-
坂出 陽明, 松村 嘉之
セッションID: A01
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
近年,スマートフォンの普及に伴い,「もっと自分に似合う服を選べるようになりたい」など,自分の被服行動の向上を,アプリケーションを用いて実現しようとする人が増えている.しかし,現在のアプリケーションや各種システムは,そのような利用者要求の充足が十分にされているとは言えない現状にある.そこで,本研究ではスマホアプリが被服行動の特に選択・意思決定行動での熟達に与える影響を調査した.
抄録全体を表示
-
谷 季恵, 松村 嘉之
セッションID: A02
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
消費者の多くがSNSを利用するようになった現在,商品の情報がSNS上で広く拡散するようになった.これにより,企業の予測を大幅に上回る売上を記録し,商品の安定供給設備が整うまでの期間,商品が販売停止になる事例が度々発生している.そこで本研究では,SNSの代表格であるTwitter上の情報拡散に着目するとともに,アンケート調査やテキストマイニングを用いて,商品の販売効果を推定するモデルの提案を行う.
抄録全体を表示
-
新垣 涼平, 福丸 浩史, 林 朗弘, 佐竹 利文
セッションID: A03
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
これまで,冗長性を有する複雑構造ロボットを対象に,関節ごとに局所的に順運動学と逆運動学を行う運動学計算のモジュールをロボットの構造に従って組合せ,運動の発生と伝達の流れを必要に応じて変更し,ロボット全体の形状制御を行うシステムを提案してきた.本研究では,このシステムを多様な状況に対応する動作パターンに適用し,その有用性を検証する.
抄録全体を表示
-
千田 祐太朗, 佐竹 利文, 以後 直樹, 林 朗弘
セッションID: A04
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
これまで,本研究グループでは,運動学計算を分散化しロボットの構造に合わせて組み立てることでロボット全体の運動学計算を構成する方法を提案してきた.この方法は,ロボットのジョイントの位置と方向とそれらの関係を与えることで,ロボット全体をモデル化するもので,ハンドのような分岐構造を持つロボットの運動学計算も個別に考えることなく一体化したものとして運動学計算を構成できるという特徴と,一般には特異姿勢となる状況でも計算は破綻することがないという特徴を持つ.本報告では,人の手と腕を模した2腕ハンドアームのモデル化及び,運動学計算の構成の方法と,そのハンドアームによる物体操作について報告する.
抄録全体を表示
-
中澤 遥菜, 中村 啓太, 成瀬 継太郎
セッションID: A05
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
我々は、無農薬栽培の一つとして水田除草用ロボット(アイガモロボット)の研究開発を行っている。ロボットを自律走行させる際にはスタックや横転が問題となる。一方、ロボットは水田を移動するため赤外線センサや超音波センサを用いることはできない。そこで、本研究では加速度センサのみを用いてスタックを判定する手法を開発する。
抄録全体を表示
-
水本 由達, Maas Philipp, Min Sangkee, 柿沼 康弘
セッションID: A07
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
単結晶サファイアは優れた透過性かつ高硬度であることから,次世代スマートフォンのカバーガラスや光デバイス基板への応用が期待されている.本研究では単結晶サファイア基板に対し引っかき試験を行い,結晶異方性が脆性-延性遷移に与える影響を実験的に調べた.更に,サファイアには複数のすべり系が存在するため,すべり系それぞれのシュミッド因子を算出し,結晶方位と脆性-延性遷移の関連性を結晶学的観点から評価した.
抄録全体を表示
-
鈴木 浩文, 岡田 睦, 難波 義治, 加藤 英治, 山田 将博
セッションID: A08
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
Ti表面に微細パターンを創成すると歯科インプラントの生体細胞融合性を向上すると考えられており,Ti合金表面にレーザ加工により微細なテクスチャが創成されている.しかし,表面にデブリなどが付着する,加工能率が悪いなどの問題点がある.一方,機械加工で加工できれば効率は良いと考えられるが,微細なテクスチャを創成するには幾何学的に工具先端を微細にする必要があり,工具摩耗が問題となる.そこで本研究では歯科インプラントの生体細胞融合性を向上するため,単結晶ダイヤモンド,cBN,超硬合金,CVD-SiC製のバイトを用いてTi合金を切削し,送りや工具摩耗が表面性状に与える影響について実験的に調べた.
