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石井 翔太, 前田 将克, 内田 裕之, 塩田 正彦
p.
316-317
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
配線接続に用いられる超音波接合により素線径 0.32mmの電気配線用アルミニウム合金束線材と板厚0.6mmの端子接続用アルミニウム合金板材の接合を行った.接合条件が束線材の接合および変形の挙動に及ぼす影響を調べた.
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藁澤 匠太郎, 岩本 知広, 駒井 芹哉, 堀内 涼太郎, 本村 一生, 橋本 陽一, 髙尾 洋史, 田口 悟, 濱田 賢祐
p.
318-319
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
通信システムの開発において,複数のワイヤを束ねた同軸ケーブルを同軸コネクタに超音波接合する方法が注目されている.しかし,一般的な単線ワイヤに対し,複線ワイヤの超音波接合機構にはいまだ不明点が多い.本研究ではCu基板とCu複線ワイヤの接合界面の結晶学的な微細組織変化の解析を通じ,複線ワイヤの接合機構を検討した.
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大谷 直之, 草場 卓哉, 木治 昇, 近藤 大雅, 山本 元道, 篠崎 賢二
p.
320-321
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
造船用鋼板には建造期間中の防錆のためにプライマー塗装が施されており,すみ肉溶接時のピット・ブローホールの発生原因となっている.本発表では,ピット・ブローホールの発生に及ぼす溶接条件の影響について調査した結果を報告する.
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Somchai Wonthaisong , 小笠原 久斗, 山本 元道, 篠崎 賢二, 篠原 慎一郎
p.
322-323
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
本研究では,ホットワイヤシステムと炭酸ガスアーク溶接法とを組み合わせた溶接法により作製した突合せ継手の各種評価結果について結果を報告する.
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-第1報 ひずみ低減に有効な高能率溶接法の開発-
山口 幸祐, 山崎 圭, 渡邉 博久, 永井 卓也, 武田 裕之, 木口 英之, 木村 亮太
p.
324-325
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
船舶建造に多用される板厚10mm程度の大型突合せ継手にはSAWが採用されているが,大入熱であるため溶接変形が大きい問題がある.LAHWの適用は,溶接変形の低減に効果的ではあるものの開先裕度や装置導入コストが問題となっている.これらの課題を解決すべく,ハイブリッドタンデムマグ溶接に着目した.今回は,その深溶け込み・高速溶接における溶接現象と適用条件裕度について報告する.
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-第2報 固有ひずみ法による実機適用時の変形評価-
永井 卓也, 武田 裕之, 山口 幸祐, 山崎 圭, 木口 英之, 木村 亮太
p.
326-327
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
船舶建造に多用される板厚10mm程度の大型突合せ継手にはSAWが採用されているが,大入熱であるため溶接変形が大きい問題がある.溶接変形を低減させるためにLAHWの適用が検討されているが,効果的ではあるものの開先裕度や装置導入コストが問題となっている.そこで,ハイブリッドタンデムマグ溶接の深溶け込み・高速溶接による溶接変形低減効果に着目した.今回はそれぞれの溶接法による溶接変形の差について報告する
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前川 真奈海, 生島 一樹, 野津 亮, 柴原 正和, 丹後 義彦, 木治 昇
p.
328-329
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
AIとは,人間の知的活動をコンピュータによって実現する技術であり,人間よりも膨大なデータ量を高速で扱えるという特徴を持ち,数式化できないような非線形関係あるいは曖昧な特徴量の利用・表現が可能であることが知られている.本研究では,深層強化学習とFEMシミュレーションを組合せることによって,線状加熱方案を自動的に作成するAIシステムの構築を試みる.
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土谷 耕平, 野坂 至, 西 琴衣, 秋山 哲也, 北村 貴典
p.
330-331
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
レーザフォーミングを用いて任意の形状を作成する際,目的の形状を得るために複数回の加熱が予想される.しかし,複数回の加熱が材料の変形に及ぼす影響についての知見は少なく,また,材料の違いによる変形への影響は明らかにされていない.そこで,本研究では先行研究に用いた材料(SUS304)と異なる材料の熱間圧延鋼板SPHC にレーザフォーミングを複数回施し,複数回の加熱が材料の変形に及ぼす影響について調査した.
