脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血で遅発性脳血管攣縮を合併した9症例を対象とし、塩酸パパペリンの選択的動脈内投与と同時に、
99mTc-hexamethyl-prophleneamine oximeを動脈内投与し、その脳内分布を検討した。注入速度は1~2ml/minであった。C
1 segmentから1ml/minで注入すると、前大脳動脈(ACA)領域のみに分布し、C4 segmentから1ml/minで注入するとACAおよび中大脳動脈(MCA)領域に分布した。またC
1 segmentから2ml/minで注入すると、主にACA領域に分布し、一部MCA領域にも分布をみた。以上よりACA領域の脳血管攣縮に対する治療としてC
1 segmentから1ml/minで塩酸パパペリンを注入すればよいと考えられた。
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