日本看護科学会誌
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23 巻 , 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • モノグラフ
    大久保 功子, 玉井 真理子, 麻原 きよみ, 近藤 浩子, 百瀬 由美子
    2003 年 23 巻 2 号 p. 1-11
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    当事者の視点から遺伝子診断による選択的中絶の意味を記述し, 看護への示唆を得ることを目的に, Cohenらの解釈学的現象学を用い, 同意の得られた場合に限り遺伝病の子どもを持つ夫婦3組の出生前遺伝子診断の参加観察と, 1名の研究参加者に3回の深いインタビューからデータを得た. 浮かび上がった主テーマ「つながりの破壊」と「障害者の存在に対する相反する価値との直面」を基に物語を再構成した.
    出生前遺伝子診断では遺伝病という衝撃が生んだ,夫婦の心のすれ違いと障害の差異化によって破壊された人とのつながりの中で, 家族の中での犯人探し, 自己疎外, 障害者の存在の肯定と否定を招き, 選択的中絶によって相容れない価値観に引き裂かれ, 内なる優生思想と出会いつつ, あらたなつながりを希求することとなっていた.
    よって看護には家族と社会とクライエントとのつながりに関心を払い,診療科を超えた継続的ケアが必要とされていることが示唆された.
  • 桑原 ゆみ
    2003 年 23 巻 2 号 p. 12-21
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 糖尿病患者会入会の有無とセルフケア能力, 糖尿病コントロールの良否との関連について検討することである. 研究参加の同意が得られた1患者会入会群30人と性・年齢を対応させた非入会群60人を対象とし, 対象者の特性, セルフケア能力 (セルフケア能力質問紙, 同病者・医師・看護師からの情報収集), 糖尿病のコントロール (HbAlc,健康度自己評価) について, 質問紙及びカルテからデータを収集した. 分析の結果, 1) セルフケア能力得点では両群に有意差はなく, 同病者・医師・看護師からの情報収集では, 入会群の方が有意に高かった. 2) 両群とも60%以上がHbA1c7.0%未満と良好であり, 糖尿病コントロールの良否では両群に有意差はみられなかった.
    以上のことから, 患者会が同病者・医師・看護師からの情報収集に影響する可能性が示唆された.
  • 船山 美和子
    2003 年 23 巻 2 号 p. 22-31
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 生活活動強度と食生活から
    山中 泰子, 叶谷 由佳, 佐藤 千史
    2003 年 23 巻 2 号 p. 32-39
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    本調査の目的はC型慢性肝炎患者のライフスタイルと肝機能の関連を知ることである. 1992年にT病院にHCV抗体陽性で入院した患者107名を対象とし, 郵送法による調査を行った. 41名を分析対象とし, 1992年 (以後, 92年)と1998年(以後, 98年)の生活活動強度と栄養摂取, 血液検査値を調査した. 生活活動強度は軽い15名, 中等度16名, やや重い10名であった. 平均年齢は57.4±9.4歳, 平均通院期間は11.7±4.7年であった. 栄養摂取や自覚症状は活動強度別で有意差がなかった. 41名中39名がinterferon (IFN)を受けており, 12名が強力ミノファーゲン(強ミノ)治療を受けており, IFNまたは強ミノ治療が著効であった者を除く34名について解析した. やや重いの活動強度で血清ビリルビンが高く, 92年の軽いとやや重いにp<0.01, 98年の軽いとやや重いにp<0.05と有意差がみられた. 軽い・中等度の活動強度において, AST変動のない者が92年に比し, 98年に有意に増加した(p<0.01). これらから, C型慢性肝炎患者の生活指導の重要性が示唆された.
  • スミス デレック・リチャード
    2003 年 23 巻 2 号 p. 40-45
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    オーストラリアでは看護職員の多くは女性で, 急性期病院に勤務しており, 大都市に住んでいる. 看護職員の多くは内科病棟や外科病棟に勤務しているが, 最近では介護施設でも雇用の重要性が増してきている. 現在, オーストラリアの看護医療が抱える問題としては, 公衆衛生の分野, 農村地域, またある診療科における全国的な看護職員の不足がある. 家庭の事情や仕事に対する不満から, 職場を離れる看護職員の数は増えつづけており, 看護職員の確保が困難な事が問題となってきている. 看護職員の仕事量は増加の一途であり, 看護職員は看護技術の複雑化や増加により余暇が奪われたと感じている.この論文では, オーストラリアにおける看護について, その概要を簡潔に述べた. 詳細な統計と供に, 看護師の教育, 登録制度, 歴史的な側面, 今後の課題について述べた. オーストラリアに移住を希望している国外に在住している看護師に対する, 就業の機会や条件についても論じた.
  • 手島 恵, 亀井 智子
    2003 年 23 巻 2 号 p. 46-55
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 井上 智子, 筒井 真優美
    2003 年 23 巻 2 号 p. 56-64
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
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