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竹谷 直弥, 杉本 幸弘, 山本 元道, 田中 耕二郎, 深堀 貢
p.
104-105
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,摩擦攪拌点接合時の塑性流動現象や温度計測を実施した結果について報告する.
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A. Sharma, Y. Morisada, K. Ushioda, H. Fujii
p.
106-107
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
Effect of Zn source on the mechanical properties of friction stir welded AA6061-T6/SPCC dissimilar butt joints
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松田 朋己, 上野 達哉, 廣瀬 明夫, 安武 正展, 上杉 健太朗, 岩本 知広
p.
108-109
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,摩擦撹拌点接合により作製した合金化亜鉛めっき鋼/アルミニウム合金継手に対して,接合界面構造制御による脆性破壊挙動抑制を試みた.マイクロスケール界面凹凸構造の形成により,十字引張試験時の界面部から母材側へのき裂逸脱挙動とそれに伴う部分的延性の付与が認められた.電顕観察下でのマイクロ引裂き試験および同破壊試料の三次元き裂進展経路観察を通じて,界面近傍構造と破壊挙動の対応について検討した.
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森貞 好昭, Ambrosio Danilo, Sharma Abhishek, 潮田 浩作, 藤井 英俊
p.
110-111
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
我々は半球状ツールを後退側に傾斜させる摩擦攪拌接合法を提案し、バリの発生が抑制された良好な攪拌部が得られると共に、ツール寿命が飛躍的に向上することを示してきた。本研究では当該接合法をアルミニウム合金と鋼の異材重ね接合に適用し、形成される攪拌部と接合界面に及ぼすツール形状の影響を詳細に調査した。その結果、傾斜ツール摩擦攪拌接合法は接合界面温度の低温化にも効果的であることが明らかとなった。
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吉川 脩平, 武岡 正樹, 窪田 凌士, 清水 良行, 鴇田 駿, 佐藤 裕
p.
112-113
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
スクラビング複動式摩擦攪拌点接合の実現象を把握することで、本接合法におけるツール摩耗のメカニズムを調査した。被接合材の組織観察等によるツールの最高到達温度の推定及びストップアクション法による接合途中のショルダ内のアルミニウム組織観察により、ショルダ内のアルミニウムは接合中に溶けていることが判明した。溶けたアルミニウム中に超硬合金ツール内のCoが溶出しツールが脆くなり摩耗することが判明した。
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山本 航平, 前田 新太郎, 生島 一樹, 柴原 正和
p.
114-115
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
摩擦攪拌接合 (FSW) は力学挙動が複雑であるため、シミュレーションを活用しその力学状態の予測を行うことは有用である。そこで本研究では、ラグランジュマーカー粒子を用いることにより、オイラー型解法でありつつ移流方程式を直接解かないFEM熱弾塑性解析手法を構築する。本手法を用いることにより、FSW時の力学的挙動に及ぼす諸因子の影響について検討する。
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高 業飛, 山本 尚嗣, 廖 金孫, 森貞 好昭, 藤井 英俊
p.
116-117
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では透過電子顕微鏡(TEM)により、半年室外曝露試験前後の2段階摩擦攪拌接合法で得られている凹凸界面構造を有するマグネシウム合金とCFRPの異材接合継手の界面を観察し、凹凸の各部分の接合状況の変化有無を確認し、接合界面の長期安定性を評価した。
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福井 涼太, 松田 朋己, 佐藤 蓮, 清水 万真, 佐野 智一, 大畑 充, 廣瀬 明夫
p.
118-119
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
金属と樹脂の直接接合において,強度発現に影響を及ぼす因子は未解明である.本研究ではAl合金/CFRTP継手の強度および接合界面近傍の局所特性に及ぼす接合温度の影響を調査した.接合温度がCFRTPの融点を越えることで強度発現が示された一方,樹脂の熱分解温度以上では強度低下を示した.また,継手強度は接合端部の局所特性が重要となることに着目し,温度依存強度発現機構に基づいた短時間接合プロセスを確立した.
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清重 淳也, 安井 利明
p.
