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竹中 啓輔, 吉田 環, 諏訪 雅也, 宇野 進吾, 東條 公資, 佐藤 雄二, 塚本 雅裕
p.
416-417
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
金属粉末堆積法の高度化のためには基材および金属粉末への入熱制御が重要であり、粉末と基材をそれぞれ均一に加熱可能なビームプロファイルを用いる必要がある。均一な加熱を行うことで照射範囲内での入熱量の過不足を防ぎ、希釈を最小限に維持しつつ皮膜形成効率の向上が期待できる。そこで本研究では、加工点におけるビームプロファイルを円形から矩形に制御することで均一加熱による希釈と皮膜形成効率の変化について調査した。
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吉田 怜史, 竹中 啓輔, 水谷 正海, 佐藤 雄二, 塚本 雅裕, 高石 武史
p.
418-419
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
ワイヤ型レーザ金属堆積法とは,レーザを照射して金属ワイヤを溶融・凝固させて皮膜を形成するコーティング技術である.本研究では,純銅に対する光吸収率の高い青色半導体レーザを用いたワイヤ型レーザ金属堆積法により,ステンレス基板上に純銅皮膜を形成した.その結果,基板へのレーザ入熱を低減させることで基板成分が皮膜に溶け込む希釈の少ない純銅皮膜を高い接合強度で形成できることを明らかにした.
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-ホットワイヤ・レーザAMによる超硬合金の造形 (第1報)-
寳耒 貴大, 丸本 啓太, 山本 元道, 阿部 高志, 長森 啓悟, 市川 洋, 西山 昭雄
p.
420-421
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
超硬合金は高い硬度や耐摩耗性を持つことから切削工具の分野において高い需要があるが,粉末冶金法による一体製品として作成されるため低い材料歩留まりや工具の重量増加が問題となっている.近年,AMによる研究が広く行われているが空孔やWCの分解が生じている.本研究ではホットワイヤ・レーザAM法を用いて欠陥のない超硬合金造形体の作製を目指した.本報では,レーザの照射方法が造形体の組織に与える影響について報告する.
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- ホットワイヤ・レーザ法による超硬合金の造形技術開発 (第2報) -
丸本 啓太, 寳耒 貴大, 山本 元道, 阿部 高志, 長森 啓悟, 市川 洋, 西山 昭雄
p.
422-423
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
本研究ではホットワイヤ法と半導体レーザを組み合わせたホットワイヤ・レーザAM技術を使用し,超硬合金を対象とした付加造形技術の開発を目的としている.本報告ではNi基の中間層を炭素鋼の基材と超硬合金造形体の間に造形することで,超硬合金のCoと基材のFeとの反応を抑制した.さらに,中間層によって超硬合金に直接レーザが照射されることを抑制することでWCの熱分解を抑え,焼結体と同等の硬度を有する造形体の作製を行った.
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村山 祐紀, 木村 真晃, 日下 正広, 平山 明宏, 海津 浩一
p.
424-425
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
積層造形によって作製したAlSi12合金について,外周輪郭を照射する際のレーザ照射スパン長に注目し,それを種々変更して造形を行った.そして,引張試験を行い機械的性質を調べるとともに,表面性状の観察を行った.その結果,スパン長と外周輪郭の表面粗さには相関関係があり,表面粗さが低いほうが引張強さが高くなる傾向を示すことがわかった.
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井上 雄介, 松田 和貴, 後藤 浩二, 寺崎 秀紀
p.
426-427
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
WAAM方式の積層造形技術確立のため,軟鋼用ワイヤを用いてCO2溶接による溶接ビード積層の条件探索を実施した.そして,熱伝導解析により求めた積層中の温度履歴と試験における測定結果をフィッティングして熱弾塑性解析を行い,造形後の基板の反り変形を推定した.また,得られた温度履歴を基に冷却速度からビッカース硬さ分布を推定した.製造条件から推定した硬さ・変形は測定結果と良好な一致を示した.
