岩手医科大学歯学雑誌
Online ISSN : 2424-1822
Print ISSN : 0385-1311
検索
OR
閲覧
検索
35 巻 , 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
研究
  • 東海林 理, 泉澤 充, 高橋 徳明, 齋藤 圭輔, 佐藤 仁, 星野 正行, 小豆嶋 正典
    原稿種別: 本文
    35 巻 (2010) 3 号 p. 127-134
    公開日: 2017/03/07
    ジャーナル フリー
    3D Accuitomo F17は頭頸部領域を対象としたコーンビームCT装置である.5種類の撮影領域(field of view:FOV)(40×40mm,60×60mm,80×80mm,100×100mm,170×100mm)が搭載され,5つのボクセルサイズ(80μm,125μm,160μm,200μm,250μm)で画像の解像度を変えることができる「ズーム再構成」の機能を持つ.本研究の目的は,本装置の顎関節構造の描出能を検討することである.
    最初に1体のヒト乾燥頭蓋骨を,全てのFOVで撮影,そのうち最も大きいFOV(170×120mm)で得られた画像データをもとに全てのボクセルサイズでズーム再構成を行った.次に変形性顎関節症を疑った3名の患者に対し同様の検討を行った.その結果,FOVが小さいほど画質は良好であり,大きなFOVで撮影しても小さなピクセルサイズで再構成することで明瞭な画像が得られた.以上より本装置においては,大きなFOVで両側の顎関節を撮影することで,両側下顎頭の滑走運動の協調性を評価でき,さらに小さなボクセルサイズで再構成することで高解像度の画像が得られることが明らかになった.
    今回の検討により3D Accuitomo F17は顎関節構造の描出において有用であることが示唆された.
    抄録全体を表示
  • 阿部 里紗子, 古屋 純一
    原稿種別: 本文
    35 巻 (2010) 3 号 p. 135-145
    公開日: 2017/03/07
    ジャーナル フリー
    歯科補綴学の分野で従来行われてきた咀嚼機能評価の多くは, 咀嚼後の試料を口腔外に取り出して評価するため, 咀嚼・嚥下という一連の運動としての評価は困難であった.本研究では, 摂食・嚥下障害の分野で咽頭期嚥下の評価に用いられる嚥下内視鏡検査を応用し,咀嚼・嚥下の一連の運動中に, ビデオ内視鏡を用いて食塊を直接観察し, 咀嚼機能を食塊形成の点から評価することを試みた. 対象は健常有歯顎者10名とした. 被験食品は白色と緑色の2色米飯および2色ういろうとし, 咀嚼回数を10, 15, 20, 30回と規定して摂食させた.経鼻的に挿入したビデオ内視鏡にて, 摂食中の中咽頭内の食塊を静止画にて観察し, その際, 食塊の粉砕程度を粉砕度,まとまり程度を集合度,緑色と白色の混合程度を混和度とし, 0, 1, 2の3段階の定性的評価を行った. また, 1回の嚥下ごとに飲み込みやすさに関する主観的評価を視覚的アナログ尺度(Visual analogue scale:VAS)を用いて行った. 米飯およびういろう摂食時において, 集合度には咀嚼回数との相関は認めず, 常に高い値を示した. 粉砕度と混和度については, 咀嚼回数の増加に伴って, 高い値を示し, 有意な高い正の相関が認められた(p<0.01). また, 嚥下の容易さについてのVAS値と, 咀嚼回数, 粉砕度,混和度との間に有意な正の相関が認められた(p<0.05). 以上より, これまで咽頭期の嚥下機能評価に限定されていたビデオ内視鏡が咀嚼機能評価にも十分に適用可能であることが明らかになった. また, 咀嚼を十分行うことにより, 形成される食塊の粉砕度や混和度が調節され, 円滑な嚥下の遂行につながることが示された.
    抄録全体を表示
症例
  • 成石 浩司, 國松 和司
    原稿種別: 本文
    35 巻 (2010) 3 号 p. 146-152
    公開日: 2017/03/07
    ジャーナル フリー
    慢性辺縁性歯周炎は複数種の口腔細菌の感染によって発症し, 炎症性骨吸収によって結果的に歯を喪失する感染症である. 口腔内には500種類以上の細菌種が存在すると言われ, 1980年代以降,多くの歯科医師によって歯周病の細菌学的な検討が行われてきた. とくに歯周病原性細菌の感染によって, その歯周病原細菌に対する血清中のIgG抗体価の上昇をきたすことが知られている. 血清IgG抗体価のレベルは歯周病原細菌の量と比例するので, 歯周病治療によって細菌量が減少すると, 次第にIgG抗体価のレベルも減少すると考えられている.
    我々は重度歯周病患者の治療に相応して, 複数種の歯周病原性細菌に対する血清IgG抗体価が減少した事例を経験したので, 本症例報告において, 血清IgG抗体価検査が歯周病治療の有効なマーカーになり得ることを提唱する.
    抄録全体を表示
岩手医科大学歯学会第36回総会抄録
特別講演Ⅰ
特別講演Ⅱ
一般演題
著者名索引
第35巻 総目次
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top