水道協会雑誌
Online ISSN : 2435-8673
Print ISSN : 0371-0785
74 巻, 4 号
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「論文」
  • 伊藤 禎彦, 吉村 友希, 岡田 朋之, 辻村 泰聡
    2005 年 74 巻 4 号 p. 12-23
    発行日: 2005/04/01
    公開日: 2023/06/30
    ジャーナル フリー
    塩素処理した水道水のエストロゲン様作用の特性を、特にトリハロメタン(THM)生成の特 性と比較した。エストロゲン様作用は、残留塩素がない条件下でも次第に増大することを見いだした。 この結果、「エストロゲン様作用中間体」、「エストロゲン様作用生成能」という成分を想定でき、塩素 処理が終了した直後はエストロゲン様作用を示す成分は少ないが、「中間体」があり、時間とともにエ ストロゲン様作用を示すものに変わっていくと考えられた。これはTHMの生成特性と同一であること を指摘した。また、水道原水中には、坦素処理によってエストロゲン様作用が増大する物質と減少する 物質があるが、これらの成分を同時に濃縮する方法を確立した。提示した試料調製法を用いて、琵琶湖 水のエストロゲン様作用生成能、すなわちエストロゲン様作用の最大値の測定を試みた。
「事例報告」
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