バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
Online ISSN : 2424-2578
Print ISSN : 1345-1537
ISSN-L : 1345-1537
10 巻 , 2 号
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  • 原稿種別: 表紙
    2008 年 10 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2008 年 10 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 目次
    2008 年 10 巻 2 号 p. Toc1-
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 原稿種別: 付録等
    2008 年 10 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
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  • 原稿種別: 付録等
    2008 年 10 巻 2 号 p. App3-
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
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  • 安藤 詩乃, 加世田 有季, 中越 登子, 中野 正博
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 1-7
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    看護基礎実習において,看護学生が「看護」に対する自らの認識をもち,それを自らの言葉で表現し,発展させていく能力をもつことは非常に重要である.実際に看護学実習を経験することによって意識の変化があったのではないかと考える.技術的な向上は視覚的認識が可能であるが,心理的な変化は客観的に読み取ることはむずかしい.よって,実習前の3年次生と,実習終了後の4年次生を対象とし,質問紙による留め置き法で,看護学生の患者の捉え方に対する考え方を統計学的に比較・検討した.その結果,信頼関係の構築は看護にとどまらず,社会生活を営む全ての人間関係において基本となっているため,実習前後による変化はみられなかった.また,結婚・出産後の将来展望にはばらつきがあり,臨地実習による関係性はみられなかった.4年次生は臨地実習を行うことで,実際に対象に接し,看護の具体的なイメージができるようになった結果,全体的に高い評価点であった.実習前の3年次生と比較して,実習後の4年次生では明らかな看護観の違いがみられた.実習前の講義によって得た看護観や知識を,臨地実習という経験を通してより深めることができたと考える.
  • 吉野 慶一, 野村 烈, 渡辺 義明
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 9-17
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
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    視覚障害者の支援を目的に,視覚情報を触覚提示する可搬型の装置について情報取得方法に関する検討を行った。装置は視覚障害者自身や周囲への外乱が少ない事,携帯性に優れる事,低コストである事などが要求される。そこで,ビデオカメラによって手につけたマーカの位置と外界の画像を同時に取得して,手の位置に対応する視覚情報を振動により手に伝えるものを考えた。本論文では,先ず手の位置を特定する様々なマーカとその位置計測精度について検討した。その結果,3色のカラーマーカが実環境内で最も良い事がわかった。次に,取得した画像から輪郭情報を得て,振動として伝える視覚情報の触覚提示装置を試作し有効性を確かめた。更に,マーカの大きさを利用した簡易距離計測を使えば,3次元のポインティングデバイスにも拡張できる事がわかった。
  • 吉野 慶一, 野村 烈, 渡辺 義明
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 19-25
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
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    低コストの3次元マウスを実現する事を目的に,3色に彩色したマーカと2台のWebカメラを用いて,実時間で多点の3次元位置計測が出来る装置を製作した。この3次元マウスはノートPCとWebカメラで構成できるため,様々なアプリケーションへの利用が期待できる。実験では,二つのカメラを100mmの間隔で設置した場合,カメラの前方600mmにおいて誤差10mmの精度が得られた。また少なくとも空間内の3点を毎秒30回の速さで計測できた。例として3本の指にマーカを取り付け,PCで作った仮想空間内にある物体をつかんで移動させる事ができた。
