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中嶋 祥吾, 秋元 孝之, 塩見 真衣, 小池 直樹
セッションID: E-1
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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オフィス空間に自然の要素を取り入れるバイオフィリックデザインは、執務者の健康や快適性、知的生産性を知的生産性を高めることが知られています。本研究では、実運用下での最も効果的な緑化料を検討するため、実運用中のオフィス空間を緑化し、執務者の疲労度及び知的生産性を測定した。 実験の結果、実際のオフィスにおいて、緑化は特に視覚疲労を低減させ、知的生産性を向上させることが示された。
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小林 香菜子, 伊香賀 俊治, 権藤 尚, 坂田 克彦, 臼倉 里津, 佐伯 爽
セッションID: E-2
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、日本では出生率や生産年齢人口が年々減少しています。それに伴い、経済活動の基盤である労働者の健康増進と知的生産性の向上が求められています。そこで、照明の色温度や照度とともに、ストレス軽減や作業効率の向上が報告されている室内緑化に着目し、実験を行いました。その結果、オフィスワーカーの自然に対する嗜好や照明環境に対する満足度によって、生理・心理量や知的生産性に与える効果に違いがあることが確認されました。
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福本 柊一郎, 山中 俊夫, 崔 ナレ, 竹村 明久, 小林 知広
セッションID: E-3
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、室内の知的生産性向上の手法の1つとして、リラックスや記憶力向上の効果が報告されている“香り” を室内に導入する事例が増えてきている。そこで、本研究では、学校の学習空間に香りを取り入れることに着目し、学習空間に適した香りの導入方法の提案を最終目標にパネル実験を行ってきた。本報では、既報で用いたアロマの他に数種類アロマを日変わりに自習室の実空間に噴霧させ、自習室を利用した学生の調査から香りが学習効率及び室内環境の評価に及ぼす影響を考察する。
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宗 菜津未, 山中 俊夫, 崔 ナレ, 竹村 明久, 小林 知広, 藤江 智暉, 池田 馨
セッションID: E-4
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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オフィスにおいて、長時間の作業を行うと途中で疲れてしまい、作業効率が低下するが、合間に休憩を挟むことによって再び作業効率は上昇する。休憩空間には照明や気流、においなどの環境要素があるが、本研究では、それらの環境要素が休憩中に変化した場合、休憩中の心理反応や生理反応にはどのような変化が起こるのか、また、その後の作業効率には影響するのかといったことを、被験者実験で検討した。
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藤江 智暉, 山中 俊夫, 崔 ナレ, 竹村 明久, 小林 知広, 宗 菜津未, 池田 馨
セッションID: E-5
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、WELL認証のように、人の健康や福祉が重要視されるようになってきている。オフィスデザインにおいても、効果的な休憩をとることで職場の生産性を高めることができるため、休憩スペースの環境デザインが注目されている。本研究では、休憩時の室内環境の変化が居住者のパフォーマンスに与える影響について検討することを目的とした。5種類の異なる休憩環境条件下で被験者の心理的・生理的反応を観察し、比較のために休憩なしの場合の反応も調べた。
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樋口 祥明, 西田 至良, 菊池 卓郎, 徳村 朋子, 高橋 祐樹
セッションID: E-6
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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自分で働く場所を選ぶABW(Activity Based Working)では、空間や環境の多様性が重要と言われている。現時点では、既存のデータが不足しているため、多様な空間や環境の設計が難しい。 本報告では、作業空間に対する働く人の嗜好特性を明らかにするために、3種類のゾーンで3種類の作業を行う実験を行った。作業内容や作業者の性格によって選択する空間が異なり、業務遂行パフォーマンスに影響を与える可能性があることが確認された。実験参加者不足などの問題もあるが、実験方法の妥当性が確認された。
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佐伯 爽, 伊香賀 俊治, 清田 修, 國友 理, 西田 裕道, 藤野 善久, 藤澤 健太郎
セッションID: E-7
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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働き方改革の推進により、知的生産性の向上につながる環境整備や多様な働き方を選択できる社会の実現が必要とされている。テレワークの実施率の上昇に伴い、サードプレイスの併用も多くなっている。 本研究ではオフィス・自宅周辺のサードプレイス施設の有無とサードプレイス勤務の有無の関係の検討を目的とし、首都圏の執務者を対象にwebアンケート調査を行った。自宅周辺にサテライトオフィスがある人、オフィス周辺にカフェがある人はサードプレイス勤務ありのオッズが高いことがわかった。
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塚原 彩, 尾方 壮行, Alkhalaf Haitham, 池上 宗樹, 一ノ瀬 雅之
