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Yaputra Brian, Yamamoto Tatsuhiro
セッションID: IS-6
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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RANS technique with an RNG k- turbulence model is employed on a natural crossed-ventilated cuboid with various opening configurations to analyze its airflow rates due to varying incoming wind angles. The simulation uncovers that the building with asymmetrical apertures shows a better ventilation performance when the incoming flow is erratic.
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近本 智行, 田村 富士雄, 土岐 達美
セッションID: I-1
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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浮力換気により安定した換気量を得るため、建物中央にボイド空間を設け、更に自然換気が難しいと判断された場合には、トップライト部分の強制ファンによってハイブリッド換気を行う仕組みを導入した市庁舎を対象とし、自然換気・ハイブリッド換気が可能な制御設定値を検討した。制御は換気の有効性を判断し、ボイド内の状態から上昇搬送能力の有効性を判断する。手法としては風洞実験、換気回路網計算、CFD解析を用いて評価した。
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桃井 良尚, PHY NAMRONG, 山中 俊夫, 小林 知広, 田中 宏明, 藤井 拓郎, 守 雅俊, 崔 ナレ
セッションID: I-2
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究は、遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて、コジェネレーションシステムの排熱を利用した自然換気建物の設計変数の最適化手法について検討を行うことを目的とする。本報では計算で設定するGAパラメータが解の収束性に及ぼす影響について検討を行った。本報で採用したエリート保存戦略では効率的に最適解が求められることが分かった。ただし、GAパラメータである個体数や突然変異率については、適切に設定を行わないと解の収束性が悪化することが示唆された。
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下ノ薗 慧, 郡 公子, 石野 久彌
セッションID: I-3
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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筆者らは先行研究において、自然換気時の低温環境の発生を抑制するための計算法を構築した。構築した計算法は自然換気口の開放率(開度・開放個数)を調整することで、予め設定した下限室温設定値以下となる時間を抑制することが可能である。一方で、この計算法は開放率を調整することにより自然換気量が減少することから冷房装置負荷が増大することが懸念される。そこで本報では開放率計算法を利用した時の冷房装置負荷に着目して分析を行った。
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王 函, 赤林 伸一, 有波 裕貴
セッションID: I-4
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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In this study ventilation rates caused by Instantaneous wind pressure and Average wind pressure are calculated. To investigate the natural ventilation characteristics caused by natural wind and temperature difference in a single or multiple building with a vertical shaft inside.
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佐野 香之, 小林 知広, 山中 俊夫, 小林 典彰, 崔 ナレ, 蔣 子韜
セッションID: I-5
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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2開口間の風圧係数差が微小な室では、気流の乱れにより換気が行われ、従来の風圧係数差の時間平均値から換気量を予測する「換気の式」では適切に換気量を予測できない。そこで、本研究では乱れによる換気効果の解明を目的として、風圧係数差が微小となる開口条件を対象とした風洞実験を行った。本報では、片側に2 開口の単室模型を対象として、開口近傍での換気量及び流入出風速を測定し、開口間距離や室の平面アスペクト比の違いによる換気効果の検討を行う。
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蔣 子韜, 小林 知広, 山中 俊夫, 小林 典彰, 崔 ナレ, 佐野 香之
セッションID: I-6
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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This research aims to explore the factors that decide ventilation rates by conducting a series of wind tunnel experiments of a reduced scale building with three different building aspect ratios. The cases were designed to have minute wind pressure coefficient difference between two openings either on the single or double-sided of the walls. Time series of wind pressure and nearby velocity were measured and accuracy of simplified ventilation rate prediction methods were validated and compared.