抄録全体を表示
-
秋山 裕亮, 岡田 睦, 鈴木 浩文, 難波 義治, 三村 健, 古南 典正
セッションID: A09
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
マイクロレンズアレイは従来、射出成形が主流であるが,加工に熱収縮を伴うため、寸法精度が確保しにくい.紫外線(UV)硬化樹脂成形では,紫外線照射で硬化するため,転写精度の向上が期待される.本研究では,Rバイトで無電解Ni製金型を超精密切削し、高精度が得られることを示した.さらに,この金型を用いたUV成形実験を行い,マイクロレンズアレイが精密成形でき、硬化時に空気圧を与えることで、精度が良好になった。
抄録全体を表示
-
安達 正明
セッションID: B01
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
これまで位相抽出には,一定量の位相シフトと干渉像撮影の繰り返しが使われてきた.ここでは不明な位相シフト量で取り込んだ画像群から位相を抽出する方法を最初に紹介する.その後,光路差が時間的空間的にμm前後で変動する環境下で,波長シフトに伴う位相変化量の抽出を行い,10mmの段差を含む粗面の3次元形状を計測する方法を述べる.
抄録全体を表示
-
加来 徹, 田原 樹, 佐藤 いまり, Lee SangWook, 伊藤 卓郎, 岩田 修, 新井 泰彦
セッションID: B03
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
2参照光路を用いる複数波長ディジタルホログラフィによる3波長同時ホログラフィック動画イメージングを行った。これまでに、視野・分解能の犠牲を最小限に抑えつつ複数波長情報の記録が可能な、2参照光路を用いる複数波長ディジタルホログラフィを提案してきた。今回100nmオーダーの面内分解能を有する顕微鏡光学システムを構築し、水中を自由泳動する微細藻類に対する3波長同時動画イメージングに成功した。
抄録全体を表示
-
竹田 和史, 横田 正幸
セッションID: B04
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
多波長ディジタルホログラフィによる直管内計測法では,内壁面の照明に円錐鏡を挿入しホログラム記録,測定を行う.この時,円錐鏡に管軸からの位置ずれと傾きが発生すると,得られる表面形状に誤差が発生する.我々はこの誤差補正を目的として,円錐鏡の位置ずれと傾きを考慮した補正法を提案した.本報告ではリングゲージ(直径13.97 mm)を測定対象として実験し,誤差補正の精度検証と高精度化を図ったので報告する.
抄録全体を表示
-
新井 泰彦, 横関 俊介
セッションID: B06
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
スペックル干渉計測に基づく三軸方向に同一の感度を持つ三次元変形計測法が提案されている.この手法を用いた場合の測定感度について報告する.
抄録全体を表示
-
東田 善行, 新井 泰彦
セッションID: B07
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
電子顕微鏡内に電子線バイプリズムを用いた電子線干渉装置を設け、干渉縞を解析することで微小構造物の表面形状を計測する三次元形状計測法の基礎実験を行った。電子線バイプリズムにより生じる電子線の干渉縞は、接地電極に設置した測定対象の形状の影響を受け、その縞間隔に位相差が生じると考えられる。そこでフィラメント-接地電極間の距離の変化に応じた干渉縞間隔の変化の推移を実験的に記録し、その評価を行った。
抄録全体を表示
-
新田 勇, 大原 佑太, 月山 陽介
セッションID: B08
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
広視野レーザ走査干渉計を用いると,広い領域にわたり一度に干渉縞計測が可能である.しかし,位相シフト法を適用するとなると大きなサイズの画像を複数枚観察することから計算時間等が長くなる.ここで,金属薄膜を成膜した参照板を使用すると,非正弦波状の干渉縞が観察された.しかも,この非正弦波状の干渉縞は,位相の情報を含んでおり,これを利用することで一度の画像取得で,観察面の形状が決定できる可能性が出てきた.
抄録全体を表示
-
北川 克一, 溝尻 旬
セッションID: B09
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
ガラス板のような透明物体の表面凹凸やその板厚を高精度測定する方法として,波長走査干渉法が知られている.しかし,従来技術では,波長走査の高い直線性が要求される.我々は,フィゾー干渉計と波長シフト干渉法による新たな表面,裏面,板厚分布の一括測定アルゴリズムを開発した.従来法の問題点を解決し,実用性に優れている.実験により,提案手法の妥当性を確認した.
