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荻野 陽輔, 河田 純一, 野村 和史, 平田 好則
セッションID: 101
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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アーク溶接プロセスの高効率・高能率化を目的として多電極溶接が実用されている.しかし,その現象はパラメータの多さなどの理由から非常に複雑である.本研究ではその中でも比較的現象がシンプルである2電極ティグに注目し,その溶込み形成現象に関して解析・実験を通じて検討を行った.
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金丸 周平, 佐々木 智章, 佐藤 豊幸, 三島 久, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 102
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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TIG-MIG複合溶接におけるアーク現象の理解を目的として、モテ゛ル化・数値解析を行った。3次元モテ゛ルにより、TIGとMIGの立体的配置における数値解析を行い、電流経路、アーク反発および溶融池形状、母材表面でのエネルキ゛ーハ゛ランスの諸特性について、実験結果に対する理解とよく一致した計算結果が得られた。
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袁 倚旻, 山崎 圭, 鈴木 励一
セッションID: 103
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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本研究ではタンデムマグアーク溶接法の先行・後行極の機能に着目し、各々機能分離、特化させるコンセプトを考案した結果、ソリッドワイヤ・CO2溶接の深溶込みとFCW・Ar-CO2溶接の低スパッタ性を組合せたハイブリッドタンデムアーク溶接法とした。本報では、その深溶込みと低スパッタ効果について報告する。
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朴 ミンゴン, 浦部 竜真, 平田 好則
セッションID: 104
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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サブミリサイズの精密溶接を電子ビームやレーザではなく、簡便な大気圧放電によって行うニーズが大きい。プラズマビームの電流経路を制限する新たな絶縁ノズルとアーク領域だけではなく,グロー領域,グローアーク遷移領域でも放電できる高速高電圧電源を設計し,新たに開発したプラズマビームによるサブミリサイズの精密溶接の特性を紹介する.
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児玉 真二, 椙浦 一輝, 辻村 吉寛, 田中 学, 糟谷 正
セッションID: 105
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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GTA溶接における大気の混入現象を数値解析により考察した。ArシールドとHeシールドの比較から、窒素大気の混入に対してはノズル外周付近でのシールドガスの運動量と高温なプラズマ領域での拡散係数が支配要因になることを明らかにした。
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上向姿勢における裏波ビード形状制御
玉城 光輝, 真鍋 幸男, 松田 昇一, 棚原 靖, 上原 徹
セッションID: 106
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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本研究では、溶融池磁気制御アーク溶接法により、従来困難と言われている上向姿勢裏波溶接で、電磁力により溶融金属の流動と裏波ビード形状の制御と、改善を図る実験を行った。
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佐々木 誉史, 菅 哲男, 橋本 哲哉, 永井 卓也, 鈴木 励一, 河西 龍, 中込 忠男
セッションID: 107
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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鉄骨仕口部を対象として、裏当て金レス・マグ溶接施工法に関して検討した。本法では、裏面側にFCWを用いた上向・2パス溶接を適用することを特徴としている。裏当て金がないことに加えて裏ビードの止端部形状が良好であるため、従来の裏当て金・マグ溶接法に比べて疲労強度が向上することを確認した。
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糟谷 正, 橋場 裕治, 井上 裕滋, 中村 修一, 高井 健一
セッションID: 112
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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残留γ含有溶接金属からの水素放出挙動を実験的に調べ、活性化エネルギーなどの拡散にかかわる物性値を決定した。それを用いて、1パス溶接における継手の水素濃度時間変化を数値計算で調べた。この結果を用いて、割れ試験における放置時間の検討を行った。
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潘 慶竜, 鄭 光云, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 116
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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構造体の軽量化を目的に,780や980MPa級の高張力鋼を積極的に用いることが考えられる.構造体の軽量化を目的に,780MPa級の高張力鋼を積極的に用いることが考えられる.本研究は,板厚25mmのHT780高張力鋼板に対し,高パワーディスクレーザ・ミグアークによるI型開先突合せハイブリッド溶接を行った. 溶接条件として,ギャップ,レーザパワー,溶接速度を変化させて突合せハイブリッド溶接を行い,溶接ビードの溶込み特性を調査し,溶接現象の観察を行った.
