バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
Online ISSN : 2424-2578
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ISSN-L : 1345-1537
11 巻, 2 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 11 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年 11 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    2009 年 11 巻 2 号 p. Toc1-
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年 11 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2009 年 11 巻 2 号 p. App3-
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 持田 信治
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 1-6
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    近年の高齢化進行により、実務担当者数が減少しており、組織がこれまでに蓄積した業務遂行ノウハウが消失することが危惧されている。個人が持つ実務遂行ノウハウの伝承については、既に研究が進められており、担当者交代時の後任者への速やかな教育を支援するシステムの構築等が検討されている。しかし、産業の継続的な発展のためにはプロジェクトを遂行に関するノウハウ伝承も重要な課題である。プロジェクト管理の観点とはコスト、品質、工期である。プロジェクトが進まなければ産業の発展はあり得ない。プロジェクト遂行ノウハウを伝えるためには、これまで組織が蓄積してきた、ノウハウ・工夫情報や不適合情報をプロジェクト担当者全てに見えるようにすることが必要である、不適合情報とは業務遂行上で発生した不具合やミスにおける発生状況と対策情報のことである、例えば加工間違いの状況、原因、対策情報である。そこで、本研究では従来の不適合情報に加えて、ノウハウ・工夫情報の発見を行い、不適合情報とノウハウ・工夫情報をコスト換算して同一に扱うことにより、プロジェクトの費用、工期の管理精度向上と類似プロジェクト遂行時における生産性の再現を目指す。更に本研究ではプロジェクト進行状況の言語化を行い、プロジェクトに関わる全ての部署での情報の共有手法について提案を行う。ノウハウ、不適合情報の同一管理の実現がノウハウ伝授システム構築の基礎となる。
  • 栗岡 成人, 有田 清三郎, 武田 隆久
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 7-13
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    医療コミュニケーション言語を音声認識ソフトで認識させる場合の問題点につき検討した.音声認識ソフトDragon Naturally Speaking 2005(ScanSoft)を用いて,日常診療用語を音声でワープロソフトMicrosoft Wordに入力し,音声認識ソフトの認識精度,誤変換について検討した.日常診療用語として,繁用日常診療用語・文書と,6つの診療シナリオを作成し,実際にディクテーションを行いWord文書に記録して,各単語,文節の変換しやすさ,誤変換につき検討した.総抽出語数は9464語で,誤変換された単語・文節341語(3.6%)のうち,トレーニングで比較的容易に変換されたもの77.3%,変換困難なもの8.5%,変換きわめて困難なもの14.2%であった.誤変換の原因については,同音異義語,発音,辞書への未登録,表記上変換困難などが考えられた.音声認識ソフトを日常診療に利用するためには,医療コミュニケーションに用いる独自の言語,辞書を作成することも課題の一つである.
  • 大元 あずみ, 後藤 香織, 徳岡 昌, 前田 順美, 中野 正博
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 15-23
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
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    チーム医療を行うためには,医師,看護師などの医療スタッフは互いの役割を認識し,対等の関係であることが望ましいと考えられる.S大学の臨地実習目標においてもチーム医療の必要性が述べられている.そこで,医学科と看護学科,環境マネジメント学科の学生を対象とて,看護師の役割やイメージに対する認識の実態を統計学的に比較・検討した.その結果,医学生と看護学生が対等の立場であるとお互いが考えていることが分かった.また,医療従事者側である医学科・看護学科と患者の視点により近いと考えられる環マネ間で差がみられた.このことは,チーム医療の一員でありチーム医療の中心である患者と医療従事者側の看護師役割の認識にズレがあると考えられる.また,臨地実習に出た医学科・看護学科の学生は実際の看護業務や看護体制を見て,看護役割に対しての認識が一致していると考えられる.また,患者を受け持つことで信頼関係構築の重要性をより強く認識していることが分かった.
