巻号一覧
10 巻 (2004)
- 4 号 p. 167-
- 3 号 p. 107-
- 2 号 p. 41-
- 1 号 p. 1-
前身誌
10 巻, 4 号
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症例報告
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島崎 徹, 野矢 雅彦, 柴田 久美子, 永田 雅彦, 内田 直宏, 代田 欣二2004 年10 巻4 号 p. 167-170
発行日: 2004年
公開日: 2006/11/21
ジャーナル フリー13歳，雄のシーズーに，右腋窩部を中心に多数の丘疹や結節がみられた。病理組織学的検査では，真皮全層に異型性を示す脂腺細胞様細胞の腫瘍性増殖と，それら細胞の皮下組織への浸潤およびリンパ管侵襲像が認められた。脂腺癌と診断し胸部X線検査を施行したところ，肺転移が示唆された。2ヵ月後に死亡し，剖検により脂腺癌の肺転移が確認された。
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佐藤 理文, 苅谷 和廣, 上原 健城, 鳥井 幹則, 丸山 敏之2004 年10 巻4 号 p. 171-174
発行日: 2004年
公開日: 2006/11/21
ジャーナル フリー膵炎で治療中の10歳齢，去勢雄のオーストラリアン・テリアの皮膚に多発性の皮下結節が認められた。結節の大きさは多様で，一部は瘻孔を形成し油性の血様膿汁を排泄していた。結節の病理組織検査および各種培養検査により，無菌性結節性皮下脂肪織炎と診断された。本例では，臨床経過，血液化学検査および腹部超音波検査などの結果から，その原因として膵炎の関与が疑われた。
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飛田 泰男, 永田 雅彦2004 年10 巻4 号 p. 175-178
発行日: 2004年
公開日: 2006/11/21
ジャーナル フリー10歳齢，雄のシーズーに，腹部，陰嚢，腋窩，頸背，口唇，舌の紅斑，びらん，潰瘍，痂皮を認めた。皮膚病理組織検査では厚い表皮凝固壊死と毛包の液状変性がみられた。特異的な治療を必要とせず，45日後にすべての皮疹が軽快した。組織学的には中毒性表皮壊死症が予想されたが，臨床経過は多形滲出性紅斑軽症型の典型であった。
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武井 愛実, 安藤 純, 永田 雅彦2004 年10 巻4 号 p. 179-182
発行日: 2004年
公開日: 2006/11/21
ジャーナル フリー3歳齢，雌のアメリカン・ショートヘアの頚部に2年前よりしこりがみられ，徐々に増大し当院受診。右頚部に嚢腫を認め，切除術を施行した。内腔に角化物と毛の充満を認め，病理組織学的検査にて皮様嚢腫と診断した。過去に皮様嚢腫と報告された2例は皮様洞に合致しており，自験例は猫に生じた真の皮様嚢腫第1例と思われた。
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