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尹 奎英, 竹部 友久, 丹羽 英治
セッションID: OS-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本オーガナイズド・セッションは、これらの活動成果の中から、特に先進的な事例について報告を行い、広く社会への情報発信を行うとともに、参加者の意見等を今後の委員会活動に生かしていく。本報ではまず、国内外のZEB取り組み状況を概観し、ZEB実現のための有効な省エネルギー要素技術や再生可能エネルギーについて考察した。
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倉渕 隆
セッションID: OS-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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Japanese government intends to the spread of ZEBs as a measure of energy-saving promotion in the business sector and developed ZEB planner system for technical advice for ZEB realization, leading owner system to raise value of ZEB, brochure and guidebook of ZEB based on data obtained from ZEB demonstration projects since 2012. This article shows overview of these activities and characteristics of energy-saving buildings with subsidy.
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竹部 友久, 山本 佳嗣, 中川 優一, 川瀬 誠, 樋山 恭助
セッションID: OS-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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雲南市役所新庁舎は、豊かな森と斐伊川の恵み、ヤマタノオロチ伝説やたたら製鉄といった地域の歴史・風土を活かし、鋼製剣ルーバーなどによる熱負荷の低減、センターボイドを利用した自然通風・ナイトパージなど自然エネルギーのパッシブ利用、木質チップ・地下水など地産地消の再生可能エネルギー利用の3つを柱とした雲南市型環境建築を実現することで、平成28年省エネルギー基準比77%削減のNearly ZEBレベルⅡを達成している。
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佐藤 孝輔, 丹羽 英治, 田中 宏昌, 杉原 浩二, 川田 康介, 松井 伸樹, 西村 忠史
セッションID: OS-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本報では民間建築物のZEBの先進的取り組みとしてDビルの事例を紹介する。 本建物では、新たに開発した超高効率機器など種々のZEB化手法を採用している。これらのZEB化技術の他に、独自のZEB化マネージメントやリアルタイム・シミュレーションなど先進的な取り組みを採用することでnearly-ZEBを達成している。
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大岡 龍三
セッションID: OS-5
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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東京大学では本実証事業の適用を受け、東京大学駒場Ⅰキャンパスに新築する「理想の教育棟(21 KOMCEE: Komaba Center of Excellence)」をゼロ・エネルギー・ビルのパイロットプロジェクトとして設計施工するとともに、その効果検証を行った。本稿ではその概要について報告を行う。
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木村 員久, 小野島 一, 伊藤 剛, 島 潔, 藤田 尚志, 小関 由明
セッションID: OS-6
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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大林組の技術研究所本館「テクノステーション」はトップランナーとして先進的な省エネルギー技術を開発導入し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の構築・運用に取り組んできた。また本建物及び複数の実験棟からなる技術研究所全体を「街区」と見立て、ZEBを支える再生可能エネルギーを最大限活用するスマートエネルギーシステムを構築している。本稿ではその取り組みと運用状況について報告する。
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大和田 淳, 平岡 雅哉, 弘本 真一, 鈴木 雄介, 松永 大輝, 小野 永吉
セッションID: OS-7
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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オフィス供給の大半を占める、中小規模オフィスをターゲットに、価格競争力と省エネ性を兼ね備えた計画技術を用いて、低炭素建築の裾野を拡げることを狙いとし、本建物を完成させたので、本報で報告する。
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清水 洋, 浅野 勝弘, 太田 昭彦, 熊野 直人, 村上 宏次, 中尾 善弘
セッションID: OS-8
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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実案件ベースに拘る清水建設のZEB取組の次なる事例として、地方中核都市における「四国支店」の取り組みが挙げられる。ここでは革新的な新技術と建築・設備の総合的な設計による中小規模オフィスビルにおけるZEB化実現の最先端技術の紹介ならびに運用実績の報告を行う。
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田中 拓也, 梶山 隆史, 横井 睦己, 熊谷 智夫
セッションID: OS-9
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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大成建設の先進的取組として、ZEB実証棟の計画および運用実績を報告するその。代表技術としては、空調分野で躯体放射冷暖房やパーソナル床吹出し空調、燃料電池のコージェネレーション利用、照明分野で採光装置や人検知照明制御、創エネシステムとして有機薄膜太陽電池外壁ユニットを紹介する。運用実績として2015年1月から12月までのデータを示し、年間エネルギー収支0の達成を報告する。
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和田 一樹, 田中 宏治, 平野 克彦, 川上 大樹, 菊池 卓郎, 田中 規敏, 岩田 卓郎, 髙井 啓明
セッションID: OS-10
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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既存ストックビル市場の省CO2化を加速させるためには、ストック市場の大部分を占める中小規模オフィスビルのZEB化が喫緊の課題である。本論では、実際に運用している中小規模オフィスビルを居ながらにしてZEB化改修した実例の建築・設備計画概要と要素技術の運用実績を紹介するとともに、年間のエネルギー実績とZEB達成状況について報告する。年間の一次エネルギー消費量403MJ/(m2・年)に対し、生成量は417 MJ/(m2・年)となり、ZEB化を達成した。
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FARNHAM CRAIG, OKAZAKI Yuki
セッションID: IS-5
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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The cooling effect and thermal comfort resulting from a fan with a fine water mist spray was compared to that of a fan alone in a shaded outdoor area on hot summer days with temperatures exceeding 35ºC with 161 test subjects.