抄録全体を表示
-
安達 正明
セッションID: B13
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
光軸方向に激しい光路差変動の残る状況で使える,波長シフト干渉計を用いる粗面物体の3次元形状計測法を開発している.これまで高温のドライヤー風を吹き付ける状況での形状計測結果を報告してきた.今回は,通電し高温になったハンダごての形状をドライヤーの冷風をあてて測定した.干渉像の位相抽出のための位相シフト量計算を行う空間サイズの効果を,こての温度別に評価した.
抄録全体を表示
-
ヒトの下顎管を模した試料での干渉信号の取得
山口 大輔, 神谷 和秀, 松本 公久, 野村 俊, 田代 発造, 鈴木 伸哉
セッションID: B14
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
歯科インプラント治療は顎骨を穿孔するため、ドリルが下顎管内部の下歯槽神経等を損傷させ、重大な障害を残す恐れがある。これまで、白色干渉計をドリル内部に組み込み、顎骨と下顎管との異相境界を実時間で検出するシステムを提案し、ブタの骨を用いて、空気中での異相境界検出に成功している。本発表では生体により近い状態で測定を行うため、骨裏面を生理食塩水で満たした状態で測定を行ったので、その結果を報告する。
抄録全体を表示
-
大谷 幸利, 柴田 秀平, 石渡 裕, 松田 勝, 谷田貝 豊彦
セッションID: B15
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
微分干渉顕微鏡は,生体材料などの微小段差や屈折率変化を観察する有力な方法である。また,部分的コヒーレント結像理論を用いて位相変調型微分干渉顕微鏡ができる。この微分像は偏光特性を持つので偏光カメラによって位相と振幅をスナップショットで解析することができる.この像にセクショニング処理を施すことに高さのダイナミックレンジを拡張し,生きたメダカなどバイオサンプルの三次元断層イメージを試みたので報告する.
抄録全体を表示
-
森 敬太, 野郷 孝介, 吉田 光宏, 王 从涛, 石丸 伊知郎
セッションID: B16
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
我々は非侵襲血糖値センサーの実現を目指している.非侵襲の体内成分計測においては,体内から反射された微弱な内部拡散光を検出する必要があるという問題がある.我々の提案する超音波アシスト装置は,体内に超音波定在波による屈折率分布を生成することで,新たに入射光を反射する面を持たせることで、微弱な内部拡散光を増加させることができる.本報告では,超音波定在波による内部拡散光増加の確認実験について述べる.
抄録全体を表示
-
南川 丈夫, 長谷 栄治, 宮本 周治, 謝 宜達, 水谷 康弘, 山本 裕紹, 安井 武史
セッションID: B18
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
光コムは,高い波長確度を有する膨大な数の光周波数モード群である.本研究では,高い波長分解能で光コムの各光周波数モードの光強度と位相を計測可能なデュアル光コム分光法と,2次元波長分散素子を活用した空間情報を光コムの各光周波数モードに対応付ける波長/空間次元変換法を融合することで,ビームスキャン機構を有さずに2次元深さ分解イメージングが取得可能な新たなスキャンレス共焦点光学顕微鏡を実現した.
抄録全体を表示
-
堀口 智央, 大谷 幸利
セッションID: B19
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
これまでの物質の偏光特性を測定する代表例に偏光顕微鏡がある.しかし,従来の偏光顕微鏡での測定では,偏光特性の定量化がしにくく,散乱光まで考慮することが困難であった.そこで,本研究では物質の偏光特性を表す4×4のミュラー行列を用いて偏光特性を定量化する.又,ミュラー行列にルートデコンポジション法を施すことで,偏光解消のパラメータを分離し,精度よく偏光特性パラメータを求めることができる.
抄録全体を表示
-
南 賢太, 澤野 宏
セッションID: B20
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
光学部品の高精度化に伴い,加工や計測に要求される精度がナノメートルスケールになっている.光プローブを用いた計測は非接触で計測することができ,高い垂直計測分解能を有する一方,水平方向の計測分解能はそれほど高くないという現状がある.そこで,本研究では水平分解能の向上を目的として,三方向からレーザ光を集中照射する高い水平分解能を有する光プローブを提案する.