120-121
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
摩擦攪拌接合を用いたアルミ/アルミナの接合において、接合界面にセラミック粉末を導入することによって接合強度の向上を図った。粉末は摩擦攪拌プロセスによりアルミ板に固定し接合を行うことで粉末の飛散や凝集を防止し、アルミナ表面の摩耗を促進することに成功した。
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中西 栄徳, 垣内 大輔
p.
122-123
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,母材に熱可塑性樹脂を使用しているCFRTP板同士の強固な接を目的にしている.CFRTP板同士をオーバーラップさせ,直径3mmの円筒形状ピンを高速回転させて押し込む.樹脂は摩擦熱で溶融して板材同士の界面では樹脂同士の接着が起きる.さらに炭素繊維は熱伝導率が高く溶融範囲が大きくなり接合面積が大きくなる.さらに一部の炭素繊維を相手材に押し込む事で,より強固な接合が得られる.
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佐藤 祐理子, 菖蒲 敬久, 冨永 亜希, 佐野 智一, 荻野 陽輔
p.
128-129
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では、ガスメタルアーク溶接における溶滴移行の時空間特性に及ぼす内部流動の影響を解明することを目的に、トレーサー粒子を埋没した純アルミニウムワイヤを用いて透過X線観察を実施した。電流値の増加ならびに電流経路の拡大に応じて溶滴内部の流動速度は増加し、その速さはワイヤ送給速度の2倍から3倍であった。内部流動速度の増加は、溶滴移行周波数の増加、さらには溶滴の急伸長を伴う溶滴移行形態の遷移を誘引した。
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三輪 真聖, 古免 久弥, 田中 学, 田辺 祥大, 松尾 優太朗, 兵間 賢吾, 猪瀬 幸太郎
p.
130-131
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では、ミグ溶接中の溶滴移行に伴うシールドガスの巻込みによって生じるブローホールの発生現象を解明することを目的とした。この目的を達成するため、まずは気液二相を取り扱うことができる2次元の粒子法モデルを構築した。そして、異なる表面張力パラメータを設定して溶滴が溶融池へ輸送される過程のシミュレーションを行った。その結果、表面張力の低下によりガスの巻込み量が増加することが確認された。
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野元 将志, 加茂 孝浩, 児玉 真二, 古免 久弥, 田中 学
p.
132-133
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
ガスメタルアーク溶接で作製された溶接金属中の酸素量に及ぼす極性の影響を評価した。シールドガスに100%CO2を用いた場合、EN (Electrode Negative)極性で作製した溶接金属中の酸素量は、EP (Electrode Positive)極性で作製した場合と比較し高くなった。一方でAr+5%CO2を用いた場合は逆の傾向を示した。この逆転現象は溶滴温度の変化に対応すると考えられた。
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XIA YUXIONG, 山根 敏, WANG YIKUN, 井原 廣紀, 山田 比路史, 花岡 早紀, 上原 巧
p.
134-135
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
アーク溶接において、溶接中に強烈な紫外線が発生している。これと大気中の酸素が反応して、オゾンが発生している。令和6年5月より、作業者の呼吸域におけるオゾン濃度の限度値が決められた。代表的な実溶接において、どの程度のオゾンが発生しているかを調査し、本報告では、この結果をまとめた。オゾン濃度の計測値が高くなる要因について考察をおこなった。
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丸山 敏生, 佐野 智一, 荻野 陽輔
p.
136-137
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,ガスメタルアーク溶接プロセスにおけるワイヤ送給が溶滴自由移行現象に及ぼす影響を解明し,ワイヤ送給制御による溶滴移行の制御を目的として,数値シミュレーションを用いて溶滴移行の挙動を再現した.ガスメタルアーク溶接のワイヤ送給制御プロセスをモデル化し,低電流条件のグロビュール移行を対象としてワイヤ送給に関するプロセスパラメータを設定することで,それらが現象に及ぼす影響について調査を行った.
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関口 翔太, 山崎 圭, 迎井 直樹, 小林 裕生, 古免 久弥, 田中 学, 菅 哲男
p.
