日本神経回路学会誌
Online ISSN : 1883-0455
Print ISSN : 1340-766X
ISSN-L : 1340-766X
20 巻, 2 号
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巻頭言
解説
  • —複数種類の観測からの共通情報抽出法—
    赤穂 昭太郎
    2013 年 20 巻 2 号 p. 62-72
    発行日: 2013/06/05
    公開日: 2013/07/31
    ジャーナル フリー
    一つの側面だけから見ているのではわからないことも,他の側面から見てみると本質が見えるということがある.本稿では,同じ対象に対して複数種類の観測結果が得られる際にそれらに共通して含まれる情報を抽出する正準相関分析という手法について解説する.その基本的な仕組みやカーネル法を用いた発展,実際に使う上での注意点やさまざまな応用分野についても触れる.
  • 佐藤 多加之
    2013 年 20 巻 2 号 p. 73-83
    発行日: 2013/06/05
    公開日: 2013/07/31
    ジャーナル フリー
    サルの下側頭葉皮質にはカラム構造が存在し,各カラムは物体像に含まれる図形特徴をコードしている.一方で最近のfMRI研究から顔などのカテゴリーを表現しているパッチと呼ばれるより大きな機能構造の存在が示唆された.2つの機能構造は大きさや表現している情報が異なるにもかかわらず同じ領野で見つかっている.これらの機能構造はどのように皮質表面上に展開しているのであろうか.構造発見に至る研究やこの問題に対する「モザイク状構造」という解決策を含め,下側頭葉皮質における機能構造に関して解説する.
報告
会報
編集後記
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