抄録全体を表示
-
多久島 秀, 河野 裕之, 中原 宏勲, 黒川 聡昭
セッションID: B21
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
我々は、三角測量方式を用いて高精度に金属ワークの変位計測を行う手法として、走行露光法を新たに開発した。走行露光法とは、イメージセンサの露光時間中に、投光ビームの照射スポットを金属ワーク面内で移動させ、複数位置からの反射光を蓄積し、金属粗面からの反射光分布を平均化する手法である。本手法により、金属ワークでの変位計測ばらつきを33μmから5μmに抑制できることを実験的に確認した。
抄録全体を表示
-
高辻 利之
セッションID: B32
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
古来,日本人は高品質なものづくりをする職人に敬意を払い,その作品を大事にしてきた.その意識は現代のものづくりにも受け継がれている.ものづくりに計測が果たす役割の重要性は皆が認めているにもかかわらず,あまり重要視されてこなかった.ここでは,製造技術と計測技術の融合により超高精度な製品を作った例をあげ,計測の重要性について考える.
抄録全体を表示
-
Parra Escamilla Geliztle A., 小林 富美男, 大谷 幸利
セッションID: B34
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
Previously an Uni-axis image guide fiber system to reconstruct the surface of reflective objects is presented. The surface variation of the samples is retrieved by using fringe contrast modulation and the technique takes into account the defocus change and the encoding information on the fringe contrast of the projected structured light pattern. In the second part we implement a 2D Fourier Transform filter for remove the baseline information for increasing the fringes contrast and also we improved the fitting function for better results in the 3D reconstruction. Experimental results will be presented.
抄録全体を表示
-
赤塚 優一, 藤垣 元治, 村田 頼信, 松井 徹
セッションID: B35
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
数メートル程度の大型構造物を短時間で精度よく三次元計測する技術が求められている.ラインLEDを用いた光源切替位相シフト法は,広角の格子投影装置が容易に実現できる.投影格子の輝度を確保するために格子ガラスとラインLEDの配置によって,位相シフト量が物体上の場所ごとに顕著に変わることになる.そこで本研究では,画素ごとに最適な位相シフト回数を求め,位相と座標の対応テーブルを作成する方法を提案する.
抄録全体を表示
-
二宮 真, 柴田 秀平, 杉坂 純一郎, 大谷 幸利
セッションID: B37
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
近年、ナノ周期構造の形状評価が重要になっている。そこで、分光ミュラー行列偏光計と境界要素法を用いた形状評価方法を提案する。ミュラー行列は試料の全ての偏光特性を表し、複屈折性、二色性、偏光解消性に分解が可能。波長依存性のある複屈折性に注目し、評価に用いる波長を決め、測定値とシミュレーションの値を比較する事で形状候補を算出する。その後、他の波長でも比較する事で、形状候補の中から最終的な形状を決定する。
抄録全体を表示
-
光相関イメージングにおける効率的な照明法の検討
田口 寛樹, 水谷 康弘, 高谷 裕浩
セッションID: B38
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
光相関を用いた微弱蛍光によるイメージングを提案している.本手法では,アクティブに与えたランダムな空間分布を要する照明光と,照明された被撮影物体の応答光強度との相関値を算出することで像を得る.相関計算を用いることで検出信号のノイズが自動的に除去される.一方,相関計算には膨大な測定回数が必要となる.そこで本報告では,測定回数低減のため,光相関イメージングにおける効率的な照明法を検討した.
抄録全体を表示
-
鈴木 光彦, 廣垣 俊樹, 青山 栄一
セッションID: B39
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究は従来の伝統的な光明丹によるハイポイドギヤの歯当たり試験に対し,赤外線サーモグラフィによる熱画像と熱回路網法を応用した定量的なかみ合い解析法の考案を目的としている.駆動側歯車を各要素に分割し熱回路モデルを作成することで,サーモグラフィによる実測値の昇温に近い計算結果を得ることができた.これにより歯車のかみ合い時における熱伝導特性を把握することができると考えられる.