  • 松田 充夫, 徳高 平蔵
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 27-38
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
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    本論文ではクラス分けを容易にするためにクラスの境界線を描く必要性がある場合に、多次元のデータセットを低次元(2次元あるいは3次元)空間に視覚化するSOMマップ上に境界近傍の入力データから近似的に境界線を作成する方法を提案する。提案法は多次元データセットの2次元あるいは3次元空間に写像するSOMの特性を利用し、境界近傍のデータセットから近似的にSOM上のクラス境界線を描く。2つの例を通じて、提案法はクラスタ分析の精度を高めることを示す。1つはクラス境界を2次元平面に容易に表現できる2次元データセットの例である。他方は、提案法のクラス境界の明示的表現の難しいアヤメ・データへの適用で、いずれの例でもクラス境界線を容易かつ正確に表現できることを示す。
  • 守 啓祐, 曽根 俊昌, タン ジュークイ, 金 亨燮, 石川 聖二
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 39-45
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    ステレオ法を用いた立体の3次元形状復元では,カメラで共通に観察される部分しか復元されないため,全周モデルを作成するには部分的に復元された形状をつなぎ合せる必要がある.このため厳密なカメラキャリブレーションが必要であり,3次元復元の効率化を妨げている.本稿では,因子分解法の適用により,簡便なカメラキャリブレーションに基づく,つなぎ合せを行わない全周復元法を提案する.まず物体を囲むように複数のカメラを配置し,全カメラで共通に観察される物体上の特徴点に因子分解法を適用して,全カメラの方向および特徴点の3次元座標を求める.次に前面カメラの方向および前面カメラでしか観察されない物体上の特徴点の画像座標から,それらの特徴点の3次元座標を計算し,また後面カメラの方向および後面カメラでしか観察されない物体上の特徴点の画像座標から,それらの特徴点の3次元座標を計算する.この手続きにより,物体の全周の特徴点が復元される.実験により提案法の有効性が示された.
  • 上村 浩文, タン ジュークイ, 金 亨燮, 石川 聖二
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 47-55
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    本論文は,可変照明下における逐次更新型色ヒストグラムを用いた,人物追跡法を提案する.提案法は,HSV色空間のうちH-S平面上の色ヒストグラムを用いて,対象の色ヒストグラムモデルを取得し,変化する照明のもとでそれを逐次更新しながら対象を追跡する.色モデルを更新する場合,対象色以外の色によって色モデルが発散するという問題がある.提案法では,色モデル上にカーネル関数として非等方性非対称ガウス状分布による重みを設け,逐次更新による色モデルの発散を防ぐ.パン・チルトカメラを用いた色追跡システムを構築し,室内灯の点滅による時間的に不均一な室内照明環境と,日陰が存在する屋外の空間的に不均一な照明環境下で特定色の上着を着用した人物の追跡実験を行い,どちらの環境下においても良好な追跡結果を得た.
  • 金 亨燮, 板井 善則, タン ジュークイ, 石川 聖二
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 57-63
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    近年医療分野では,CTやMRIなどの画像情報を用いた,コンピュータ画像診断に関する研究が盛んに行われている.その中でも,胸部マルチスライスCT画像からのスリガラス状陰影の抽出は重要であるが,スリガラス状陰影の場合,他の結節影などに比べ,淡い濃度値を示すため,単純な処理では抽出が困難である.本論文では,胸部CT画像からの,スリガラス状陰影の抽出を目的とするCADシステムの開発を行う.本稿では,微小なスリガラス状陰影の形状ではなく,主として濃度分布に着目した特徴量を用いる.提案法ではまず,第一段階として原画像より肺野領域を自動抽出する.次に,血管,空気領域を除去し,スライス間相関による,第1次病変部候補領域の抽出を行う.最後に,濃度特徴量を用いた判別分析を行うことにより,最終的な病変部候補領域を得る.提案法を32症例のマルチスライスCT画像セットに適用し,71.7%の平均識別率を得た.
