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天野 健太郎, 加藤 信介, 足利 誠, 高橋 幹雄, 沼中 秀一, 高橋 祐樹, 山本 順也
セッションID: E-1
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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我々は省エネルギー・省CO2と知的生産性の向上を検証するためのフレームと調査項目を構築し、製造施設の移転計画において、研究開発拠点を対象とした調査研究を実施してきた。既報では、調査対象施設の設計概要、検証フレームと調査項目、移転前の既存施設における調査結果について報告した。本報では、移転後の執務環境について、特に自然換気や空調・照明設備の利用状況に関する実態調査結果を中心に報告する。
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沼中 秀一, 加藤 信介, 足利 誠, 高橋 幹雄, 天野 健太郎, 安藤 邦明, 高橋 祐樹
セッションID: E-2
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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分散していた研究開発拠点を1ヶ所にまとめることでコミュニケーションの機会を高め、知的生産性の向上を目指した。その際、富士山のビューを生かし自然エネルギーを有効活用することで知的生産性と省CO2の両立を設計上のねらいとした。本研究の目的は、建築や設備の設計内容が実際にどのようにねらいに貢献したのかを検証することである。本報では、移転後の執務環境の主観的評価と、移転前後の執務者の睡眠と活動量の変化の状況について報告する。
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高橋 祐樹, 加藤 信介, 足利 誠, 高橋 幹雄, 沼中 秀一, 天野 健太郎, 菊池 卓郎, 山本 順也
セッションID: E-3
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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コミュニケーション向上を重視した執務環境の計画とその使われ方や知的生産性効果について測定、考察し、研究施設のコミュニケーション・知的生産性向上に繋がる設計データへ反映することを研究目的とする。本報では、コミュニケーション行動および知的生産性・働き方の調査について、研究開発拠点統合後のテクニカルセンターにおける調査結果を、移転前の調査結果を含めて比較・分析した結果について報告する。
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水谷 佳奈, 三浦 眞由美, 原山 和也, 伊香賀 俊治, 青木 世奈
セッションID: E-4
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本研究は省エネルギーと知的生産性の両立に向け、居住者満足感を考慮した変動空調制御を開発することを目的とし、変動空調制御技術実用化に向けて2013年夏期に実オフィスにおいて検証実験を実施した。制御ロジックの性能・居住者への影響(知的生産性、快適性、満足度)・省エネ効果を確認し、変動空調制御技術の有効性の明示と普及の一助としたい。
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青木 世奈, 伊香賀 俊治, 三浦 眞由美, 原山 和也, 水谷 佳奈
セッションID: E-5
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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既報では、変動空調制御技術実用化に向けて、2013年夏期に実オフィスにおいて実施した検証実験の概要と社員アンケート調査結果より、室温変動制御による温熱満足感と省エネ性の評価について報告した。一方で居住者の心理・生理・知的生産性に関する分析は行われていない。そこで本報では、室温変動ケースと室温一定ケースにおける心理・生理・知的生産性について、社員アンケートと被験者実験の結果から比較を行う。
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小川 聡, 伊香賀 俊治, 市原 真希, 張本 和芳, 青木 世奈
セッションID: E-6
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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オフィスにおける知的生産性向上が重要とされ、既往研究では知識創造向上におけるリフレッシュスペースといったサポート空間の室内環境改善による有効性が示されている。また、昼光利用や床面積・天井高等の光・視環境が自律神経に与える影響が示されている。以上のことからサポート空間が生理・心理・作業効率に及ぼす影響の検証を目的に被験者実験を2013年秋に行った。結果、サポート空間の光・視環境が自律神経を介して疲労・眠気・作業効率に与える影響を示した。
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川久保 俊, 出口 清孝, 佐藤 直哉
セッションID: E-7
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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大学の階段教室において、環境実測(90分間連続測定)と質問紙調査(15分間隔)を実施し、教室内温熱環境と学生の集中力の時系列変化の把握を行った。また、実測した環境データをもとに計算機を用いた数値流体解析も実施し、教室内の温熱環境のむらを空間的にも把握することを試みた。環境実測、CFD解析、質問紙調査を組み合わせることによって教室内温熱環境と学生の集中力に関して、時空間的に把握することを試みた。
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西原 直枝, 田辺 新一, 丹羽 勝巳, 久保木 真俊
セッションID: E-8
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本研究では、温熱環境が作業効率に与える影響について、コールセンターを対象とした測定を行い、2004年と2012年の比較分析を行った。震災後の節電状況下の節電意識が高く、省エネルギーが図られた状態において、温熱環境と作業効率の関係を調べたところ、節電意識が高い2012年は、2004年に比べ、中程度の高温環境への許容範囲が広がり作業効率を高く維持した。しかし、空気温度が26.5〜27.0℃を超えると、節電意識にかかわらず作業効率が低下することがわかった。
