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岩松 俊哉, 占部 亘, 金 鉉倍
セッションID: D-1
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本報では、中規模社員食堂のうち、既報の対象厨房に比べて提供食数が多い厨房を含め、新たに2 物件の社員食堂厨房をJEHC 指針で提案されている必要換気量に設定して、温熱環境実測を実施し、相対湿度80%を越える状況が継続しないこと、および、排気フード外表面での結露が発生しないことを確認した結果を紹介する。
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近藤 靖史, 吉野 一, 浅輪 泰久, 植野 甲史郎
セッションID: D-2
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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工場や厨房内には熱を発生する機器が多く存在し、これらは高温となり、対流と放射により放熱する。対流による熱は局所排気装置を設置すれば効率的に除去することができるが、放射による熱は局所排気装置では除去することができず、冷房負荷となる。また、放射熱が室内温熱環境に与える影響は大きく、放射熱量を正確に把握することは重要である。本研究では厨房での現場測定法について検討する。
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日高 大希, 小峯 裕己, 村上 栄造, 河野 仁志
セッションID: D-3
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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擾乱気流のある電化厨房で、新たに考案された「排気補助装置」の設置による排気捕集率の向上の可能性を検討した。 模型実験によって擾乱気流の有無、補助装置の有無、噴出風量による捕集率の変化を明らかにした。 4つの噴出口を備えたこの新しい装置は擾乱気流のある状況下において捕集率を向上させるのに有効であることがわかった。
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千田 紗恵, 山中 俊夫, 小林 知広, 袁 継輝, 寺本 大智
セッションID: D-4
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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近年、局所排気フードに関する研究において、排気フードの捕集性能を高めるため、ジェットによるエアカーテンが利用されている。そこで本報では、既存のフードに後付けできる2 方向付加噴流装置に着目し、2 方向付加噴流を用いた場合のキャノピーフードの捕集性能について実験により評価を行った。また、実際の調理環境を模擬するため、人体擾乱を発生させた条件の検討を行った。さらに、下向きのジェットが捕集率に及ぼす影響について平面噴流の湾曲理論を用いて検討した。
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土岐 小百合, 島貫 友貴, 倉渕 隆, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 浅輪 泰久, 設楽 直暉
セッションID: D-5
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究は業務用厨房を対象に熱上昇気流の実測を行い、プルームモデルの整合性を検討することを目的とする。結果として業務用厨房で仮想原点より風量を求める際は、VDIの推奨式でなく、p、mの値を固定前の式を用いることが有効と考えられる。鍋有りケースに関しては鍋の径が仮想原点距離に及ぼす影響は少なく、仮想原点の発熱面からの鉛直距離は鍋高さが増すほど大きくなり、コンロ低位発熱量が大きくなるほど仮想原点位置は火源に近くなるという知見を得た。
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島貫 友貴, 倉渕 隆, 設楽 直暉, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 浅輪 泰久
セッションID: D-6
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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業務用調理機器から発生する熱プルームの排気捕集性能を予測する上で基調となるRANS乱流モデルの選定を目的として、SKEおよびRKEの2モデルを対象に、計算コードStar-CCM 2020.1.1を用いて、等温噴流の解析および評価を行なった。さらに、格子幅が自由噴流に与える影響を調査することで、実用上有効な格子幅の検討を行なった。
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清水 宏和, 小峯 裕己
セッションID: D-7
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では換気設備設計指針JEHCによる設計換気風量を決定する方法として、CFD解析の妥当性を検討した。まず、CFD解析において必要な入力項目と入力条件を明確にした上で実大実験での捕集率と排気風量の関係をCFD解析で再現した。必要換気量を決定するため、実大実験に基づいて算定した必要換気量算定式中の換気係数α’とCFD解析結果に基づくα’を比較。結果、CFD解析結果と実大実験結果に基づく換気係数α’はほぼ一致した。
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設樂 直暉, 島貫 友貴, 倉渕 隆, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 浅輪 泰久, 土岐 小百合
セッションID: D-8
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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超音波風速計を利用して移動パネルにより周辺に生じる気流の風速データを取得し、移動パネル周辺が受ける影響について考察する。また、移動境界解析手法であるオーバーセットメッシュを用いてCFD再現を行い、実測結果と比較し、CFD解析の妥当性を検討する。乱流モデルには標準k-εモデルとSST k-ωモデルを使用し、適切な乱流モデルについての考察も行った。結果として、SST k-ωモデルを乱流モデルに使用することで、移動パネルによる影響を再現できることがわかった。
