近年, 分解・強靭・自己修復性材料として, 架橋点の解離・再会合が可能な動的架橋エラストマーが注目を集めている. さらに近年架橋点の会合モチーフを調節したエントロピー駆動型と呼ばれる変種が開発されており, より優れた物性を示すことが知られている. その一方で架橋ポテンシャルを系統的に調節したり, 架橋点のダイナミクスを実験的に直接観測することは難しい. そこで本研究では実験的に知られるサイクル特性・自己修復特性を再現する動的架橋エラストマーの粗視化モデルを作成し, 架橋ポテンシャルと平衡状態・ダイナミクス・力学物性の相関を解析した.
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