年 12 巻 2 号 p. 102-104
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 庄司 舜一
    1983 年 12 巻 2 号 p. 105-110
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 菅沼 孝之
    1983 年 12 巻 2 号 p. 111-115
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 林 一六
    1983 年 12 巻 2 号 p. 116-118
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 中村 好男
    1983 年 12 巻 2 号 p. 119-123
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 都留 信也
    1983 年 12 巻 2 号 p. 125-131
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 6-Benzylaminopurine処理が各種芝草種子の発芽並びに根の初期生育に及ぼす影響
    野間 豊
    1983 年 12 巻 2 号 p. 133-141
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    本報では, 6-Benzylaminopurineが各種芝草種子の発芽並びに初期生育におよぼす影響について試験を行ない明らかにした。
    1.供試した芝草草種は,
    Agyostis patustris HNDS (Highland bentgrass: BLUETAG)
    Cynadon dactylon L. (Bermudagrass: U3)
    Poa pratensis (Kentucky bluegrass: COMMON)
    Festuca rubra L. (Creeping red fescue) の4種である。
    2.芝草の栽培は, 発芽試験共に水耕法によった。
    3.種子の発芽に及ぼす影響については, 5×10-9Mで促進, 5×10-7M以上の濃度で抑制あるいは, 阻害した。
    4.発芽始期での根の伸長に及ぼす影響については, 5×10-9Mで発根数を増やす効果が認められ, 5×10-7M以上の濃度では, 発根数, 伸長量共に抑制する傾向が認められた。
    5.断根後の根の再生におよぼす効果については, 5×10-9Mで伸長促進, 本数増の傾向が認められた。
    6.本試験の結果, 6-Benzylaminopurine処理による芝草の生育差異の要因として, 生育初期に於ける根の生育差が考えられることを示唆した。
  • 田浜 康夫
    1983 年 12 巻 2 号 p. 143-147
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    広島国際ゴルフ倶楽部の1982年分離コムラサキシメジ菌と米国サンフランシスコ市内の1982年分離シバフタケの両フェアリーリング菌の接種試験を行った。接種時に, シバの土際部の茎に虫ピンで穴をあけ, そこに米ヌカ・フスマ培地を用いて培養した菌を敷きつめ, 25℃のNK式人工気象器中でシバの発病状況を調査した。その結果, コムラサキシメジ菌はコウライシバに対して強い感染性を示した。これに対して, ケンタッキー・ブルーグラスでは一部のものに感染性を示した。シバフタケ菌はコウライシバに対して, その一部のものに感染性を示したが, ケンタッキー・ブルーグラスにほとんど感染性を示さなかった。
  • SKKF-1のラージパッチに対するゴルフ場での実用効果について
    小林 堅志
    1983 年 12 巻 2 号 p. 149-157
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    1.この実験はコウライシバのリゾクトニアラージパッチに対し, SKKF-1 (一般名, トリクロホスメチル, 商品名, グランサー) のゴルフ場のフェアウエイでの殺菌剤として, 実用上の効果, 残効性とともに防除効率について実施したものである。
    2.春, 秋の発生に対して, SKKF-1, 1.5~2g/l/m2を2~3週間間で散布すると, その期間中は完全に発病を抑制するが, 途中で散布を打切っても残効が見られ, さらに, 次の発病期の初期発生をも遅延させることがわかった。
    3.SKKF-1の薬量を0.5, 1, 4g/l/m2とし, 春の発生前に1回だけ散布を行い, 発病の状況を見たところ, 薬量の多少に係わらず1.5~2ケ月の残効が得られた。
    また, SKKF-1, 1g/l/m2を春, 秋の発生前から3~8週間間隔で, 発生期間中, 繰返し散布を行い効果を見たところ, 6~8週間間隔で十分な効果が得られた。
    したがって, SKKF-1は春, 秋の発生に対し, 発生期間中, それぞれ2~3回, 1~2回の散布で完全に発病を抑制することができると考えられる。
    4.SKKF-1の薬量を1g/m2とし, 水量を300ccと500cc/m2の2段階として, 走行散布で効果を見たところ, 300cc/m2でも十分な効果が得られた。