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胡 紅, 菊本 英紀, 大岡 龍三
セッションID: D-9
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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住宅実験棟を対象にトレーサーガス法を模擬した風洞実験とCFD解析を実施した。風洞実験のN, S以外の風向では、室内平均濃度が大きく変わらず自然換気量はおおよそ同じである。CFD解析のN, S風向では開口部の平均的な外気流入がほぼなく、室内平均濃度が高い。また、開口部での平均風速と室内の代表点における平均濃度に関して、風洞実験とCFD解析の結果を比較し、多くの風向で両者がよく一致するものの、平均風速ではほぼ0となる風向N, Sでは、CFD解析値の濃度が実験よりも高くなることが分かった。
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柴田 実里, 倉渕 隆, 齊藤 孝一郎, 八木 繁和, 奥田 有彩, 土橋 昌晃
セッションID: D-10
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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パッシブタウンではウィンドキャッチャーやボイドによる通風促進、外皮性能の断熱強化等様々な省エネ要素が取り入れられている。しかし、その効果や詳細な通風性能については十分に明らかではない。本研究では通風性能に注目し、実測とCFD解析による通風性能の把握と改善案の提案を目的とした検討を行った。結果、建物周辺の気流を把握し、効果的にウィンドキャッチャーを設置する重要性、また、換気通路の形成を考慮して、開口部の開閉を調整する必要性がわかった。
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福山 莞爾, 山中 俊夫, Lim Eunsu, 小林 知広
セッションID: D-11
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本論文の目的はレイノルズ数が模型の縮尺に及ぼす影響の検討である。初めに、風洞実験で壁面風圧係数及び建物間風速を取得する。続いて、LESにおいて実験と同条件での解析を行い、得られた値を元に実験との比較を行う。実験と解析の両側面からレイノルズ数と模型縮尺の関係が示される。
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有働 菫, 近本 智行, 土井 脩史
セッションID: D-12
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究は、異なる高さ制限地区が混在する市街地を対象とし、町家の空間構成を踏まえた周囲の建物形状や空地のあり方を提案することを目的とし、街区内環境改善に対する多角的な検討を試みている。本報では、強風現象の発生および通風不足の両問題の改善を目指した具体的な環境改善モデルを提案し、CFDを用いて温度変化を考慮した詳細な検証を実施する。そして定量的な分析により、街区内環境改善に対する提案モデルの有効性を評価する。
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山本 耕平, 遠藤 智行
セッションID: D-13
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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In recent years, the use of natural ventilation is increasing due to the promotion of energy saving. However, in the design stage, performance simulation is often not performed because of the labor and cost involved in simulation. Therefore, in this report, for the purpose of constructing a simple method for predicting the wind pressure coefficient, the wind pressure coefficient distribution on the building wall is predicted by deep learning and the prediction accuracy is examined.
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有波 裕貴, 赤林 伸一
セッションID: D-14
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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単体の直方体建物モデルを対象にLES解析を行い、算出した壁面の時系列風圧係数を使用し、換気回路網計算を用いて壁面に開口及び建物内に縦シャフトを設置した場合の風圧変動による自然換気性状の検討を行う。
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Hoang Minh Hung, 小林 知広, 山中 俊夫
セッションID: D-15
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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In the previous paper, CFD analysis for a single room with two openings, using Domain Decomposition Technique (DDT) by LES model. This paper applies the same technique to a nLDK apartment building under two conditions of various conditions, to investigate the accuracy of DDT for a little more complex model.