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―熱収縮法における入力パラメータ設定に向けた考察―
皿田 聖, 岡野 成威, 望月 正人
p.
428-429
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
1パスの積層造形を対象として種々の材料を想定した熱弾塑性解析を行い,固有ひずみ発生特性に及ぼす材料特性の影響を評価した.その結果,材料特性に応じて固有ひずみ分布特性を系統的に整理できることを確認した.それを踏まえて,熱収縮法における入力パラメータ設定手法について考察した.さらに,代表して工具鋼を対象に,積層部を鉛直に積み上げた際の積層高さ位置が固有ひずみ発生特性に与える影響についても検討を加えた.
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佐々木 駿伍, 王 聞達, 手銭 永遠, 前田 新太郎, 生島 一樹, 柴原 正和
p.
430-431
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
金属3D積層造形ではレーザ等の熱源を用いて材料を溶融・凝固させるが、積層プロセスを移動熱源を用いて忠実に再現するのは計算コストの面から困難である。そこで本研究では、理想化陽解法 FEM を用いた簡略化解析手法を提案し、プロセスパラメータが積層構造の応力・変形挙動に及ぼす影響について検討する。
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幅田 真史, 佐々木 駿伍, 前田 新太郎, 生島 一樹, 柴原 正和
p.
432-433
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
金属積層造形は複雑な構造を造形できることからその活用が期待されているが、積層プロセスで急激な温度変化を伴うことから最終的な製品には大きな変形・応力が発生する.溶融・凝固の伴う移動熱源をモデル化するのは計算コストの面から困難である.そこで,本研究では固有ひずみを用いた弾性解析を用いることで施工後の熱変形を予測する。
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岡本 勇也, 林 篤史, 津山 忠久
p.
434-435
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
近年、溶接作業の自動化が進んでいる一方で人の溶接作業は依然として必要とされている。我々は、人の溶接作業を溶接士の見え方に近い映像で取得することを目的とした溶接士視野映像の取得方法について検討した。本報では、カメラの配置、露出、画像処理等の条件最適化について報告する。
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岡本 勇也, 林 篤史, 津山 忠久
p.
436-437
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
人の溶接作業で行う建築鉄骨の現場では、人手不足も相まって溶接品質の管理に対する省力化が求められている。既存技術として、電流電圧データを用いた溶接品質の管理方法があるが、我々はそのデータに加えて開発を進めてきた溶接士視野映像との紐づけることで溶接品質の管理に寄与できると考えた。本報では電流電圧データに溶接士視野映像を付加したデータ統合システムの開発について報告する。
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長谷川 諒, 佐々木 正司, 村井 博
p.
438-439
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
本研究では半自動炭酸ガスアーク溶接におけるSS400中板突合せ継手の立向・横向溶接について、モーションキャプチャシステムを用いたトーチ動作解析と溶接品質との相関を調査した。その結果、ウィービング止端部におけるトーチ滞留時間割合が長いほど溶接欠陥が少なくなることが分かった。この結果を基に作製したウィービング矯正システムを未熟練者に検証してもらったところ、同様に溶接欠陥が減少し、効果が実証された。
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可視化技術を活用した溶接技能者教育システムの開発 (第1報)
劉 国梁, HUU NGUYEN HUONG, 丸本 啓太, 山本 元道, 中村 敬人, 小橋 泰三, 岡部 俊明, 武田 裕之
p.
440-441
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
溶接工の減少と若い人材の早期育成の需要に伴い、高効率溶接技術教育の需要は増加している。本研究の目的は溶融池周辺を認識し、それを視野に入れ、軽量で便利で、安価な部品とプログラミング言語を使用し、かつ様々な溶接姿勢に対応できるデジタル溶接ヘルメットを開発して溶接技術教育に用いることである。
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Ik Keun Park
p.
