日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
33 巻, 2 号
33巻2号(通巻90号)
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表紙
理事長挨拶
学会報告
学会賞報告
短報
  • 玉城 洋子, 大垣 聡子, 楠山 明, 山本 真司, 穴澤 貞夫, 大村 裕子
    2017 年 33 巻 2 号 p. 13-17
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/01/29
    ジャーナル フリー

    ストーマ装具装着中の便漏れのメカニズムを明らかにするため、装具脱着時の皮膚保護剤生体界面の変化を検討した。対象は消化管ストーマを造設し、ストーマ外科的合併症がなく、保護剤粘着パウチシステム装具の単純装着で管理し、写真、診療録で面板脱着時の皮膚保護剤と皮膚の状況が評価可能な症例26例、61回のケアによる面板と皮膚の変化を検討した。その結果、保護剤生体界面は最初に膨潤し、次に溶解、便付着と順次段階的に移行することが確認された。皮膚障害は膨潤の段階では認められず、溶解に移行すると8.2%、便付着の状態になると21.3%に皮膚障害が発生していた。以上により装具の交換は保護剤が膨潤にとどまる段階で行うのが適正であると考えられた。

地方会抄録(地域研究会記録)
編集後記
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