日本助産学会誌
Online ISSN : 1882-4307
Print ISSN : 0917-6357
13 巻 , 2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 若松 かをい
    1999 年 13 巻 2 号 p. 1
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
  • 中込 さと子
    1999 年 13 巻 2 号 p. 5-19
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    本研究は, 出生前検査によって胎児の異常を告げられた妊婦がその後の妊娠期から, 出産・産後に, どのような体験をしているのかを記述することを目的としている。ここでは研究協力者Fさんの語りと日記をデータとして質的帰納的に分析を行った。データ収集期間は1998年10月12日~99年1月12日であり, データ収集は非構成的な面接方式で行った。データ分析方法については, 本研究が研究協力者の主観性の記述を目的とするため, それを目的とした研究法である現象学的分析方法を参考にした。
    妊娠期に胎児に予想外の出来事があった中で出産を選んだFさんの, 固有の体験の記述をした後, その解釈を行った。考察および看護への示唆は以下のとおりである。
    妊娠中, 胎児診断を通じて児の障害の可能性を示された後, Fさんは胎児に対する「生きて欲しい思い」と「葬りたい思い」のせめぎ合いを体験する。生まれてくるわが子がハンディを背負うことを直視し, ハンディをもった子どもを育てていく自分への重圧を感じながら, 今の自分の生き方そのものを見つめる。Fさんは一時極限状態にあったが, 徐々に周囲の人びとと新たな関係をつくり上げていく。そして, 障害をもって「共に」生きていくことを問うことから, 生まれてくる「その子」と共に生きていくことを考える。
  • 竹ノ上 ケイ子, 佐藤 珠美, 松山 俊剛
    1999 年 13 巻 2 号 p. 20-34
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    流産後の日本女性の心理を明らかにする目的で, 流産 (後) 処置を受けた49名に, 文章完成法と, 欧米文献を参考にして作成した流産後心理尺度, 日本版STAIを用いた6か月間の追跡調査を行った。
    文章完成法から流産によって影響を受けた心理状態, 驚き, ショック, 悲しみ, 孤立・孤独感, 疲労, 虚脱, 諦め, 自責感 (申し訳なさ), 後悔, 罪悪感, 失敗感, 流産の事実に対する受容と否認の相反する感情, 空虚感, 役割不全感, 嫉妬, 流産の繰り返しへの不安, 妊孕性喪失への不安などが得られた。同時に直後, 3か月後, 6か月後の流産の受け止めの変化が得られた。
    流産後心理尺度からもショックや驚き, 悲しみ, 失望感, 脱力感, 寂しさなどがあることが確認され, 文章完成法による記述内容と一致していた。文章完成法と流産後心理尺度の双方から流産後の女性は, 普段と違う心理状態にあり, それは欧米文献で流産後の悲嘆, 周産期死亡後の悲嘆として報告されているものと, 内容的にはほぼ同様であるが, 表現のしかたが違うもの, 文献に見られないものとして日本女性に特有の表現と思われる内に向かう自責感 (児, 夫, 家族に申し訳ない) や後悔がみられた。得られた悲嘆反応をKellner悲嘆の4段階でみると, さまざまな段階の表現が入り混じっていた。
    STAIからは, 流産後の女性は統計的に有意に状態不安が高いこと, その不安は時間経過とともに減少し, 3か月前後で成人女性平均に近づくことが確認された。
    本研究によって流産後の日本女性には欧米文献同様の悲嘆反応が見られることと, その悲嘆反応の内容実態が明らかになった。
  • 村上 明美
    1999 年 13 巻 2 号 p. 35-42
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    本研究は, 姿勢が骨産道の応形機能に及ぼす影響を明らかにすることを目的に, 妊婦131名を対象とし, 分娩時に重視される体位と構えを統一した8姿勢での大骨盤上部の骨盤外計測値を機能解剖学的に分析した準実験的研究である。
    その結果,(1) 蹲踞位では寛骨の蝶番運動により骨盤出口部が広がる,(2) 椅坐位開脚では仙骨尖の後上方移動により坐骨棘間距離が増加する,(3) 四つ這い位では仙骨の下方移動と骨盤連結部の靭帯の緩みにより骨盤諸径が増加する, 以上3点が明らかになった。
    したがって, 産婦が分娩経過に応じて姿勢を変えることは, 骨盤の応形機能により骨産道が広げられるため, 児頭の骨盤通過を容易にする効果があると考えられた。
  • ピータース マーガレット
    1999 年 13 巻 2 号 p. 43-51
    発行日: 2000/02/20
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
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