  • 小松 昌史, 金 亨燮, 石川 聖二, タン ジュークイ, 山本 晃義
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 65-72
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    近年、HRCT等の有用性の高い診断システムが医療現場に導入されるようになった。腹部CT画像を用いた診断においても、高分解能を有するCT画像から、術前に患者の血管領域の構造を把握するなど、様々な用途で利用されている。これらの画像解析を行うには、対象領域のセグメンテーション技術が必要である。一方、2つの時相の異なる画像からの差分演算を行い、変化部位を強調するための経時差分技法が用いられている。経時差分技法において最も重要視されているのは、2つの画像の正確な位置合わせを行うための画像変形(ワーピング)処理である。ワーピングが正確に行われていなければ、差分画像上において位置ずれによるアーチファクトが発生し、画質が低下するという問題が生じる。そこで、位置合わせ精度の向上のために、Elastic matching法が提案されている。本稿では、 Elastic matching法を用いた経時差分技法を、腹部MDCT画像に適用することにより、血管領域の抽出を試みる。提案法を腹部CT画像3症例に適用し、単純差分と比較してアーチファクトの低減が確認された。今後さらなるアーチファクトの低減のためのアルゴリズムの改良が必要である。
  • 山本 晃義, 西崎 孝志, 金 亨燮, タン ジュークイ, 石川 聖二, 中村 克己
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 73-79
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    四肢の慢性虚血を引き起こす疾患の代表的なものに、閉塞性動脈硬化症(ASO; AsteroSclerosis Obliterans)がある。この病気は、腹部大動脈および下肢の動脈が、動脈硬化現象により、下肢への血液の流れが悪くなり、慢性的な血流障害を引き起こすものであり、近年、顕著に増加してきた疾患の1つである。本論文では、画像診断の支援を目的とし、FBI法を用いて得られたMR画像を用い、下肢部の血管構造の解析を行い、3次元的な血管構造の表示法や病変部の提示を行えるCAD (Computer Aided Diagnosis)システムの開発を行う。手法としては、FBI法により得られる非造影MR画像に対し、Coronal方向,Axial方向からのMIP (Maximum Intensity Projection)画像を生成し、それらの画像から画像処理を行うことにより、下肢血管領域を自動抽出する。最後に、得られる血管領域を3D表示する。提案法を閉塞性動脈硬化症例の実MR画像に適用し、良好な結果を得た。
  • 勝間田 淑史, 板井 善則, 金 亨燮, タン ジュークイ, 石川 聖二
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 81-86
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    胸部CT画像を読影する際,肺野領域内の結節やスリガラス状陰影(Ground Glass Opacity;GGO)のような異常陰影を発見することが困難な場合がある.その要因として,微小な病変はコントラストが低く,その淡さのため他の組織との比較が困難であるのが原因として挙げられる.医師は短時間で膨大な量のCT画像を読影する必要があり,コンピュータ支援診断(Computer Aided Diagnosis;CAD)システムの需要が高まっている.CADシステムを実現するため,異常陰影を抽出するいくつかの手法が医用画像分野で提案されている.しかし,単純な画像処理では抽出が困難なため,GGO領域を正確に抽出することは難しい.本論文では,胸部MDCTデータセットを用い,肺野内に存在する微小な陰影の一つであるGGO領域を自動抽出する手法を提案する.具体的には,画像が持つ濃度特徴から4つの統計量を算出し,マハラノビス距離による線形識別を行うことにより,正常・異常の識別を行い,異常陰影のみを原画像上に表示する.提案法を,31症例の胸部MDCT画像セットに適用して結果,平均認識率79%,スライス1枚あたり1.28個の偽陽性数が得られ,良好な結果を得た.