セッションID: E-8
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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在宅ワークの実施は柔軟な働き方の実現やBCPの一環など様々な効果が期待できるため、COVID-19収束後も導入を続けるべきである。企業活動においては、INPUT(投入量)を小さく、OUTPUT(生産量)を大きくするのが良いが、在宅ワークはこのうちINPUTとしてはエネルギー消費、OUTPUTとしては就労者のパフォーマンスに直接影響を与える。本研究ではこの2つの視点から、在宅ワークが企業の生産性に与える影響とオフィスワークとの併用のためにできる工夫をケーススタディにより見出す。
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芳賀 恭平, 海塩 渉, 鍵 直樹
セッションID: E-9
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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知的生産性をこれまで以上に向上させるためには、個人差や1日の変化が考慮された温熱環境を確保することが必要である。 本研究では、眠気・疲労感と、個人ごとの身体の状態を捉える生理指標である皮膚温との関係を明らかにすることを目的として被験者実験を行った。結果として、皮膚温が高いほど眠気が大きく、疲労感には、室温・着衣量・性別・時間帯と有意な関連があるということがわかった。一方、脈拍と眠気・疲労感との関連はみられなかった。
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林 立也, 中倉 雛子, 相川 安佐美, 冨永 隆一
セッションID: E-10
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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In this study, with the aim of improving the evaluation of kitchen workers on the environment, in order to extract the elements of the kitchen plan that influence these evaluations. We can see that the absolute kitchen area and flow line plan have a strong influence on the environmental evaluation of kitchen workers.
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清水 洋, 伊香賀 俊治, 臼倉 里津, 佐藤 啓明, 伊藤 清
セッションID: E-11
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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筆者らは放射空調の導入が知的生産性に及ぼす影響を把握することを目的とした研究を行っている。これまでに放射空調が被験者の疲労やストレスの蓄積、作業効率の低下を抑制することや、手先・足先の末端の過度な冷えを抑えることが明らかにした。本研究では、更にサンプル数を拡充し、空調方式が人体の反応や知的生産性に及ぼす影響について、より詳細に検討することを目的に夏期被験者実験を実施した。本報では、実験概要及び環境測定結果を示す。
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伊藤 清, 伊香賀 俊治, 臼倉 里津, 佐藤 啓明, 清水 洋
セッションID: E-12
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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前報に続き、放射空調の知的生産性への影響把握を目的とした被験者実験の結果を示す。本報では、心理申告結果、生理測定結果及び模擬作業成績について、放射空調室と対流空調室における比較を示し、両空調間での違いを示す。放射空調のほうが温熱環境満足度が高く、末端の冷えを抑制し、収束的思考を伴う創造作業において模擬作業成績の得点が高いことを示した。ただし、いくつかの知見に不明点があり、より詳細な分析が必要とされる結論に至った。
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臼倉 里津, 伊香賀 俊治, 清水 洋, 佐藤 啓明, 伊藤 清
セッションID: E-13
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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放射空調と対流空調による温熱環境の違いが、執務者の知的生産性に与える影響を明らかにすることを目的に、夏期被験者実験を行った。前報(第7報)では心理量と生理量、模擬作業成績の基礎集計結果を示し、放射空調のほうが作業成績が高い傾向にあることが分かった。しかし個人間のばらつきが大きいため、より詳細な分析が必要である。本報では、性別および冷え性に着目した群分けを導入し、空調方式の違いが知的生産性に及ぼす影響について検討する。
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佐藤 啓明, 伊香賀 俊治, 臼倉 里津, 清水 洋, 伊藤 清
セッションID: E-14
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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放射空調と対流空調による温熱環境の違いが、執務者の知的生産性に与える影響を明らかにすることを目的に、夏期被験者実験及び現地実測・アンケート調査を行った。本報では、まず現地実測とアンケート調査の結果を示す。その後、被験者実験の結果を用いて放射空調のNEB評価手法の提案をする。