    また, 1000倍液をm2当り300ccおよび500ccで散布したところ, 前者でも十分効果が得られた。
    したがって, 散布時, 稀釈水量が少なくてすみ, 除草剤と同じように走りながら散布ができる薬剤であるといえる。
    5.SKKF-1 (1g/300cc/m2) の春の散布期間中の第1回目の散布時に, 発芽前土壌処理型除草剤を混合し, 走行散布で, 病害および雑草に対する効果を見た。なお, 殺菌剤は展着剤を加用して使用するので, 加用と無加用について行った。その結果, 展着剤の加用の有無に係わらず, いずれも十分な効果が認められた。
    したがって, 混合して散布することにより, 散布回数が節減される。
    6.発生している病害に対して, SKKF-1, 1g/l/m2を散布したところ, その後の病斑の拡大は阻止される結果が得られた。
    したがって, この薬剤は発生後の病害に対しても十分効果が認められる。
  • 小林 堅志
    1983 年 12 巻 2 号 p. 159-170
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    1.この報告は春はげ症に対して市販の数種殺菌剤の効果実験を行い, その抗菌力から病原菌を検討したものである。
    2.春はげ症に効果が認められた殺菌剤はTPN, キャプタン, マンゼブ, イプロジオン, トリクロホスメチル (SKKF-1) , PCNBで, 効果が認められなかったものはエクロメゾールであった。
    そこで, これらの殺菌剤の抗菌範囲を調査したところ, 効果が認められたものはいずれも共通してRhizoctoniaに抗菌力を持つものであり, Pythiumに抗菌力を持つものは効果が見られなかった。
    また, 既に報告されている多数の殺菌剤についても抗菌範囲を調査したところ, やはり, 春はげ症に効果があるものはいずれも共通してRhizoctoniaに抗菌力を持つものであった。
    さらに, 確認のため, Rhizoctoniaに抗菌力を持つトリクロホスメチル (SKKF-1) , イフ。ロジオン, PCNBに, 新たにチオファネートメチル, ベノミルを追加し, また, Pythiumに抗菌力を持つエクロメゾールの他に, ヒドロキシイソキサゾールを追加し, 効果を見たところ, やはり, Rhizoctoniaに抗菌力を持つもので効果が見られた。
    しかし, Rhizoctoniaに抗菌力を持つ浸透移行性のチオファネートメチル, ベノミルには効果が認められなかった。これはコウライシバが休眠中であり, 薬剤が浸透移行せず効果が出なかったものと考えられる。
    また, 散布回数を減らした実験においても, Rhizoctoniaにだけしか効果のないトリクロホスメチル (SKKF-1) でも, TPNより散布回数が少なくて効果が優れていた。
    3.春はげ症から病原菌を分離したところ, 罹病部からはRhizoctoniaが分離されたが, 健全部からは分離されなかった。しかし, その他の病原菌はいずれからも同様に分離された。
    また, この分離されたRhizoctoniaは菌糸伸長量の実験から, 25℃前後に生育適温があり, ラージパッチの菌より低かった。
    4.春はげ症の病徴を同じRhizoctoniaの病害であるラージパッチと比較したところ, 非常によく似ていた。
    5.以上から, 春はげ症の主因となる病原菌はRhizoctoniaであると考えられる。しかし, この考察は当圃場で発生した病害をもとに行ったものであり, 不偏的にRhizoctoniaによって起るか否かについてはさらに検討するつもりである。
  • (エアレーション, 目土入れによる影響について)
    貴島 茂, 川添 永典
    1983 年 12 巻 2 号 p. 171-178
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    ゴルフ場のベントグラスパッティンググリーンに侵入したスズメノカタビラ防除を目的として, 安全性が高いと考えられる6種類の発芽前土壌処理除草剤を使い, エアレーション・目土入れと薬害の関係を検討した。
    (1) 造成3年目のペンクロスベントグラスナセリーへ昭和57年9月18日と9月30日散布日を変えて, 薬量の標準量と2倍量を散布した。同年10月18日試験区へ, エアレーション・目土入れ作業を行なった。
    (2) エアレーション・目土入れ以前の結果
    MBPMC・MCP水和剤1.6g/m2 (2倍量) のみ軽い黄化が認められた。両散布日共であり, 含有するMCPのホルモン剤の影響ではないかと考える。
    MBPMC・MCP水和剤0.8g/m2, ニトラリン水和剤0.5g/m2, 1.0g/m2, シデュロン水和剤1.8g/m2, 3.6g/m2, TCTP水和剤2.0g/m2, 4.0g/m2, ベンスライド乳剤2.0cc/m2, 4.0cc/m2, エースフェノン乳剤2.0cc/m2, 4.0cc/m2 (製品量) は薬害は認められない。
    (3) エアレーション・目土入れ以後の結果
    散布日のちがいに関係なくエアレーション・目土入れ4~5日後にニトラリン, MBPMC・MCP, TCTPの標準量・2倍量区共薬害が認められた。
