労働科学
Online ISSN : 2187-2570
Print ISSN : 0022-443X
90 巻 , 6 号
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原著
  • 城内 博, ククエコ マリア テレシータ, タ ゴー チヨウ
    2014 年 90 巻 6 号 p. 209-220
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/07/25
    ジャーナル フリー
    化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)が2003年に国連勧告として発行された。その後多くの国々がこれの実施に取り組んでいるが,その時期や適用範囲は国によって異なる。フィリピン,マレーシアおよび日本での労働分野におけるGHSの実施状況を欧州連合および米国と比較した。調査,分析した内容は,所管官庁,適用法令,導入時期,罰則,分類対象化学品,適用除外項目などである。GHSの実施方法は国によって異なり,既存の法令に大きく左右されることが明らかになった。GHSは強制力を持たない勧告であり,適用にも柔軟性が認められていることがその理由として挙げられる。本調査結果は今後GHSを実施する国々に有益な情報になると考える。(図1,表1)
短報
  • 松田 文子, 安部 一祐, 飯塚 正之, 矢野 透, 佐野 禎彦, 多々良 哲也, 易 強, 榎原 毅
    2014 年 90 巻 6 号 p. 221-225
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/07/25
    ジャーナル フリー
    本研究は,足こぎ車いすの利用が高齢者の歩行能力低下抑制につながるかを検証したものである。調査は,車いすの初期利用者で,杖などを使用すれば自力歩行可能な高齢者(主に介護度1,2の軽度要介護者)を対象に,6週間にわたって実施した。その結果,通常のリハビリに加えて,継続的に足こぎ車いす運動を行った群(介入群)は,通常のリハビリのみを行った群(対照群)に比べ,歩行時間が短縮する傾向が示された。足こぎ車いすの利用効果は4週以降現れ始め,6週時点で,介入群の歩行時間は,対照群に比べ有意に短くなった。足こぎ車いす運動を,通常のリハビリに付加することは,歩行能力の低下抑制のみならず歩行能力の改善に一定の効果が見込める可能性が示唆された。(図5,表1)
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