138-139
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
ワイヤ先端の往復運動により溶滴に慣性力を与えることで、規則的なグロビュール移行を可能とするワイヤ送給制御プロセスがある。本プロセスにおいて安定した溶滴移行を実現するためには、溶接電流波形およびワイヤ送給速度波形に関する各種パラメータの適正化が必要となる。これまでに様々なパラメータを変化させて溶滴移行現象を観察してきた。本発表では、これらの観察結果をまとめ、溶滴離脱に及ぼす影響因子について報告する。
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小林 裕生, 古免 久弥, 田中 学, 関口 翔太, 山崎 圭, 迎井 直樹
p.
140-141
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,ワイヤ送給速度の周期的変動に伴う溶融金属に働く慣性力を溶滴移行の制御に用いたGMA溶接において、溶滴移行現象の数値流体シミュレーションを行い,そのメカニズムの解明を目的とした.その結果,実現象と同様にワイヤの振幅1周期中に1溶滴が離脱する1振幅1溶滴をシミュレーションで再現することに成功した.また溶融金属に作用する外力を比較し,この溶滴移行における支配的な駆動力を明らかにした.
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長尾 涼太, 小西 恭平, 上月 渉平, 谷口 公一, 植田 圭治
p.
142-143
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
ワンプール2電極CO2アーク溶接のアーク挙動に及ぼす極性とワイヤ組成(REM)の影響について基礎的に調査を行った。高速度カメラによる溶接中のアーク現象の観察、および溶接後の継手外観・溶接部断面の観察結果より、極性の組み合わせ、およびワイヤへのREM添加有無によってアーク相互作用が異なり、溶込み形状に影響を及ぼすことが明らかとなった。
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岩下 一晶, 岡本 努, 福川 考司, 宮坂 史和, 芹澤 久
p.
144-145
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
三次元非定常熱伝導解析法を用いた、MAG溶接溶込み形状の予測計算モデルの開発を行っている。実験によりアーク圧力径と溶滴投入深さの関係を求め、その関係式を計算モデルに適用した結果を述べる。
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松田 昇一, 棚原 靖, 古免 久弥, 田中 学
p.
146-147
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
ティグ溶接は欠陥発生が少なく,耐食性等に優れているが,溶込みが浅い欠点がある.これまでに,磁場を付与することによりアークや溶融池に生じる電磁力を利用して,一部溶込みを増加させることができたが,その溶込み増加メカニズムには不明点が多い.本研究では溶込みに大きな影響をおよぼす溶融池内の対流をX線透過観察により非破壊で観察し,外部磁場が溶融池内の流動に及ぼす影響を調べた結果を報告する.
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岡田 賢治, Hong Seong Min, 古免 久弥, 田中 学, 伊藤 和博
p.
148-149
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
アルミニウム合金薄板を従来のアーク溶接で溶接するには入熱の制御が課題となる.これまで,鋼厚板の交流パルスアーク溶接に外部磁場を付与することで入熱を制御できるという報告があったが,アルミニウム合金薄板については未だ調査されていない.本研究では,アルミニウム合金薄板の交流パルスTIGメルトラン溶接を行い,溶接方向に対して垂直な外部磁場を付与して断面溶込み形状および溶接部の特性への影響を調査した.
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渡部 公規, 佐野 智一, 荻野 陽輔
p.
150-151
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では、ガスメタルアーク溶接を対象として外部磁場がアークプラズマ現象、溶滴移行、ビード形成現象に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。マグ溶接に一定の磁場あるいはパルスの磁場を与えた条件で高速度カメラを用いた実験観察を行い、その影響を調査した。その結果、アークの形状が変化し、ビードにも影響を与えることが明らかとなった。
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梶井 皓太, 佐立 優心, 正箱 信一郎, 山下 智彦, 古免 久弥, 田中 学
p.
