水道協会雑誌
Online ISSN : 2435-8673
Print ISSN : 0371-0785
90 巻, 6 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
「論文」
「事例報告」
  • 三好 達也, 問田 和佳
    2021 年 90 巻 6 号 p. 16-21
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    災害発生時、医療機関の断水は、災害で負傷した住民の早期治療等救命・医療救護、また外来や入院患者の治療の継続に支障をきたす。倉敷市水道局では、大規模災害時における医療機関の断水の発生を想定し、広域災害救急医療情報システム(EMIS)を活用した応急給水体制の強化手法を検証するため、平成29年10月、救急告示病院、保健所、日本水道協会岡山県支部内正会員の水道事業体の関係機関の参加のもとで、合同応急給水訓練を実施した。本稿では、合同応急給水訓練の主な確認事項である医療機関側の支援要請の体制、スマートフォンを活用した本市水道局側の受援体制の課題について述べ、また平成30年7月豪雨災害を経て、本訓練の成果を検証したので報告する。
  • 斉藤 貴洋, 船山 明彦
    2021 年 90 巻 6 号 p. 22-29
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2022/06/01
    ジャーナル フリー
    明治時代に創設した函館市の水道は、基幹施設や管路の老朽化、耐震性能の確保が課題となっていることに加え、給水量の減少および市内の人口分布(居住分布)の変化により、一部で供給実態と供給規模に乖離が生じてきている。この状況を解消する目的で、現在更新を進めている赤川高区浄水場の処理能力のダウンサイジングを前提とし、管網解析モデルを用いて水運用の見直しを行うことで、各浄水場の供給バランスを最適化する検討を実施した。この解析結果より、更新施設と既存施設の供給バランスを適正に近づけることができた。また、現況状態で管路全体の約70%がダウンサイジング可能であることが判明した。
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