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小坂 千里, 川瀬 貴晴, 鄭 新源, 豊原 範之, 丹羽 勝巳, 小林 弘造, 大串 辰雄, 梅田 泰正
セッションID: E-9
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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環境モデルビルにおける省CO2技術の取組みと、運用も視野に入れた省CO2を促進するインターフェース機能の構築による総合的なCO2削減と共に、 これに対する環境性能の検証を行う事により事業主・ビル管理・テナントの三位一体となった省CO2と更なる環境品質向上の融合に資する事を目的としている。
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田仲 浩介, 朴 智秀, 鄭 新源, 川瀬 貴晴, 小坂 千里
セッションID: E-10
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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環境モデルビルにおいて、夏期と冬期の2期間について温熱環境実測およびアンケート調査を実施した。オフィス空間の執務環境の実態を把握すると共に、今後の運用方法に反映し、より良い執務環境と省エネルギーおよび省CO2のための知見を得ることを目的とする。
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伊藤 安里, 楊 鎮浩, 松永 知大, 田辺 新一
セッションID: E-11
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本研究では4つのビルにおいて物理環境測定、昼休みに関するアンケート調査、目視測定を行った。昼休み中の執務室の室内環境について温度、CO2濃度が低い執務室程利用空間満足度が高くなる傾向が見られた。また、昼休みの疲労回復に対する期待度により午前と午後の作業能力の変化幅に差が見られ、仮眠をした執務者、利用空間として食堂や休憩スペースを利用した執務者、昼休みの疲労回復に対する期待度が高い執務者は作業能力が向上していると申告する傾向にあった。
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安藤 邦明, 黒木 友裕, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 樋口 彩子
セッションID: E-12
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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通常の執務空間および試験的に設置した3箇所の共用空間(分散型コミュニティースペース)に被験者を滞在させ、その場の印象を問うアンケートとタスクを課した。それぞれの場所の環境特性と主観評価・知的生産性との関係を分析し、3報に分けて報告する。本申請は1報目である。
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樋口 彩子, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 相良 和伸, 黒木 友裕, 安藤 邦明
セッションID: E-13
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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オフィスビル内外の共用空間に提案する「分散型ワークスペース」における 知的生産性を確認するため被験者実験を行い、性質の異なるタスクを課してパ フォーマンスを評価したほか、場所の環境特性や、被験者の主観評価との関連 を検証した。分散型ワークスペースでの被験者の主観評価では執務空間の印象・機能性・環境の3要素についてアンケート調査を行い、環境要素が総合的な満足度に最も影響することが確認できた。
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黒木 友裕, 山中 俊夫, 甲谷 寿史, 桃井 良尚, 樋口 彩子, 安藤 邦明
セッションID: E-14
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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オフィスビル内外の共用空間に提案する「分散型ワークスペース」における知的生産性を確認するため被験者実験を行い、性質の異なるタスクを課してパフォーマンスを評価したほか、場所の環境特性や、被験者の主観評価との関連を検証した。分散型ワークスペースでのタスク成績は被験者ごとに異なる傾向を示したが、タスクの種類をうまく選択することができれば、概ね平均程度以上にはパフォーマンスを発揮できることを確認した。
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清家 剛, 佐藤 誠, 芹川 真緒, 秋元 孝之
セッションID: E-15
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本研究では、国土交通省の実施する住宅・建築物省CO2先導事業において先導的な技術を積極的に導入した住宅を対象として、補助事業者に対するアンケート、居住者に対するアンケート、エネルギー使用量の把握を行い、また、その一部の住戸について温熱環境の測定等を行う。 本報では、居住者に対して実施した、住まいに対する意識や満足度、見える化設備の活用状況等に関するアンケート調査結果について述べる。
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芹川 真緒, 佐藤 誠, 清家 剛, 秋元 孝之
セッションID: E-16
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本報では、国土交通省の実施する住宅・建築物省CO2 先導事業で採択されたプロジェクトにおけるエネルギー使用量報告書の集計結果について述べる。太陽光発電設備を導入した住宅とそうでない住宅における一次エネルギー使用量の差異等について確認を行った。
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山本 正顕, 秋元 孝之, 清家 剛, 宮澤 由紀
セッションID: E-17
