遮断弁は,マイコンガスメーターの保安部品の1つである.本研究では,遮断弁の有する特徴として,①設置後10年以内に全数回収される,②回収ルートが確立している,③同一規格の単体製品である,などに着目し,遮断弁のリユース手法の開発に取り組んだ.具体的には,促進劣化試験条件および統計的手法による合格率の算出方法を検討することで,遮断弁の部品リユースが可能かどうかの判断基準を明確にすることを試みた.
相溶性のない異種の廃棄プラスチックから成形した再生品(商品名 : PB530)の放射線遮蔽効果を検討し,次の結果を得た.空間放射線の強度は遮蔽材がなくても大気中で指数関数的に激減した.再生品は放射線遮蔽効果を明らかに示し,15~24cm厚で,放射線源から30cmの距離で放射線量は約40~60%減衰した.