原子力バックエンド研究
Online ISSN : 2186-7135
Print ISSN : 1884-7579
ISSN-L : 1343-4446
26 巻, 2 号
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研究論文
  • 榎本 敦子, 関 洋, 吉田 卓弥, 田畑 潤也, 今村 光孝, 長瀬 博
    2019 年 26 巻 2 号 p. 111-118
    発行日: 2019/12/13
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

     原子力プラントの廃止措置での機器や配管の解体作業計画の効率化と安全性の向上を目的に,作業被曝線量を最小化する機器の分解順序を導出する.分解順序の最適化は,NP完全問題として知られている.本論文では,機器の3次元形状モデルから分解状態の遷移グラフを自動的に生成する.その際に,作業被曝線量が高い遷移状態を取り除いて遷移グラフの規模を縮小する.縮小した遷移グラフ上で作業被曝線量を最小化する分解順序を探索する.部品の表面の露出度合いから表面線量率を推算し,分解動作に掛かる作業時間で積分して累積被曝線量を求める.

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