日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
26 巻, 3 号
26巻3号(通巻70号)
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表紙
原著
  • 佐藤 正美
    2010 年 26 巻 3 号 p. 37-48
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/07/30
    ジャーナル フリー
     直腸がん前方切除術後の排便障害を評価する「排便障害評価尺度ver. 2」を開発するため、既存の尺度および文献、専門家の意見を参考に項目を検討した。低位前方切除術後患者46例より回収した174件の調査用紙をもとに分析した結果、二つの下位尺度(【便の保持と排泄】【つきまとう便意】)で構成される12項目の5段階リッカート型スケール(範囲;12~60点)が作成された。
     内的整合性を示すクロンバックα係数は、各下位尺度で0.82と0.72、全体で0.84となり、信頼性が確認された。さらに、尺度構造の妥当性を確認するため、共分散構造分析により適合度指標を確認した結果、CFIは0.910となり妥当なモデルであることが示された。
症例報告
  • 菅野 美代子, 山田 三和子, 尾形 綾子, 柴崎 裕代, 国馬 和加, 武田 美代子, 平松 友雅, 織田 豊, 又井 一雄, 穴澤 貞夫 ...
    2010 年 26 巻 3 号 p. 49-55
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/07/30
    ジャーナル フリー
     ストーマ周囲に皺やくぼみが生じる管理困難症例では補正処置が必要だが、標準的な指針はない。我々は管理困難症例に対し、座位と仰臥位での腹壁状況の差異に着目し、以下の手順で補正を行った。①仰臥位でストーマ位置を確認する。②座位でストーマ周囲に生じる皺・くぼみの底部と起始部をマーキングする。③仰臥位でマーキング部位を指標にして補正処置を行う。これらの手順を踏むことで定期的交換が可能となったので報告する。
地方会抄録(地域研究会記録)
編集後記
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