-
石野 久彌, 村上 周三, 野原 文男, 柳井 崇, 坂本 雄三, 二宮 秀與, 大塚 雅之, 郡 公子, 長井 達夫, 秋元 孝之, 柳原 ...
セッションID: OS-10
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
The BEST program has been developed since 2005. This paper describes the current stage of the development and the current features and capabilities of the engine, especially in simulations of building thermal behavior and HVAC system operation. The new user interface for the engine was also developed. It is more user-friendly and enables the suc-cessful design of buildings that satisfies the energy-saving standards.
抄録全体を表示
-
野原 文男, 村上 周三, 石野 久彌, 長谷川 巌, 二宮 博史, 飯田 玲香
セッションID: OS-11
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
In April 1, 2013, the revised energy-conservation standards were enforced. This paper outlines the development of a new BEST which is able to calculate accurate total building annual energy consumption and estimate energy performance comparing to baseline building model. This new BEST has been developed referring to “Baseline Building Performance" within ASHRAE Standard 90.1-2010 Energy Standard for Buildings Except Low-Rise Residential Buildings.
抄録全体を表示
-
松本 真一, 村上 周三, 赤坂 裕, 井川 憲男, 永村 一雄, 武田 和大, 二宮 秀與, 窪田 真樹
セッションID: OS-12
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
As well known, the Expanded AMeDAS (EA) Weather Data can be utilized for the BEST via a format conversion tool. It is preferable to utilize recent weather data for the BEST to get more precise simulated results. In order to provide new EA Weather Data of recent years after 2000 and the related computer tools, the authors have worked on the development. The official DVDs release of them is coming soon. In this report, features of the new EA Weather Data and the related tools are introduced.
抄録全体を表示
-
長井 達夫, 二宮 博史, 飯田 玲香, 石野 久彌, 村上 周三
セッションID: OS-13
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
This paper reports the status of the development in 2012 of HVAC simulation environment in an energy simulation tool, the BEST. We introduced several new features such as physical model for a cooling tower, multiple heat-source system, and so on. Among those newly introduced functions, we especially focus on description of the outline of a ventilation network module and the detail algorithm of an earth tube module.
抄録全体を表示
-
郡 公子, 石野 久彌, 長井 達夫, 村上 周三
セッションID: OS-14
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
これまでの研究で、ダブルスキン、AFWに共通して利用できる実用的な熱性能理論式を提案し、計算に必要な窓システムの特性値をデータベース化する考えを示した。この熱性能式は、非通気時の熱貫流率や日射熱取得率を補正して通気時の値を推定するもので、ダブルスキンやAFWの窓内空気の上下温度分布の影響を考慮することもできる。この計算法をBESTに導入した。本報では、新計算法導入にあたり前提とした条件や簡易化した点、具体的な熱取得計算法を述べるとともに、試算を行い、ダブルスキンの自然換気効果、AFWの通気効果や窓排気回収の影響を確認した。
抄録全体を表示
-
木本 慶介, 石野 久彌, 郡 公子, 佐藤 誠, 村上 周三
セッションID: OS-15
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
熱負荷計算における空調室に隣接する非空調室から空調室への熱的影響の仮定法として、外壁置換法を提案した。しかし、外壁置換法では非空調室の窓の透過日射を考慮できない、非空調室の外壁方位は一方位で代表させなければならない等の課題も存在した。そこで、上記課題を解決すべく外壁置換法の拡張を行い、精度検証を行った。拡張した外壁置換法が、精算値が算出される多数室計算に近い結果が得られることを示した。
抄録全体を表示
-
木下 泰斗, 村上 周三, 石野 久彌, 郡 公子, 西川 祥子
セッションID: OS-16
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
BESTプログラムは継続的に改良され,それに伴い,壁体材料と窓ガラスの熱物性と熱性能のデータベースも改訂してきた。本報では,最新版の窓のデータベースの構造と登録ガラス品種の概要を示し,このデータベースを使用したBESTプログラムによる暖冷房負荷計算結果の例を示す。
抄録全体を表示
-
新 武康, 村上 周三, 石野 久彌, 郡 公子
セッションID: OS-17
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
BEST専門版での建築単独計算では、最大熱負荷計算の結果を利用した年間熱負荷計算を連続的に行うことにより、詳細な設定による多種多様なシミュレーションが可能である。本報では、事務所ビルの基準階執務空間について、ファサードの仕様などの違いが熱負荷や温熱指標(居住性能)に与える影響を、外壁の方位別に、仕様の要素毎に比較し、その結果を基にモデルビルの基準階単位で評価を行った事例を紹介する。
抄録全体を表示
-
長谷川 巌, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 二宮 博史, 飯田 玲香
セッションID: OS-18
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
This paper presents characteristic of input and output method in a new BEST tool. First of all, the paper shows the outline flow from architectural and MEP input method to a result of energy consumption output data, and difference of energy consumption result depending on input method. Finally, energy consumption on baseline building model are comparing to difference of MEP system and building use in the case study.
