日本助産学会誌
Online ISSN : 1882-4307
Print ISSN : 0917-6357
15 巻 , 2 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 堀内 成子
    2001 年 15 巻 2 号 p. 1
    発行日: 2002/02/01
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
  • 野口 真貴子
    2001 年 15 巻 2 号 p. 7-14
    発行日: 2002/02/01
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    本研究は, 女性に肯定される助産所出産体験に含まれる概念因子を明らかにすることを目的とした, 質的記述研究である。1か所の助産所において1986年から1999年にかけて出産した175名の女性が, 出産後に自らの出産体験について自由記載した手記を内容分析した。
    分析の結果, 171名の女性が肯定的な出産体験を記していた。概念因子としては, 4つのカテゴリーと23のサブカテゴリーが帰納的に抽出された。これらの意味内容から, 女性は出産時の感覚に基づく知的作用で, 出産という心身の変化にある自分自身や女性を支えている周囲の人びとの存在, そして分娩進行そのものを深く認識している状況が明らかになった。
    このような出産という体験から直接得た知識である知覚知を伴う出産体験を支えるためには, 医学的管理の対象として扱うだけでなく, 人間同士の親密なかかわりである人間的なケアと出産環境の必要性が示唆された。
  • 島田 三恵子, 神谷 整子, 中根 直子, 戸田 律子, 縣 俊彦, 竹内 正人, 安達 久美子
    2001 年 15 巻 2 号 p. 15-21
    発行日: 2002/02/01
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    日本における分娩の直接介助者の実態を明らかにすることを目的として, 全国47都道府県から層化無作為抽出法により, 大学病院, 一般病院, 産婦人科診療所, 助産所の合計232か所で, 平成11年6-9月に出産した入院中または1か月健診に来所した褥婦10,268名を対象に, 最も長く産婦の傍にいた医療者および分娩の直接介助者等に関して, 任意回答により自記式アンケート調査を行った。その結果, 8,224名の有効回答が得られた。経膣分娩の産婦7,215名の傍に最も長くいた医療者は助産婦で6割を占め, 助産所では9割であった。帝王切開を含む全分娩数の医師による分娩介助は43.1%, 助産婦52.4%であった。助産婦による分娩直接介助は正常分娩の63.2%であった。本研究の分娩介助率は, 同年の医療者を対象とした調査の分娩介助率と近似していたが, 同年人口動態統計の出生証明書に基づく医師による出生立会率97.2%, 助産婦による2.8%とまったく乖離している事実が明らかになった。
  • 村上 明美
    2001 年 15 巻 2 号 p. 22-29
    発行日: 2002/02/01
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    分娩の際に姿勢を自由にして過ごした産婦26名を対象に, 分娩1・2期に選択した姿勢に関して「そのとき何を感じていたのか」を産婦の主観的立場から明らかにするために, 分娩期のケアに参加しながら参加観察と産後の面接を行った。
    内容分析の結果, 姿勢に関する産婦の身体的な自覚の要素として「痛みを逃す・痛みをつける」「力が抜ける・力が入りやすい」「赤ちゃんが降りてくる」「束の間の休養をとる」「安定感を得る」「窮屈から解放される」が確認された。産婦は姿勢を変化させると, それに伴って身体的な自覚も変化することに気づいていた。
    産婦は姿勢を変えることにより, 自ら分娩進行を調整したり, 生まれてくる胎児の存在を確認したり, 分娩に対峙する自分の気持ちを切り換えたりしていると考えられた。産婦が姿勢を自由に選択することは, 産婦の主体性を高め, 満足な出産体験へとつながることが示唆された。
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