膜式ガスメーター用バルブシートのシール剤の経年劣化機構を明らかにするため,膜式ガスメーターの10年使用品,20年使用品および30年使用品を市場から回収し,それらの分解調査を行った.その結果,バルブシートのシール剤の経年劣化の主要因は,シール剤材料の組成変化(分解や酸化劣化)でなく,その形態変化であることを見出した.また,熱加速試験の結果から,ガスメーター設置環境下でのバルブシートのシール剤の形態変化は,市場設置後数年で収束することを確認した.
PMMAがエタノールにより環境応力割れを起こす現象をケミルミネッセンス法により観察したところ,破壊の瞬間にラジカルが発生していることを捉えることができた.
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