抄録全体を表示
-
南川 丈夫, 小倉 隆志, 増岡 孝, 中嶋 善晶, 山岡 禎久, 美濃島 薫, 安井 武史
セッションID: B62
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では,ファイバー光コム共振器独自の共振器長/周波数変換機能に着目した新しいひずみセンシング手法の開発を行い,静的ひずみおよび数 kHz の時間的変動を持つひずみの計測を行った.その結果,測定ファイバー長を2mとした場合,静的ひずみにではひずみ感度 84.5 nε,動的ひずみではひずみ感度15 nεを実現することに成功した.このことから,本手法による動的/静的ひずみ計測の有用性を示した.
抄録全体を表示
-
小河 慎二
セッションID: B63
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
古野電気株式会社は「安全安心、環境に優しい社会・航海の実現」を目指して船舶用電子機器を中心に様々なセンシング技術に取り組んでいます。近年は船舶用レーダーで培った技術をベースに世界最小・最軽量級の気象レーダーの開発にも成功しました。本講演では古野電気で取り組んでいる最新のセンシング技術について紹介します。
抄録全体を表示
-
山本 直幸, 西藤 翼, 小川 哲, 岡田 瑞穂, 川嶋 なつみ, 多田 邦尚, 石丸 伊知郎
セッションID: B64
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
我々は,提案する結像型2次元フーリエ分光法を用いて試作したハイパースペクトルカメラによるドローンからの計測を行い,取得した分光イメージング画像から成分分布情報を同定することで,災害対策への応用実現を目指している.本報告では,中赤外の2次元分光提案装置を用いた災害時の情報収集へ向けた研究と,可視のライン分光提案装置を用いた海中クロロフィル濃度の取得による赤潮の早期発見へ向けた研究について述べる.
抄録全体を表示
-
奥山 哲史
セッションID: B65
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
カメラやGPS等スマートフォンに標準搭載されているセンサーを用いて、降雨情報をAR(拡張現実)で表現するアプリケーションを開発した。局地的な気象防災情報を、使用者が感覚的に受け取りやすくする試みについて報告する。
抄録全体を表示
-
林 照剛, 黒河 周平, 横尾 英昭, 松永 啓伍, 松川 洋二
セッションID: B67
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では,透明材料やSiCなどのワイドバンドギャップ構造を持つ材料の内部を,超短パルス光照射時の光応答(光トリガー)を利用して,3次元的に加工する方法を提案する.本報告では,超短パルス光をワイドバンドギャップ材料に照射し,過渡的な光吸収率変化を利用して,透明材料を可視光CWレーザーで加工する装置を試作し,提案手法の妥当性を検証するための基礎実験を行った結果について報告する.
抄録全体を表示
-
三次元光造形装置を用いたマイクロロータの製作
武田 大樹, 新井 泰彦
セッションID: B68
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
レーザー光の反射によって発生する光放射圧を微小なロータに作用させることで回転させ、その回転トルクを外部に動力として取り出す光アクチュエータの開発を目指す。本研究ではその駆動部となるロータを三次元光造形装置で製作した。三次元光造形装置を用いることによって軸とロータを一体構造として製作できる。そして、微小なトルクレンチを試作し、製作したロータが回転するのに必要なトルクを確認した。
抄録全体を表示
-
清水 大, 新井 泰彦
セッションID: B69
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究で提案する光アクチュエータとは、駆動部となるロータに光を与え、動力を取り出す機構を有するシステムである。駆動部のロータをシリコンプロセスに基づくMEMS技術で製作し、回転軸ではロータと異なる材料であるポリマー材のパリレンを用いる。従来の製作プロセスと比べ、ロータの製作精度の向上、及び外力による滑らかな駆動の実現を目指し、軸芯を加えた新たなロータ製作の構想を提案する。
抄録全体を表示
-
野上 春奈, 諸貫 信行
セッションID: C01
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
細胞培養足場に微細構造を設けることで細胞接着力の制御が可能である.しかしその接着力評価方法は十分に確立されていない.本研究では,培養液に浸した状態の組織細胞足場に横振動を加えた時の剥離過程の観察画像を解析することで,負荷となるせん断力と剥離割合の関係を統計的に評価する法を提案している.実験では単層に組織化するMDCK細胞を対象に,周波数ごと,振幅1mm程度の振動を加えたときの剥離過程を調べた.