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-ガス切断の研究(第3報)-
池上 祐一, 髙 隆夫, 横山 隆司
p.
332-333
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
予熱炎として水素を主成分とした燃焼ガスとLPGによる燃焼ガスを用い,鉄と酸素の反応の観点から切断性について検討した.本報では予熱炎の種類の影響を1.板上部の加熱能力,2.鉄と酸素との反応の強さのふたつの視点で解析し,水素系予熱炎の方がLPG炎よりも加熱能力,反応の強さの両方で優れていることを明らかにした.
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沖見 優衣, 生島 一樹, 前田 新太郎, 谷岡 俊介, 木治 昇, 柴原 正和
p.
334-335
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
多電極片面サブマージアーク溶接は,裏当てフラックスを用いることにより大型鋼板を片側から高能率で行える施工法である.しかしながら溶接時に高温割れの一種である終端割れが発生する場合がある.本研究では,著者らが開発したBTR塑性ひずみ増分・BTR温度勾配ベクトルを用いた高温割れ解析法を実寸サイズである大型鋼板の端部割れ解析に適用し,溶接諸条件が終端割れに影響を及ぼす諸因子について検討を行う.
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Zhongyuan Feng , Shipin Wu , Xinjie Di , Ninshu Ma
p.
336-337
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
Two types of low transformation temperature (LTT) weld metals are developed, one (LTTA) associated with austenite solidification mode, the other (LTTB) ferrite solidification mode.
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芦田 崚, 生島 一樹, 前田 新太郎, 尾嵜 健人, 永木 勇人, 大前 暢, 柴原 正和
p.
338-339
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
片面サブマージアーク溶接時においては,治具拘束により変形量が小さく抑えられることが報形に及ぼす影響について,FEM 熱弾塑性解析を用いて検討する.さらに,拘束板を取り外した際のスプリングバック量についても検討する.
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-第5報 脆性・延性き裂進展問題への展開-
村川 英一
p.
340-341
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
き裂進展に対する応力場の厳しさを特性テンソルを用いて評価し,塑性ひずみ場の厳しさを新しく提案する特性変位を用いて評価し多軸応力下でのき裂進展を予測する手法について報告する.併せて,いくつかの典型的な例題を用いて提案法の有用性について報告する.
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功刀 厚志, 竹内 瞭介, 崔 正原, 麻 寧緒 , 青木 祥宏, 藤井 英俊
p.
342-343
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
異材の摩擦攪拌接合では,材料界面からツール中心をオフセットすることにより継手性能が変化することが知られている.本研究では,AZ31とA6061の突合せ継手において,実験結果と有限要素解析結果の比較を行った.オフセット量1.0mmではAZ31側にトンネル状欠陥が発生し,1.5mmで最も良い接合性能となった.有限要素解析結果における材料流動の様子から,これらの性能差の考察結果を報告する.
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篠原 勇人, 小山 真司
p.
344-345
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
軽量かつ高強度であり生産性に優れるAl合金どうしの接合が注目されている.そこで,先行研究においてギ酸塩被膜処理をZnシートに施すことで酸化皮膜を置換・除去しAl合金どうしを液相拡散接合によって窒素雰囲気中にて接合した.その結果,処理を施すことで接合強度が向上した.本研究では,Al 合金側の自然酸化皮膜の機械的破壊挙動に着目し,Al合金側の接合表面粗さが接合強度に及ぼす影響を調査した.
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周夢然 , 森貞 好昭, 潮田 浩作, 藤井 英俊
p.
346-347
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
我々は両面摩擦攪拌接合によってマグネシウム合金攪拌部の集合組織がランダム化することを示してきたが,当該メカニズムは明らかになっていない.本研究では,急速冷却を用いて両面摩擦攪拌接合中の集合組織を凍結し,ランダム化のメカニズムを詳細に考察した.その結果,上下ツールの圧縮効果で生じる{10-12} 双晶が集合組織のランダム化に大きく影響していることが明らかとなった.
