透水係数は場所や深さによる違いが大きいので, 不飽和土層の透水係数を現地で測定する手軽で迅速で, しかも信頼性の高い方法が求められてきた。
Guelph大学のReynoldsとElrickらが開発したGuelph透水計は, 直径3~6cmのオーガーホールに5~20cmの一定水深を維持し, 土中に浸透する定常流量を測定するもので, 深度20~100cmの, 地下水の影響のない不飽和土層を対象として, 飽和透水係数とマトリックフラックスポテンシャルを求める方法である。
この透水計による現場透水係数測定の理論, 解析プログラム, 装置, 測定手順, 測定例を紹介した
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