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坂井 遥祐, 近本 智行, 具島 豊治, 湯淺 明子, 信長 賢輝
セッションID: E-15
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究は、室内のCO₂濃度が人の生産性に与える影響を明確にし、CO₂濃度と生理心理量との関係を調査するために被験者実験を実施した。CO₂濃度を緩やかに上昇させる実験と、急上昇させる実験の計2種類の実験を実施した。慣れの影響などに留意しつつ実験を行った結果、CO₂濃度に応じて作業性テストのミス率が高くなり、集中度が低下する傾向が示された。また生理量においては、脈拍がPCO₂に影響を与えることも示唆された。
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瀬戸 南也, 高橋 幹雄, 和田 一樹, 徳村 朋子, 高橋 祐樹, 桑山 絹子, 田辺 新一, 斎藤 友希
セッションID: E-16
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究の目的は、執務者における様々な執務環境選好と個人属性の関係を明らかにすることである。ABWオフィスに勤務する執務者を対象に、個人属性や環境選好をWebアンケートにより調査した。環境選好に基づくクラスター分析により、執務者を「環境均整群」、「環境寛容群」、「座席環境重視群」、「総合重視群」、「自然重視群」、「執務位置重視群」の6クラスターに分類した。各群における個人属性を分析した結果、クラスターごとに異なる属性の特徴が見られた。
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斎藤 友希, 瀬戸 南也, 田辺 新一, 高橋 幹雄, 和田 一樹, 徳村 朋子, 高橋 祐樹, 桑山 絹子
セッションID: E-17
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本報では、執務場所を比較的自由に選択している執務者を対象とし、働き方および在宅勤務併用時の知的生産性と環境選好との関係を分析した。一人で働く執務者ほど、心理的・物理的な閉鎖性を考慮し、自然との繋がりを考慮しない傾向にあった。また、定型処理業務が多い執務者は自己裁量度が低く、日々の業務に効率の良い場所を選択している可能性が示された。在宅勤務併用時の知的生産性では、業務内容や気分に応じて座席を移動する執務者の作業効率が向上していた。
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徳村 朋子, 田辺 新一, 高橋 幹雄, 和田 一樹, 高橋 祐樹, 桑山 絹子, 斎藤 友希, 瀬戸 南也
セッションID: E-18
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究では、執務者のオフィス環境選好の検証を目的に、VR空間イメージをHMDを用いて提示し、評価させる実験を行った。その結果、収束的作業を行う上では閉鎖的な席が好まれる一方、拡散的作業とリラックス・リフレッシュでは開放感の高い席が好まれる傾向であることを確認した。さらに、環境選好クラスター別の評価結果より、「自然重視群」の被験者が緑視率の高い席を好んでいるなど、クラスターの特性とVR実験での環境選好との関連が示唆される結果を得た。
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田中 哲平, 近本 智行, 坂田 英昭, 小林 佑輔
セッションID: E-19
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究では、執務空間の設えの違いに着目し、生産性や健康性の向上を目的とした異なる設えの執務空間を複数有したABW指向型のA社Bサイトの新棟オフィスにおいて、執務環境の違いが知的生産性と心理・生理量およびコミュニケーション量に与える影響について明らかにする。 本報では、実験を実施した建物概要、実験概要、知的生産性の客観および主観評価の結果から、ABWオフィスと従来型オフィスを比較して、異なる執務空間が被験者の知的生産性に与える影響について報告する。
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伊勢田 元, 常岡 優吾, 丘本 道彦, 高橋 祐樹, 徳村 朋子, 伊藤 翔, 濵中 南咲, 徐 天舒, 木村 文
セッションID: E-20
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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設計者は、建築主の要求条件と各所へのヒアリングで得られた情報に従って建物やオフィススペースを設計する。言い換えると、主観情報を基に俗人的に設計するため、客観情報となるような実際の執務者の位置情報や生体情報は活用されてこなかった。そこで、携帯電話を利用した位置測位、リストバンド型心拍計を使用した生体情報、さらに、個人属性情報のデータ連携を図るシステムを開発し、オフィス空間評価を行なった。
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高橋 祐樹, 伊勢田 元, 常岡 優吾, 丘本 道彦, 徳村 朋子, 伊藤 翔, 濵中 南咲, 徐 天舒, 木村 文
セッションID: E-21
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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ウェアラブル端末で計測した心拍変動から推定できる集中度とストレス度を取り上げ、執務者の個人属性やPCログから推定できる作業内容、可視化アプリの利用による参加者の意識の変化に着目し、集中度とストレス度の日変動に表れる差異を評価した。結果の概要として、集中度には平均的な大きな日変動があること、一般職と比較してライン長は夕刻の集中度の高まり具合が大きいこと、ストレス度には大きな日変動はないことなどがわかった。
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木村 文, 伊勢田 元, 常岡 優吾, 丘本 道彦, 高橋 祐樹, 徳村 朋子, 伊藤 翔, 濵中 南咲, 徐 天舒