152-153
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
火星開発の技術として交流GTA溶接が期待されている。擬似火星大気中における交流GTAのアーク特性を調査するため,減圧した真空チャンバ内に火星大気を擬似し,その中で発生させた交流GTAの電子密度を計測した。交流GTAの赤外線映像を利用するIR法を用い,高速度ビデオカメラで撮影を行うことで交流GTAの電子密度の計測を可能にした。擬似火星・地球大気中における交流GTAの電子密度分布を計測し周囲圧力や極性の影響を調査した。
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渡邉 慎司, 松本 知史, 齋藤 雅哉, 井上 浩良, 田中 良一, 川村 研二, 野瀬 哲郎, 片山 翼
p.
154-155
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
高層建築向けコラムの現場溶接のニーズが高まりつつある一方、溶接工は減少傾向にあり、高効率な溶接ロボットの適用が急務である。本研究では、可搬式の直交型5軸ロボットの開発を試み、従来型の直交4軸に対し、その機能の拡大状況を確認した。また本研究では開先形状の測定にレーザ画像解析による非接触高速計測を導入し、開先計測+積層ロジック演算+5軸ロボット施工により高効率自動溶接を実現した。
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田中 亮匡, 片山 翼, 後藤 憲一, 田代 裕一朗, 遠藤 俊志, 脇田 直弥, 渡邉 慎司
p.
156-157
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
昨今の建築現場では年々溶接工が減少傾向にあり、現場における溶接工の確保が困難となりつつある。加えて、コラムの現場溶接となるとその技量は一朝一夕で身に付くものではなく高度な技量が要求される。そこで我々は非熟練溶接工でも扱える現場溶接ロボットを開発し、人手不足と高い要求技量レベルの課題を解決するべく試験的に現場適用を実施した。その結果、現場適用拡大に向けて一定の知見を得たので報告する。
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―ワイヤ径に応じた溶接条件の検討―
藤原 康平, 津山 忠久, 荻野 陽輔, 小原 昌弘, 水口 隆
p.
158-159
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
GMA溶接の低スパッタ化を目的として、CO2を主たるシールドガスとし、少量のArを溶滴の周辺のみに周期的(パルス状)に添加することで規則的な溶滴移行を実現し、ガスコストを抑えつつ低スパッタ化が可能なパルスガスMAG溶接法を開発した。本報では、パルスガスMAG溶接法において電流およびワイヤ径を変化させた際の溶滴挙動について調査し、得られた結果について考察した。
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奥村 泰輔, 上野 康雄, 高野倉 正三
p.
160-161
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
狭開先溶接は,板厚に対し小さな隙間で,溶接角変形を考慮した程度の角度を有する開先を,ロボットまたは自動アーク溶接により各層を1パスまたは2パスで多層溶接する方法である.そのため,溶接量削減による溶接材料,炭酸ガス及び溶接作業時間の低減等を図れる.なお,傾斜狭開先は,底面に対して直角ではなく,傾きを有した開先である.本稿では,傾斜狭開先の溶接条件の検討結果と,継手性能試験を行ったので報告する.
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炭酸ガス比率とスラグ中導電相の関係
熊谷 和磨, 井海 和也
p.
162-163
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
第1報では、100%CO2で溶接した重ね継手はAr+20%CO2にはない、鉄比率の高い酸化物相がスラグ中に存在し、優れた電着塗装性を示した。本報では、シールドガス中のCO2比率を変化させ、スラグ中の鉄比率の高い酸化物相の形成に及ぼす影響を調査するとともに、スラグの導電性を評価した。
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-超ハイテン鋼を対象とした溶接スラグ制御技術の開発-
古川 尚英, 井海 和也, 熊谷 和磨, 田中 正顕, 深堀 貢, 渡邊 海香
p.
164-165
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
自動車分野では車体軽量化を目的に,高強度薄鋼板の適用が広まっている。高強度薄鋼板の溶接継手部は,従来鋼板と比較し溶接スラグが増加し,電着塗装性を阻害する。本課題に対し,ハイアルゴンガス環境下で,溶接継手の電着塗装性を向上する溶接条件を見出した。本報(第一報)では,重ね継手の電着塗装性と耐疲労性に及ぼす成分および溶接条件の影響を報告する。また,開発プロセスの実部品への適用結果を第二報で報告する。
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-ハイアルゴン溶接2のロアアームへの適用開発-
田中 正顕, 渡邊 海香, 石田 広志, 古川 尚英, 井海 和也, 熊谷 和磨
p.
