ヨーロッパに生まれた市民農園は, 200-300年前の古くから旧西ドイツの「クラインガルテン」を初め, イギリス, フランス, オランダ等で始まり, わが国においては, 都市化の急速な進展に伴い都市住民の農園へのニーズが増えたことや, 耕作放棄地が増えたこともあり, 市民農園の数は, 昭和40年ごろから急激に増加し, 昭和63年の調査では全国3,487カ所と7年間で約2倍に増加している。
今回, 市民農園および平成2年9月に施行された市民農園整備促進法の目的と意義について述べると共に, 日本の市民農園の現状, 平成7年4月に開園した仙台市市民農園の内容を紹介する。
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