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金 裕哲, 廣畑 幹人, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 117
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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高張力鋼レーザ・アークハイブリッド溶接継手に対し,一連の実験および実験を熱弾塑性解析によりシミュレーションした。それらの結果を基本として,低温割れ発生の有無を評価する力学的指標を提示すると共に,その妥当性を検証した結果を報告する。
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山口 義博, 片田 優介, 伊藤 毅, 上杉 喜彦, 田中 康規
セッションID: 201
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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プラズマ切断における切断溝中の現象についての知見得るために、プラズマジェットから陽極への入熱特性について、実験的な考察をおこなった。
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島田 一輝, 楠元 一臣
セッションID: 202
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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本研究は、軟鋼板に対して炭酸ガスレーザ切断機で切断したときに発生するヒュームに関するものである。切断条件(レーザ出力、切断速度など)を変化させて切断を行い、切断条件とヒューム発生量との関係を示した。また、レーザ切断のヒュームはプラズマ切断に比べて大変少ないことが分かった。
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その1 切断現象観察とその考察
椎原 克典, 千田 格, 秋葉 美幸, 角谷 利恵
セッションID: 203
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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精密切断部品向けに開発されたレーザ+ウォータジェット切断技術は、切断幅が狭く、金属蒸気が発生しない特徴がある。そこで、本切断技術の切断可能性に着目し厚板ステンレス鋼の切断性能の評価を実施したので報告する。
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梅谷 拓郎, 山口 富子, 恵良 秀則, 西尾 一政, 髙田 洋吉, 椎本 圭一, 池田 朋弘
セッションID: 204
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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Siを多量に添加して基地組織をオールフェライトとした高強度球状黒鉛鋳鉄の強度特性に関する報告は幾つかあるが、溶接性に関しては殆ど研究されていない。そこで、この材料の熱影響部を検討するため、溶接熱サイクル再現試験を行い、金属組織の変化に及ぼす最高到達温度の影響を調査した。
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泉谷 瞬, 栗山 良平, 鈴木 励一
セッションID: 205
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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建築鉄骨構造の高強度化に伴い、YP385角型鋼管柱を適用する物件が増加傾向にある。これに合わせて、従来よりも高強度・高靭性であり、かつ低スラグの性能を持つ、溶接ロボット用のソリッドワイヤを開発した。
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佐々 正登, 于 麗娜, 大西 健太, 亀山 雅司, 平野 伸朗, 千種 直樹, 才田 一幸, 望月 正人, 西本 和俊
セッションID: 206
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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低合金鋼のテンパービード法溶接熱影響部における靭性の予測をニューラルネットワークという数理手法を用いて行う予測システムを提案する。多層溶接試験体からサンプルを採取し、シャルピー衝撃試験を行った結果から、本研究によって作成した予測システムにより算出した値と測定値は良い対応を示すことが明らかとなった。
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于 麗娜, 大西 健太, 佐々 正登, 亀山 雅司, 平野 伸朗, 千種 直樹, 才田 一幸, 望月 正人, 西本 和俊
セッションID: 207
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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低合金鋼製原子炉圧力容器の配管溶接部において補修及び予防保全のため、溶接後熱処理(PWHT)の代替手法としてテンパービード溶接が適用されている。しかしながらテンパービード溶接の効果の確認方法は十分に確立していない。本報告では、ハーフビード法など非コンシストレイヤー法テンパービード溶接を対象に、溶接熱履歴解析をもとに、ニューラルネットワークを用いた硬さ予測を行うとともに、その予測精度の実験的検証を実施し、汎用的なテンパービード溶接特性の予測システムを構築する。
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福田 敏彦, 中山 英介, 西畑 ひとみ
セッションID: 208
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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環境問題の観点から、自動車の軽量化が求められている。主要材料である鋼から軽量材料の代表であるアルミへの材料置換は有効だが、鋼との接合部位は存在する。そのため、異材接合技術は必須であり、我々は検討を行ってきた。今回は、アルミと鋼とのMIG継手の接合界面に関しての調査結果を報告する。
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藤井 啓道, 清水 早紀, 佐藤 裕, 粉川 博之, ラマヌジャム スリラマン, スダルサナム バブ
セッションID: 209
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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超音波接合を利用した積層造形法において,接合に重要な働きを果たすと考えられている接合表面微視凹凸の塑性変形挙動を明らかにするため実験を行った.接合界面近傍においては,接合中の動的再結晶により,微細な等軸粒で構成されるせん断集合組織が形成されることが明らかになった.
