マテリアルライフ学会誌
Online ISSN : 2185-7016
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13 巻, 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 熊野谿 從
    2001 年 13 巻 4 号 p. 151-160
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
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  • 松井 健一
    2001 年 13 巻 4 号 p. 161-164
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
    ジャーナル フリー
  • 藤波 朋子, 飯野 久和
    2001 年 13 巻 4 号 p. 165-170
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
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  • 岩船 盛一郎
    2001 年 13 巻 4 号 p. 171-174
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
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  • 中谷 久之, 山廣 幹夫, 劉 柏平, 寺野 稔
    2001 年 13 巻 4 号 p. 175-179
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
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  • 森 寛爾, 成田 猛, 舘 和幸, 梅村 晋
    2001 年 13 巻 4 号 p. 180-184
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
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    塗膜の酸化や加水分解を促進する処理法を検討し, 高精度かつ高速の耐候性試験法を開発した.開発した試験法は, 40℃, 3wt%過酸化水素水中での紫外線照射(処理A)80℃, 酸素80kPa, 水蒸気20kPaの雰囲気中での紫外線照射(処理B)とを交互に負荷するサイクル処理で構成される.処理Aによって, 酸化チタン顔料周辺の樹脂が消失して塗膜表面に微小な穴が形成された.これらの穴は酸化チタンの光触媒作用によって樹脂が消失して形成されたと考えられる.処理Bでは, 穴は形成されず, 微小な凹凸が形成された.この凹凸は樹脂が加水分解や酸化によって体積収縮して形成されたと考えられる.20hの処理Bと2hの処理Aとのサイクル処理によって, 酸化チタン顔料含有塗膜4種の屋外での光沢低下を表面の形態変化も含め, 促進倍率約100倍で再現できた.
  • 中谷 久之, 開発 信和, 劉 柏平, 寺野 稔, 飛田 悦男
    2001 年 13 巻 4 号 p. 185-189
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
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    代表的な光酸化防止剤の一つであるヒンダードアミン酸化防止剤(HALS)は, 自己再生能を有するために長時間酸化防止効果を失わないという優れた特徴を持ち, 盛んに研究が行われてきた.近年では特に滞留性を高めるためにHALSの高分子量化が研究対象となっている.本論文ではポリエチレン(PE)の末端をN-methyl-2, 2, 6, 6-tetramethyl piperidyl methacrylate(TMPM)で修飾した新規な高分子量型HALSであるヒンダードアミン末端修飾型ポリエチレン(PE-TMPM)の合成を行ない, これを高密度ポリエチレン(HDPE)に添加してその光安定化効果について検討した.その結果, PE-TMPMは低分子量型のTMPMに比べて長時間, その安定化性能を維持し, 本研究のポリマー末端修飾によるHALSの高分子量化手法がHALSの滞留性を高めるのに有効な方法であることが明らかとなった.
  • 山田 隆男, 奥本 忠興, 河村 知男, 大谷 肇, 柘植 新
    2001 年 13 巻 4 号 p. 190-195
    発行日: 2001/10/31
    公開日: 2011/04/19
    ジャーナル フリー
    熱酸化劣化したエチレン-プロピレンージエンゴム(EPDM)の構造のキャラクタリゼーションをFT-IRおよび熱分解GCにより試みた.透過法の顕微FT-IRにより, 生成した官能基の深さ方向分布を解析した結果, 予想された通り, 表面に近い領域ほど酸化劣化が進行し, 特に, カルボン酸類が生成しやすいことが判明した.また, 加硫前後のEPDM試料について, 減衰全反射(ATR)FT.IRにより試料の表面近傍を解析した結果, いずれの場合も熱酸化劣化により主鎖の劣化生成物と関係する飽和および不飽和カルボニルのピークが観測された.熱劣化に伴う全カルボニルの相対的な生成量は, 同程度の加熱処理時間で比較すれば原料EPDMより加硫試料のほうが著しく小さく, 加硫により熱酸化劣化反応が抑制されていることが認められた.一方, 両試料の間では飽和カルボニルと不飽和カルボニルの生成の比率に違いがあり, 原料EPDMに比べ加硫試料のほうが熱酸化劣化に伴う不飽和カルボニルの相対的な割合がかなり大きくなった.こうしたことから, 熱酸化劣化に伴う不飽和カルボニルの生成は, 飽和カルボニルに比べ加硫時に生成した硫黄架橋構造による抑制を受けにくいことが示唆された.さらに, 熱分解GC(/MS)による劣化試料のパイログラムの解析により, ジエン単位の側鎖二重結合が酸化して生成したアセチルシクロペンタジエン(ACP)が検出され, ジエン単位の近傍で優先的に熱酸化反応が進行していることが判明した.これらの測定結果を総合して硫黄加硫したEPDMの熱酸化劣化機構について考察した.
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