術前ストーマ外来の問題点を明らかにするため、ストーマ術前ケアの現状に関する調査を実施した。調査は、自施設でストーマ外来を担当している関西ストーマ講習会の実行委員に対して、電子メールを利用したアンケート形式で行った。
術前ストーマ外来を実施している施設は83%であり、医師から要請のある患者のみに実施している施設が75%と多数を占めた。現在の術前ストーマ外来の問題点として、人員不足、医師と看護師との連携不足、実施のタイミング、診療報酬がないこと、などが挙げられた。
今後、術前ストーマ外来を普及させるには、スタッフ間の連携によるチーム医療を行うとともに、その有用性を実証していく必要があると考えられた。
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