166-167
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
自動車分野では車体軽量化を目的に,高強度薄鋼板の適用が広まっている。
高強度薄鋼板の溶接継手部は、従来鋼板と比較し溶接スラグが増加し、電着塗装性を阻害する。
本課題に対し、ハイアルゴンガス環境下で、溶接継手の電着塗装性を向上する溶接条件を見出した。
本報(第二報)では、本開発プロセスを実部品(ロアーアーム)に適用、部品機能の評価結果を報告する。
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星野 佑介, 伊藤 和博, Hamed Zargari Habib, 小澤 俊平, 戸田 要, 鈴木 励一
p.
168-169
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
1180 MPa級冷延鋼薄板にCr濃度の異なる溶接ワイヤを用いて重ねすみ肉溶接を行い,平面曲げ疲労試験を行った.溶接条件やCr濃度により疲労寿命が異なった.止端部形状による応力集中とCr濃度増加による溶接部硬化との競合が疲労寿命の決定要因と考え,Ar-10%CO2と同等雰囲気で測定したCr-Fe二元系合金の表面張力温度依存性から溶融池温度分布と物質流動を再現し,止端部形状について考察する.
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-熱延超ハイテンのスラグ低減アーク溶接技術の開発-
小西 恭平, 髙島 克利, 植田 圭治
p.
170-171
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
超ハイテンを用いたアーク溶接では溶接スラグによる耐食性低下が課題である。これに対して、スラグを低減可能な高電流パルスMIG溶接技術を開発してきたが、Arシールドガス条件におけるアーク安定性やシールド性といった施工ロバスト性については未詳であった。そこで、本研究では施工外乱を想定した実験計測を実施し、溶滴移行挙動ならびにスラグ量を定量化することで、高電流パルスMIG溶接の施工ロバスト性を検討した。
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野口 昂裕, 笠野 和輝
p.
172-173
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
CO2においてスパッタの発生を抑制する事は、ワークの品質向上や後工程で作業時間を短縮する上で、非常に重要であるが、溶融池の振動が大きくなるグロビュール移行では、微小短絡によりスパッタが発生し易いことが問題になっている。本報告では微小短絡を抑制する電流波形制御について定量的に観察し、考察したので報告する。
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―ウィービング溶接による亜鉛めっき鋼板の気孔抑制 その2―
松葉 正寛, 爲實 巧, 石田 欽也, 児玉 真二, 松田 和貴
p.
174-175
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
自動車シャシー部材の耐食性向上にあたり,亜鉛めっき鋼板の適用が有効である.一方で,めっき由来の亜鉛蒸気は溶接金属内部に気孔として残留する場合があり,気孔を安定的に低減する方法が求められる.この課題に対し,ウィービング溶接は気孔の抑制に有効であることが判った.本報では溶接ワイヤ成分がウィービング溶接の気泡排出挙動に及ぼす影響を調査した結果について報告する.
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吉田 佳史, 石井 正信, 𠮷岡 隆
p.
176-177
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では、工程の簡略化のために自動車業界を中心に使用量が増えているアルミダイカストに注目し、実験を行った。
今回、アルミダイカスト材とA6063などの押出材とのミグ溶接のビード外観、スパッタ発生量、溶込形状に及ぼすシールドガス組成の影響を調べた。
シールドガスにヘリウムを混合し、その混合比によって溶込み形状が変化することを明らかにした。
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呉 東升, 古免 久弥, 浅井 幸, 田中 学, 村田 唯介, 村田 彰久
p.
178-179
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
A novel constricted micro-arc process was developed to manufacture an Al and Cu foil lap joint, and suppress the defect formation.
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―特徴点抽出による事象判定技術の開発―
天野 晋作, 小川 剛史, 小林 大祐
p.