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Gonzalez Franchesca, Matsuo Tomohito, Shimadera Hikari, Kondo Akira
セッションID: IS-9
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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This study aims to show the suitability of the local age of air as a parameter to determine ventilation efficiency. The results have shown that the ventilation efficiency is lower in dense urban areas with tall buildings in comparison with contrasting locations. Furthermore, urban characteristics such as street lengths and buildings width have influence in the ventilation efficiency.
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佐藤 亮太, 伊香賀 俊治, 大束 開智
セッションID: F-49
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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近年、災害への対策として、地域レベルの自立分散型エネルギーシステムの導入が推進されている。地域レベルの対策は初期投資が大きく、実現のためにはそれをカバーできる多様な便益の定量的な把握が重要となる。そこで本研究では、生活継続性の評価手法を構築し、居住者へのアンケート調査の結果を用いて、地域レベルの自立分散型エネルギーシステムが導入された仮想の地区における災害時の生活継続性向上効果を貨幣価値で評価した。
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石渡 大貴, 林 立也
セッションID: F-50
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本研究では、既成市街地の都心部密集地域におけるスマートエネルギーネットワークの可能性として、通常時と災害時の2つの側面から、クリーンセンターを中心としたスマートエネルギーネットワークに対するEVごみ収集車の導入効果について定量的な検討を行った。通常時では、蓄電池の充放電効率によって効果は低下したが、災害時には、蓄電池を導入することで地域の避難所の電力需要量を全てカバーすることができるため効果が示された。
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島 潔, 赤松 史光, 小野島 一, 乳井 厚子, 毛笠 明志, 堀 司
セッションID: F-51
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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蒸気配管において、単管で大規模に双方向利用する技術(双方向蒸気融通技術)を確立する上で課題となる、ウォーターハンマーの発生原因、発生条件及び回避方法などを検討している。本報では、蒸気のウォーターハンマーを実験と数値解析により模擬的に再現し、一定の知見を得たので、報告する。
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牛山 章子, 髙橋 満博, 下田 英介, 伊藤 靖, 河村 貢
セッションID: F-52
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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小規模既成市街地のスマートコミュニティ計画に関し街区間の電力・熱エネルギー融通と制御モデルを構築した。そのエネルギー利用について報告を行った。 地域の低炭素まちづくりと防災性向上に貢献した。
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荻野 登司, 桑沢 保夫, 峰野 悟, 佐瀬 毅
セッションID: F-53
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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LCCMデモンストレーション棟において、家庭用蓄電池・太陽光発電設備一体型システムの特性把握実験を行った。その結果、経済モードと自給モードの二つの機器制御方法の存在を確認した。また、システムを構成する3要素(太陽光発電パネル、蓄電池、電力変換装置)の動作状況から運転を分類し、電力変換装置については装置を構成する内部機器を個別にモデル化して組み合わせることで、蓄電池の実使用効率は中長期のデータより推定可能なことを確認した。
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忠 充, 高村 秀紀, 青山 純也
セッションID: F-54
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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我が国では、2012年7月に固定価格買取制度が導入されて以降、太陽光発電システムの設備認定量が著しく増加している。また、将来余剰電力は売電よりも自家消費が主流になると考えられており、自家消費の有効な手段の1つとして蓄電池の利用が注目されている。本研究では、長野県に立地している小規模の総合建設会社事務所を対象に、電灯電源において太陽光発電システムと蓄電池を導入した場合の電力自給率や余剰電力量を消費電力量の実測値を基に推計した。
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並木 美紗, 吉牟田 圭一, 石倉 結花, 泉山 浩郎
セッションID: F-55