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尾和 智信, 清水 保雄, 貝梅 正二
p.
348-349
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
グラファイト複合焼結板を強化材とした摩擦攪拌プロセスにより,5000系アルミニウム基複合材を作製し,その組織と強度特性を調べた.比較的均一なミクロ組織を示すとともに,大幅な強度向上が達成できた.
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B. Vicharapu , H. Liu , Morisada Y., Fujii H.
p.
350-351
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
Tool wear is quantitatively asscessed during friction stir welding of a typical high carbon steel. Results show that the wear in WC tools is dominated by the peak temperature than in process forces.
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峯岸 春貴, 村松 克眞, 永井 浩介, 河内 成生, 佐藤 裕
p.
352-353
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
アルミニウム合金AA6061とZAM440めっき鋼板の摩擦攪拌点接合を実施して接合過程中のめっき挙動及び界面組織と継手強度にめっき層が及ぼす影響について検討した.接合過程では界面温度がめっき層の融点より高くなるため,Al合金が溶融し,めっき層が除去されFe新生面が露出することを確認した.その結果,Al合金と鋼板間の接触性が高まって,接合面積が増加し,継手強度が裸鋼板に比して向上した.
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安田 清和, 内田 裕己
p.
354-355
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
垂直加振超音波による冷間圧延鋼(SPCC)と炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)間の異種材直接接合における接合性向上を目的として,電解化成処理によるSPCC表面の微細粗化を試みた.処理によりSPCC表面に緻密な微細リン酸鉄皮膜を形成することができ,投錨効果により異種材直接接合継手の接合強度は向上した.しかし,過剰な膜厚は皮膜の損傷や剥離が生じるため接合強度を低下させる要因と考えられた.
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大角 敏裕, 荻野 陽輔, 浅井 知, 坂本 眞一, 眞田 拓郎
p.
356-357
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
近年,柱溶接における溶接ロボットによる多層盛溶接の完全自動化への期待が高まっている.そのために必要な要素に「適切な溶接条件の決定」がある.そこで,本研究では溶接ロボットによる多層盛溶接の完全自動化を目的とし,外乱などが生じビード形状が想定よりもずれてしまった場合においても条件を途中で修正しつつ,適切な溶接条件を自動で決定することのできる積層設計支援システムの作成を行った.
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迎井 直樹, 井上 芳英, 木下 雄太
p.
358-359
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
本研究は,ワイヤ周囲ガスを吸引しながら溶接を行うことで拡散性水素量を低減するプロセスによる低温割れ抑制効果に関する.第1報で780MPa級鋼85mmtの予熱パス間温度50℃での施工を対象として,従来法との比較により低温割れ抑制効果を示した.本報はより低温の追加試験に関する.25℃では割れは発生せず,0℃の試験では低温割れが発生した.本施工法により50℃程度の予熱低減効果があることが確認できた.
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松村 匠, 野村 和史, 浅井 知
p.
360-361
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
ロボットを用いた開先へのマグ溶接においては,熱ひずみや部材精度により生じる母材間ギャップ等の外乱の影響で発生する過大溶込み,溶落ちの発生が溶接品質や生産効率向上の妨げになっている.本研究では,カメラを用いた溶融池表面後方と溶融池裏面の同時計測システムを構築し,表面画像から溶融地幅,溶融面高さ等の特徴量を抽出し,裏面画像から観測される過大溶込み,溶落ち発生の予兆と相関するパラメータを検討した.
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犬嶋 一貴, 市川 和利
p.
362-363
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
環境への配慮から一部で電炉鋼材の建築用材料としての使用が推奨される中で,リサイクル材から不可避的に取込まれるSnが建築用鉄鋼材料の溶接熱影響部靱性に及ぼす影響の定量化を試みた.Sn含有量の異なる5種類の試験鋼板の溶接熱影響部のシャルピー衝撃試験(0℃)を行った結果,Sn含有量の増加に伴い吸収エネルギーは概ね単調に低下した.また,靱性への化学成分の影響を示す当量式のSnの係数はMnと同程度になった.
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北野 萌一, 中村 照美
p.