抄録全体を表示
-
二宮 博史, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 長谷川 巌, 飯田 玲香
セッションID: OS-19
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
省エネ改正基準対応ツールのプログラムの構成について概要を説明する。また、本ツールの入力データから設備モデルを構築し専門版エンジン用の入力データを作成する部分ついて、その仕組みを説明する。
抄録全体を表示
-
飯田 玲香, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 長谷川 巌, 二宮 博史
セッションID: OS-20
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
実際の建物を例に建築事例の紹介を行った。簡易な入力では、入力の手間を削減できるが、やや誤差が生じる可能性があった。但し、一次エネルギー消費量の省エネ評価に関しては、本ツールは基準計算も同時に行っているため、詳細な入力と同等の結果が得られた。
抄録全体を表示
-
島岡 宏秀, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 長谷川 巌, 二宮 博史
セッションID: OS-21
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
This paper showed the example of E&M inputs and primary energy consumption calculation in BEST for revised energy-conservation standards. While introducing the input method and input items of E&M, we compared a primary energy consumption in this tool with CEC and ERR.
抄録全体を表示
-
久保木 真俊, 村上 周三, 石野 久彌, 野原 文男, 長谷川 巌, 二宮 博史
セッションID: OS-22
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本報では前報で報告した、事務所以外の用途として、病院、大学施設の建築・設備システムについて検証を行った。また、セントラル熱源と個別分散熱源併用システムの入力方法、その他設備の入力概要及び、建物全体の1次エネルギー消費量の試算結果について報告した。
抄録全体を表示
-
藤居 達郎, 工月 良太, 辻丸 のりえ, 村上 周三, 石野 久彌, 秋元 孝之, 笹嶋 賢一, 野原 文男, 二宮 博史, 田端 康宏, ...
セッションID: OS-23
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
BESTコージェネレーション検討SWGでは、これまで電力と温水を供給、利用するコージェネレーションシステム(CGS)を中心として機器のモデル化とシステムシミュレーションの検討を進めてきた。本稿では、昨年度より着手した電力と蒸気および温水を供給するCGSについて、システムで用いられる蒸気発生型ガスエンジン、蒸気-温水熱交換器のモデル化とともに、従来のボイラモデルを基本としたボイラ一体型蒸気ヘッダモデルの概要について報告する。
抄録全体を表示
-
佐藤 誠, 辻丸 のりえ, 藤居 達郎, 村上 周三, 秋元 孝之, 石野 久彌, 笹嶋 賢一, 野原 文男, 二宮 博史, 田端 康宏, ...
セッションID: OS-24
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
This paper describes a method for determining power generator capacity from yearly power consumption duration curve by cogeneration system simulation using BEST for Revised Energy-Conservation Standards. It is also shown the result of simulation case studies of cogeneration system by changing generator capacity and number of generators.