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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太陽光発電モジュールの裏面に熱回収機能を搭載した熱電併給一体型パネルを用いた給湯供給システムである太陽光ハイブリッドシステムを導入した都内集合住宅における運用開始後約10ヵ月間の運転実績について報告する。期間平均の発電効率は約13%、集熱効率は約15%となり、シミュレーションによる推定値より低くなったことから、今後は原因と思われる想定条件と実測値との相違を整理し、シミュレーションの精度の向上に努めたい。
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吉永 美香, 桑沢 保夫, 城出 浩作, 浅井 俊二
セッションID: F-56
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本研究は、太陽熱利用システムによる一次エネルギー削減効果を評価するための、シミュレーションモデルの構築と活用環境の整備を目的とする。本報告では、2016年12~1月に実施された冬期試験(夕方に全量出湯)と2017年4月に実施された春期試験(JIS S2075による出湯)における太陽熱温水器の実証試験結果評価を行うとともに、そのうちの一機種に着目し、TRNSYSによるシミュレーションの精度検証を行った。結果、システム集熱量、出湯熱量ともに、各期間の誤差が6%未満と高い再現性を確認した。
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小野坂 佳樹, 秋元 孝之, 佐藤 友昭, 羽鳥 大輔, 高西 茂彰, 山田 祐輔, 山品 太輝, 千葉 麻貴
セッションID: F-57
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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In recent years, buildings tend to be higher, and where it is expected to use energy potential effectively. As technologies utilizing wind and heat in a super tall building with a height of 390 m, we consider wind power generator, free cooling, and outside air introduction. At 390 m above ground, it was confirmed that the amount of energy reduction was greater than that on the ground, because of, the effectiveness of wind power generation, free cooling, and outside air introduction.
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三坂 育正, 成田 健一
セッションID: F-58
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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人体表面での蒸発を想定した微細ミスト噴霧技術を対象として、暑熱緩和の効果評価に関する実験を行った。心理申告調査の結果から、ミストによる濡れを感じることで涼しく感じることを確認できた。また、体表面での擬似発汗による冷却効果について、SAT計を用いた熱収支により評価を行った。解析結果から、疑似発汗による人体の蓄熱量の低減量は、ミストによる濡れを感じる面積を考慮すると約10(W/m2)と評価できた。
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吉田 伸治, 持田 灯
セッションID: F-59
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本研究では、指向反射の影響を考慮した放射・CFD連成数値解析を夏季の街路内歩行空間の温熱快適性評価に適用した結果の分析を通じて、日射の指向反射特性の取り扱いの差異が予測精度に与える影響を評価した。8月上旬の東京の気象条件を対象に解析を行った。解析の結果、日射反射の指向性の強い窓面近傍の放射熱環境を分析する際に窓面を完全拡散面と仮定した手法を用いる事は、窓からの鏡面反射により人体へ入射する日射を過小評価することが明らかとなった。
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野元 彬久, 浅賀 潤一, 尾方 壮行, 中川 純, 田辺 新一
セッションID: F-60
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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小型測定機器を用いた都市温熱環境評価手法の提案を目的に、実測調査を行い、Google MAP上に快不快感申告を可視化したGood MAPとBad MAPを提案した。快不快感申告が集中した地点のWBGTを算出した結果、快申告が集中した地点と比較し、不快申告が集中した地点はWBGTが高く、熱中症に厳重警戒すべき地点となる可能性が高いことが示された。
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三浦 貴広, 秋山 龍生, 根本 義丈, 村上 壽之, 仙北谷 真樹, 池田 茂弘, 木村 和広
セッションID: J-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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排煙機の選定時に,運転中の漏気量を考慮しなければならない。 排煙口取付部は,最も漏気量が多くなる箇所の一つである。 しかし,漏気量に大きな影響を与える排煙口取付部の隙間幅は,2mmと隙間なしの2種類しか調査されていない。 そこで,排煙口取付部の漏気量を様々な隙間幅とシール方法で実験的に測定した。 その結果,オリフィスモデルと補正係数で,その漏気量を算出できることを明らかにした。
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吉岡 耕, 高村 秀紀