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桐原 聡秀, 上原 康徳, 板倉 祐介, 田崎 智子
セッションID: 210
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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アルミナならびにジルコニアのナノ微粒子を液体高分子に分散してスラリーを形成し、ガス圧駆動のシリンジから押し出す形でTIG溶接用のアークトーチ下に供給した。ステンレス基板の表面に緻密なセラミックス被膜を形成するとともに、自動制御によりトーチを走査して、熱応力を低減し剥離を防ぐパターンの形成を試みた。
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板倉 祐介, 田崎 智子, 桐原 聡秀
セッションID: 211
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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ナノ粒子を液体樹脂に分散してスラリーを作製し、高速で流れるガス流中に導入することでミスト化した。プラズマジェット内へ導入し材料表面に溶射することで、緻密なセラミックス被膜の形成を行った。スラリーミストの飛沫粒径やプラズマジェット内への導入量が被膜形成に及ぼす影響について調査した。
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高田 慎也, 柳下 朋大, 小椋 智, 廣瀬 明夫
セッションID: 212
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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酸化銀ペーストによる焼結銀接合部の組織及び特性を評価した。接合強度と組織の関係について検討し、より優れた接合強度を発揮した接合部の信頼性を評価した。
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小林 明, スブラマニアム ユゲスワラン
セッションID: 213
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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ガストンネル型プラズマ溶射より作製される金属間化合物について、その組織・構造を調べた。ボールミルによるチタンTi粉末とアルミニウムAl粉末を3:1に混合して、反応させ金属間化合物Ti3 Alを得たが、このTi3 Al溶射膜のXRD分析の結果、溶射距離L=100mmにおいて最もTi3 Alの生成効率が高いことが確認された。本研究では、このガストンネル型プラズマ反応溶射法により作製したTi+ Al膜の組織・結晶構造を調べると共に、その機械的性質などについて検討した。
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矢尾板 信二, 渡辺 健彦, 佐々木 朋裕, 柳沢 敦
セッションID: 214
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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本研究では,Ag-Cu-Zn三元系銀ろう,これにNiを添加した銀ろうとそれぞれにCoを添加した銀ろうを作製し,超硬合金に対するぬれ性や,超硬合金同士のろう付継手の曲げ強さや接合部組織に及ぼすNiとCoの影響を調べた.
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永塚 公彬, 吉田 昇一郎, 瀬知 啓久, 麻 寧緒, 中田 一博
セッションID: 215
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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レーザブレージング法を用いて、サイアロンと超硬合金の異材ろう付を行った。ろう材には、Tiを活性材として添加したAg-Cu-Ti活性ろう材を用い、Tiの添加量が継手のせん断強度および界面組織におよぼす影響を調査した。その結果、せん断強度はTiの添加量が1.7mass%以下では、添加量に伴って向上した。
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池庄司 敏孝, 天沼 徹太郎, 鈴村 暁男, 山崎 敬久
セッションID: 216
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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C/C複合材料の耐熱性を利用するために耐熱超合金との接合技術が必要である.しかし,C/C複合材料と耐熱超合金は熱膨張係数が大きく異なるために接合が難しい.本研究ではNi基ろう材と中間財を用いて残留熱応力を緩和して接合体を得る.得られた継手はせん断強度,微細組織の評価を行う.
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中村 満, 一戸 和也
セッションID: 217
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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CrMo鋼(SCM435)と超硬合金のろう付けについて,アモルファスろうを用いて接合し,ろう付け部の物性を評価した結果,以下の結論を得た.1.加熱時間120s以内でも,ろう構成元素(Ni,Cr,Si,B)の拡散は起こる.2.加熱時間が長いほどろう層へのCoの拡散量が増加し,超硬合金界面に脱Co層が生成する.3.最適条件として昇温時間60s,保持時間10s,接合温度1040°Cであった.この条件で脱Co層の消去,ろう付け強度(トルク値)の最大値が得られた
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海読 一正, 松本 剛, 永田 康弘, 橋村 徹, 大西 武志, 多々良 等, 深井 卓
セッションID: 218
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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新開発のアルミニウム合金/鋼の異種金属接合用フラックスコアードワイヤを用いた溶接について、溶接可視化による接合状況の観察評価結果を報告する。可視化映像により、溶融池の状態やフラックスの効果予測が図れ、接合メカニズム考察への一アプローチを行った。観察にて予測できた溶融池温度、鋼板表面へのぬれが高強度な異種金属接合を可能にしたと考える。
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松本 剛, 海読 一正, 永田 康弘, 橋村 徹, 大西 武志, 多々良 等, 深井 卓
セッションID: 219