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水谷 国男, 森口 拓生, 齊藤 孝一郎
セッションID: I-7
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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前報では、人工気候室内に遮風装置を設け、48台の送風機を制御することにより、風向と風速が同時に変動する模擬自然風を発生させる装置について報告した。 本報では、開発した模擬自然風発生装置の中に集合住宅模型を設置して、風向変動によって模型の窓を通過する換気風量を測定し、実測結果と比較する。
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石川 光太郎, 倉渕 隆, 金 政一, 齊藤 孝一郎, 宅和 満
セッションID: I-8
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究は,集合住宅の一室に設置したウィンドキャッチャーによる通風促進効果を,実測及びCFD解析による空気齢分布評価により検討することを目的としている。実測及びCFD解析による空気齢算出の整合性を確認するとともに、空気齢分布評価による室内通風状況について検証の妥当性を確認した。またウィンドキャッチャーの室内の換気性能と換気効率向上の有効性を確認した。
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岩下 剛, 土肥 史弥, 金子 龍太
セッションID: I-9
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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換気設備をもたない東京都の小学校の3教室において、冬季に窓近傍に設置した温度センサーと室内CO2濃度値により窓開放状況を推定する手法を考察した。今回の計測結果では窓開放状態を推定する手法として室内CO2濃度の減衰を用いる方法が、窓近傍温度の低下速度を用いる方法よりも有用であると考えられる。
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丹羽 剣竜, 小林 知広, 山中 俊夫, 崔 ナレ
セッションID: I-10
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、非住宅建築での自然換気導入例が増加している。自然換気は冷房負荷低減に有効だが、外気温や自然換気量等の条件によっては室内の熱的快適性を損なう可能性がある。しかし、外界条件に応じて自然換気口の開度を適切に制御することで、省エネ性と熱的快適性の両立が可能と考える。そこで本報ではペリカウンター型の自然換気口を有する執務室を対象に、自然換気条件に着目したパラメータ解析をCFDにより実施し、熱的快適性を大きく損なわない換気回数の上限値の予測法を提案する。
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市川 敦貴, 高田 暁
セッションID: I-11
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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開口部を開放したまま冷房を行う店舗における換気負荷の評価に向けて、周期的にスイングする空調機からの吹出し気流が浮力換気に及ぼす影響を非定常のCFD解析によって検討した。吹出し角度が上向きの時刻では、開口の上部で空調吹出し気流が直接外気空間へ流出し換気量が増加する。それ以外の時刻には下向きの気流により外気の侵入が抑制される。CFD解析によって得られた開口部の換気量は、室内外の温度差に基づく浮力換気計算により得られる値より時間平均値としてはやや小さくなる。
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永山 浩二, 加藤 正宏, 伊藤 紘一, 黒川 隆
セッションID: I-12
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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建屋中央部に大空間の中央アトリウムを配置した商業施設において中間期における自然換気測定と温熱環境測定を2週間実施した。実測評価の結果、平均流入風量は264,900m3/day(アトリウム部分容積26,520m3に対して10回/h程度)であった。またアトリウム内の温湿度は20~24℃・40~70%、除去熱量は顕熱で500~4,000MJ/day,潜熱で200~2,800MJ/day程度と自然換気の有効性を確認した。
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菊地 拓, 遠藤 智行
セッションID: I-13
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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地球温暖化により建物の省エネルギー化が進んでいる。そのため、省エネルギー技術の一つである、自然換気手法に需要が高まっている。自然換気を行う上で重要な要素の一つは建物壁面における平均風圧力だ。しかし、この値を得るには時間やコストが多く掛かる。本研究では風圧係数分布の簡易な予測手法の構築を目的とした、周辺に建物がある建物の風圧係数値を人工知能の一種であるニューラルネットワークを用いて予測を行う。
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王 馨悦, 酒井 孝司, 深田 賢
セッションID: I-14
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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角型アネモ等の輻流型吹出し気流が壁面に付着して流れた場合,到達距離が短く,拡散幅が大きくなる等の3次元壁面噴流に似た挙動を示す傾向がある。3次元壁面噴流をRANSで予測した場合,到達距離の過大評価,拡散幅の過小評価が問題となる。壁面噴流にモーメンタム法を適用することで,簡略的に気流性状を制御できる可能性がある。そこで、本研究では,三次元壁面噴流問題にモーメンタム法を適用し,気流性状の簡易的な再現方法について検討する。
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酒井 孝司, 王 馨悦
セッションID: I-15
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年の国際会議等においてGPUを用いたFFD手法を室内気流解析に適用する動向がみられる。前報では,FFDの解析精度を確認する目的で,FFDモデルを用いて3種の流れ場で検討し,条件によっては標準k-eに似た結果が得られること,噴流域での再現性が低いことを示した。課題として,GPU対応や異なるFFDモデルの適用が残った。引き続き本報では,非等温室内気流を対象に,GPUを用いて3種のFFDモデルの精度について検討した。