セッションID: J-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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建設現場において取り組むことのできる建設廃棄物削減活動の提案は地場の工務店が施工する住宅の建設現場においてゼロエミッション化の促進、処理委託先の産業廃棄物処理業者の負担の軽減につながると考えられる。本論は既往の研究より得られた知見を基に、地場の工務店が施工する住宅の建設現場において実施可能であると考えられる建設廃棄物削減活動を抽出した。建設現場における実測調査より各取り組みによる現場への負担や環境負荷削減効果の検証を行った。
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呉 慧岩, 割石 浩幸, 松井 文徳, 藤井 修二, 田中 毅弘, 鳥濱 博
セッションID: J-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
フリー
建築設備業の災害傾向・リスクと災害低減シミュレーションについて検討する。これらの研究は,建築設備に着目し,施工・保全における危険・リスク回避に関する予備的研究として位置づけ,建築設備の施工・保全における災害の定性的分析とトラブル・災害事例の検討を行う。
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割石 浩幸, 松井 文徳, 田中 毅弘, 藤井 修二, 鳥濱 博
セッションID: J-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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職場における熱中症による死亡災害の発生状況の傾向を概観し,続いて建設現場における熱中症予防対策についてまとめる。また, 建築設備業A社の協力業者における熱中症災害発生状況について, 熱中症発生における年齢および経験年数との統計的関係を調べ, WBGT値(暑さ指数)の活用,熱中症予防対策及び作業管理上の問題点を示し,今後の課題を示す。
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鳥濱 博, 割石 浩幸, 田中 毅弘, 呉 慧岩, 藤井 修二
セッションID: J-5
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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施工における高齢者作業員の労働災害の傾向と特徴の詳細な検討と題して,まず,建築設備の施工段階における高齢者作業員の現状をまとめた上で,建築設備を中心とした施工会社B社における現状と対策に関する具体的な取り組みについて示す。 さらに,厚生労働省が集計を実施している職場の安全サイトによる労働災害事例の調査の中から,2009年以降の比較的新しい事例の分析によって,典型的な事例を提示し,それらの対策についても検討したので,それらについてまとめる。
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筒井 隆博, 高口 洋人
セッションID: J-6
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では、熊本大震災による水槽設備の被害状況を調査した。具体的には、58件の水槽設備における被害形態、水槽形態、設計用水平震度、位置情報を調査した。次に、そのデータを用いて、二項分布法、最尤法で被害関数を作成した。この時、関数は対数正規分布をモデルとした。軽微な被害では、耐力中央値は262kineであり、対数標準偏差は0.85であった。重大な被害では、耐力中央値は547kineであり、対数標準偏差は0.79であった。これらの値は、兵庫県南部地震における既往研究に比べて小さい。
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品田 直也, 木村 崇, 田村 稔, 中川 冬彦, 永坂 茂之, 水谷 国男
セッションID: J-7
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
フリー
ワイヤを用いた吊り支持機器の地震に対する補強方法について地震応答波を用いて検証した。その結果、ワイヤを用いた補強方法は全ねじを用いた補強方法に比べ、吊り支持機器の加速度が減衰する効果が確認された。
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松川 安樹, 津波古 敦信, 有坂 宏毅, 中村 勇二
セッションID: J-8
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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建築設備配管に発生する腐食は、近年、異種金属接触腐食や潰食など原因が明らかな事象は減少傾向にある。しかし、亜鉛めっき鋼管や銅管に発生する局部腐食は、原因が明確でないため、現在も度々発生している。過去の事例から、局部腐食は、水張り時の水質や滞留時間の影響で生じる僅かな腐食が「腐食の起点」となり発生するものと考えている。本研究では、水張り時にアニオン交換処理水を用いることで「腐食の起点」を無くし、局部腐食を抑制する方法を提案した。
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沖田 茂喜, 竹倉 雅夫, 伊東 民雄, 大迫 孝輔
セッションID: J-9
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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排水レスフラッシング工法を新設ではなく既設配管に採用した事例についての紹介
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中野 民雄
セッションID: J-10
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本研究は、想定主義からの脱却を目的として、静岡県西部地域の震災対策の現況と課題点を整理し、想定の限界を考えてハードとソフトの両者のバランスを考えた提言を行った。その結果、時間と対策を段階的に踏むバックアップステップ方式を提案し、日常の生活に溶け込ませる都市・建築計画を提言した。また、家族単位でLCPを作り、情報と場所の信頼性の担保を相互補完し、慣れと臨機応変な対応を身に着けることの大切さを提言した。
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後藤 久慶, 岩井 一博, 浅野 良晴
セッションID: J-11