セッションID: E-22
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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ウェアラブル端末で計測した心拍変動から推定できる集中度を取り上げ、日変動に現れるオフィス空間ごとの差異を評価した。結果の概要として、執務者の位置情報に基づいて集中度を可視化できること、各オフィス空間や在宅勤務における執務空間の特性が集中度の日変動に影響を与えている可能性があること、位置情報に基づいて生体情報を分析することで空間を客観的かつ利用実態を反映した形で評価し得る可能性があることなどがわかった。
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新納 稔樹, 鵜飼 真成, 深和 佑太, 村上 卓也, 飯原 康介, 清田 修, 國友 理, 西田 裕道, 田辺 新一
セッションID: E-23
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究の目的は、オフィス勤務と在宅勤務を併用する働き方が執務者のWell-beingに及ぼす影響を把握し、さらにWell-beingが執務者の知的生産性に及ぼす影響を把握することである。そこで、オフィス勤務および在宅勤務に関する質問項目に加えて、執務者のWell-beingに関する質問項目を含めたアンケート調査を実施した。結果より、在宅勤務を併用することで約5割の執務者のWell-beingが向上することが分かった。また、執務者のWell-beingの変化は、在宅勤務における知的生産性に影響を及ぼす可能性が示された。
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森重 優子, 白石 靖幸, 安部 祐子, 林 立也, 伊香賀 俊治, 藤野 善久
セッションID: E-24
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
フリー
近年、地域や職場等を通じた健康増進への働きかけが注目されている。この流れより執務環境の主観評価ツールであるCASBEE-OHCの開発とそのチェックリストを用いたWEBアンケート調査が行われた。しかし現在、オフィス環境やワーカーを取り巻く環境の変化が予想される。そこで本研究では、現在の環境について新たな知見を得るため、再度調査を実施した。結果として、現在、執務者の健康には住まいの環境や家での執務環境の影響が関係していることが確認された。
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松本 健, 鈴木 幸人, 加藤 正宏, 弓野 沙織, 伊藤 紘一
セッションID: F-1
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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空冷ビル用マルチの室外機は、限られたスペースに集中設置される事例が多いため、その排熱などから吸込温度の上昇が懸念されている。これをふまえて、高層建築屋上の空調室外機を対象に実運用時の温熱環境の測定を行った。また、実測結果を基に室外機の吸込・吹出温度と機器稼働率・日射量・屋外風(風速と風向)との相関についてそれぞれ分析し、吸込温度上昇とその要因と推察される要素との関係を明らかにした。本報にてそれらの結果を示す。
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新井 悟, 安孫子 徹, 渡邊 一男
セッションID: F-2
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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新しいホームセンターを建設したいオーナーから、省エネ、省コスト、CO2削減、環境性、快適性、信頼性の課題を解決するように依頼されました。これらの要件は、高性能GHPの採用、最適な空調負荷、最適なガス供給装置、長期ガス供給契約、GHP完全保守契約などを提案することで解決されました。
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伊藤 慎一, 桑沢 保夫
セッションID: F-3
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、住宅は高気密・高断熱化が進み、外気と室内の温度差から発生する熱負荷(貫流負荷)や、隙間風によって発生する熱負荷は減少傾向にある。その結果、空調機は低能力で運転する時間が増加する可能性がある。そこで、本報告では、低負荷環境で連続運転する空調機を開発し、省エネ効果を実環境で比較評価した結果を報告する。
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横田 勇樹, 田中 英紀, 鵜飼 真貴子, 夏川 裕介, 渡邉 敦洋, 和田 祐記
セッションID: F-4
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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To achieve carbon neutrality, it is necessary to reduce energy consumption of buildings as a consumer side. In this study, we analyzed the actual operation results with a coordinated control of the two heat source systems for upper and lower floors in a building using renewable energy and evaluated its energy performance. As a result, further energy saving can be achieved by the appropriate heat interchange between two heat source systems for upper and lower floors.