抄録全体を表示
-
細胞パターニング用光学システムの構築
平塚 翔太, 河原田 翔, 佐藤 省吾, 永井 萌土, 柴田 隆行
セッションID: C02
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究は,生体外で構築する3次元の細胞組織アレイでの機能調査に向けて,アレイ状に単一細胞を配置・固定するシングルセルスポッタの開発を目的とする.本報では,細胞をパターニングするために,光学顕微鏡とレーザを利用し,光硬化性樹脂へ位置選択的に光を照射できるシステムを構築する.開発するシステムにて,従来よりも短時間での光重合を実証する.また並列の細胞配置に資する光パターニングの基礎技術を確立する.
抄録全体を表示
-
電解質溶液が変形特性に及ぼす影響
青戸 隆志, 長澤 潤, 神田 敏史, 藤田 裕人, 金子 新
セッションID: C03
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
機械的刺激に対する単一細胞の応答を調査するため,マイクロパターン化した導電性ポリマー(ポリピロール)の作製を試みている.ポリピロールの電気化学重合における電極形状や重合条件によって,ポリピロールの密度などの構造が異なる.本報告では,重合条件が導電性ポリマーアクチュエータの変形特性に及ぼす影響について実験的に調査し,かつ同アクチュエータ上で細胞を培養した結果について述べる.
抄録全体を表示
-
松岡 雄哉, 初澤 毅, 柳田 保子
セッションID: C04
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
骨格の再建手術で用いる移植材として,生体親和性の観点から培養等で作製した骨細胞組織の直接移植が望ましいが,培養には時間を要し,所定形状を得るのが困難である.一方,骨細胞への分化能力を持つ骨芽細胞は,外部からの機械的刺激により細胞の増殖速度が亢進することが知られている.本研究では,効果的な培養骨の分化条件を探索するため,骨芽細胞に異なる機械的刺激を与えながら同時培養可能な,圧電素子を用いた培養デバイスを提案する.
抄録全体を表示
-
小野里 勇太, 朴 鍾ほ, 柳田 保子, 中野 善之, 三輪 哲也, 初澤 毅
セッションID: C06
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
二酸化炭素の増加が気候変動の要因として考えられてから,大気中の濃度観測と同等に,海水中の濃度観測も重要視されている.我々の研究グループは,従来の海洋二酸化炭素センサーを小型化し,製作コストと試薬の使用量の削減を目指している.そこで本研究では,微細加工を用いてガス平衡器となるマイクロ流路を数種類設計し,マイクロ流路式二酸化炭素センサーを試作すると共に,その特性評価を行った.
抄録全体を表示
-
伴野 将大, 朴 鍾ほ, 柳田 保子, 初澤 毅
セッションID: C07
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
生体分子を検出及び測定する手法の一つに蛍光測定があるが、従来の測定装置は大型で持ち運びが困難であるという欠点がある。そこで本研究では屈折率を周期的に変化させたフォトニック結晶を用いて微量サンプルの蛍光測定を行うためのバイオ蛍光計測デバイスの開発を目的にする。ガラス基板上にシリコンナイトライドのフォトニック結晶を作製し、蛍光を入射した時の特定波長での光学特性について計測した。
抄録全体を表示
-
Mani Ganesh Kumar, 高宮 伸太郎, 八十田 穣, 槌谷 和義
セッションID: C08
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
The detection of temperature and pH at the single-cell level is hoping for the great level of clinical importance for the early detection of many diseases like cancer, diabetes, etc. In this research work, we have fabricated a micro region pH and temperature sensors by series of processes like electrolytic polishing to create needle structure, deposition of electrode materials using sputtering for measurements and finally testing in various biological medium. The structural and morphological properties were analysed using XRD and FE-SEM. The fabricated tip of the microneedle probe is nearly 5μm analysed by laser microscope. pH testing was evaluated using fish egg and the found that results were significant. Seebeck co-efficient observed for the micro region temperature sensors is relatively low compared to theoretical values. Since the sensor works at micro region, the potential difference is easily disturbed by atmospheric anomalies. Hence, the accuracy of the sensor will be further improved in the future.
抄録全体を表示
-
水流添 岳, 槌谷 和義, Mani Ganesh Kumar
セッションID: C09
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
アスリートの体調管理指標として非侵襲的に採取可能な唾液を測定対象とした口腔内pH測定が有効とされている.しかし,既存の方法は口腔内1箇所のみの測定となっているが,口腔内は部位によってpHが異なるため複数箇所による測定が必要である.よって本研究室で考案された比較的に簡易構造を有するアンチモン電極法を模倣したAg/AgIO3電極法を用いて口腔内を複数点同時にかつ連続的に測定し,部位毎における口腔内pHの変化を確認する.