抄録全体を表示
-
河路 友也, 村上 周三, 柳原 隆司, 工藤 良一, 二宮 博史, 中原 信生
セッションID: OS-25
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
水蓄熱システムにおいて運転制御は非常に重要であり、不適切な場合には、過剰放熱による室内温熱環境の悪化、逆に、昼間の熱源運転過剰により夜間移行率の低下などを招き、水蓄熱システムのメリットが十分に生かされない場合がある。 本報では、BESTに組み込まれた運転制御方法の内容と共に、制御方法別の槽内水温、二次側送水温度、消費電力を示し、各制御方法の特徴を明らかにしている。
抄録全体を表示
-
鈴木 孝彦, 大塚 雅之, 長谷川 巌, 村上 周三
セッションID: OS-26
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
省エネや負荷を軽減するためには、給湯設備についても無視できない設備であり、2013年4月からは、「改正省エネルギー基準」、「都市の低炭素化の促進に関する法律」の導入によって、ますます給湯エネルギー消費量を検討する機会が増えてくることが予想される。 本報では、時々刻々と変化する非定常計算ができるBEST専門版のツールを用いて、給湯設備設計時における給湯負荷とエネルギー消費量のケーススタディーを行ったので報告する。
抄録全体を表示
-
滝澤 総, 村上 周三, 柳原 隆司, 二宮 博史
セッションID: OS-27
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
BEST電気設備プログラムのうち、節電ツールとして普及の期待が高まる蓄電池システムについて、その開発概要と試算例を報告する。
抄録全体を表示
-
八重樫 彩, 樋山 恭助, 加藤 信介, 手塚 純一, 二川 智吏
セッションID: D-52
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本研究は,住宅の省エネルギー化と室内空気質の維持を目標とし,ダイナミックインシュレーション技術の木造軸組構法への適用を検討する。木造軸組構法にDI技術を適用し,常に乾燥空気を通気させることで,断熱性能の向上と共に気密シートを用いずに結露防止が可能となる。寒冷地に木造軸組構法により建設された実験棟の一部に,DI技術を簡易な方法で適用した。その断熱性能を実測により評価し,DI技術の適用による熱損失の削減効果の有意性を確認した。
抄録全体を表示
-
清水 則夫
セッションID: D-53
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
住宅の省エネルギー化を図るには、外壁と比較して極端に断熱性能が劣る開口部を強化することが重要である。開口部周りの断熱性能を強化するのに、カーテンや内戸などの断熱性能と気密性能を向上させる必要がある。また、室内側に付属物を取り付けると、窓表面の温度が低下して結露が生じる可能性がある。本研究では、これらの関係を明らかにするため実験を行ったので、その結果を報告する。
抄録全体を表示
-
福島 功二, 浅野 良晴, 高村 秀紀
セッションID: D-54
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
The technology which is large in a residence as for the thermal loss from a window, and improves the insulation efficiency is not progressing. We report on the development of wooden sash using Shinshu cypress material in this study. I report the results of performance tests of the sash member and the flow of the study in this paper.
抄録全体を表示
-
上野 嵩仁, 林 徹夫, 野村 幸司
セッションID: D-55
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
Transient room temperature and heat load calculation program called Triple P is modified as its calculating time step is changed from 1 hour to 15minutes to improve the accuracy of prediction. Then the program is used to predict the thermal performance of two types of experimental houses. The accuracy of the prediction is discussed through the comparison between the measured values and predicted ones.