  • 中野 正博, 牧 孝, 野田 信雄, 松浦 弘幸
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 87-92
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    入院患者さんのベッドサイド周りの嫌なにおいを消すために、理論と実験の両サイドから調査研究を行う。理論上からは、ベッドサイド周りの空気の流れをシミュレートして、様々な吹き出し口の効果を評価する。計算はナビエ-ストークス方程式に基づく。幾つかのベッドと吹き出し口がモデル化され、流れベクトルが描かれる。入口のノズルの形は重要な要素なので、比較する。広いノズルの形が他の形より効果的であることが示される。吸気口と排気口の両方をもつシステムが新たに提案され、評価される。空気が両端で働いているので、有効な流れを作り出せる可能性があると結論づけられる。これらの調査結果は事実上、ベッドサイド周りで脱臭するために新しいマシンを組み立てるためのガイドラインとなる。
  • 中野 正博, 福田 和正, 谷口 初美
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 93-98
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    情報科学は、広いアプリケーションを持っている。それは基本的な医学の調査のための有益な分析手段を提供する。本論文では、最近開発したあたらしい方法論と、それを応用した例を示す。本方法は、直接的に細菌の分類学上の階層を同定するのに役に立つ微小塩基配列を探す方法論である。この方法では、ふたつの指標、Coincidence Ratio Inside Group (CRIG)、およびCoincidence Number Outside Group (CNOG)を導入する。ふたつの指標を用いて、微小塩基配列のプローブとしての有効性は特徴付けられる。この手法を用いると、多くの階層をなした構成物が系統的に分類される。最初の主要な結果として、2206のバクテリアの16SrRNAを用いた分類の結果を示す。
  • 松浦 弘幸, 中野 正博, 野田 信雄, 小井手 一晴, 山中 真, 根本 哲也, 伊藤 安海
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 99-106
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    中間領域の力学は,複素拡散方程式で記述できる.拡散係数や質量対応項をどの様な数値を採用するにより,原子・分子の基礎方程式(シュレディンガー方程式)から,宇宙規模に至るまで表現できた.この方程式が,成立する条件は,現象の根底に拡散過程やマルコフ過程が存在するが求められる.分子機械は,熱ノイズと共存する機械である.周囲の環境と共存し,周囲の環境から共鳴現象(確率共鳴)を通して効果的に運動器にエネルギーを取り入れている.もし,共鳴現象が存在しなければ,エネルギーの伝達効率や動作効率は,非常に悪くなる.この共鳴現象は,量子力学的には運動器の分子構造全体での協調運動でありコヒーレント現象である.我々は,単純な確率共鳴型の分子機械としてStochastic Inclined Rods Model (SIRM)を提案して,その動作を解析した.確率共鳴によりエネルギーを得たSIRMは,ドリフトを伴うブラウン運動(並進運動+ブラウン運動)行う.確率共鳴が生じるためには,速度の2乗より高次の散逸子が必要である.この散逸項が存在する時,分子機械に並進運動が発生し,ATPの加水分解の熱が新たに散逸力に加わる.そして,散逸力が分子機械に加えられた外力と結合して,力学・散逸力結合というべき関係が生じている.つまり,高次の非線形散逸力は,外力と結びついて分子機械を動かす動力となりえることが判明する.
  • 山中 真, 小井手 一晴, 根本 哲也, 伊藤 安海, 野田 信雄, 小野寺 理江, 松本 尚子, 松浦 弘幸
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 107-112
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    医療事故におけるリスクマネジメントは,組織の管理体制,事故への適切な対応,医療現場の事故対応の制度設計が重要である。我々は医療事故の概要とその要因について調査を行い、クラスター分析から医療事故要因を「不注意」,「未熟」,「管理」,「職場環境」の4要因に分類を行った.その後、回帰分析を行い事故要因として,「不注意」によるものが49%と最も大きな影響を与えることを明らかとした.これらの結果から、階層分析法(AHP)を用いて「機器に関連した事故」を例に,事故対応の方向性の決定を行った.その結果,事故対応として「教育」,「対策」,「調査」の順に重要性が高く,対応順序は,不注意の対策と調査を並行し,職場の教育を一番に行い、次いで管理対策と習熟度調査,安全確認等の教育を行うことが,最も有効な対策となることを示した.
  • 松浦 弘幸, 中野 正博, 野田 信雄, 小井手 一晴, 山中 真, 根本 哲也, 伊藤 安海, 高橋 良枝, 牧野 健一, 辺 培, 増山 ...