    薬害はエアレーション・目土入れによリベントグラスの芽がうすくなり, それからの回復が遅れることであり, 一部枯死も認められた。なおMBPMC・MCP1.6g/m2を除いて後には回復した。
    シデュロン, ベンスライド, エースフェノンは2倍量区においても薬害は認められなかった。
    以上のことより発芽前土壌処理型除草剤散布後のエアレーション・目土入れが薬害を助長することが考えられる。
    (4) 本試験から除草剤散布後のエアレーション・目土入れにも影響がなく, ベントグラスに薬害なく使用可能な除草剤はベンスライド, エースフェノン, シデュロンである。しかし, この中でシデュロンはスズメノカタビラには効果がなく除く必要がある。
  • (1) 土壌中の行動
    竹松 哲夫, 竹内 安智, 米山 弘一
    1983 年 12 巻 2 号 p. 179-183
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    (1) アシュラムは土壌中で比較的短期間に分解された。火山灰土壌では初濃度31.25~62.5ppmのアシュラムは2週間後には1/3に低下した。
    (2) アシュラムは土壌よりサッチや芝草茎葉によく吸着したが, サッチにくらべて芝草茎葉からの脱着は比較的容易であった。粘土鉱物に対するアシュラムの吸着量はアロフェン, カオリナイト, ハロイサイトでは少なかったが, モンモリロナイではかなり多かった。
    腐植の構成成分のフミン酸とリグニンに対する吸着量はいずれでも著しく多かったが, それらからの脱着量はわずかであった。
    (3) アシュラムは土壌には吸着しにくく, 降雨後下方に移動した。しかし, 有機物や粘土含量の多い土壌では移動は比較的小さく, 特に表層にサッチがあると著しく小さかった。また, 乾燥土壌よりは湿潤土壌で下方移動が大きかった。
  • 竹松 哲夫, 近内 誠登, 竹内 安智
    1983 年 12 巻 2 号 p. 185-188
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    アトラジンおよびクロロフタリムの共力効果について試験を行った。その結果すべての草種に対してアトラジン+クロロフタリムの除草効が相乗的に発現することが認められた。メヒシバではアトラジン40g/10aクロロフタリム120g/10aの混合処理で1.5葉期まで完全に防除した。一方スズメノカタビラではアトラジン20g/10a, クロロフタリム120g/10aの混合処理で4.5葉期以前のものを完全に防除した。
    土質の違いによるこれら混合剤の除草効果は, 粘土含量の多い土壌で低下することが示された。これはクロロフタリム, アトラジンが粘土による吸着が強いことを示すものである。
    14種類の雑草を対象とした圃場試験では, クロロフタリムでツユクサ, ノミノフスマ, ミミナグサ, ハコベ, イヌガラシの残存を認め, アトラジンではツユクサ, メヒシバ, エノコログサ, ハルタデの残存を認めたが, 混合処理ではツユクサを除いて全草種を完全に抑制した。
    コーライ芝に対する薬害はアトラジン25, 50, 100g/10a, クロロフタリム100, 200g/10aおよびその混合処理では全く認められなかった。
  • 主にマメコガネ成虫密度低下のための殺虫剤の検討と誘引剤の利用
    三嶋 公明, 杉山 日出男
    1983 年 12 巻 2 号 p. 189-195
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    (1) マメコガネに対しての室内試験では, 接触・食毒効果が強いのは, DDVP, MEP, メソミル, サリチオン, イソキサチオンであった。しかし野外散布による残効性試験ではDDVP, サリチオンは, ほとんど残効がなかった。比較的, 良かった殺虫剤はイソキサチオン, メソミル, それと室内では強い殺虫力を示さなかったNAC, PMP, DEPであるが, それでも効果があると思えるのは約1週間と短いものであった。また, 降雨があると薬剤の葉からの流亡のため急激に効果が落ちた。
    固着剤の加用は, NAC, PMP等水和剤タイプの殺虫剤では効果アップが認められた。
    コイチャコガネ, ウスチャコガネに対して室内で最も強い殺虫力を示したのは, クロルピリフォス, 次いでMEP, イソキサチオン, NACであった。
    マメコガネは他の2種に比べ, 葉剤に対しては強かった。
    (2) マメコガネ成虫の食誘引物質試験では, 多量発生していたゴルフ場では, 2ケ月間に12, 065匹を1個のトラップで捕獲する事ができたが, トラップの設置場所により, 相当な差がみられたので, 設置場所をよく検討する必要があろう。
    (3) マメコガネ防除については, 誘引剤使用での捕殺と殺虫剤散布をうまく組み合わせ, 成虫を効率よく防除する事により, 幼虫の密度を下げる事が芝草への被害を減少させる方法として有効だと思われるが, 現状では殺虫剤の残効が短いため, 残効をのばす方法を更に検討する必要があろう。
  • II芝草の侵入害虫
    吉田 正義
    1983 年 12 巻 2 号 p. 197-220
    発行日: 1983/11/25
    公開日: 2010/06/08
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