442-443
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
最近、NDTパフォーマンスデモ(PD)システムの使用が世界的に拡大し、特に原子力発電所での信頼性向上に貢献。韓国の熱電発電所向けにPAUT-PDシステムを開発。検査員はRRTに基づき欠陥を測定、報告。技術差異の信頼性分析を通じてPDシステムの最適化と検査技術の向上を目指した。結果、PDはRRTで実行可能であり、熱電発電所のNDTでPD手法を採用することで検査結果の信頼性向上。
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南 侑里子, 岡野 成威, 望月 正人
p.
444-445
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
オーステナイト系ステンレス鋼配管溶接継手内面における人工欠陥に対して様々なプローブを用いたフェーズドアレイ超音波探傷を実施し,それらの適用性について実験的に検討した.その結果,溶接金属部が探傷性能に影響を及ぼすことを確認し,特に縦波を用いることで適用性が向上することが示唆された.さらに,得られた欠陥サイジング精度を考慮してき裂進展解析を行い,構造健全性評価の観点から適用性について考察を加えた.
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板厚の異なる鋼鈑に対する校正コスト削減の検討 (第3報)
セフ シャハブディン, 上谷 佳祐, 北村 貴典
p.
446-447
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
自動車製造の場合、車体1台あたり3000~4000点の抵抗スポット溶接が行われ、溶接部の品質保証の効率化が課題である。本報では、板厚が異なる鋼鈑を用いた各種板組に対して抵抗スポット溶接を実施後、マイクロマグネティクス法で溶接部のナゲット径を非破壊計測する際に必要となるキャリブレーションの手間をどの程度削減できるかについて検証した。
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鹿島 俊, 岡野 成威, 望月 正人
p.
448-449
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
曲面形状を有する円柱状欠陥がTOFD法のサイジング手法に与える影響因子をニューラルネットワーク回帰により評価した.このとき,欠陥性状や測定条件などの入力因子が出力値に与える影響を,容易に理解が可能な数法則式として導出した.その結果,円柱状欠陥の直径のサイジングは曲率に大きく影響することが明らかとなった.また,導出した数法則式を溶接部に適用し,サイジング精度に及ぼす溶接欠陥の性状について考察を加えた.
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鬼塚 梨里, 長谷川 将司, 植木 竜佑, 緒方 森, 高橋 政典
p.
450-451
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
はんだ付けは溶着の一種であり、基板実装に多く使用される技術である。昨今の電子機器の高温動作化により、はんだの耐久性の向上が求められるようになっている。先行研究により、X線CTと深層学習を組み合わせることで、非破壊ではんだ接合部全体の三次元的なクラック構造及びその進展を可視化することが可能となった。本研究でははんだのき裂進展と外形変化について三次元的に観察するとともにメカニズムを考察していく。
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長谷川 将司, 鬼塚 梨里, 緒方 森, 植木 竜佑, 高橋 政典
p.
452-453
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
はんだ付けはろう付けの一種であり、主に電子基板の実装に使用される。製品の動作に伴う温度変化により、はんだ接合部に疲労破壊によるき裂が発生し、不良の原因となる。本研究ではX線CTによって取得した三次元非破壊データに深層学習を適用させることで、き裂の三次元情報を得ることが可能となった。また、非破壊であることからき裂の進展及び構造について経時変化観察を行った。
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肥川 周平, 岡野 成威, 望月 正人, 橋本 匡史, 手塚 亮, 吉村 太志
p.
454-455
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/23
会議録・要旨集
認証あり
これまでにインデンテーション法による加工変質層評価技術の検討はされているものの,本手法で用いる変数の材料依存性は必ずしも十分に調査されていない.本研究では,航空機材料への本手法の適用に向けて,材料特性の影響を受けることが示唆されている諸変数を実験および数値解析により取得した.さらに,本手法の深さ方向分布への拡大に向けて,加工変質層の深さや内部特性が押込み試験結果に与える影響を定量的に評価した.
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