アンサンブル
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18 巻, 1 号
選択された号の論文の15件中1~15を表示しています
学術賞受賞寄稿
特集
  • 渡辺 宙志, 藤堂 眞治
    2017 年 18 巻 1 号 p. 5-6
    発行日: 2017/01/31
    公開日: 2017/01/31
    ジャーナル フリー
  • 合田 義弘
    2017 年 18 巻 1 号 p. 7-10
    発行日: 2017/01/31
    公開日: 2017/01/31
    ジャーナル フリー
    Dy フリーかつ高温で使用出来るネオジム磁石の開発が社会的要請として求められており,ネオジム磁石の高性能化に資する電子論的な基礎的知見が求められている.一方,Nd-Fe-B 焼結磁石の磁気特性を理解する鍵は磁壁移動のピン留めの原因となると考えられている材料組織界面であり,主相(Nd2Fe14B 金属間化合物)単結晶の第一原理計算では不十分である.本稿では,材料組織界面の構造同定と磁気的基礎物性を明らかにするための「京」を用いた大規模第一原理計算と,磁化反転挙動の理論解析に必要となる第一原理計算と格子スピン模型の融合などを紹介する.
  • 曽田 繁利
    2017 年 18 巻 1 号 p. 11-16
    発行日: 2017/01/31
    公開日: 2017/01/31
    ジャーナル フリー
    密度行列繰り込み群法は,一次元強相関量子系に対して非常に有効な計算手法である.さらに,この密度行列繰り込み群法の二次元強相関量子系への拡張も行われている.しかしながら,二次元強相関量子系の計算に密度行列繰り込み群法を利用し,十分な計算精度の結果を得るためには,巨大な計算コストが要求される.その一方,例えば量子モンテカルロ法でいわゆる負符号問題が発生する様な系に対しても問題なく適用することが可能なこと,また,現在の大規模並列計算機を利用した場合には十分な計算精度の結果を得ることが現実的となることから,近年では,密度行列繰り込み群法による二次元強相関量子系の研究成果が多数報告されている.そこで,本稿では,密度行列繰り込み群法の大規模並列計算機を利用した二次元強相関量子系への適用を想定し,その大規模並列アルゴリズムを紹介する.
  • 原田 健自
    2017 年 18 巻 1 号 p. 17-23
    発行日: 2017/01/31
    公開日: 2017/01/31
    ジャーナル フリー
    臨界現象の標準的なランダウ・ギンツブルグ・ウィルソンパラダイムに属さない新しいタイプの量子臨界現象である脱閉じ込め量子臨界現象が,量子格子モデルに存在するのかについて,大規模な量子モンテカルロシミュ レーションを用いた最近の研究を紹介する.
  • 信定 克幸
    2017 年 18 巻 1 号 p. 24-28
    発行日: 2017/01/31
    公開日: 2017/01/31
    ジャーナル フリー
    光と物質の相互作用は最も基礎的な物理的素過程の一つであるが,基礎学術的興味のみならずその物理メカニズムは様々な光機能デバイスの動作原理の根幹にもなっており,多彩な光機能デバイスが開発されていることも事実である.この基礎・応用科学両方の流れを最近では,ナノ構造体の光励起ダイナミクスへと展開する研究が盛んに行われているが,ナノ領域( ? 数十nm ) における光応答素過程の理解は依然として限られたものに留まっている.本記事では,ナノ領域での光応答を記述するための理論を簡単に紹介し,実際にナノメートルサイズの物質の光励起電子ダイナミクスを扱うための独自開発の計算手法の概要を述べ,最後に今後の光・電子デバイス設計との関連について言及する.
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