抄録全体を表示
-
海野 賢, 築山 祐子, 千葉 陽輔, 田辺 新一
セッションID: D-56
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
断熱性能の異なる2つの試験棟を対象として、シミュレーションより夏季及び中間期における冷房負荷と室内温熱環境の比較を行った。高断熱化による外壁の貫流熱量への影響は、夏季には冷房負荷軽減し、中間期には冷房負荷を増加させることが示された。高断熱化した住宅では、温暖地における高断熱化は十分な日射遮蔽と自然換気の併用などの工夫により夏季だけでなく、中間期における冷房負荷削減に寄与すると考えられる。
抄録全体を表示
-
村松 奈美, 大浦 豊
セッションID: D-57
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
自動開閉窓とは、各種温度・雨センサー等を備えた窓システムである。今回、K邸を例にこの自動開閉窓を設置した時の最適な窓開閉制御方法を明らかにした。その結果、⊿T(室外温度<室内温度の時に窓開け)制御が最も有効であることが分かった。通風なしの場合に比べて負荷削減率は73%となった。⊿T制御は夜間から朝方まで長く窓が開くため冷えた外気をより多く導入することができる。室内PMVについても、快適域に収まっている事を確認した。窓の温度制御を行うことで省エネ・快適性ともに大きな効果があることが分かった。
抄録全体を表示
-
大浦 豊, 村松 奈美
セッションID: D-58
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
自動開閉窓とは、各種温度・雨センサー等を備えた窓システムである。本報では、この自動開閉窓の効果を全国で計算する事により、各地の室温変動の傾向や負荷削減効果などを明らかにした。その結果、涼しい地域では冷房負荷がなくなり、宮崎など暑い地域でも40%を超える負荷削減効果が期待できる。尚、全ての都市で共通して⊿T制御が最適となった。新潟・中津川よりエンタルピデイが小さい地域では自動開閉窓を利用した外気導入を行うことで、30℃以上の室温の時間帯が概ね30時間以下となり、無冷房の住宅が実現できると考える。
抄録全体を表示
-
山口 さとみ, 倉渕 隆, 李 時桓, 小笠原 岳, 大平 昇, 阿部 加奈子
セッションID: D-59
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
対流熱伝達率は,熱負荷計算や温熱快適性の予測・評価に影響を及ぼすことから重要な指標であり,放熱体周りの気流速度や熱流方向などによって異なる値をとることが知られている。そこで、壁面近傍付近の空気温度分布の詳細測定が可能な装置を用い、定常環境状態での自然対流場・強制対流場、さらには空気温度の時間変化がある非定常環境においても測定方法について検討してきた。 本研究では,住宅における異なる暖房方式が部位別の対流熱伝達率にどの程度影響を及ぼすのかを明らかにすることを目的に,実住宅での実測を実施した。
抄録全体を表示
-
前浪 洋輝, 武田 仁, 足永 靖信
セッションID: D-60
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
保水性建材を建物屋上に敷設することで建物への熱負荷低減やヒートアイランド緩和の可能性が期待される。本研究では、粒状保水性建材に対して、熱水分同時移動モデルを用いて熱負荷計算プログラム(LESCOM)と練成させ、現実の気象条件下で建物モデルとして工場及びオフィスでの数値シミュレーションを行った。粒状保水性建材の蒸発潜熱量の推移を算出し、冷房負荷や暖房負荷を低減する効果を確認した。
抄録全体を表示
-
石綿 麻矢, 前 真之, 井上 隆, 一ノ瀬 雅之, 佐藤 誠, 高瀬 幸造, 中川 あや
セッションID: D-61
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本研究では、窓面から日射を多く取り入れ、それをブラインドで拡散させ、室に広く敷設した一定の温度帯で大きな蓄熱量を確保できる潜熱蓄熱材(PCM)に蓄熱させる、というオーバーヒートを防ぎ快適な温度帯での室温安定性を確保するダイレクトゲイン手法を提案する。本報ではPCMに着目し、PCMの厚み・相変化温度、仕上げ材、敷設面積の違いが室温安定性に与える効果を実測・シミュレーションにより検証しPCMによる室温安定性の向上が確かめられた。
抄録全体を表示
-
五十嵐 瞳, 井上 隆, 前 真之, 一ノ瀬 雅之, 折原 由佳, 中川 あや, 島田 佳樹
セッションID: D-62
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
日射の近赤外域を開口部で適切に分配し,より広い範囲の室内表面で蓄熱を行うことで室温安定性を高める手法の提案・検証を行った.実測により反射率の高い明色BLにおいても短波長放射で分配可能であるが,拡散反射により日射の一部は屋外へ反射されるため取得熱量が減少する.そこで,NIR反射BLを提案し,より有効な安定した温熱環境形成の可能性を示した.また,夏期でも日射を屋外へ反射させることで,室内環境改善効果・熱負荷削減効果が高まることを示した.