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山田 雄介, 酒井 孝司
セッションID: I-16
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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室内温熱環境の詳細解析では,壁に物性値を与え,室内表面で放射連成を行うことが多い。その際に標準k-εモデルで温度境界条件に温度対数則を適用した場合,対流熱伝達率の過少評価が問題となることがある。そこで本研究では,温度境界条件の差異が解析精度に及ぼす影響を把握することを目的に,倉渕らが実施した冷暖房実験・解析を対象にCFD解析を行った。本報では,熱流境界条件,熱貫流条件,放射連成条件について検討した結果を報告する。
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宅和 満, 倉渕 隆, 金 政一, 齊藤 孝一郎, 石川 光太郎, 大澤 嵩生, 有賀 瑞稀
セッションID: I-17
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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高発熱体のある工場では作業環境が高温になり作業者に負担がかかる。本報では工場の居住域温度を下げるために必要な有効開口面積がどの程度となるかについて実測及び簡易計算を用いて検討を行った。検討の結果、(1)簡易計算により排熱を促すために必要な有効開口面積を算定することができること、(2)ファンを使用した場合の通風量の増加量はファン風量と等しくならないためファン設置による効果の検討が必要であることを確認した。
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阿式 信英, 倉渕 隆, 金 政一, 田中 宏治, 和田 一樹, 村下 和紀, 芝原 崇慶, 村井 絢香
セッションID: I-18
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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新型コロナウイルスの感染拡大からポストコロナに向けて、オフィス空間においては、省エネ性・知的生産性・経済性に加え、感染リスクを低減する空調換気設計手法の確立が必要である。本報ではオフィス空間を対象として異なる条件下でquantaを発生させ、数値流体力学解析にて明らかになる各quanta濃度から、感染確率と感染者数を求める手順を構築する。さらに、高性能フィルタを設置した場合の感染確率と2次感染者数の低減効果について検討を試みた結果について述べる。
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三宅 智樹, 小金井 真, 金 炫兌
セッションID: I-19
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本研究では COVID-19 に有効な大学教室の換気方法 を検討し、明らかにすることを目的として、講義中に測 定した CO2 濃度及び在室人数から換気量を算出し、その 結果を基に Wells-Riley モデルを用いて空気感染確率を 算出・評価した。その結果、講義間の10分間の休憩において、quanta 濃度を減少させ、感染確率の上昇を抑えるには、機械換気と併せて自然換気を行うことが有効であることが分かった。
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張 靭, 山中 俊夫, 小林 知広, 崔 ナレ, 小林 典彰, 吉原 隼
セッションID: I-20
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本報では診察室に局所排気システムを導入し,より効果的な感染予防のための換気対策を提案した。CFD非定常解析により、室内における会話・咳由来飛沫核の拡散挙動を再現し、局所排気システムによる汚染物の除去性能を検討した。咳時の感染予防の補完策として、パーティションの効果も検証された。また、CFD解析で使用する日本語の会話時の呼気速度や呼気量に関する既往研究が不足しているため、測定を行い、その結果を境界条件に適用した。
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吉原 隼, 山中 俊夫, 小林 知広, 崔 ナレ, 小林 典彰, 張 靭
セッションID: I-21
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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新型コロナウイルス感染症(Coronavirus disease 2019: COVID19)の感染経路の一つとして挙げられる、空気感染は、診察室や飲食店などで想定される、ヒトが対面し着席して会話をする場合について、特に危険だと思われる。そこで本報では、診察室において、床染み出し空調と局所排気装置(フード)を組み合わせる、新しい換気システムを提案するとともに、咳や会話からの飛沫核に対する、局所換気システムの感染予防対策としての性能把握を目的としている。
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芝池 英樹, 伍賀 誠治
セッションID: I-22
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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In this manuscript, dynamic hygrothermal simulations dealing for multiple zones in a building which implement interzonal airflow networks are numerically analyzed by using the Windows application WUFI ® Plus with the airflow function. The influences of moisture buffering insulating material infilled in the partition walls are examined in details. Results illustrate impacts on the autonomous indoor hygrothermal quality controls and the reduction of AC loads as well.