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永吉 敬行, 湯浅 孝, 冨田 峻亮
セッションID: F-5
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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美術館は、文化財保護の観点から美術品収蔵庫や展示室は恒温恒湿環境が必要とされ、一般的な業務ビルに比べて空調のエネルギー消費量の割合が大きい。美術館のエネルギー消費量の実態については、個々の美術館において継続的なエネルギー消費量の実態調査を行っている研究は少ない。そこで本研究では、2020年に竣工した大阪市内の美術館のエネルギー消費量の実態を把握することを目的とする。本報では建物概要と竣工後1年間の1次エネルギー消費量の実績値を報告する。
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鈴木 遥子, 星野 聡基
セッションID: F-6
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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This report presents the results of an analysis of the heat source systems and energy consumption of the Smart Wellness Public Building and public halls in a city, with year-to-year comparisons based on BEMS data for three years. Primary energy consumption of the city hall was about 55% reduction compared to the reference building. Primary energy consumption of the public hall was about 54% reduction compared to the reference building.
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清水 章太郎, 原田 和幸
セッションID: F-7
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本研究は、種々の環境設備計画を盛り込んだK市庁舎において、採用した省エネルギーシステムの性能評価や建物のエネルギー特性の実態把握を目的としている。本報では、建築・設備計画の概要とCFD解析による自然換気システムの有効性の検証を報告する。CFD解析により建築・構造計画と一体となった自然換気システムの有効性が確認できた。
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原田 和幸, 清水 章太郎, 杉山 宏
セッションID: F-8
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究は、種々の環境設備計画を盛り込んだK市庁舎において、採用した省エネルギーシステムの性能評価や建物のエネルギー特性の実態把握を目的としている。本報では、建築・設備計画の概要とCFD解析による自然換気システムの有効性の検証を報告する。CFD解析により建築・構造計画と一体となった自然換気システムの有効性が確認できた。
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金子 泰司, 武山 浩司, 久保井 大輔, 高橋 裕幸, 石川 和成, 西井 栄次, 開口 善典, 上野 由宇太
セッションID: F-9
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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熱源機改修工事後4年目の初期性能検証の中で,これまでの検証内容と取り組み結果,省エネルギーの目標値達成に向けた取り組み,その成果の一部を下記に示す各項目について報告する。 ・エネルギー使用傾向の把握 ・初期性能検証の取り組み ・熱源機における部分負荷特性活用の試験
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吉田 真之介, 澤地 孝男, 上野 貴広, 佐藤 健一, 山崎 祐二
セッションID: F-10
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年地球温暖化への意識の高まりを受けCO2排出量の削減が求められており、東京都の2000年比カーボンハーフ前倒しをはじめ着実な実行が求められている。一方これらの達成のため、新技術等の導入も必要であるが、既存技術の適切な導入や運用の最適化も不可欠である。 本研究では営繕更新工事実施に併せ、エネルギー消費実態に合わせた既存技術の導入や運用面の工夫で高効率化を図り、この改修等によるCO2排出量の削減効果をBEMSデータを用いて検証を行った。
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渡辺 太郎, 伊藤 秀臣, 花崎 広隆, 猪股 宣公, 百田 真史, 山田 博
セッションID: F-11
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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環境やコストの観点から建物における省エネルギー化は多くの建物で行われている。省エネには変風量制御が必須であるが、部分不可運転時の風量バランスは曖昧なことが多い。本研究では、外気量確保のために改修工事を行った事務所ビルでのエアバランスを実測結果から検証した。 結果として、適正な改修を行うことで隙間風を防止しながら外気量を確保できることが確認できた。
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伊藤 圭汰, 矢次 健一, 菊田 弘輝, 林 基哉