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矢野 智子, 李 時桓
セッションID: D-16
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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商業施設において開門状態で冷暖房を行うと,室内外温度差による漏気が生じ,大量のエネルギー損失を引き起こす。本研究では開門冷房によるエネルギー損失量の把握,漏気抑制手法の効果の検討を目的として,実測及び数値解析による熱負荷計算を行う。室内温熱環境,換気量,消費電力の実測及び対象建物の数値解析モデルの解析により,開門冷房による夏期換気負荷及び各漏気抑制手法の換気負荷削減効果について検討する。
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李 時桓
セッションID: D-17
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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建物風荷重や通風,自然換気量などの予測には建物風圧力分布のデータが必須であり,CFD解析にて対応する場合の検討が進められている。しかし,風圧に注目したCFD解析モデルが開口部を持つ建物にどのような乱れ特性を示すのか検討事例が少なく,自然換気量予測に使用可能なのかも明確ではない。本研究では,非定常乱れが再現可能な流体の運動方程式を空間差分で解く手法であるLESを用いて単一開口を持つ建物の自然換気量予測を実施し,RANSモデルとの違いを明らかにする。
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三由 賢, 長谷川 巌, 久保 洋香, 伊藤 浩士, 倉渕 隆, 土橋 昌晃
セッションID: D-18
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本報では通風・多層型ダブルスキン併用自然換気システムが導入された超高層ビルの建物概要および自然換気システムの概要について報告する。また、風力換気と重力換気を併用する同自然換気システムの性能検証のために行った実測調査の測定計画について報告する。
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土橋 昌晃, 倉渕 隆, 三由 賢, 久保 洋香, 伊藤 浩士, 長谷川 巌
セッションID: D-19
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本報では、建物の自然換気性状の把握とその影響要因について検討するため、風速・空気齢・圧力・温度の同時測定の結果から、風量収支の検討および自然換気の換気駆動力となる風圧力と実効面積の算出による風量の整合性確認を行い、外部風・圧力・温度・風量分配の関係を分析した結果を報告する。
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若狭 弥保, 山中 俊夫, 小林 知広, 桃井 良尚, 田中 宏明, 藤井 拓郎, 守 雅俊
セッションID: D-20
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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In this study, Perforated Metal Duct Ceiling, the ceiling-mounted rectangular ducts are proposed forinstalling natural ventilatiom system in high-rise buildings. Its bottom surface is made of perforated metal, so fresh outdoor air passes through the ducts and the air gradually supplied to the room below at low velocity. In this paper, the authors developed the air flow network model to predict supply air flow rate distribution. These results were compared with CFD for validation.
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佐藤 可奈, 小林 知広, 山中 俊夫, 明石 大
セッションID: D-21
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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中高層建物では屋上に風向風速計を設置する場合が多いが、適切な設置位置をまとめたガイドラインは無い。中高層建物屋上では非定常性の大きな気流場が形成されるため、屋上で外部風向風速が適切に測定されているとは限らない。本研究では屋上直上での水平断面の気流場に着目し、測定風向・風速と外部風向・風速との差を風洞実験及びCFD解析により評価する。本報では、風洞実験により外部風向をパラメータとしてPIV により風向を面的に測定し、外部風向との差を算出することで外部風向判定精度を評価した結果を報告する。
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明石 大, 小林 知広, 山中 俊夫, 佐藤 可奈
セッションID: D-22
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では中高層建物の屋上近傍気流の水平断面に着目し、建物屋上部における外部風向・風速計設置想定位置における風向・風速の測定結果と外部風向・風速との差を風洞実験及びCFD 解析により評価を行い、適切な風向風速計設置位置の提案を行い、その後自然換気口の高度な制御手法の提案へと繋げることを目的とする。本報では、風洞実験を再現したLESにより、外部風向をパラメータとして各風速モニター点での結果と外部風向・風速との差の評価・風向計測位置の検討を行った。
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奥田 有彩, 倉渕 隆, 水谷 国男, 齊藤 孝一郎, 八木 繁和
セッションID: D-23
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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建築物の温熱・空気環境の改善には気候が良い条件での自然通風の活用が考えられる。しかし建物の密集度が高い都市部では壁対面開口での外気導入が確保できない場合が多い。既往研究では換気ボイドに設置するデバイスとしてついたてが有効であることが示されているが、その形状や自然風が通風性能に影響を及ばすメカニズムについては十分な検討がなされていない。そこで本研究では建物モデルについてボイド内風圧を風洞実験とCFDにより検討した結果について報告する。
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藤井 良平, 天野 雄一朗, 堀岡 建吾, 井上 貴之, 前田 康佑, 田島 昌樹
セッションID: D-24
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本研究では自然換気やファンなどを利用した換気による大空間の換気空調システムを対象とし、実施設での温熱環境の測定やシミュレーション検討などを通じて、最適な設計手法・運転手報を構築することを目的としている。 本報では、前報までの検討結果を踏まえ、火力発電所においてルーフファンの稼働台数を低減させた状態で温熱環境を実測した結果や、実測結果からルーフファンの稼働台数や外気等の条件による換気風量・室内温度の推定手法の構築を試みた結果について述べる。