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 113-116
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    我々は,照射エネルギーが35KeVの状態では,酸化鉄を主体としたナノ磁性体で造影力が不十分となり,鮮明な像を得るためにナノ磁性銀粒子を開発した.2週齢マウスに開腹開胸を行い,生理食塩水で心臓や肝臓など臓器の灌流を行った.その後,35KeVの放射光を照射して,心臓の冠動脈と肝臓の門脈の分岐枝を造影した.これらの脈管系の分岐枝は綺麗に造影され,最も細い枝の直径は,0.02mmであった.我々の方法は,標的を通過した透過光により像のコントラストを得る方法であり,直接造影法といえる.暗視野法の分解能も0.02mm程度であり,我々の直接法と同程度の精度である.このエネルギーレベルで放射光に使用されているCCDで構造を観測する場合,時間・空間分解能は,我々が到達した0.02mmが現在のところは限界と言われている.今後の問題としては,エネルギーと銀粒子径,そして,造影力の関連性の評価,および,ナノ磁性流体との併用に伴う外部磁場誘導法での移動性の見積もりなどの課題が残っている.
  • 松浦 弘幸, 中野 正博, 野田 信雄, 小井手 一晴, 山中 真, 伊藤 安海, 根本 哲也, 和崎 克己
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 117-122
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    我々は,経路積分法に基づく,新しい量子ニューロ計算法の基礎理論を提案する.決定木や分岐木やアミダクジモデルは,古典的な確率理論に基づくアルゴリズムとして,多くの情報工学の教科書に採用されてきた.我々は,量子ニューロ計算の基礎として,分岐回路網を考え,それを決定木やアミダクジなどの回路の組み合わせとみなして,さらに,量子的な干渉効果を導した.これにより,各自の回路を構成する導線間には,不確定性原理に基づく量子効果が導入される,各種の導線間の粒子の運動は,経路積分によるカーネルを用いて記述される.さらに,AND,OR,NOT回路は,スイッチのオン・オフを演算子と考えることにより,カーネルを用いて伝播関数と相互作用により表現される.
  • 吉田 秀樹, 角井 健二, 前田 康成, 藤原 祥隆
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 123-131
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    1オクターブ帯域幅でフィルタリングされた波形の極大値と極小値は、音色の情報に関連しており、極値の数は入力された音響波形に応じて変化する。極値は既存のサウンドスペクトログラムの近似となるばかりか、正弦波補間法を用いて再生音の合成にも利用できる。計測された極値の許容誤差を見積もるために、正確に記録された極値の振幅を±20%、±40%、±60%の範囲内で3通り、位相を±4%、±9%、±14%の範囲内で同じく3通りにランダムに変化させた刺激音を作成して主観評価した。その結果、許容誤差は、振幅方向に±20%以上、時間方向に±4%以上と見積もることができた。これは専用の計測装置を用いることなく、サンプリング周波数44.1kHzのwav形式データからも、80Hzから5,120Hzの周波数帯域の制限の下で、極値が取得できることを意味している。極値データを可変長で記録するファイル形式を提案したところ、10秒間のwav形式データのファイル容量と比べて削減が可能で、音声の録音で54.9%、クラシック音楽の録音で63.8%、機械的なノイズの一例としてドアの開閉音で47.2%を達成した。
  • 吉田 秀樹, 角井 健二, 前田 康成, 藤原 祥隆
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 133-141
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    1オクターブ帯域幅で濾波した波形の構造を、周波数の瞬時値とエネルギーを有した仮想の粒子を使ってモデル化した。仮想の粒子は、濾波した波形の中で隣り合う2個の極値を含むシンボルであり、音が鳴っている期間のみ、音響波形は粒子を連結した構造として表現される。提案したモデルにより音色の複雑さは、計測された音響粒子数(極値の数)や分布に反映されることが示唆された。音響粒子モデルから再生音を合成する際には、隣り合う極値間を正弦波形状を模して補間した方が、線形補間、あるいはシグモイド関数、コサイン関数の0.3乗、コサイン関数の3乗を使った補間を実施するよりも良好であることが主観評価によって示された。正弦波で補間した再生音が、wavファイルの再生音と遜色ないことが示されたことから、ヒトの聴覚が、隣り合う極値間を結ぶ曲線の形状を正確には聞き取っていないことが示唆された。加えて、ドア音を合成する際に意図的に発生させた高調波ノイズに対しては、音質の劣化感を伴わなかった。本観察はヒトの聴覚認識が曖昧であるとする仮説を支持するものである。
  • 松浦 弘幸, 中野 正博, 小井手 一晴, 山中 真, 根本 哲也, 伊藤 安海
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 143-147
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    量子化法の1つに,ファインマンによる経路積分法である.我々は,伝播関数とガウス型形状のスリットを用いた粒子の確率振幅を計算した.この計算法を用いて,古典的な論理回路であるAND,OR,NOTの量子力学的な表現(q-AND,q-OR,q-NOT)を与えた.これによりスイッチは,スイッチ演算子として演算子化され,ハミルトニアンの一般的なポテンシャルの拡張としてハミルトニアンに取り込まれる.さらに,スイッチ演算子の表現は,クリスプ集合やファジー集合の演算とも異なり,排中律は満足するが,矛盾律は満たさないことが示された.