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中野 沙紀, 早川 敦徳, 金 政一, 倉渕 隆
セッションID: I-23
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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集合住宅の開放廊下にガス給湯器を設置する際には、排気の廊下内での滞留や室内への流入の恐れがあるため基準が定められている。しかし建築計画上の制約となっているため緩和を目指し検討を行ってきた。これまでの実実験ベースの検討をCFDベースに置き換えるための基礎研究として、CFD上での排気の再現を試みる。自由空間において排気の再現性を確認してから廊下モデルに導入し実際の排気性状との比較を行う。
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山崎 佑基, 菊田 弘輝, 林 基哉
セッションID: I-24
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、厚生労働省は1人当たり30m3/hの換気を推奨しており、建築物衛生法における室内CO2濃度1000ppmが利用されている。この換気量を確保する方法として、CO2濃度をリアルタイムに測定し、その濃度に応じて換気量を変化させるデマンド換気制御がある。しかし、この換気制御は住宅での採用例はほとんど見られない。そこで本研究では、実験室においてCO2排出量を制御し、住宅におけるデマンド換気制御の可能性を検証した。
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長岡 洋和, 金田一 清香, 西名 大作, 青山 享平
セッションID: I-25
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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実測により、寝室に隣接するWICのドアを閉鎖した場合に就寝時のCO2濃度が上昇する課題を把握した。これを改善するための室の使い方をCFD解析により検討した。まず、寝室の入口ドアを開放することで、寝室から発生する汚染質の室外への排出を促すことがわかった。また、寝室エアコンを稼働させることで空気循環を促し汚染質の排出に有効であることが確認できた。また、将来的に居住者の使用室を分散させることで使用室での空気環境は良好になる可能性が示された。
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堤 あかね, 李 時桓, 鳥海 吉弘, 倉渕 隆
セッションID: I-26
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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コロナウイルスの感染リスクの低減には,適正換気量を確保することが有効であり,窓開けによる換気によって室内換気量を増加できる。しかし,過剰な換気により冷暖房負荷が増え消費電力が増えることなどが懸念される。そのため本研究は,室内外温度差に応じて窓の開閉面積を調整し,換気量を制御する自動開閉窓システムを開発することを目的とし,本稿では,適正開口幅と換気負荷を都道府県ごとに算出した。結果によると,適正開口幅と換気負荷に地域差が見られた。
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李 時桓, 堤 あかね, 鳥海 吉弘, 倉渕 隆
セッションID: I-27
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本研究は室内外温度差に応じて窓の開口面積を調整し,自然換気量を制御する自動開閉窓システムの開発するものである。空調された室内に窓開けによる換気を行うと,冷暖房効率が悪くなり室内温熱環境が悪化することや,過剰な換気により冷暖房負荷が増えることが懸念される。本報では,開発したシステムが適用された実験住宅で夏期・冬期実測を行い,室内温熱環境及び冷暖房負荷に与える影響を明らかにした。
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安永 奏, 佐藤 蓮, 荻田 俊輔, 近藤 靖史
セッションID: I-28
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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In a food factory, it is important to keep working environment clean. Therefore, HACCP was introduced to Japanese food company in 2018 and all food Japanese factories is necessary to achieve appropriate thermal environment by 2021. In this study, CFD simulation was conducted for general HVAC system and displacement ventilation system to compare their thermal environment and air conditioning load.