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井上 貴之, 堀岡 建吾, 天野 雄一朗, 藤井 良平, 前田 康佑, 田島 昌樹
セッションID: D-25
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では自然換気やファンなどを利用した換気による大空間の換気空調システムを対象とし、実施設での温熱環境の測定やシミュレーション検討などを通じて、最適な設計手法・運転手報を構築することを目的としている。 本報では、前報までの検討結果を踏まえ、水力発電所において給排気ファンの風量を低減させた状態で温熱環境を実測した結果や、実測結果と熱平衡の関係から建物内空気温度の推定式の構築を試みた結果について述べる。
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吉浦 温雅, 奥山 博康, 中谷 剛
セッションID: D-26
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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多数室換気測定システムの最適なトレーサガスの供給方法を実験と計算機による模擬測定で検討して,換気回数が小さい場合には,ガスの供給の間に十分に長い減衰時間が必要なことが分った.一方,簡易測定法として固形アルコール燃焼による炭酸ガス発生を利用する方法については,燃焼によるガス発生変動を測定しなくとも,一定発生と仮定して,かつ燃焼時間の移動平均処理を施せば,正確に換気量と有効混合容積の推定が行えることが分かった.
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藤井 拓人, 鳥海 吉弘
セッションID: D-27
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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In this research, we developed and evaluated air volume measuring instrument that has high accuracy and can easily measure ventilation in the field. The ventilation volume of an existing building was measured and the ventilation volume measurement result of an office building was reported. As a result, it was almost the same as the designed ventilation. In this report, we measured the ventilation volume of air-conditioned public toilets. As a result, it was below the designed air volume.
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芝池 英樹, 伍賀 誠治
セッションID: D-28
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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Dynamic hygrothermal simulations occurred between multiple zones in a building which taken into account inter zonal airflow networks are numerically analyzed by using the windows application WUFI® Plus with the airflow function. Influences of buoyancy. wind directions and velocities, and mechanical fans with the energy or heat recovery function as well are all investigated in the computations successfully.
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伍賀 誠治, 芝池 英樹
セッションID: D-29
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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The computational object is a one story high performing house with traditional timber framed modular panels that will be constructed in Yokoshiba. Under the switching operation of the ERV and bypass, the CO2 concentration in the leeward room is kept low due to the exhaust ventilation volume of the EA fan. However the hygrothermal condition is out of the comfortable range since the zone is conditioned by the exhaust air from the windward room.
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宮﨑 貴士, 吉田 淳, 小柴 貞弘
セッションID: D-30
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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エスカレーター等の吹抜を有する中高層商業施設は、冬季煙突効果によって、下階店舗の臭気拡散や、冷気侵入による空調負荷増大といった問題が懸念される。一般的な対策として、室内を空調加圧する等の対策が実施されているが、完全な抑制には至っておらず、対策手法の開発、改善は重要な課題である。 本研究では、中高層規模の商業施設を対象とし、パス換気方式の採用、及び室内加圧との併用等によるドラフト抑制効果を、換気回路網計算により評価を行った。
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寺本 大智, 山中 俊夫, 小林 知広
セッションID: D-31
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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測定機器から出力されるデータには機器の応答性が関与しており、機器に入力される値すなわち真値とは異なる可能性がある。既報で機器の応答性を示す式を発展させデータの真値推定を行った。本報では、既報の真値推定におけるエラーに関して、種々の条件を設定しエラーの原因の追究を行った。その結果、真値推定においては、機器の応答関数が非常に重要な要因となり、妥当な真値指定を行うためには機器の応答関数を十分に吟味する必要があると結論付けた。
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佐藤 要, 倉渕 隆, 竹内 仁哉, 吉野 一, 鳥海 吉弘, 清水 大暉
セッションID: D-32
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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本報では室内発生が循環部に加えて漏気によっても除去される一般的なケースを想定した理論的検討を行った結果について述べる。さらに、漏気のある空気循環系での動的定常濃度が、等価な漏気のない開放系の空気齢にどのような場合に対応するか、漏気時定数と漏気量の観点からトレーサガス実験とCFDを用いて解析・検討した。
