当院は、年間の出生数が約1,000人の産婦人科医院(三宅医院、岡山市)に併設された歯科医院であり、妊娠期からスタートする理想的な母と子そして家族の歯科疾患予防に取り組んでいます1)。また、禁煙支援に関しても併設する産婦人科、小児科、内科と連携して、特に妊産婦とその家族に対する継続的な支援体制を築いています。
タバコ(主流煙ならびに副流煙)の害を最も避けなければならない対象は、妊産婦および子ども達であり、妊産婦に対する禁煙支援は産婦人科のみならず歯科においても積極的に取り組むべき重要課題であると考えます。本稿では歯科における妊産婦に対する禁煙支援のポイントについて具体的に解説します。
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