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佐藤 蓮, 安永 奏, 荻田 俊輔, 近藤 靖史
セッションID: I-29
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本報(その5)では、食品工場において衛生面で問題となる結露に着目し、CFD解析により一般的な換気・空調方式と天井給気型置換換気・空調方式とを比較した。また、フード寸法や給排気の風量などについて検討した。夏季条件と冬季条件について検討し、結露が生じる箇所や原因について考察を行う。
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吉野 一, 深川 和己, 倉渕 隆, 竹内 仁哉
セッションID: I-30
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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業務用厨房では排気ダクト内表面に付着した油脂によってダクト火災や臭いの問題が生じる。特にダクト火災は近年多く発生しており、これは清掃不良が主な原因である。本研究では、このような問題を解決するためグリスフィルタを通過する油煙を電気集塵機によって除去する効果に関して実験を行った。本論文では、グリス除去装置認定試験法によって発生させた油煙の粒度分布を測定し、電気集塵機の油煙除去率について評価を行った。
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有賀 瑞稀, 大澤 嵩生, 倉渕 隆, 金 政一, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 島貫 友貴, 工藤 安未, 冨永 隆一
セッションID: I-31
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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業務用厨房では水蒸気が原因で作業環境が悪化するため、適切な換気設計が必要となる。 そこで適切な換気設計に必要な排気捕集率の再現性を高めるために、甲谷らのアイランド型キッチンを有するLDKの換気計画に関する研究より低位発熱量9.20kWを対象とし、鍋上面及び側面温度、捕集率及び重量測定を行った後、CFDによる検討を行った。 本報では、第2報の改良k-ε(GGDH)モデルを適用した解析モデルによる分析でも使用する各実験の詳細及び結果とCFD検討の結果について報告する。
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大澤 嵩生, 有賀 瑞稀, 倉渕 隆, 金 政一, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 島貫 友貴, 工藤 安未, 冨永 隆一
セッションID: I-32
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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これまでに熱上昇気流を対象とした研究は数多く行われ、既報では直火におけるガスコンロ上の熱上昇気流及び捕集率の再現検討を試みている。改良 k- ε (GGDH) モデルを適用することで、実現象との整合性が一致することが確認されている。 本報では、第1報の実測詳細から、鍋周辺の熱移動に関して詳細な分析を行った。 そして、鍋使用時の熱上昇気流と排気フードの捕集率を対象とした解析モデルを提案し、その精度検証について報告する。
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古谷 知大, 小林 知広, 山中 俊夫, 崔 ナレ, 尾本 和夫, 水野 慶蔵
セッションID: I-33
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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建物の出入口など開放状態で利用される場所では、空気の侵入と漏出が生じる。これは室内熱環境と空調負荷上の問題となるが、エアカーテン(Air Curtain 以下:AC)は有効な対策の一つと言える。本研究では熱遮断性能を改めて評価したうえで、物質の遮断性能の評価を行うこととする。本報では暖房時におけるAC の気流遮断性能及び熱環境改善効果を把握するため、非等温場で実大実験により鉛直温度分布及び正味の外気侵入量を測定した結果について報告する。併せて、AC の気流遮断性能の評価を行う。
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秋山 和也, 八田 良行, 小川 大州
セッションID: I-34
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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オイルミスト等が発生する生産機器を有する工場では,室内の空気環境の悪化による作業者の健康リスクや火災のリスクを低減させるため,汚染物質の漏洩を抑える対策が求められている。 そこで,本研究では,工場等における環境改善とフレキシブル性の両立に向け,トルネードとなる旋回流を応用した局所排気システムを考案する。 本報では,試作機を用いた実験およびCFDによるシミュレーション結果を報告し,本システムの有効性を検証することを目的とする。
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八田 良行, 秋山 和也, 小川 大州
セッションID: I-35
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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オイルミスト等が発生する工場等の環境改善に向け,前報では,開放された空間に適用可能なトルネード気流を利用した局所排気システムを考案し,試作機を用いた目視評価と,捕集率を指標としたシミュレーションによる検討を行った。しかし,実測では目視評価に留まり,定量的な評価について課題があった。 そこで本報では,実機を製作し,実大実験による捕集率の評価を行い,本システムの有効性を検証することを目的とする。
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赤星 綾子, 舟里 忠益, 倉田 健二, 荒木 誠一
セッションID: I-36
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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輻射空調システムは、人間の快適性確保と空気輸送動力の削減という点でその性能が注目されている。一方、居住者の健康はウイルスや有害物質の濃度に左右されるため、外気と室内空気は混合されている必要がある。しかし、輻射式は従来の対流空調方式に比べ、攪拌エネルギーが少ない。そこで、外気導入量を増やすことなく、室内の空気循環を促進する給気変動換気システムを開発した。CFDモデリングを用いて、従来の定風量給気方式と比較した空気攪拌効果を評価した。