セッションID: F-12
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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個別空調方式の特定建築物の空気環境の実態とIoT測定器の可能性を調査し、以下の結果を得た。個別空調方式の広い室内空間においても空気環境は均一に制御されており、相対湿度は室温22℃、相対湿度40%を基準に制御されていると推察された。IoT測定器を用いたデータは他の測定器と比べても遜色ない結果で、室内空気環境データの蓄積や監視として利用可能であると考えられる。
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島岡 成治, 横山 慶太, 久保井 大輔, 掛川 敏正, 田中 隆
セッションID: F-13
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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不具合検知システムを構築し3建物において個別の閾値の選択と設定、不具合検知手法の見直しを行った。また空調システム室内温度から不具合元にたどり着く手順について検討した
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西川 小百合, 高瀬 幸造, 三崎 雛子
セッションID: F-14
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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ABWやフリーアドレスが普及する中で、建物あるいは空間全体を評価する既存の環境性能評価ツールではなく、座席及びゾーン毎に執務者の働きやすさを評価する新しいオフィス環境可視化ツールの作成を目標とした。本報では、ツール開発のための基礎的な検討として、執務環境状況や執務者がオフィスに求める環境を座席毎に把握するため、既存オフィスの調査対象階にて2021年7月から2022年3月にかけて行った長期実測及びアンケート調査の結果について報告する。
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田中 英, 北野 雅士, 山田 正也, 大平 昭仁, 玄幡 義明, 立石 賢太, 中村 真, 田辺 新一, 野部 達夫, 秋元 孝之
セッションID: F-15
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本報では、サステナブルな社会を実現するため、「伝統と革新の融合 ~地域と調和した次世代オフィスビル~」をコンセプトに、オフィスビルの建替えプロジェクトについて紹介しました。その実現に向けた3つの柱を以降に示します。(1)まちなみに配慮した次世代オフィス (2)自然と調和した働きやすい環境づくり (3)サステナブルな社会への貢献する取り組み
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森山 洋平, 池田 正人, 清家 久雄, 金 政秀
セッションID: F-16
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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構造部材(柱・梁・床・壁)を全て木造とした日本初の高層純木造耐火建築物『Port Plus』の建築設備計画、省エネ・ZEBへの取り組みに加えて、健康性能・利便性向上を目指した取り組みついて報告する。
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小林 美子, 左 勝旭, 川原 大喜, 菊池 卓郎, 桑山 絹子, 伊藤 彰悟, 山崎 里奈, 野部 達夫
セッションID: F-17
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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複数の環境負荷低減手法を備えたオフィスにおいて、初年度の運用実績、実測調査の結果を報告した。室内温熱環境は概ね良好であり、消費エネルギーは設計値を下回っていることが確認できた。今後エネルギー消費量が大きい部分の低減を図るのに加え、アンケート調査の結果を運用に反映していく予定であり、環境負荷を下げながら、執務者の満足度を高めることが期待される。
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嶋田 泰平, 佐々木 真人, 浅利 直記, 宮﨑 久史, 桐生 拓馬, 福井 雅英
セッションID: F-18
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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大規模テナントオフィスビルに導入された13℃の中温冷水を利用したLOBAS空調システムのコイル特性、空調機コイル構成の特徴を既報研究にて報告した。本報では、Covid-19によって、オフィスの使用状況は変容しており、オフィス系統の2次側空調システムに関するCovid-19影響前後の2019年と2020年において基準階代表階の実績性能評価を行うものとする。
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笹倉 康佑, 中満 達也, 小松 正佳, 渡邊 剛
セッションID: F-19
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本研究は,運用中のオフィスビルにおけるデータを活用した施設管理手法に関する研究である.本報では,大規模オフィスビル1フロアの空調設備を対象に,実際の設備を再現するシミュレーション技術を試行・検証した結果を報告する.機械学習の手法を用いて、既往の建物設備の運用データから空調設備のエネルギーをシミュレーションするモデルを構築し,評価した.その結果,一事例ではあるが,空調設備のエネルギーを高精度に計算可能なことを確認した.
