労働科学
Online ISSN : 2187-2570
Print ISSN : 0022-443X
88 巻 , 4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
資料
  • -建設現場におけるヒヤリ・ハットの取り組み-
    椎名 和仁
    2012 年 88 巻 4 号 p. 121-129
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/03/25
    ジャーナル フリー
    本研究では建設現場で,より有効に「ヒヤリ・ハット」の取り組みを行うため,①通信工事作業員が体験するヒヤリ・ハットの特徴,②事故防止教育効果の検証,③ヒヤリ・ハットの有効性に関する作業員の意識調査をおこなった。その結果,ヒヤリ・ハットの傾向は,「移動中」,「作業中」,「作業場」の項目に分類され,労働災害につながる内容が確認された。事故防止教育効果は,2要因反復測定分散分析では高年齢,経験多群グループのみが,教育3カ月後に「なし」の報告率が上昇する傾向が確認された。ヒヤリ・ハットの効果の有無については,効果があることが確認されたが,「マンネリ化」,「情報の共有化」が課題として挙げられた。(表3,図4)
論説
短報
  • 佐々木 司, 南 正康, 尾之上 さくら, 山野 優子, 北島 洋樹, 松元 俊, 吉川 徹
    2012 年 88 巻 4 号 p. 143-147
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/03/25
    ジャーナル フリー
    第二世代の抗ヒスタミン薬は,自動車運転実験においても眠気がないと報告されている。しかし眠気は,昼間の概半日リズムの影響を強く受けもする。そこで本論文では,第二世代抗ヒスタミン薬のこの時刻帯の自動車シミュレータ運転時の眠気への影響を検討した。被験者は男性スギ花粉症患者16名であった。そのうち8名が午前群(10~12時)に,残りの8名が午後群(13~15時)に割り振られた。午前群は午前9時に,午後群は午後0時に服薬し,服薬60分後に1施行15分の運転を4試行×2セッション行った。その際,覚醒時脳波が測定され,シータパワー密度が分析された。薬剤は,服薬60分,120分,180分,240分後の採血によった。その結果,薬剤の血中濃度は,服薬60分目のみ高かった(p=0.04)。シータパワー密度は,両方のセッションで午後群に高かった(ss1; p=0.005, ss2; p=0.024)。したがって第二世代の抗ヒスタミン薬であっても早い午後に服用する際には,自動車運転は避けるべきと結論付けた。(図3)
研究ノート
feedback
Top