  • 下鶴 幸宏, 中野 正博
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 149-158
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    講義を行っている教員方は後方の座席にいる人ほど「集中力がない」、「やる気が感じられない」と言われることをよく耳にする。一般的に前方の座席の学生は学習意欲が高く、後方の座席の学生は学習意欲が低いと言えるのであろうか.そこで、勉学意識と座席の位置には何らか因果関係があるのかを確かめるために質問紙調査を行い、統計学的に調査し、数量的に比較した.その結果、座席が前方の学生は、座席が後方の学生よりも学習意欲が高く、講義中も講義に関係した私語が多く、講義にも関心を持って取り組んでいる学生が多い.しかし、学習意欲が高いものの、講義のために予習や復習をするといった事前学習を行う学生が少なく、講義に取り組む姿勢があまりできていない.一方、座席が後方の学生は、講義には上の空の学生が多く、講義時間を退屈に感じたり、講義時間を過ぎて講義室に入室してきたり、教員に対して厳しい評価を行っている学生が多いことかわかった.また、現在着いている座席の位置は、学生自らが希望している座席であり、入学してからは座席が固定されていて、講義の度に座席移動は行っていないことがわかった.
  • 石盛 真徳, 藤澤 隆史, 小杉 考司, 清水 裕士, 渡邊 太, 藤澤 等
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 159-168
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では、ソシオン理論の家族システム論に基づいて、家族成員間関係から家族システムの機能を把握するアプローチと家族システムの全体的機能に関して直接的に取り扱う研究アプローチとが融合し得るか、について検討を行った。具体的には、家族成員間の感情コミュニケーションにおける思いやりと家族全体システムの機能との関連性が調査された。その結果は、家族システムへのアプローチとして、家族成員間関係に基づくアプローチと全体的機能へのアプローチを重ね合わせて検討することの有効性を示していた。また家族構成や家族成員のジェンダーといった家族システムの内的構造変数に、社会階層意識といった外的構造変数も加えて、家族成員間関係と全体的機能との関連性を分析することによって、家族援助の実践的取り組みに対するより役立つ基礎データが提供可能となることも示された。本研究のデータは、ソシオン理論の家族システム理論に基づいて要請される完全な二相三元非対称データではなく、4人家族の子供のみを調査協力者として収集された部分的なデータであったので、今後は完全な二相三元非対称データに基づいた検討が必要とされる。
  • 小井手 一晴, 松浦 弘幸, 野田 信雄, 高橋 良枝, 根本 哲也, 伊藤 安海, 牧野 健一, 巨 東英, 辺 培, 熊沢 隆, 増山 ...
    原稿種別: 本文
    2008 年 10 巻 2 号 p. 169-172
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
    DDS (Drug Delivery System)の技術にナノ磁性粒体を用いるための基礎研究を続けてきた.磁性粒体自身がFe原子であるため造影剤としての効果を示すが,そのサイズが微小であるため少量が入り込む微細構造をより鮮明に観察するため、造影効果の高いAgナノ粒子の混合液の利用を試みた.
  • 原稿種別: 表紙
    2008 年 10 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 2008/10/05
    公開日: 2017/09/04
    ジャーナル オープンアクセス
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