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大塚 淳弘, 小笠原 岳, 荻田 俊輔
セッションID: I-37
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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放射空調を導入した居室において、換気用制気口の配置が温熱環境および換気効率に及ぼす影響を検討することを目的として、CFD解析を実施した。その結果、以下の知見を得た。 ・ 温熱環境の解析結果から、制気口配置による温熱環境の差はほとんど無いと考えられる。 ・ 換気効率の解析結果から、換気用空気温度の調節が換気効率に影響を与える可能性がある。 ・ 最も換気効率が良好であったのは給気・排気とも床面設置のケースであった。
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越田 萌恵, 山中 俊夫, 小林 知広, 崔 ナレ, 山澤 春菜
セッションID: I-38
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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Impinging Jet Ventilation方式(IJV)はダクトから鉛直下向きに給気し、床面に衝突させて給気を室奥まで到達させ、天井付近で排気する換気方式であり、温度・汚染質濃度成層を形成するため居住域の空気を正常に保つ。本研究では、飲食店を想定した具体的な空間において、CFD解析により、IJVと広く普及している混合換気方式を用いた場合について比較検討し、熱環境、換気効率、感染リスクの観点から評価を行った。居住域における空調効率、換気効率について、IJVでより優れた性能が示された。
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宮沢 みなみ, 大石 憲介, 荻田 俊輔, 近藤 靖史
セッションID: I-39
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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近年の新型コロナウイルスの流行とその感染拡大防止の観点から、換気・空調システムの重要性が認識されている。また、換気・空調システムの種類によっては感染確率の空間分布が異なることは予想され、より感染確率が低いシステムの検討が必要であると考えられる。これに対し、KhankariはCOVID-19の感染確率の分布をCFD解析する手法を示し、拡散指標(Spread Index)を用いて検討している。本研究では、この手法を適用し、従来の対流式空調と床染出・天井放射空調について感染確率分布を比較する。
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田口 遥樹, 倉渕 隆, 竹内 仁哉, 吉野 一, 鳥海 吉弘, 金 政一, 李 彦, 古澤 明里朱
セッションID: I-40
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
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本研究んぼ目的は室空気が循環する系におけるトレーサガスを用いた空気齢測定の実験法を確立することである。そこで筆者らは動的定常濃度の理論を適用してそのような系における空気齢の理論を提唱し,実践してきた。これまで単体の空調機や空気清浄機の空気齢測定を行ったが,本研究では複数の空調機の空気齢測定を試みる。実験とCFD解析からその妥当性を検証する。
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李 彦, 倉渕 隆, 金 政一, 竹内 仁哉, 吉野 一, 鳥海 吉弘 , 田口 遥樹, 古澤 明里朱
セッションID: I-41
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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本研究では、空気清浄機が及ぼす室空気への影響を考察するため、循環系を持つ実際の居室で空気清浄機を稼働させ、トレーサーガス実験法を使って考察を行った。循環部ソース単独の場合の動的定常濃度は空気齢を表すことを利用し、部屋の空気齢の分布を確認することを試みた。実際の実験結果と一致することを確認するため、CFD解析を行った。実験にて求めた空気齢分布はCFD解析結果と比較することで空気清浄機の影響範囲は部屋全体にどのくらい及んでいることが分かる。
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石川 慎之助, 山中 俊夫, 小林 知広, 崔 ナレ, ESSA Aya, 小森 美晴
セッションID: I-42
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、換気効率・省エネ性・感染症対策の面から置換換気が注目されており、本研究では講義室に置換換気を導入した際の有効性の検討を実測及びCFD解析で行うことを目的としている。本報では、CFD解析で実測を行った講義室及び条件を再現し、床面をはじめとした熱境界を変化させ温度分布を実測の測定値と比較し検討を行った結果と、汚染質発生位置が室内汚染質濃度分布に与える影響についての検討を行った結果について報告する。
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小森 美晴, 山中 俊夫, 小林 知広, 崔 ナレ, ESSA Aya, 石川 慎之助
セッションID: I-43
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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近年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、高効率な換気手法に注目が集まっている。本研究では、換気効率とエネルギー効率を両立できる置換換気方式に着目し、設計ガイドラインの確立を最終目的としている。本報では、置換換気を導入した講義室において実測を行い、居住者の着座パターンが室内の温度・汚染質濃度分布に及ぼす影響について検討した。その結果、汚染源位置に近い地点を除いて汚染物質濃度は比較的低く、置換換気システムの有効性が示唆された。
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ESSA Aya, YAMANAKA Toshio, KOBAYASHI Tomohiro, CHOI Narae, KOMORI Miha ...