抄録全体を表示
-
血液中へ分散させた培養細胞クラスター
近藤 昂慶, 秋本 和憲, 青木 伸, 早瀬 仁則
セッションID: C13
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
マイクロ流路を用いて、血中から複数の細胞が集まった細胞クラスターの選別を試みている。前報では、変形しやすい細胞クラスターは、通常の円柱から三角柱状のポストに変更した決定論的横置換法デバイスにより、分離できる可能性を示した。本報告では、培養した細胞クラスターを血液に分散させ、血液から実際に細胞クラスターが分離できるかの検証を進めた。
抄録全体を表示
-
電界集中電極による撹拌の高効率化
中村 竜太, 赤上 陽一, 久住 孝幸, 南谷 佳弘, 南條 博
セッションID: C14
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
免疫組織染色における従来法では,抗原抗体反応時間は90分を要していた.そこに我々が開発した電界撹拌技術を同工程に導入することで10分に出来ることを確認し、迅速免疫組織染色法を開発した.本報では,抗原抗体反応が更なる迅速化,さらには撹拌領域拡大に向けた電極形状を検討し,電場を集中させた電極により撹拌の高効率化することで、より高品質な免疫組織染色結果が得られ,また撹拌領域の拡大も可能となった.その結果について報告する.
抄録全体を表示
-
平野 匡章, 有賀 洋一, 神原 克宏
セッションID: C15
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
生化学自動分析装置において糖尿病の診断指標の一つであるヘモグロビンA1cを分析するためには、前処理工程で血球検体と溶血剤の混合が必要となる。前処理工程自動化のため血球検体の分注方法を検討したが、従来の血清検体よりも高粘度であるため分注量の正確性が低下した。そこで、検体吸引時の圧力を指標として吸引量低下を抑制する分注動作のパラメータを選定し、7日間保存血に対し分注正確性60%を実現した。
抄録全体を表示
-
可動機械と藻類の融合と光応答駆動の検討
中水 泰輝, 長羅 優幸, 柴田 隆行, 永井 萌土
セッションID: C16
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では,走光性の藻類ミドリムシが有する環境情報(光)への応答能を利用し,環境光に応答するデバイスアレイの開発を目的とする.並列的に可動機械に融合する方法として,流路内で流れを利用したミドリムシの輸送配置を実証する.流路抵抗の計算に基づいた流路設計で,位置選択的にミドリムシを配置できることを示す.また外部から藻類に光を照射したときの運動を計測し,デバイスの駆動に役立つ運動特性を解析する.
抄録全体を表示
-
扁平マイクロ流路の作製プロセスの検討
佐藤 直彦, 山根 真大, 永井 萌土, 柴田 隆行
セッションID: C18
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では,原子間力顕微鏡(AFM)のプローブ先端に中空構造を有するナノニードルを形成することで,生体分子(DNAなど)の注入や採取を可能とするバイオプローブの開発を行っている.本報では,カンチレバーのヤング率の低減を目的とし,Siの結晶異方性エッチングを利用した扁平マイクロ流路の作製プロセスを検討した.また,Si基板同士の接合プロセスの歩留りを改善するために,表面活性化接合についても検討した.
抄録全体を表示
-
蚊の上唇の内径が20µmであることの妥当性
野村 亮介, 山田 雅大, 鈴木 昌人, 高橋 智一, 青柳 誠司
セッションID: C19
発行日: 2016/08/20
公開日: 2017/02/20
会議録・要旨集
フリー
蚊の口針を模擬した低侵襲性中空微細針の開発の一環として,針内径と血液吸引性能の関係を評価した.光造型法により作製した中空針は,内径20 µm~50 µm,長さ500 µmとした.内径20 µmの場合,蚊の血液吸引量である2 µLを吸引できるが,その後血栓ができてそれ以上の吸引が困難であった.蚊は宿主に気付かれないように血液を吸うために口針を細くして皮膚の痛点を避けているが,一方でこれは管の詰まりを招く.蚊の上唇の内径20 µmは両要素を満足するために進化の過程で獲得された最適値であると考えた.
抄録全体を表示