地理学評論
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78 巻 , 6 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 藤村 健一
    78 巻 (2005) 6 号 p. 369-386
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,福井県嶺北地方の3集落における寺院・道場を事例として,施設が形成され,位置づけられ,逆に施設がそれをめぐる社会集団に影響を与える相互関係を動態的に分析する.寺院・道場と社会集団との相互関係は,以下の構図を示す.まず,社会集団により寺院・道場の形成や位置づけが行われ,形成された寺院・道場の存在が,社会集団の紐帯を強化する.これにより,寺院・道場と社会集団とが相互に支えあう関係の枠組が半ば固定化される.ところが,世俗化などの集落内外の変化や動向によって,寺院・道場を支える社会集団に変化が生じると,再編成された社会集団により再度,寺院・道場の形成や位置づけがなされる.さらに,こうした寺院・道場の存在が社会集団の紐帯を強化する.このような共通の構図の枠内で,主に施設の制度的な位置づけやそれを支える社会集団の性格の違いによって,3集落の寺院・道場と社会集団との相互関係に差異が生じている.
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  • 片岡 博美
    78 巻 (2005) 6 号 p. 387-412
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    本稿では,静岡県浜松市におけるブラジル人のエスニックな連帯の様態を,エスニック・ビジネスの利用状況に注目することにより分析した.エスニック・ビジネス事業所は,財・サービスの提供のほか,同胞間の情報の結節点,ネットワークの構築,同胞援助,受入国との接点といった社会的機能や,母国文化の保持・発信,母国との紐帯,アイデンティティの保持・育成などの文化的機能を持ち,浜松市のブラジル人にとり「特別な場所」となっている.これら機能の発達は,「市場媒介型移住システム」をはじめとしたブラジル人の国際移動形態と密接に関連する.浜松市のエスニック・ビジネス事業所は,「開かれた」,「弾力性を持つ」エスニック・コミュニティの拠点として機能しており,ブラジル人の滞日が長期化する中,今後,一層その必要性は高まると考えられる.
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  • 齋藤 元子
    78 巻 (2005) 6 号 p. 413-425
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
    学制公布の翌年1873(明治6)年に文部省の指示を受けて,師範学校が編纂した最初の官製地理教科書『地理初歩』は,アメリカ人コーネルの地理書を底本にしたといわれている.コーネルの地理書は,5段階のシリーズ教科書と自然地理書の6種類がある.これまでCornell's Primary Geographyを底本に, Cornell's High-School Geographyを補足本に用いたという説と, Cornell's First Steps in Geographyを底本にしたという説が提示されているが,詳細な検証はなされていない.本稿は,『地理初歩』の底本を明らかにすることを目的として,『地理初歩』の本文ならびに挿入図のすべてを, 6種類のコーネルの地理書と対比させ,文章の引用関係を調査した.その結果,『地理初歩』の底本はCornell's Primary Geographyであり, Cornell's First Steps in Geography, Cornell's lntermediate Geography, Cornell's Grammar-School Geographyを補足に用いたことが明らかになった.
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  • 78 巻 (2005) 6 号 p. 426-431,i
    公開日: 2008/12/25
    ジャーナル フリー
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