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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国土交通省が実施する住宅・建築物省CO2先導事業先導事業で採択された既存集合住宅の外断熱改修プロジェクトにおける室内環境の改善効果を改修前後の実測結果から検証した内容を報告する。
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鈴木 新平, 大岡 龍三, 張 偉栄
セッションID: E-18
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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コスト最適化のは、省エネルギー建物の設計において、欧州で多く用いられている意思決定手法であり、施工時のコストと建物の生涯エネルギーコストを含むライフサイクルコストを最小化する投資を最適解として採用する。 本研究は、コスト最適化の概念を日本の戸建て住宅に適用することを目的とする。 熱負荷計算を含むコスト計算によって、断熱材導入に起因するライフサイクルコストの変動が示され、日本においてコスト最適を実現する断熱材厚さが明らかとなった。
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近江 聡子, 伊香賀 俊治, 安藤 真太朗, 雨宮 多佳子, 柳澤 恵
セッションID: E-19
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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中山間地域における児童生徒の身体活動の促進に向け地域環境の改善が推進されている。そこで、地域環境と児童生徒の身体活動・運動習慣の関係を明らかにするため、アンケート調査及び実測調査を実施した。結果として、歩数と運動習慣に正の相関があることから、運動習慣の改善が身体活動量の増加につながる可能性が示唆された。また、移動手段、公共施設の満足度・利用頻度・利便性、地域活動への参加が運動習慣に影響していることが明らかになった。
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田中 翔大, 村上 公哉
セッションID: E-20
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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The heat load data of each building use were collected for the purpose of renewal of an existing load standard physical unit, and the new load standard physical unit was computed. And the influence on the heat source system efficiency by the difference in the heat load assumption by the existing load standard physical unit and new load standard physical unit at the time of the master plan of an energy system was analyzed.
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平石 拓也, 村上 公哉
セッションID: E-21
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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建物や地域のエネルギーシステムを検討する上で、熱負荷から熱源システムの種類、その装置容量や機器台数を決定する標準的な計画方法がない。そこで、本研究では実際の設計情報データベースを作成し、設備設計に関する傾向を分析し、基本計画用の基礎資料とする。本研究の分析により、熱源システムの容量、機種、台数分割の傾向を確認した。
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谷口 綾子, 下田 吉之, 山口 容平
セッションID: E-22
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本論文では、都市の多様な世帯を考慮しながら、平成25年省エネルギー基準による省エネルギーポテンシャルを大阪府全体で把握することを目的とする。まず同基準に適合する技術的選択肢について分析を行う。次に、著者らが開発してきた家庭部門エネルギーエンドユースモデルを用いてシミュレーション評価を行い、同基準による大阪府全体での省エネルギー効果を推計する。さらに、大阪府全体での電力負荷曲線の変化についても議論する。
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市川 卓也, 村井 裕康, 横川 誠, 武田 清賢, 菊田 弘輝, 相良 麻実
セッションID: E-23
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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近年、北方圏において暖房需要に加え冷房需要の増大が問題となっており、その対策として積雪寒冷地に対応した再生可能エネルギーの利用があげられる。しかし、再生可能エネルギーは不安定であり、その有効利用のためには最適な熱源・空調システムの構築が必須の課題である。本研究では、再生可能エネルギーと天然ガスの融合を図りZEB化を目標とした事務所建物の性能検証が目的である。本報では、対象建物概要とその設計主旨について報告する。
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菊田 弘輝, 相良 麻実, 横川 誠, 武田 清賢, 市川 卓也, 村井 裕康
セッションID: E-24
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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近年,北方圏において暖房需要に加え冷房需要の増大が問題となっており,その対策として積雪寒冷地に対応した再生可能エネルギーの利用があげられる.しかし,再生可能エネルギーは不安定であり,その有効利用のためには最適な熱源・空調システムの構築が必須の課題である.本研究では,再生可能エネルギーと天然ガスの融合を図りZEB化を目標とした事務所建物の性能検証が目的である.本報では,主にオフィスゾーンの室内環境評価について報告する.