  • 持田 信治, 橘 昌幸
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 25-31
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は人的感覚を持つ環境監視機能の医療分野への適用を目指す。医療事故を未然に防止するためには、状況の記録にとどまらず、一歩踏み込んで事故予測を行う必要がある。通常、人は過去の経験と現在状況を比較することにより現在状況を理解しており、過去の経験情報はその時点でのデータや情報ではなく、人的感覚情報として記憶されていると考えられる。従って、過去の経験情報と現在状況との比較を行うには、現在状況を人的感覚情報へ変換して過去の人的感覚情報と比較することが必要である。過去の経験情報と現状の人的感覚情報の比較ができれば今後の状況判断と予測が可能となる。本件では監視カメラの画像とセンサー信号を人的感覚情報に変換して、綜合的に判断することにより人的な状況判断を行う機能の提案を行い、機能の一部について試作と試行を行ったので報告する。しかし、現状の試作機では誤警告があり、環境監視性能は十分とは言い難い。人的感覚による環境監視の精度向上は今後の課題である。人的感覚を持つ環境監視機能が実現すれば、信頼性の高い環境の自動監視が可能となり、医療スタッフのストレス低減と患者に優しい医療環境が実現する。
  • 伊藤 ゆき, 小畑 茜, 高野 舞衣, 濱口 由起子, 中野 正博, 村上 由紀
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 33-39
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    女性が持つ月経に対する意識は、否定的感情を持つ女性が多い。すべてのライフステージの女性と関わる助産婦は,初経時からの教育を通し、月経に対する意識を肯定的に捉える事が出来るように支援する必要がある.月経に対し助産学生が持つ感清や意識を明らかにする目的で、助産学生112名を対象にアンケート調査を行い,月経の積極的肯定群と積極的否定群で,どんな項目に有意差があるのかを検討し,将来月経教育を担うことを期待される助産学生がどのような意識や感情を持っているのかを明らかにした.
  • 尾崎 恵美, 高尾 純子, 鶴川 まどか, 西 美由紀, 前田 智奈, 中野 正博, 高松 三穂子
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 41-52
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    妊娠・出産を控えた若い女性が持っている分娩体位の知識と分娩台に対するイメージとの関連を明らかにする目的で、看護学生2年生77名、看護学生3年生75名、助産学生165名を対象にアンケート調査を行った。その結果、1)各分娩体位の認知度は看護学生と助産学生の間に大きな差が見られる(p値=0.000)。2)看護学生と比較して知識点の高い助産学生ほど明るいイメージ・主体性に関わるイメージは低く、逆に暗いイメージは高くなっていた。3)"普通だ""当たり前である"(ともにp値=0.000)、"一般的だ"(p値=0.012)の項目で看護学生と助産学生の間に有意差が見られ、知識点が低いほど分娩台で産むことを当然であるという意識があると考えられることが明らかとなった。
  • 吉田 秀樹, 福地 博行, 進藤 覚弥, 有田 敏彦, 鞘師 守, 羽山 雄偉, 横野 和也
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 53-62
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    聴覚と視覚は相補的な情報源であり、生活雑音を記録すれば、ありふれた日常を監視する映像の中から、気になるイベントを切り出す作業の時間節約になるかも知れないし、人物を特定しないのでプライバシー重視の見守り技術に発展するかも知れない。先行研究では室内でのヒトの在/不在状況について、1オクターブ帯域幅の濾波波形の中に含まれる極値数を使用して観察した。本研究の目的は、大学の廊下を7日間に亘りマイクロフォンと焦電型赤外線センサーで同時計測し、ヒトの往来が極値数の変化として検出できるかを検証することである。2,560-5,120Hz帯域での極値数の記録は、音圧(2乗平均振幅)を指標にした騒音計測と比べて日内変動が狭いので取り扱いが容易であり、合計990回発生した赤外線検出イベントの内、音圧では約7割の687回、極値数では9割の891回が音響イベントとして観察された。
  • 吉田 秀樹, 角井 健二, 横野 和也, 羽山 雄偉