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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新開発のアルミニウム合金/鋼の異種金属接合用フラックスコアードワイヤを用いた溶接について、溶接可視化による接合状況の観察評価結果を報告する。可視化映像により、溶融池の状態やフラックスの効果予測が図れ、接合メカニズム考察への一アプローチを行った。観察にて予測できた溶融池温度、鋼板表面へのぬれが高強度な異種金属接合を可能にしたと考える
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瀬渡 直樹, 森 和男, 廣瀬 伸吾
セッションID: 220
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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アルミニウム合金は軽量で比強度が強いため車や飛行機等に広く適用されている。しかし、アルミの溶接で良く用いられるMIG溶接では、高度な溶接技量を持つ溶接士によって手動で溶接される例も多く、この場合の溶接の品質は溶接士の技能に依る所となる。そこで本研究では、階層分析法(AHP)を用いて熟練のアルミ溶接技師10名の技能の特徴や個々の差異等の「技能の抽出」を試みた。今回はその報告を行う。
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今野 武志, 江頭 満, 小林 幹彦
セッションID: 221
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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不活性ガス雰囲気の密閉容器中や真空下で溶接されてきた高融点金属のRe-W極細線を開放大気下で不活性ガスを噴射しながら溶融接合し、極細熱電対を作製した。接合面は金属光沢が残り、ほとんど酸化が認められなかった。本報告は接合方法と接合部のSEM観察結果について紹介する。
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河西 龍, 鈴木 励一
セッションID: 222
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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スラグが発生せずビード外観に優れた薄鋼板向けの純Ar-MIG溶接用フラックス入りワイヤ設計を開発した。溶接部の電着塗装性と塗装後の耐食性を評価した結果、いずれも従来のアーク溶接法よりも優れていることが確認された。また、溶接止端部は亜鉛めっきによる防錆効果は無く、むしろスラグレスによる塗装性改善の方が継手全体の耐食性には有効であることが分かった。
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山崎 圭, 柳 圭一郎, 泉谷 瞬, 鈴木 励一, 中村 一生, 上田 裕司, 上園 敏郎, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 223
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板の重ねすみ肉溶接を対象としたガスシールドアーク溶接において、気孔発生量に及ぼす溶接姿勢、電流、電圧等の影響を報告する。また、気孔発生メカニズムについて、アーク直下におけるガス放出に着目し、観察結果から考察する。
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泉谷 瞬, 山崎 圭, 鈴木 励一, 中村 一生, 上田 裕司, 上園 敏郎, 田代 真一, 田中 学, 柳 圭一郎
セッションID: 224
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板における溶接では従来より、ピット、ブローホールといった気孔欠陥およびスパッタが増大する。この技術課題に対し、溶接ワイヤ、ガス、電源の組合せにより、耐気孔性の向上および低スパッタ化を実現することを目的とした。本報告では溶融物性を適正化し、耐気孔性が向上した溶接ワイヤについて報告する。
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(第二報:シールドガスと波形制御の影響)
中村 一生, 上田 裕司, 上園 敏郎, 泉谷 瞬, 柳 圭一郎, 山崎 圭, 鈴木 励一, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 225
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板溶接部の気孔欠陥低減を目的として、ワイヤ成分の影響について前報で検討を行った。本報ではシールガス組成の影響を検討する共に、シールドガス組成に最適化したパルス波形と低周波重畳パルス溶接法について検討する。
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上田 裕司, 中村 一生, 上園 敏郎, 泉谷 瞬, 柳 圭一郎, 山崎 圭, 鈴木 励一
セッションID: 226
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板溶接部の気孔欠陥低減を目的として、ワイヤ成分・シールドガス組成・パルス電流波形制御の影響を検討してきた。本報では、亜鉛めっき鋼板溶接のもう一つの課題であるスパッタ低減について検討を行ったので結果について報告する。
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石田 欽也, 児玉 真二, 宮崎 康信
セッションID: 227
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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鋼板間にギャップを設けた重ねすみ肉溶接を行い、溶接ビード形状に及ぼすSiの影響について調査した。その結果、高Si鋼板ではアンダカットが抑制され、十分なのど厚が確保されて形状が優れることが確認された。Siの多寡による溶接ビード形状の違いは溶鋼の表面張力の違いで説明可能と考えられた。
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宮田 実, 鈴木 励一, 泉谷 瞬
セッションID: 228
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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純ArxFCWを使用することにより、従来のAr-20%CO2、Ar-5%O2での自動車排気系ステンレス鋼向け溶接で問題となっている低電圧時のスパッタを大幅に低減することの出来るプロセスを開発した。
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サブマージアーク溶接に関する基礎検討(第2報)
笠野 和輝, 松延 慎吾, 内原 正人, 平田 弘征, 小川 和博
セッションID: 229
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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サブマージアーク溶接のアーク現象について,フラックス内観察手法を用いて検討した.