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大山 有紀子, 大湯 満晴, 泉 雅和, 村田 元
セッションID: E-25
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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競技施設では競技種目や大会時と通常時でも建物の利用状況は異なり、それぞれの利用実態を把握することが重要である。「軽井沢アイスパーク」の熱源計画では、町立公園として環境負荷を低減した施設とするため電気主体の熱源システムとし、地中熱利用設備を導入し空冷機器の冬季の効率低下を防止している。今回報告では、地中熱利用設備の省エネルギー効果を中心に、寒冷地におけるスポーツ施設のエネルギー使用量実態について報告する。
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魚住 昌広, 半澤 久
セッションID: E-26
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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前報では、2012年に竣工した北海道科学大学体育館を対象に、寒冷地アリーナ空間の温度むらや気流の発生といった従来の空調方式の問題点を解決するために採用した床下空間へ冷温風を送気するシステムの冷房期、暖房期および冬期空調停止時における室内環境測定結果について報告した。本報は、供用開始2年目の室内環境測定結果に加え、本施設のエネルギー消費、アリーナ部の主たる空調熱源である地中熱ヒートポンプの運転評価について報告するものである
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河野 匡志, 丹羽 英治, 高橋 直樹, 小池 万里, 一谷 匡陛, 古賀 修, 三島 憲明
セッションID: E-27
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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The DHC system in the block 3 in Nakanoshima was planned to utilize thermal energy of river water. Heat source system of the DHC was extended by third stage construction in May 2013.This report outlines the Verification and Evaluation on the long term performance of DHC system and River Water Utilization System from 2005 to 2013.
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菊田 道宣, 三田村 輝章
セッションID: E-28
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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地下ピットによる地中熱利用を図ったRC外断熱住宅において,2011から2013年の3年間,モニタリングを実施した。その結果,日最大エネルギー消費量は冬期に発生し86kWh/日程度であること,冷暖房エネルギー消費量は年により変化しているが,室温は,暖房期には18〜22℃の範囲に,冷房期には27〜30℃の範囲に維持されていこと,ピット温度は17℃から25℃で変化し,竣工後数ヶ月で安定すること等がわかった。
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三田村 輝章, 菊田 道宣
セッションID: E-29
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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Annual indoor temperature, heating and cooling loads were analyzed by numerical simulation in order to clarify the effect of the geothermal heat use by underground pits. As a result, the simulation result of temperature in pits and heat loads indicated good agreement with the measurement result. It was predicted that heating load can be reduced from about 24 to 27%, and cooling load can be reduced about 8% by use of pits.