抄録全体を表示
-
中川 あや, 前 真之, 井上 隆, 一ノ瀬 雅之, 佐藤 誠, 木下 泰斗, 高瀬 幸造, 折原 由佳, 石綿 麻矢
セッションID: D-63
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
日射の近赤外域をブラインドに反射させることでPCM敷設部に入射させ、日射の可視光域は透過させることでグレアを防ぎつつ室内にまんべんなく日射の熱エネルギーを分散させるブラインドを使用して実験を行う。また比較のため、一般的な明色ブラインドやブラインドなしの場合の実験も行った。このブラインドの効果について、実験結果・シミュレーションによって検証し、日射の分光特性を考慮することが、開口部での高度な日射制御を可能とすることが確かめられた。
抄録全体を表示
-
青山 翔夏, 石野 久彌, 郡 公子
セッションID: D-64
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
This paper proposes a practical calculation method of the thermal performance values for double skin facades as well as airflow windows. The concept of the thermal characteristics database of double skin facades and airflow windows is presented and the estimation errors for cases of different inside window area ratio are examined.
抄録全体を表示
-
大島 瑞己, 石野 久彌, 郡 公子
セッションID: D-65
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
ダブルスキンの熱性能値である熱貫流率や日射熱取得率は自然換気量や入射角度によって変化する。これまでの研究で、ダブルスキンの自然換気時の熱貫流率、日射熱取得率、ダブルスキン空気温度の用式を理論的に導くことができた。本報では、冷房設計用性能値の簡易算定法を作ることを目指し感度解析を行った。冷房設計気象日に自然換気を行うダブルスキンの熱状態を数値計算し、設計用通気効果率、設計用日射係数を求め、その特性を解析した。
抄録全体を表示
-
松島 孝幸, 牛尾 智秋
セッションID: D-66
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
Fタワーは事務所用途の窓廻りにはエアフローウィンドウの制御システムを改良した「アクティブスキン」を導入した。エアフローウィンドウは二重ガラス内に室内空気を通風することで外皮性能を向上させるシステムであるが、中間期においては室内発熱が窓面から放熱しにくいことにより、冷房負荷を増加させる事が予想される。そのため、外が涼しく、直達日射がない時は通風を停め、窓面から外部への放熱を促進させ、空調負荷を減らすことが可能であると考えられる。
抄録全体を表示
-
矢澤 俊一, 西川 豊宏
セッションID: D-67
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本報では、PPW100、AFW40の窓上排気温度を重回帰式と熱平衡式から試算し、実験値との比較を行った。また、熱平衡式から試算した窓上排気温度から地域別、還気処理・排気処理の年間発生頻度やPALに相当する値を用いて比較評価を行った。
抄録全体を表示
-
上野 由宇太, 井上 隆, 森本 耕平, 五十嵐 瞳, 島田 佳樹, 奥橋 翔, 開口 善典, 折原 由佳
セッションID: D-68
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
自動ブラインドを導入することは、室内の温熱環境・視環境を確保する上で非常に重要である。しかし、一般的な自動ブラインドでは、システム構成上の問題から、通信時間による制御の時間遅れ、また、局所的に発生する影や反射に対応することができない。これらのことからより高い独立性を確保し、制御の追従性および正確性を追求した新型コントローラを開発する研究を実施した。
抄録全体を表示
-
島田 佳樹, 井上 隆, 森本 耕平, 五十嵐 瞳, 奥橋 翔, 上野 由宇太, 開口 善典, 折原 由佳
セッションID: D-69
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
室内における温熱環境と視環境を改善するため、完全な個別分散制御を可能とするターミナルコントロールユニットを開発した。従来の自動制御ブラインドシステムでは反射光やビル影に対応できず、窓からの環境悪化が発生していたが個別分散制御を用いることでこれらの問題を解決することが出来る。また、このコントローラを実際にオフィスビルに設置し、晴曇天判断と反射光判断の精度を検討した。
抄録全体を表示
-
森本 耕平, 井上 隆, 五十嵐 瞳, 島田 佳樹, 奥橋 翔, 開口 善典, 折原 由佳, 上野 由宇太
セッションID: D-70
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
自動制御ブラインドを導入した建物でのアンケート調査より,執務者はブラインドの羽角度をより開く制御を許容しており,また季節・天候によってブラインド制御に対する要望が変わることを明らかにした.夏期の窓面に日射の当たる時間帯では窓面からの熱を抑制する必要があり,冬期の執務時間前に日射を利用することで窓近傍温熱環境を向上できることを示した.