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本研究では、災害時における学校給食施設のBCP対応に関する実態を把握するため、アンケート調査及び現地調査を行った。その際、BCPに関する事前の準備、災害時におけるBCP対応、対応した際の問題点について検討を行った。また、内閣府が平成25年8月に策定した事業継続ガイドラインに関する実施事項と、今回調査した施設の事例との実態を対応させることでBCPの必要性を明らかにした。
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村上 公哉, 乙幡 祐太, 竹林 芳久, 原 英嗣, 堀 英祐
セッションID: J-12
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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ターミナル駅周辺地区では、大規模地震時に多数の帰宅困難者が発生すると予想されている。そのため、東日本大震災以降、行政は帰宅困難者対策の一環として一時滞在施設の確保を行っている。東日本大震災時に人道的立場から多くの帰宅困難者を受け入れたのがターミナル駅に隣接する地下街である。本報では、行政の一時滞在施設の協定内容を踏まえた上で、全国の特定都市再生緊急整備地域内の地下街の設備概要及び一時滞在者を受け入れる上での課題について調査した。
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原 英嗣, 村上 公哉, 堀 英祐
セッションID: J-13
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本研究では、帰宅困難者が地下街に滞在することを想定し、地下街の非空調時における温熱環境実測と、地下街の非空調時の温熱環境下での睡眠時間及び睡眠の質、滞在時の疲労に関する被験者実験を行い、地下街の非空調での帰宅困難者受入の可能性について検討した。その結果、夏期の地下街の温熱環境下において、避難時に滞在した場合、睡眠はとれるものの、疲労回復がされず、むしろ低下する傾向が見られた。
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乙幡 祐太, 村上 公哉, 竹林 芳久, 原 英嗣, 堀 英祐
セッションID: J-14
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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東日本大震災時、交通機関の麻痺により巨大ターミナル駅周辺には人が溢れ、駅に接続する地下街に多数の帰宅困難者が滞在した。の受入を行った。大震災以降、自治体では一時滞在施設の確保に努めており、地下街もその候補施設の一つである。これを契機に、地下街を一時滞在施設として利用しようという試みがある。一時滞在施設として地下街を利用する為に、非空調時の開放型地下街の温熱・空気環境を把握するために、熱流体解析により評価した。
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堀 英祐, 原 英嗣, 村上 公哉
セッションID: J-15
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
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災害時における地下街空間での一時滞在者の受け入れの可能性について検討するため、福岡市某地下街のBEMSデータの分析を行い、通常稼働時および休業日におけるエネルギー消費量を把握しエネルギー消費原単位を求めた。また、日別、時刻別エネルギー消費量の特徴等から、施設の運用に最低限必要なエネルギー消費量を分析し、非常用電源の容量等との比較から、災害時のエネルギー供給の自立性について分析を行った。
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馬場 芳樹, 李 知殷, 上野 貴広, 高口 洋人, 赤司 泰義, 住吉 大輔, 林 鍾衍
セッションID: J-16
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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従来の研究によって都市環境負荷の長期予測シミュレータ「ハビタットモデル」を開発した。 その中に含まれるCO2排出原単位モデルは大規模都市のみを対象としていたため、原単位モデルを改善し、統計情報が不十分な小規模都市でも原単位モデルが構築可能であることを示した。 また、構築したモデルを用いて様々なシナリオを評価したところ、原子力発電の停止はCO2排出量の増加が最も大きく、電気料金の上昇はCO2排出量が最も削減出来ることが明らかとなった。
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吉澤 彰太郎, 横尾 昇剛
セッションID: J-17
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
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木県宇都宮市の大谷地域は大谷石の町として栄えてきたが、新建材や海外産材の台頭により、大谷石産業が衰退し、地域全体で耕作放棄地や空き家の増加が進んでいる。このような背景で地域の再生が求められており、地域資源を活用した方策が必要となる。本研究は、大谷地区の地域資源の情報整備と、地下貯留水利用による冷熱システムの検証と効果の把握などを目的とする。
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北上 翔, 横尾 昇剛
セッションID: J-18
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
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近年,栃木県では地域材利用を推進している。地域材利用の推進は地域産業の活性化や地域環境にとって非常に有効であるが、設計者や一般の消費者には理解が進んでいないのが現状である。 本研究では、木が伐採されてから木造住宅が建設されるまでの地域材の流通量・使用量、またその際の環境貢献,環境負荷,地域への間接的な効果等を調査し、地域材活用の効果を定量化するための基礎的資料を整備することを目的とする。
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李 知殷, 上野 貴広, 馬場 芳樹, 赤司 泰義, 高口 洋人, 住吉 大輔, 林 鍾衍