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 63-72
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    繰り返される刺激音列の中に、低い確率で僅かに異なる音を呈示すると、脳内では刺激音の違いが自動識別されて、頭皮上に陰性電位(MMN)が観察される。本研究の目的はMMN応答を指標にして、合成音の音質評価を客観的に実現することである。合成音は80Hzから5,120Hzの周波数帯域を1オクターブ毎に6分割し、濾波波形から取得した極値データを正弦波補間することで組み立てられた。合成音声(男声音節/ki/)に対してMMN応答が観察されなかった事から、極値データは原音と遜色のない音質を合成するために必要な情報を有していることが示唆される。同音節とノイズ(ドアの音)に、不連続点や歪みを伴う補間法を適用したところ、合成音声にのみMMN応答が観察された。これは音声を詳しく分析するために、脳が特異な性能や機構を有していることを示唆するものである。
  • 齋藤 大輔, 斎藤 恵一, 納富 一宏, 斎藤 正男, 東 吉彦, 犬井 正男
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 73-78
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    情報技術の進歩により,情報取得方法が多様化した.中でもWeb技術の進歩は目覚ましく,多くの情報がWebサイトを介して提供されている.Webサイトを介した情報提供により,高齢者や障碍者も,社会動向を知ることが容易になり,自立し活動範囲が広がるという効果を生んでいる.高齢者や障碍者が迅速かつ安全に情報を得るためには,情報提供側がWebアクセシビリティを考慮する必要がある.しかし,Webコンテンツ作成において活用できる視認性に関するデータが明確になっていない.そこで本研究では,様々な視覚特性を考慮するために,健常若年者に模擬フィルタを用いて擬似的に高齢者および色覚障碍者の視認性を測定し,視認性と色差の関係を評価した.その結果,色差が大きくなることで視認性が高くなる傾向が示され,今回の実験では色差が42以上の値となる場合に若年者,模擬高齢者および模擬色覚障碍者の全ての群で視認性が高いと判定された.また,視認性が高いと判定された文字色は,RGB値のG値を含まない色であったことから,白色背景においては文字色にG値を含む場合には注意を払う必要があることも示された.
  • 永田 華千代, 田中 永一郎, 中野 正博, 竹生 政資, 奥村 チカ子, 赤池 紀生
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 79-86
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    洗髪における「安楽」は対象の主観的な側面が大きく,ケアを実施した後の評価として用いられており,最近になって僧帽筋の硬度測定値等から「安楽」を客観的に判断する試みがなされてきた.一方,安楽な援助技術の提供を考えると「安楽」の評価指標は,生活援助技術の展開中にケアを瞬時に修正でき,対象者をより「安楽」の方向に導くことができる指標が求められる.そこで,本研究は,洗髪実施中に測定機器を使用せずに,施術者の感覚で瞬時に評価できる「安楽」の指標作成を目的とした.18歳から21歳の健康な学生22名の被験者を対象に,椅子座位で洗髪を実施した.洗髪時に,頸部にタオルあるいは,頚部保護パットを挿入するか,後頭部に腰掛台を置き,頭部を安定させて,胸鎖乳突筋の筋硬度の差異を検討した.洗髪は手技を統一するため同一者が行った.胸鎖乳突筋の筋硬度値は洗髪前後では,どの群においても変化が見られなかったが,洗髪中の筋硬度値(中央値)は,腰掛台使用群44,タオル使用群49,頚部保護パッド使用群52であった.洗髪中の筋硬度は腰掛台使用群の方が頚部保護パット使用群に比べ有意に低かった.質問紙法で調べてみると,腰掛台使用群の方が頚部保護パット使用群よりも頭部の不安定感を感じなかった.看護実習で使用する枕の硬度を硬度計で測定してみると,小枕中央を押したときの硬度値は,49以下でこれを"柔らかく触れる"とし,中枕中央を押したときの硬度値は50〜54で,これを"張ったようなやや硬い"とし,大枕中央を押したときの硬度値は55以上になり,これを"硬く触れる"と表現し,胸鎖乳突筋の硬度指標に使用することを提案する.本研究の結果から,胸鎖乳突筋が小枕中央を押したときよりも"柔らかく触れる"ときは頭部の安定感はあるが,中枕中央を押した"張ったようなやや硬い"ときは頭部の安定感は得られず安楽さを失うのではないかと考えられる.