364-365
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
金属3次元積層造形技術(いわゆる金属3Dプリント技術)の一つである,アーク放電により金属ワイヤを溶融し,積層する溶融金属積層法(Wire and Arc Additive manufacturing)は,時間当たりの造形量が多く,大きな部材の造形が可能な手法である.本報告では,強度と延性を兼備する鋼構造の製作を目的に溶融金属積層法により高延性層と高強度層を複合化する方法を検討した結果を報告する.
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小谷 祐樹, 津山 忠久, 堤 成一郎, ブーリーハン アヤン
p.
366-367
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
溶接部の疲労強度改善のため様々な止端処理法が適用されているが,LTT溶接材料ではなく, 通常のすみ肉溶接と同じ溶接材料を用いた付加溶接法に着目した.本研究では,付加溶接による止端形状の改善効果が疲労強度向上に寄与する影響を検証した結果について報告する.
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BUERLIHAN Ayang , TSUTSUMI Seiichiro, FINCATO Riccardo , KOTANI Yuki, ...
p.
368-369
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
溶接部の疲労強度改善のため様々な止端処理法が適用されているが,LTT溶接材料ではなく,通常のすみ肉溶接と同じ溶接材料を用いた付加溶接法に着目した.本研究では,付加溶接による止端形状の改善が疲労強度に与える影響に関して,数値解析を用いて検討した
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谷田 和駿, 崎野 良比呂, 石井 秀康
p.
370-371
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
近年,多くの鋼構造物に疲労き裂が発生しており,その対応が我が国の喫緊の課題となっている.現在,き裂の補修方法としてストップホール工法が多く使われているが,誰もがすぐに施工できるものではない.そこで,簡易な疲労き裂進展防止手法として,スタッド溶接機によってウエルドナットを溶接する手法を提案し,実験を行った.その結果,母材と十分溶け込んだ溶接が行えれば疲労き裂の進展防止効果があることを明らかにした.
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柴田 誉, 堤 成一郎, 米澤 隆行, 島貫 広志
p.
372-373
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
片側隅肉溶接となるU-rib構造体では、ルート部を起点とする疲労損傷が報告される。一方、U-rib内部からの過荷重付与による疲労寿命の延伸が報告されている。そこで本研究では、過荷重から疲労試験までの一連のプロセスを模擬した数値解析により、疲労寿命延伸メカニズムに関して考察を行う。
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Yuxiao Luo , Tsutsumi Seiichiro
p.
374-375
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
Based on a large set of 2D finite element analyses, the parametric formulae for SCF and clamping stress at the weld toe of butt-welded joints with angular distortion were proposed.
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森影 康, 田川 哲哉, 半田 恒久
p.
376-377
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
角廻し部の両側の溶接ビードを突出させることにより,角廻し溶接継手の疲労寿命は溶接まま(通常の回し溶接)の約2 倍となった.ビーチマーク破面の観察により,1 本目のビーチマークの長さが通常の回し溶接より短くなっており,初期疲労亀裂を小さく抑制した結果,溶接継手の寿命が向上したと考えられる.
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阿二 一慶, 廣畑 幹人, May Phyo Aung
p.
378-379
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
鋼橋の溶接部における疲労き裂の防止技術のひとつとして,高周波誘導加熱による残留応力の制御技術の適用性とその効果を検証する.本稿では,実構造において疲労き裂の発生事例が多い面外ガセット溶接継手まわし溶接部を対象として,比較的低温の加熱により引張残留応力を低減する効果を確認した.また,残留応力の低減が疲労寿命に及ぼす影響について検討した結果を報告する.
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米澤 隆行, 島貫 広志
p.
380-381
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
溶接止端部の疲労特性の向上にはピーニングによる圧縮残留応力の導入が有効であることが知られている.一方,残留応力の大きさは深さ方向で変化するため,疲労寿命を予測するには深さ方向の残留応力分布を把握することが重要と言える.そこで,本研究では電子スペックルパターン干渉(ESPI)式穿孔法を用いて溶接止端部およびピーニング部の深さ方向の残留応力測定を試みた.