抄録全体を表示
-
諏訪 好英, 小関 由明, 土屋 貴史, 原嶋 寛, 矢部 周子
セッションID: D-71
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
ペリメータゾーンにおける日射の対策は、快適な屋内温熱環境を実現する上で重要である。本研究では、新たなファザードシステムとしてインターロック式ペリメータシステムを提案し、開発を進めている。本システムでは、熱だまり用チャンバに窓面で取得した熱を滞留させ、インターロック式扉を開閉動作することにより、高温空気を屋外に排出する。本報では、本システムの原理、概要および簡易模型により動作確認した結果を報告する。
抄録全体を表示
-
小関 由明, 諏訪 好英, 原嶋 寛, 土屋 貴史, 矢部 周子
セッションID: D-72
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
省エネルギー型ファサードシステムとして提案したインターロック式ペリメータシステムの省エネルギー性能について計算モデルにより検討した。その結果、本システムの運用エネルギーはエアフローウィンドウに比べ30%程度削減できる可能性のあることを確認した。またブラインドの気密性、日射反射率について本システムの優位性を確保するための条件を考察した。
抄録全体を表示
-
竹本 裕人, 竹内 陽祐 , 首藤 治久
セッションID: G-1
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本研究では、模型実験による気流の把握を行うとともに、同一条件下における気流性状についてCFDによる気流解析シミュレーションを行って、本実験結果による実際の気流とCFDによるシミュレーション結果との整合性を確認することによって、現在のCFDによる予測結果をさらに信頼できるものとするに必要なデータを提供することを目的として行ったものである。
抄録全体を表示
-
竹内 陽祐, 竹本 裕人, 首藤 治久
セッションID: G-2
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本報では研究の初期段階として、3つの吹出口について比較的簡単な実験条件下で、模型実験による気流性状の把握を行った結果と、同一条件下におけるCFDによる気流解析シミュレーションを行って、本実験結果による実際の気流とCFDによるシミュレーション結果の比較を報告する。
抄録全体を表示
-
眞下 茜, 河野 良坪, 中川 純
セッションID: G-3
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
逆問題を扱う手法の一つに随伴変数法がある。本研究では、随伴変数法を用いて、環境工学の側面から設計対象を最適化する方法を提案する。本報においては、現在、乾久美子建築設計事務所が設計中の(宮崎県延岡市における)駅舎を対象に、冬季の気流抑制・夏季の排熱促進を目的とした駅舎内部の間仕切り壁の配置について検討を行う。
抄録全体を表示
-
小野 浩己, 酒井 孝司, 加治屋 亮一
セッションID: G-4
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
自然対流場を対象としたCFDの精度検証事例は,実際の建築空間に比べて非常に小さく,温度設定も現実の室内空間とはかい離したものがほとんどである。そこで本研究では,実際の建築空間内におこる自然対流流れ場を想定したCFDの精度検証を可能にするため,小型の実大床暖房室模型を製作して,精度検証用データベースを整理することを目標としている。本報では,Dynamic LESを用いた室内流れの計算を行い,平均速度・乱流統計量のデータベースを作成,さらにRANSモデルの評価を行った結果について合わせて報告する。
抄録全体を表示
-
安本 浩江, 甲谷 寿史, 山中 俊夫, 桃井 良尚, 相良 和伸
セッションID: G-5
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
複雑形状の空調吹出し口を有する室のCFD解析では詳細なメッシュ分割を要するため計算負荷が増大し、実用性に欠ける。そのため計算負荷の軽減を目的とした吹出し口のモデリングに関する様々な研究が行われており、その代表に吹出し口周辺に設定した仮想境界面上に気流分布等の境界条件を規定して解析を行う手法がある。本研究では吹出し風量をパラメータとしたディフューザー周辺気流測定を行い、噴流理論を用いて特性を把握し汎用的なCFDモデル作成に資することを目的としている。