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中満 達也, 笹倉 康佑, 小松 正佳
セッションID: F-20
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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近年,新型コロナウイルスの影響により,在宅勤務を促進している企業が増加している。ニューノーマルな働き方として,リモートワークが急激に普及したことから,オフィスビルにおいて,在館状況に合わせた設備制御が必要不可欠である。本稿では,空調制御に焦点を当てて,カメラ画像の画像解析を行い,在館者の温冷感に係る項目である活動量・着衣量の取得結果を報告する。
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中川 滋, 関 悠平, 佐藤 孝輔, 菊田 弘輝, 山本 奈央, 宮川 慈子, 本吉 健志, 堀 純子, 川路 敬子
セッションID: F-21
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本施設は北海道札幌市に建てられたテレビスタジオを中心とした放送会館。 旧放送会館の老朽化に伴う移転として整備され、2020年1月に竣工、2021年6月より運用を開始。 省エネルギー施策の現場実測を行った。 本報では、積雪寒冷地という厳しい環境下において、省エネルギー性と信頼性に配慮して計画された施設概要について報告
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関 悠平, 中川 滋, 佐藤 孝輔, 菊田 弘輝, 山本 奈央, 宮川 慈子, 堀 純子, 川路 敬子
セッションID: F-22
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本報では、快適性や省エネルギー性の向上を目的として放射空調を採用した、コールセンターの空調システム、およびその運用実績について報告する。2021年6月の開局以来、COVID-19感染拡大により出社率が低かったため、放射空調システムは調整運転などの限定的な稼働に留まっていたが、システムは正常に機能していた。今後は、これまでの運用状況を基に、PMV制御用の各種設定値やシステムのチューニングを実施する予定である。
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山本 奈央, 菊田 弘輝, 宮川 慈子, 中川 滋, 関 悠平, 佐藤 孝輔, 堀 純子, 川路 敬子
セッションID: F-23
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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積雪寒冷地という厳しい環境下において、省エネルギー性と信頼性に配慮して計画された放送会館にあるコールセンターを対象とし、室内環境調査と執務者に対するアンケート調査を行った。その結果、1)室内環境調査によって、特に放射空調と対流空調を併用運転した場合、1日を通して安定した室温と上下温度差が小さい環境を確認できた。2)CO2濃度の測定により、十分な換気量が得られていることがわかった。3)両調査より、執務時間中はPMV値が熱的快適範囲に収まっており、「室内環境の総合満足度」は高いことが確認できた。
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久保井 大輔, 佐藤 久明, 鶴見 隆太, 小池 万里, 河野 匡志
セッションID: F-24
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本研究では,最新の定期点検データに基づく空調設備の最適な更新周期をワイブルプロセスモデルを用いて評価し,空調設備の保全計画に関する一連の研究成果について総括した。
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佐々木 真人, 内田 大貴, 秋元 孝之, 青笹 健, 渡邊 照央, 中村 晃大
セッションID: F-25
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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カーボンニュートラルな社会の実現をめざし、社会においてESG投資は重要となり、ウェルネスの価値が上昇、そして、COVID-19によって働き方は変わる。建設時に計画したライフサイクル評価と同じ結果とはならない可能性がある。既存の環境建築は、改修計画を行う際には、グレート・リセットの影響も考慮する必要がある。変化する社会における環境建築のライフサイクルマネジメントについて研究する。
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渡邊 照央, 秋元 孝之, 佐々木 真人, 内田 大貴, 中村 晃大, 青笹 健
セッションID: F-26
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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環境建築と称する建築物は、常に環境観点のトップランナーとして注目され続けてきた。本報では、環境建築に着目し、過去20年間の環境建築に導入されている技術の変遷を調査した。また、「環境建築のLCM」と「グレート・リセット」の関係を把握するために、ケーススタディを用いて検証した。
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