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宮澤 由紀, 秋元 孝之, 山本 正顕
セッションID: E-30
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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東京都多摩市に立地する築31年の集合住宅を対象に実施された外断熱改修工事において、開口部改修による気密性能の改善効果、及び開口部周りの温熱性能の改善効果を検証した。また、実改修による省エネルギー効果をエネルギーシミュレーションにより算出した年間冷暖房負荷等を用いて分析し、建物全体の大規模改修の有用性を検証した。本報では上記2項目について報告する。
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大橋 知佳, 伊香賀 俊治, 安藤 真太朗, 海塩 渉, 柳澤 恵
セッションID: E-31
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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睡眠は、温熱・音・光環境等の様々な室内環境による影響を受ける。本研究では、室内環境の改善が居住者の睡眠に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、高断熱住宅への転居者に対するアンケート調査及び実測調査を行った。その結果、夏季においては湿度と音/振動の改善によって睡眠状態が改善する確率がそれぞれ1.5倍、1.7倍であること、冬季においては音/振動と内装の改善によって睡眠状態が改善する確率がそれぞれ1.6倍、2.4倍であることが明らかとなった。
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濱 興治, 中山 喜一朗, 浜地 洋之, 小倉 久男, 濱邊 正和, 荒川 芳三
セッションID: E-32
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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この論文では福岡市美術館収蔵庫Fでの空調気流の均一性温湿度の均一性について計測データをもとに述べている。緩やかな空調気流は0.3m/s以下で均一で淀みが無いことが庫内の温湿度を均一もたらし、収蔵物の保存環境形成に不可欠なものとなった。
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大澤 元毅, 金 勲, 阪東 美智子
セッションID: E-33
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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高齢者等が利用する社会福祉施設の管理は建築物管理に専門知識・経験を有さない施設管理・運営者にゆだねられることが多いと考えられるが、運用状況や室内環境の実態は必ずしも明らかでない。高齢者のための施設における要援護者への配慮の実態をアンケートにより調査し、建築物における換気、加湿の不具合などを洗い出すことにより、感染防止に寄与する対策の提案のための知見整備を行う。
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金 勲, 大澤 元毅, 阪東 美智子
セッションID: E-34
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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高齢者は自律調節能力、回復力、免疫力が健常者より低いためより慎重な環境制御が必要となる。そこで、高齢者が利用する介護老人福祉施設における温湿度、換気状況などの空気環境の実態を把握し、健康維持と感染症防止に寄与する対策の提案のための知見整備を行う必要がある。 本研究は全国の介護老人福祉施設を対象にアンケート調査を行い、本報では2013年度に実施したアンケート調査から「冷房・暖房及び換気」に関する回答結果について解析、その結果を報告する。
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川田 康介, 田中 宏昌, 高山 眞, 田辺 新一
セッションID: E-35
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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高齢者の居室内温熱環境とエネルギー消費実態を詳細に把握することを目的として、介護付有料老人ホームを対象として温熱環境及びエネルギー消費量を実測し、使用状況の分析を行った。住宅エネルギー管理システム(Home Energy Management System(以下HEMS))を用いた計測を実施することで、これまで不明点の多かった住戸の時刻別エネルギー消費動向の把握を行っている。また、他の住戸形態と年間一次エネルギー消費量の比較による位置づけ、省エネルギー手法の検討を行った。
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荒木 良太, 小澤 明也, 高村 秀紀, 浅野 良晴, 越野 省吾
セッションID: E-36
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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長野県にある5軒の住宅の電力消費量とガス消費量、発電量を計測した。T-O邸、T-M邸、T-Y邸はガス・電気併用住宅である。E-S邸、E-F邸は太陽光発電システムが導入された全電化住宅である。5軒の住宅の一次エネルギー消費量を算出し比較し、そして延べ床面積当たりの一次エネルギー消費量を比較した。さらにT-Y邸とE-F邸の1時間ごとの電力需要量と一次エネルギー消費量のデータを作成した。
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越野 省吾, 小澤 明也, 浅野 良晴, 高村 秀紀, 荒木 良太