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神戸 貴博, 高梨 太郎, 山根 敏, 山本 光, 中嶋 徹, 細谷 和道
セッションID: 230
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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プラズマアーク溶接において、溶融状態と溶接パラメータとの関係を把握するために、CCDカメラによりキーホールの状態をリアルタイムで観察する方法について検討した。
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寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 301
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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ステンレス鋼の溶接凝固過程を高輝度X線を用いてその場観察し、溶接凝固形態と時分割X線回折データとの対応を中心に議論する。さらに、液相量の変化についても検証する。
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高速増殖炉用316FRステンレス鋼の補修溶接性(1)
才田 一幸, 寺嶋 浩司, 馬塲 勇人, 荻原 寛之, 西本 和俊
セッションID: 302
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
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SUS316FR鋼溶接金属におけるσ相析出挙動に対して速度論的検討を実施したところ、σ相析出はδフェライト相中で生じ、Johnson-Mehl型速度式に従うことが明らかとなった。その結果、実機プラントの供用条件下でSUS316FR鋼溶接金属におけるσ相析出の可能性が示唆された。
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-高P添加高合金鋼の溶接割れ防止技術の開発(4)-
小薄 孝裕, 森口 晃治, 関 彰, 平田 弘征, 小川 和博
セッションID: 303
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
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第三報では、C量の増加によりCr系炭化物の晶出を活用することで0.1%Pを含有する場合でも凝固割れ感受性を低減できることを明らかにした。本報では、フェーズフィールド法を用いてCr系炭化物の晶出を考慮した場合での溶接凝固過程における組織変化を計算し凝固割れ感受性低減機構を解明した。
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平田 弘征, 浄徳 佳奈, 小川 和博, 吉澤 満, 伊勢田 敦朗, 小川 典仁, 三五 哲也
セッションID: 304
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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23Cr-43Ni-7W鋼に適用可能な溶接金属の成分設計指針を得ることを目的に,SR 割れ特性を把握するとともに,割れの冶金的影響因子について検討した.
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HAZ粒成長挙動予測手法の開発(第1報)
藤山 直人, 小薄 孝裕, 関 彰, 平田 弘征, 小川 和博
セッションID: 305
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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HAZ靭性改善手法として、ピン止め効果によるHAZ細粒化や粒内変態による破壊単位の微細化がよく知られている。一方、昨今のコンピュータの発展に伴い、フェーズ・フィールド法を用いた粒成長シミュレーションに関する研究が多く行われている。本研究ではHAZでの粒成長挙動を予測する手法を開発するために、フェーズ・フィールド法の汎用ソフトウェアであるMICRESSを用いて、HAZでの単純結晶粒成長挙動シミュレーションへの適用性を検討した。
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高田 充志, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 306
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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アシキュラーフェライトは溶接金属の靭性を向上させ、溶接金属の組織として採用されてきた。実用的にアシキュラーフェライト組織とすることは可能であるが、いまだ不明な点が数多く存在する。その一例としてAl/O比が挙げられる。今回はAlの影響について調査を行なった。
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サブマージアーク溶接金属の脱酸機構の検討(第3報)
田邉 浩久, 平田 弘征, 小川 和博, 濱田 昌彦
セッションID: 307
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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サブマージアーク溶接金属の脱酸過程のモデル化について検討した。
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崎野 良比呂, 佐野 雄二, 角谷 利恵, 金 裕哲
セッションID: 308
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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パルスエネルギーが小さい場合でのレーザピーニングの施工条件が生成される残留応力に及ぼす影響を調べるため、SM490とHT780の平板にパルス密度等のレーザ施工条件を変化させてピーニングを施し、電解研磨とX線回折法を繰返すことにより残留応力の板厚方向分布を比較した。さらに、疲労試験により疲労寿命を比較した。
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日野 武久, 河野 渉, 斉藤 正弘, 田中 明, 中島 一嘉, 伊藤 勝康
セッションID: 309
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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析出強化型Ni基超合金のレーザ肉盛材について、単純に溶体化熱処理を行った材料では再熱割れが発生した。肉盛部上部からハンマーピーニングを行った結果、溶接残留応力を低減でき、その結果、再熱割れの発生を抑制することができた。
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森 拓磨, 長谷川 正義, 鈴木 浩昭
セッションID: 310
発行日: 2012年
公開日: 2012/06/20
会議録・要旨集
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アルミニウム合金A5083P-O平板の場合において,ショット材および投射圧力の大小に関わらず,付与される硬さの上昇並びに圧縮残留応力値が比較的低い値で一定し,表面粗さの影響のみが顕著であることを既に報告した.そこで本研究では粒径が種々に異なる各種ショット材を用いてピーニング処理を行い,疲労強度に最も大きな影響を与える表面粗さ,硬さおよび残留応力の三因子を取り上げ,実験で得られた疲労限度とそれぞれの関係を求め,これを用いた疲労限度の推定式を考案した.その結果について報告する.
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