セッションID: J-19
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本報では、回収期間によるPV選択率式を考案、柏市におけるPV導入による雇用創出効果を算出した。その後、補助金予算の上限と交付金額によるCO2削減効果の検討を行った。補助金使用によるCO2削減効果を最大化するためには、補助金予算に適合な交付金の選定が重要なものだという知見が得られた。また、雇用創出による都市の変化は毫毛の効果であるが、他の部門での間接効果が示された。
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藤田 省一郎, 村上 周三, 伊香賀 俊治, 川久保 俊
セッションID: J-20
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
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国内では都市の総合環境性能を評価する「CASBEE-都市」が都市開発のPDCAサイクルにおけるCheckの役割を果たしているが、Doつまり都市施策に着目して定量的に分析した事例は少ない。そこで、国内自治体の実情に即すため高齢化率とDID人口比率より都市を類型化し、各類型都市の都市環境品質・活動度Qについて因子分析を実施した。また、各類型都市について地方財政とQに関する因子の相関係数に着目し関係を把握した。
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依田 浩敏
セッションID: J-21
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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福岡市,北九州市におけるCASBEE評価実績を分析し,建築物の環境配慮に関する実態を明らかにした.研究対象は,福岡市と北九州市のホームページに公表されている「建築物環境計画書」をもとに,福岡市158件(表-1),北九州市80件(表-2)を調査対象とした.
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丹羽 英治
セッションID: J-22
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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近年、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)等の環境配慮型建築の重要性が認識されてきている。しかし、その社会的価値評価についての検討事例は少なく、エネルギー便益(EB)についても、十分な議論はなされていない。また、EBだけでその投資対効果を合理的に説明できることは少なく、その他便益(NEB)を考慮した検討が必要である。そこで、本報では、ZEB等環境配慮型建築の社会的価値評価の枠組みを提示するとともに、その他便益(NEB)を考慮した内部収益率IRRによる投資対効果の評価例について報告する。
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末永 直之, 久保井 大輔, 矢田部 隆志, 石野 史子, 荻田 俊輔, 開口 善典
セッションID: J-23
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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ストックZEB化に向けて新たに導入する技術を整理し、その技術を導入した場合の一次エネルギー消費量を、新築ZEBと同様にレファレンスビルとの比較によって評価した場合と、竣工時の設計値と比較した場合を計算した結果を報告する。
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田宮 建司
セッションID: J-24
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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本建物は、建築物省エネルギー法に基づく第三者認証制度であるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)により、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)として評価された日本初の物件である。 本建物では、太陽光発電システムの他に、自然通風・自然採光を確保する建築計画、太陽熱・地中熱を活用した冷暖房システムの採用により、さらなる省エネルギー化を図っている。
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山口 太朗, 藤原 勇, 富樫 英介, 井澤 知, 青木 隆哉, 杉浦 聡, 川口 豪紀, 後藤 圭佑, 栁 享一, 松田 侑樹, 野部 達 ...
セッションID: J-25
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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ある事務所建物に導入したある地中熱採熱設備の運用状況について. 夏は,地中熱を汲み上げ熱交換して,建物の躯体埋設配管・放射パネルへ送水する空調方式へ利用し,冬は,HPの熱源として暖房に利用した.
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香取 尚樹, 安田 光秀, 鵜飼 真成, 花園 新太郎, 山田 正也, 野部 達夫
セッションID: J-26
発行日: 2017年
公開日: 2018/10/20
会議録・要旨集
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近年、世界的にZEBの実現が必要不可欠となりつつある。空調設備においては快適性を損なわず、省エネルギー性を両立させる空調システムを開発、導入する建物が増加しつつある。これらを両立した建物を「スマートエネルギービル」と呼称する。本研究では、スマートエネルギービル構築に必要な技術を導入したオフィスにて実測調査を行った。本報では、対象オフィスの室内温熱環境と執務者満足度についての実測結果及び、年間の一次エネルギー消費量について報告する。
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