セッションID: E-37
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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長野県内にある4軒の住宅の電力消費量とガス消費量、発電量を計測した。P-T邸、P-S邸はPEFC-CGSを設置した住宅である。T-O邸、T-H邸は潜熱回収型ガス給湯器を設置した住宅である。4軒の住宅の一次エネルギー消費量を算出し比較し、そして一人あたりの一次エネルギー消費量を比較した。さらにP-T邸とT-O邸の1時間ごとの電力需要量と一次エネルギー消費量のデータを作成した。
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原 康輔, 西名 大作, 村川 三郎, 金田一 清香, 佐々木 元気, 石田 正樹, 八杉 克志
セッションID: E-38
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本報では,広島市の全電化住宅における給湯日電力消費量の多寡に影響を及ぼす要因として「日平均外気温」「曜日」「給湯以外の電力消費量」に着目し,数量化理論第Ⅰ類を適用することでそれぞれの影響の程度について明らかにした。その結果,多くの世帯で日平均外気温の影響が大きいものの,曜日や給湯以外の電力消費量が影響を与える世帯も存在することを示し,生活パターンや在宅状況が日変動に影響を与えることを示した。
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八杉 克志, 西名 大作, 村川 三郎, 金田一 清香, 佐々木 元気, 石田 正樹, 原 康輔
セッションID: E-39
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本報では,広島市の電化住宅を対象として,実際に使用されているIHと食洗機の電力消費量について整理し,それぞれの機器について,稼動1回あたり電力消費量や稼働回数の基本的特性を整理するとともに,機器の使われ方によって世帯を類型化した。また,IHと食洗機の各類型と稼動特性との関連をみることで類型ごとの特徴を明らかにした。それに加え,家庭用厨房機器である両機器の連携稼働について検討を行った。
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中村 和弘, 石田 直哉, 山口 弘雅, 岩井 良真, 藤村 昌弘
セッションID: E-40
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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本報告は電力量計測データを元にした施設内各種設備の故障監視や運用状況監視を自動的に行うためのシステムの開発を目的としている。先ず不具合状態の監視方法の整理を行い、26種類の監視方法を定義した。次に検知された情報の通知先と通知のタイミングの整理を行い、4種類の通知分類を定義した。また、これらのシステムを実稼働中の事務所に導入した上で試験運用を実施し、システムの有効性を確認した。
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土屋 茂樹, 内山 聖士, 福森 幹太, 植村 聡
セッションID: E-41
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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ミスト冷却設備は、細かな粒径の霧を噴霧するためにノズルに高い圧力をかける必要がある。そのため、設備にフレキシブル配管を使用した場合、配管の膨張により圧力が上昇しにくくなり細かな霧を得ることが出来ず、場合によっては液垂を生じる可能性がある。そこで様々なフレキチューブにおいて、加圧に対する膨張量と圧力変動の状況、及び液垂する圧力状況の確認を行い、フレキシブル配管使用時の液垂防止方法を検討した。
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上田 智輝, 高村 秀紀, 浅野 良晴
セッションID: E-42
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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We researched and calculated the yield at a plywood mill in Niigata Prefecture. We measured the energy used at the plywood mill. Then we calculated the CO₂ emissions of one cubic meter of plywood production. After that, we calculated the carbon balance by subtracting carbon emissions from the amount of fixed carbon. Finally, we determined the environmental impact of the plywood with LIME.
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長谷川 兼一, 大澤 元毅, 柳 宇, 鍵 直樹, 東 賢一, 松本 真一, 高木 理恵, 細淵 勇人
セッションID: E-43
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
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本報では,浸水後の床下環境の実態を把握するため浸水シミュレーションを実施し,床下環境の水分収支に着目して分析した.その結果,暖気を供給したことにより,B室の床下はA室よりも乾燥した状態に維持され,木材からの放湿を促進したことが確認された.このことより,床下への暖気の供給は,浸水後の床下環境をより早く改善させるために有効と考えられる.