180-181
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
自動溶接の工数低減や溶接品質向上を目的とした自動溶接向けの制御システム開発を進めており、これまで自動TIG溶接中の電極やワイヤのねらい位置制御技術や、溶融池輪郭形状の抽出技術などを報告してきた。その中で使用してきた特徴点抽出技術であるMADarkPoseを活用して、溶融池画像中のスラグやワイヤ先端の溶滴に対する、抽出及び有無の判定技術を開発した。
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荒木 翔太, 高橋 栞太, 星 岳志, 椎原 克典
p.
182-183
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
レーザ溶接部の品質検査は、溶接後にRTや断面観察等の破壊検査で評価するため、溶融内部の情報取得には時間・コストがかかる。そこで、レーザ溶接中に局所歪によって発生するAEに着目し、材料内部の情報である溶け込み深さを非破壊で予測可能なインプロセスモニタリング技術の検証を行った。ステンレス鋼のビードオンプレート試験で得られたAEと溶け込み深さの相関性について評価した結果を報告する。
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太田 元基, 西原 昭彦, 藤井 博之, 山角 覚, 塙 裕樹, 川 智明
p.
184-185
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
溶接部の応力集中を緩和するためのグラインダ仕上げは、溶接ビードと構造物のバラつき、仕上げ形状の複雑さ、狭隘な作業空間により自動化が難しい作業で、人手による肉体的負荷が高く過酷な作業であった。今回、溶接止端の高精度な検出が可能な、独自の溶接止端部検出アルゴリズムを搭載したレーザセンシングを開発し、グラインダ仕上げの代替手法TIGドレッシング工法と併せて採用することで自動化を実現した。
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津守 麗偉, 落合 航平, LUO YUXI, 山根 敏
p.
186-187
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
変動のあるルートギャップに対するパルスMAG溶接における溶接状態推定と自動制御を目的として研究を行いました。
自動溶接機によって溶接した画像をResnet50を用いて学習させ、深層学習モデルを作成しました。
溶接制御プログラムを作成し、深層学習モデルを組み込むくとによって、リアルタイムの溶接画像によって溶接速度、ウェービング幅が変動する自動溶接システムを構築しました。
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-デジタルサブマージアーク溶接システムの開発(第二報)-
馬塲 勇人, 本田 怜央, 西坂 太志, 恵良 哲生, 古免 久弥, 田中 学
p.
188-189
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
サブマージアーク溶接では,溶込み深さの確保やすみ肉溶接におけるアンダーカット防止等の観点から,しばしば低電圧の溶接条件が採用されるが,それに伴い短絡の発生が増加する.短い短絡が溶接に及ぼす影響は軽微であるが,概ね100 ms以上の長期の短絡は溶接欠陥やキャリジの転倒の原因となるため抑制する必要がある.本研究では,GMA溶接で用いられる短絡解除電流をサブマージアーク溶接に適用し,長期短絡への影響を検証した.
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-デジタルサブマージアーク溶接システムの開発(第三報)-
馬塲 勇人, 本田 怜央, 西坂 太志, 恵良 哲生, 古免 久弥, 田中 学
p.
190-191
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
サブマージアーク溶接におけるアーク長制御方法として,アーク電圧をフィードバックしてワイヤ送給速度を制御する方法が広く用いられている.この制御に加えて,溶接電源の外部特性を利用したアーク長の自己制御作用も,アーク長制御に対して有効に寄与すると考えられるが,その影響は明らかにされていない.そこで本研究では,アーク長が特に大きく変化するアークスタート部を対象として,外部特性がアーク長制御に及ぼす影響を調査した.
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-大入熱溶接熱影響部じん性に優れた鋼板の開発-
田畑 晃人, 山口 徹雄, 仮屋崎 誠, 宮田 亮太, 小林 光博, 吉村 鉄也
p.
192-193
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
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建築物の超高層化に伴って高強度化・厚肉化が進んでいる溶接組立箱形断面柱のスキンプレートとダイアフラムの溶接ではエレクトロスラグ溶接が用いられるが,ダイアフラムが厚肉である程,十分な溶込みを得るために溶接入熱が増大する. しかし, 一般に大入熱であるほど鋼材の溶接熱影響部靭性は劣化する.そこで本報では, 大入熱溶接においても優れた溶接熱影響部靱性を有する780N/mm2級鋼の機械的性質を報告する.