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盛岡 空矢, 廣畑 幹人, 松本 直幸, 猪瀬 幸太郎
p.
382-383
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
橋梁用高降伏点鋼板の用途拡大に向け,鋼橋部材製作の高効率化における観点からレーザ・アークハイブリッド溶接の適用を検討している.本稿では,橋梁用高降伏点鋼板に対してハイブリッド溶接による溶接施工実験を実施し,溶接変形抑止効果と残留応力低減効果の検証を行った結果を報告する.
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植下 淳史, 廣畑 幹人, 中山 太士
p.
384-385
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
既設橋梁における溶接補修の適用性検証を念頭に,高経年鋼材の溶接における表面処理条件が継手強度に及ぼす影響を明らかにするための一連の実験的検討を実施した.長期間供用されていた高経年橋梁から採取した鋼材を塗装施工時の各種表面処理条件により調整した.その後,溶接継手を作製し,表面処理条件の違いが継手の各種特性ならびに継手の静的強度に及ぼす影響を明らかにした.
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川久保 拓海, 柳楽 知也, 潮田 浩作, 藤井 英俊
p.
386-387
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
耐候性鋼において,P量を約0.1 wt%以上に増加すると,耐候性や強度が向上するが,溶接割れが発生する問題がある.一方で摩擦攪拌接合では,固相接合であることから溶接割れが発生せず,溶接性の問題を払拭できる.そこで今回は,既存の耐候性鋼に比べて,C量を同程度の0.1 wt%とし,P量を種々の添加量に増加した耐候性鋼に対して摩擦攪拌接合を行い,微細組織と機械的特性に及ぼすP添加量の影響を調査した.
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FINCATO Riccardo , TSUTSUMI Seiichiro
p.
388-389
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
The present work introduces a coupled viscoplastic and damage model. The model allows a good the description of the damaging process in metals under quasi-static and impact loading conditions.
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堤 成一郎, 長濱 啓和, FINCATO Riccardo
p.
390-391
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
機械や構造物の損傷の約80% が疲労に起因し,溶接部は疲労破壊の起点となりやすいことが知られている.また,環境によっては腐食の影響もある.疲労性能に対する腐食影響を適切に評価可能な手法が提案されているとは言い難く,腐食による損傷が発生する事例が数多くある.そこで本研究では,腐食環境で行われた突合せ溶接継手の疲労試験を対象に,腐食影響を考慮した疲労性能評価技術の確立を目的とする.
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清川 裕樹, 堤 成一郎, FINCATO Riccardo
p.
392-393
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
降伏応力に代表される材料強度の向上により材料の疲労強度は向上するが,切欠き等による応力集中を有する部材においてはその限りではないことが知られている.これは,高強度鋼ほど切欠き効果に対して敏感であることに由来するとされているが,その理由は十分に明らかになっているとは言い難い.そこで本研究では,切欠き試験片を対象として数値解析を行い,材料強度の違いが切欠き効果に与える影響について考察を行う.
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髙田 耕庸, 堤 成一郎, 小川 正樹
p.
394-395
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
裏当て金付き突合せ溶接継手は,溶接止端部もしくは裏面に残存するルート部を起点として疲労損傷が進行する.本継手の危険部位を簡便に評価可能な手法が確立されれば,疲労性能の高い継手開発にも有益であると考える.そこで本研究では,裏当て金付き突合せ溶接継手の危険部位を簡便に評価可能な手法を提案する.
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髙田 耕庸, 堤 成一郎, フィンカト リカルド , 小川 正樹
p.
396-397
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
裏当て金付き突合せ溶接継手は,溶接止端部もしくは裏面に残存するルート部を起点として疲労損傷が進行する.また,JSSCの疲労強度等級においてF 等級と低く設定されているが,溶接余盛形状や溶接変形などが継手疲労性能に与える影響が十分に明らかにされているとは言い難い.そこで本研究では,裏当金付き突合せ溶接継手の疲労寿命支配因子の明確化と疲労性能評価技術の確立を目的とする.
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大門 岳, 堤 成一郎, FINCATO Riccardo
p.