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清水 大暉, 倉渕 隆, 竹内 仁哉, 吉野 一, 鳥海 吉弘, 佐藤 要
セッションID: D-33
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本報では、前報の漏気を伴う空気循環系における動的定常濃度を用いたトレーサガス実験法の理論的検討を踏まえ、循環部において汚染ソースが完全捕集されるとしたβ=1の条件でCFD解析によって実験法の原理を確認し、提案した実験法の適用妥当性を実験的に確認した上で、実験とCFD解析の結果の対応を確認することを目的とする。
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近藤 志樹, 李 時桓
セッションID: D-34
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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汚染物質発生を伴う空間では、換気計画にかかわらず在室者の室間移動による汚染物質の漏洩が懸念される。人体移動時の隣室への汚染物質漏洩および、ドア周辺の気流特性の把握を目的とした。CFD解析を用いた予測を実験結果との比較により整合性を検証した上で、人体以外のオブジェクトの形状の違い、人体の移動速度の違いなどの複数条件下での人体移動による室間換気量の影響について検討した。
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小川 景, 桃井 良尚
セッションID: D-35
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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地震時に損傷したRC壁は、一時的な隙間換気により住環境に悪影響を与える可能性が考えられる。従来隙間換気の評価には、工学的な指数式が用いられてきたが、理論的な二次式がより精度よく隙間の圧力損失と通気量の関係を表すとされている。本報では、損傷RC壁の隙間換気の評価方法の確立するため、その通気特性を明らかにすることを目的とし、スリット開口及びひび割れ開口のCFD解析を行い、二次式モデルを適用して比較し、考察を行った。
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鈴木 悠太, 山中 俊夫, 小林 知広, 崔 ナレ
セッションID: D-36
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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工場では、汚染物質で汚染された空気は主に局所排気フードによって排出されます。ただし、現在の局所排気フード設計の品質は、設計者の経験に依存している。そこで本論文では、局所限界空気流量比(η)を用いた局所排気フードの新しい設計法を提案する。また数値流体解析により、横風時の排気性能に及ぼすフード形状の影響を調査しました。解析結果から、フランジ風フードは、横風条件下でのパッシブスカラー汚染物質について、キャノピーフードおよびダクトよりも高い排気性能を持っていることが明らかにした。
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牟田 諒太, 劉 城準, 伊藤 一秀
セッションID: D-37
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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実験室等で特定化学物質などの有害物質を取り扱う際には、作業者の安全への観点からドラフトチャンバーの適正な使用と性能維持が必要である。本研究では、排気性能のみが組み込まれたドラフトチャンバーを対象にし、ドラフトチャンバーの前面に作業者が立っている状態において、ドラフトチャンバー使用条件の変化が、捕集性能に与える影響について定量的に解析した。特に、ドラフトチャンバーの不適切な使用条件に着目して解析した結果を報告する。
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土岐 航, 白石 靖幸, 平川 聡, 丸山 純
セッションID: D-38
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
会議録・要旨集
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本研究では、ナイトパージを導入した床吹き出し空調システムの省エネルギー効果を検証することを目的として、非定常CFD解析を実施した。これらの解析結果をもとに、ナイトパージの省エネルギー効果を明らかにし、さらに、ケーススタディーにより夏期と中間期に得られる省エネ効果を比較検討した。結果として、中間期の方がナイトパージによって得られる省エネルギー効果が高いことが確認され、時期により換気時間を検討する必要があることが示唆された。
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吉野 一, 鳥海 吉弘, 光田 恵, 倉嶋 睦
セッションID: D-39
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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特別養護老人ホームでは介護士の離職率が高くなっている。特に、排泄介助における臭いに関しては介護士以外にも面会者に対しても問題となっている。従って臭いを効率良く排出することが重要であるが、局所換気はこのような状況において効率の良い方法である。本研究では3つの局所換気システムについてCFD解析を行い、捕集率による比較検討を行う。
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岩城 朱美, 秋元 孝之, 小前 草太, 松原 大介, 古橋 拓也
セッションID: D-40
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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Using the total heat exchange ventilation system, we compared whether the driving sound that can be controlled quickly affects sleep. We also investigated the effects of various pattern controls on sleep. Controlling driving sounds at the onset of sleep has shown good results for improving sleep quality without causing sleep deprivation.
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酒井 孝司
セッションID: 4
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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吉野 一
セッションID: 5
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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桃井 良尚
セッションID: 6
発行日: 2020年
公開日: 2021/10/28
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