住宅の省エネ化が命題になる今日において, 精度良く, 且つ短時間で既存住宅の断熱性能を測定する方法を開発 ・評価する必要が高いと考える. そのため, 赤外線カメラによる熱画像法という断熱性能診断法を提案する. 断熱性能は室内からの熱流出量で判断できる. 室内からの熱流出は, この環境温度と壁表面温度の差に, 壁体表面の総合熱伝達率を求まる. つまり, 室内の環境温度, 壁表面温度, 総合熱伝達率が分かれば, 壁体の断熱性能を評価できる. 結果としてはストーブから対流気流が測定位置に直接影響する場合, 結果的に大きな誤差を与える.[本要旨はPDFには含まれない]
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