  • 斎藤 恵一, 安藤 貴泰, 百瀬 桂子
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 87-91
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    能動的な短期記憶であるワーキングメモリ(WM)のうち,特に視空間性WMに着目し,言語性記憶の干渉が少ないと考えられる正弦波縞を視覚刺激として用いて,機能的MRIによりその神経基盤を明らかにすることを目的とした実験をおこなった.健常右利き男性7名の実験参加者を対象として,2-back課題遂行中の脳活動を計測した.課題正答率は,低空間周波数の正弦波縞を視覚刺激として用いた結果が,高空間周波数の正弦波縞を視覚刺激として用いた結果よりも有意に高い値となった.脳活動は,前頭葉-頭頂葉ネットワークの賦活が確認され,両課題とも右側の賦活領域が左側より広かったが,賦活強度については低空間周波数では左側が,高周波数では右側の方が強かった.一方,正答率の高かった低空間周波数の正弦波縞を刺激に用いた場合には,左前頭前野腹外側部の強い活動が認められた.実験後の内観で,低周波数縞では縞の本数を記憶し,高周波数縞では縞の間隔の広さを記憶するようにしたという報告が多くあり,低周波数縞の場合に刺激パターンの言語化によるカテゴリー化がおこなわれていることが示唆された.
  • 池野 貴子, 出口 由美, 阿南 あゆみ, 長 聡子, 柴田 弘子
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 93-99
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    リスクマネジメント教育の指導および支援方法を構築するための基礎情報とすることを目的に,平成16年4月,看護学生276名を対象に,アンケート調査による感染履歴等調査を行い解析した.調査は,麻疹,風疹,流行性耳下腺炎,水痘に関する感染履歴調査とワクチン接種履歴調査を行った.1年次生の感染履歴認識は,他学年より高い傾向にあった.流行性耳下腺炎と水痘は感染履歴認識が高く,それぞれ90.8%と93.3%であった.しかし,この2種の罹患歴は,水痘の88.4%に対し,流行性耳下腺炎50.4%と大きく異なった.未罹患者におけるワクチン接種履歴については,麻疹と風疹で60〜70%の接種歴があったが,流行性耳下腺炎と水痘では約50%の接種歴であった.学生は抗体保有率の低い年齢層であることを考慮し,今後対策を講じる必要があると考えられた.
  • 小早川 俊祐, 藤井 崇文, 横井 博一
    原稿種別: 本文
    2009 年 11 巻 2 号 p. 101-111
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    ボルテラ汎関数級数による心電図の非線形予測は,QRS波に関して精度がまだ良くない.その原因は,QRS波の生成機序に強い非線形性を含んでいるため,ボルテラ汎関数級数を用いても十分な予測ができないことにある.このため,非線形予測能力がさらに高い入力遅れニューロンネットワークを用いた予測手法が提案された.しかし,予測精度は,全体的には改善されるものの,QRS波に関してはまだ不十分である.本研究の目的は,非線形性の強い時系列信号に対して処理能力の高い2次ボルテラニューロンネットワークを用い,心電図の予測精度をさらに改善することである.そこで,入力遅れニューロンネットワークと2次ボルテラニューロンネットワークによる心電図の非線形予測能力を評価した.その結果,2次ボルテラニューロンネットワークの予測精度は,入力遅れニューロンネットワークより2乗平均平方根誤差で平均66.7%の著しい改善が示された.
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 11 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 2009/10/02
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
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