セッションID: I-44
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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Since displacement ventilation is recently viewed as an alternative ventilation system that can provide good air quality and reduce the cross-infection probability, this paper is a continues the research work to assess the system's performance and explore techniques to improve it. Focused on lecture halls, this study assess the performance of diffusers different settings in multiple occupants seating patterns using CFD analysis.
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笠原 真紀子, 太田 望, 川上 梨沙, 伊藤 清, 野部 達夫, 堀口 亮祐
セッションID: I-45
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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人が密集するアリーナにおける感染リスクを低減する要素技術として、「呼吸域の換気効率を向上する空調システム」を構築した。段床に取り付けた特殊形状の吹出口により、新鮮外気を直接観客の呼吸域に届けることが可能な空調システムである。本報では、開発空調システムコンセプト及び吹出口形状詳細について詳述する。
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太田 望, 笠原 真紀子, 伊藤 清, 長谷部 弥, 野部 達夫, 堀口 亮祐
セッションID: I-46
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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前報では呼吸域の換気効率を向上するアリーナ施設向けの座席空調システムの開発コンセプトと開発の流れを報告した。本報では開発システムの換気効率と温熱環境の性能検証の結果を報告する。
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荒川 祥子, 久保井 大輔, 掛川 敏正, 横山 慶太, 桑山 絹子, 千葉 友樹, 和田 一樹, 今岡 里衣
セッションID: I-47
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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With COVID-19 pandemic, people began to open the window. This behavior concerns about increased energy consumption and deterioration of sanitation. It becomes increasingly important to use an air conditioning system properly in post COVID-19 world. This report aims to verify infectious disease control technologies for post COVID-19. We evaluate ventilation performance and CO₂ concentrations in experimental field in it.
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和田 一樹, 荒川 祥子, 久保井 大輔, 掛川 敏正, 横山 慶太, 桑山 絹子, 千葉 友樹, 今岡 里衣
セッションID: I-48
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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既存の空調換気設備にMERV14 仕様のフィルタを実装し、捕集率や室内浮遊粒子濃度、消費電力への影響について調査した。MERV14仕様フィルタへの交換後の浮遊粒子測定により、相当換気回数が2.5 回/h 程度増加し、室内浮遊粒子濃度も有意に低下した。MERV14 仕様フィルタへ交換しても、空調機消費電力の増加は確認されなかった。フィルタによる相当換気量と在室人員数から求まる必要外気量を積算すると感染症対策に必要な相当換気量を上回り、外気量制御を導入できる可能性を示唆できた。
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横山 慶太, 久保井 大輔, 掛川 敏正, 荒川 祥子 , 矢嶌 健史, 釼持 尚紀, 白鳥 未唯, 久米田 裕子, 高鳥 浩介
セッションID: I-49
発行日: 2022年
公開日: 2023/10/27
会議録・要旨集
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建物における紫外線殺菌による殺菌効果を検証するため,現状の空調機内の細菌やカビの菌数の傾向を捉え,再飛散の可能性がある菌種を特定することを目的とする。
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