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-角継手用大入熱サブマージ溶接材料の開発-
山本 貴大, 栗山 良平, 宋 勇勲
p.
194-195
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
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建築鉄骨分野のボックス柱角継手において、590N/mm2級以下の鋼材には大入熱の1パスサブマージアーク溶接が適用されている。一方、780N/mm2級鋼は大入熱の溶接により溶接金属のじん性劣化などが生じるため、小入熱の多パスサブマージアーク溶接が適用されている。今回、780N/mm2級鋼用大入熱1パスサブマージアーク溶接材料の開発について報告する。
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川村 昂志, 本間 祐太, 荻野 陽輔
p.
196-197
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
火力発電所向けの高Cr系タービンロータ軸部にはSAWを用いた肉盛り溶接が施工される。肉盛り溶接部の欠陥防止には、溶込み形状の最適化が必要であるが、この形状と偏心量の関係についての知見は少ない。
本報では、溶融池内流動と表面変形を考慮した溶融池モデルに簡易熱源モデルを組み合わせた数値シミュレーションと実溶接試験材の溶込み形状の比較ならびに偏心量を変動させた場合の溶込み形状の変化などを報告する。
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小川 俊文, 島崎 良, 小森 一範, 竹本 昌紀
p.
198-199
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
近赤外域波長のレーザを用いた既存のファイバーレーザ溶接機でも、スパッタやブローホールの発生量を低減させた非鉄金属材料の高品位な溶接を可能にさせるため、加工ヘッド側でレーザのエネルギー分布をリング形状やセンター有りリング形状に制御するための後付け可能なレーザエネルギー分布制御機構を開発し、アルミニウム板におけるレーザ溶接を行ってその有効性について検証を行った。
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田中 慶吾, 山口 拓人
p.
200-201
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
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レーザ溶接中のスパッタ発生について,キーホールから噴出する金属蒸気の粘性係数や噴出速度の観点から検討した.母材内部側へデフォーカスした条件ではジャストフォーカス条件よりもスパッタ量が減少する.金属蒸気の温度はどちらの条件でも同等であり,粘性係数は大きく変化していなかった.一方,キーホール開口径が拡大しており,それに伴って金属蒸気の噴出速度は減速するため,スパッタ量が減少すると考えられた.
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藤尾 駿平, 須藤 真央, 久我 之乃, 竹中 啓輔, 佐藤 雄二, 塚本 雅裕
p.
202-203
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
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銅のレーザ溶接では、レーザ照射中に溶融池の挙動が不安定となる。これはスパッタやボイドなどの溶接欠陥を形成する因子となる。そこで本研究では、青色半導体レーザによる先行加熱を用いて銅のレーザ溶接を試みた。その結果、青色半導体レーザ先行加熱に伴い銅溶接中の溶融池挙動が安定化し、スパッタの発生が抑制された。講演では、レーザ溶接中の溶融池挙動の高速度ビデオカメラ観察像より、溶融池の変動性について議論する。
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小野 皓生, 川上 博士, 尾崎 仁志
p.
204-205
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究は、レーザ溶接において、母材の溶け込み深さが継手強度に大きな影響を与えることと、母材の溶け込み深さと、温度分布には関係がると考え、試験片にCO2レーザを出力1000Wで照射し、ビードオンプレート溶融部の溶け込み形状とレーザ照射面の温度分布との関係性を考察する。試験片は30×100mmの鋼板を用いて、ビード境界を対称に上下10点の温度を直径0.2mmのK熱電対を用いて測定しています。
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野原 朋樹, 伊藤 環, 山本 元道, 宗村 尚晃, 髙島 克利, 植田 圭治
p.
206-207
発行日: 2024年
公開日: 2024/12/22
会議録・要旨集
認証あり
本研究では、可視化画像を用いた薄板突合せ継手レーザ溶接時の溶接現象視覚化を行っているを行っている.本報では,溶接中に撮影した可視化画像から溶融池およびキーホールの等の特徴量抽出を行い,溶接現象や溶接欠陥発生との関係を調査した結果について報告する.
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