抄録全体を表示
-
甲谷 寿史, 山中 俊夫, 桃井 良尚, 相良 和伸, 安本 浩江
セッションID: G-6
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
複雑な形状の吹出し口を有する室内気流のCFD解析を行う場合、計算時間短縮を目的とした吹出し口のモデル化手法として代表的なものにBOX法、PV法がある。これまでに、アネモ型ディフューザーを対象として、吹出し口近傍気流を等温自由場で測定して境界条件を作成し、室内気流解析を行う等の検討を行った。本報では、詳細なCFD解析結果を境界条件として、自由場での境界条件の規定位置および条件の種類の検討を行い、室内気流解析に適用した。
抄録全体を表示
-
西尾 崇, 近藤 靖史, 太田 恭兵
セッションID: G-7
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本研究では下向き旋回流に調整した旋回流型天井吹出口を設置し、等温場と非等温場の実験を行い、P.V.法を適用したCFD解析の結果と比較した。等温場においてはP.V.法を適用したCFD解析の結果は実験結果と概ね対応したが、非等温場においては、解析結果は実験結果より居住域温度が低くなった。この原因として、解析では吹出口から給気される低温空気と空間上部の高温空気との混合の度合が小さかったと考えられる。
抄録全体を表示
-
浅川 拓也, 加治屋 亮一
セッションID: G-8
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
建築物の省エネルギー技術として、ダブルスキンが挙げられる。ダブルスキンはブラインドによる日射遮蔽効果や二重ガラス構造により断熱性能が高く、ペリメータゾーンでの熱負荷低減に役立つと考えられている。測定実験とCFD解析を行い比較検討することで、CFD解析の精度検証及びダブルスキンの熱的有効性の確認を行った。本報では、測定手法を再検討しCFD解析においても境界条件を詳細に定義することで温度・気流分布をより正確に再現することを目的とする。
抄録全体を表示
-
矢川 明弘, 佐々木 澄
セッションID: G-9
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
本研究は高層オフィスビルへの適用を前提としてダブルスキンシステムの検討を行うものである。本報では単層タイプと全層タイプについてCFDにより外部風を考慮したキャビティ内温度・気流解析を行い、夏期日射遮蔽性能に外部風が及ぼす影響について検討した。その結果、単層タイプのキャビティ内温度は外部風の影響を受けて変化し、層や位置による温度差を生じ、全層タイプは下層から上層への温度勾配は生じるが、外部風による変化や温度ムラは小さいことが明らかになった。
抄録全体を表示
-
塩地 純夫, 村山 紘之
セッションID: G-10
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
VRFシステムのエネルギーシミュレーションモデルは、米国エネルギー省のEnergyPlusver7に正式に組込まれている。本報ではモデル建築物に対してVRFシステムを設定して、モデル作成方法を詳細に解説した。具体的には、米国でのインバータ技術の普及を目的として、インバータVRFとノンインバータVRFのエネルギー性能を比較した。インバータVRFは年間30%以上の省エネ性能が得られることを定量化した。
抄録全体を表示
-
中川 友貴, 大森 敏明, 金 政一, 張 偉栄, 加藤 信介
セッションID: G-11
発行日: 2013年
公開日: 2017/11/18
会議録・要旨集
フリー
スマートハウスのエネルギーと温熱環境を予測する上で必要となる標準的な住宅の評価モデルを汎用エネルギーシミュレーターTRNSYS 17.01およびTRNFlowを用いて構築した。建築環境・省エネルギー機構(IBEC)によって提案されている戸建住宅モデルに準拠して、住宅の形状、居住者の家族構成、換気設備、および内部発熱を設定するとともに、対象地域のAMeDASデータを組み合わせることで、動的な生活スケジュールおよび気象データを反映した標準的な評価モデルを作成することができた。
抄録全体を表示