放射性物質を内蔵している原子炉施設は潜在的に大きなリスクを有しており,それを顕在化させないよう一般産業施設以上に安全確保対策に力を注いでいる.また,それらの安全確保対策の妥当性を確認するための安全解析についても,基本的な方法,達成すべき条件などが指針,基準などにきめ細かく整 備されている、 本報では,実用発電用軽水型原子炉施設の場合を例として,安全確保の考え方と安全解析について,指針,基準などを踏まえて説明する.また,最近活発となってきた確率論的安全評価(PSA)について も触れる,
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