398-399
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
アルミニウム合金継手に含まれるブローホール(BH)は疲労強度の低下要因として知られている.品質管理基準として,BHの合計数による分類が行われることが多く,個々のサイズや位置には依存していない.そのため,過度に安全側の基準で設計され,溶接補修の頻発を誘発している可能性がある.そこで本研究では,アルミニウム合金継手に対して,個々のBHの配置条件等を考慮した高精度な疲労性能評価手法の開発を目的とする.
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清水 万真, 庄司 博人, 大畑 充
p.
400-401
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
不安定破壊発生条件に線形破壊力学を用いた既存ワイブル応力は,大規模降伏状態で混合モード負荷が作用する亀裂材において破壊発生部の組合わせ応力状態がMode I負荷と異なると,Mode I負荷と同じ脆性破壊限界値を与えなかった.そこで,ユニットセルモデルの弾塑性解析で任意の組合わせ応力状態において線形および非線形エネルギー解放率を算定し,不安定破壊発生条件への弾塑性破壊力学の導入を検討した.
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山田 剛久, 大畑 充
p.
402-403
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
フリー
鉄鋼材料の基礎特性のみを用いて,シミュレーションにより亀裂材の延性亀裂進展抵抗を予測する手法を提案した.シミュレーションに用いるダメージモデルには,ボイド成長挙動に基づく簡易的で現象論的な積分型ダメージモデルを採用し,材料特性には単調引張試験の結果のみから推定可能な限界ひずみを用いた.これにより,単調引張試験の結果のみを実験で取得することで,精度良く延性亀裂進展抵抗を予測可能であることを示した.
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太田 悠介, 庄司 博人, 大畑 充, 小貫 翔馬, 今井 康仁
p.
404-405
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
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シャルピー衝撃試験は材料の靭性を簡便に評価できるため工業的に広く普及している試験ではあるが,得られる靭性値の物理的意味は必ずしも明確ではない.本研究では,材料の機械的特性とシャルピー上部棚吸収エネルギーの相関関係を明らかにすることを目的とし,「延性の応力多軸度依存特性」と「延性のLode パラメータ依存特性」に着目した延性損傷モデルに基づき,上部棚吸収エネルギーの予測シミュレーション手法を提案する.
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三木 聡史, 木村 文映, 庄司 博人, 大畑 充, 柴谷 徹也
p.
406-407
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
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地震などの大きな負荷に対して高圧ガスパイプラインの耐破壊性能を保証するためには,大変形下において周溶接部の溶接きずから発生・進展する延性亀裂によるリーク限界を把握および予測することが重要である.本研究では,溶接きずを模擬した人工きずを溶接金属部と熱影響部に導入した周溶接継手に対して内圧付与引張試験を実施することで,きず位置および内圧が延性亀裂の発生および進展挙動に及ぼす影響について検討した.
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庄司 博人, 大畑 充, 柴谷 徹也, 三木 聡史, 木村 文映
p.
408-409
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
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高圧ガスパイプライン周溶接部に存在する溶接きずからの延性亀裂発生・進展によるリーク限界は,きず寸法や内圧レベルだけでなく,溶接部に特有の強度や材質の不均質の影響を受ける.本研究では,延性損傷数理モデルに基づき,溶接部性状を再現した解析モデルに溶接部各領域の材料特性を反映させたシミュレーションにより内圧を受けるパイプ周溶接部のリーク限界を予測し,実管引張試験結果との比較・考察を行った.
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高嶋 康人, 南 二三吉, Chendong SHAO , Fenggui LU
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410-411
発行日: 2019年
公開日: 2019/12/24
会議録・要旨集
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レーザ溶接継手の中央貫通亀裂平板および両側端部貫通亀裂平板が引張負荷を受けた際のCTODについて,3次元有限要素モデルにより解析した.同じ大きさの引張負荷を受けた際のCTODは,溶接金属の強度が高くなるほど,また,この硬化部が広くなるほど小さくなった.有限幅のDBCSモデルで算出したCTODとFEM解析の結果を比較し,これに及ぼす強度ミスマッチの影響を検討した.
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