樹木の季節変化は、樹木の健康状態や生長度と関連が高い。季節別に活力度のモニタリングを行うことにより、樹木の季節変化と活力度の関係を明らかにすることは、緑化樹木の研究に基礎資料を提供する。
本研究はケヤキ・クスノキ・メタセコイアの3樹種を4月から12月の期間、毎月赤外線テレビカメラで観測し、季節別の活力度を解析すると共に、樹木の季節毎のイメージとその評価方法を検討した。その結果、活力度と季節別の評価に高い相関を見つけ出すことができた。これらの結果は、植栽計画や維持管理に活用が可能で、良好な緑空間の創出に役立つと考えられる。
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