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河路 友也, 松井 伸夫, 成瀬 仁, 柴田 篤宏
セッションID: E-44
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本研究では、BEMSが導入されていない、中小規模の建物において採用事例が増加しつつあるエネルギー監視システムのデータを用いて、空調システムの熱源を中心とした異常検知システムの開発を目的としている。研究対象設備は、熱源本体、冷却塔、一次側、二次側、冷却水ポンプ、水蓄熱槽である。本稿では、各種診断項目の内容の説明と、異常履歴と異常検知ソフトの出力との照合事例について示す。
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安田 健一, 佐々木 邦治, 今野 崇, 中村 駿介, 稲葉 さとみ, 古川 茂一, 林 和博, 長 孝良, 藤木 彰範, 染谷 博行, 倉 ...
セッションID: E-45
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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快適性向上と省エネルギーの両立を期待されるさまざまな環境配慮技術を導入した次世代テナントオフィスビルが計画され、昨年竣工した。既報1) 本報では、昨年7月テナント入居後約半年のビル運用実績及びエネルギー消費量の傾向及び空調熱源関連のエネルギー消費について報告する。
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林 和博, 古川 茂一, 今野 崇, 長 孝良, 藤木 彰範, 安田 健一, 佐々木 邦治, 中村 駿介, 稲葉 さとみ, 染谷 博行, 倉 ...
セッションID: E-46
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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本稿は,次世代オフィスビルとして,計画された建物の竣工後8ヶ月間の電力量の解析結果から空調搬送電力消費・照明・コンセント及総電力のエネルギー消費の実績を報告。期間中の空調搬送電力消費の夏期は中間期・冬期より多いがでほぼ一定の値を示した。また内部発熱負荷である照明・コンセント電力の期間中はほぼ一定を示し、総電力量は外気温度との関連があることを示した。
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倉田 淳, 染谷 博行, 佐々木 邦治, 安田 健一, 稲葉 さとみ, 中村 駿介, 古川 茂一, 林 和博, 長 孝良, 藤木 彰範
セッションID: E-47
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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輻射空調システムは、従来の空気対流空調システムと比べて気流感が少なく、静穏で、水平・上下温度分布が均一であり、潜熱・顕熱の分離処理による高い省エネルギー性により導入事例が増加している。既報に述べた次世代テナントオフィスビルでは、夜間躯体蓄熱と昼間輻射空調を併用するハイブリッド空調システムを採用し、快適性及び省エネルギー性の実現に努めている。本報では、輻射空調システムの運転実績及び制御に関する課題について報告する。
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中村 駿介, 佐々木 邦治, 安田 健一, 稲葉 さとみ, 古川 茂一, 林 和博, 長 孝良, 藤木 彰範, 染谷 博行, 倉田 淳
セッションID: E-48
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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輻射空調システムを導入した次世代テナントオフィスビルにおいて、顕熱潜熱分離空調に適した給気を実現する外調機システムを導入した。自機内蔵ヒートポンプによって再生可能としたデシカント外調機と、熱回収再熱コイルを有する全熱交外調機を組み合わせ、混合給気によって求める温湿度条件を実現することを計画した。また、初年度夏季の運用実績の分析・考察により、設計意図に沿った中温度・低湿度の給気を得られたことを確認した。
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田子 千晶, 内田 俊平, 鄭 新源, 川瀬 貴晴, 中村 駿介, 安田 健一, 佐々木 邦治, 稲葉 さとみ
セッションID: E-49
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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躯体蓄熱併用型輻射空調システムを導入した次世代テナントビルにおいて、快適性と省エネルギー性の両立を目標に実測調査を行い、執務者の快適性を検証した。夏期・中間期・冬期に実測調査を行ったが、本報では夏期・冬期の結果について報告する。
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天野 雄一朗, 堀岡 建吾, 安岡 稔弘, 田島 昌樹
セッションID: E-50
発行日: 2014年
公開日: 2017/11/15
会議録・要旨集
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空調設備の熱源においては、空調設計時の負荷計算結果と実状の熱源容量の差異が大きいため非効率な運転による非省エネ性や空調設置時のイニシャルコスト増等が指摘されている。本研究では、高知県にある中小規模の事務所建物にて空調処理熱量等の実測を行い、適正な熱源容量を検討した。本報では、実測の概要と温熱環境分析結果について報告する。
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