画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第196回研究会講演予稿
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 高橋 卓也, 鈴木 宣孝, 長谷川 まどか, 加藤 茂夫
    p. 1
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    芸術作品や歴史的史料の現在の姿をディジタルデータとして保存し, 作品の鑑賞や研究などに役立てるために, ディジタルミュージアムの研究が進められている. なかでも, 陶磁器等の立体的な作品を画像として保存する際には, 物体を多方向から撮影する必要がある. 著者らはこれまで, 円柱物体を撮影した画像シーケンスに対して回転補償を用いて可逆符号化する手法について検討を行ってきた. しかし, この手法は任意の形状の物体に対して適用できない. 円柱に限らず, さまざまな形状の物体に対して回転補償を行うためには, 対象物体の断面形状が必要となる. そこで本稿では, パターンマッチングを利用することにより, 対象物体の断面形状を推定する手法について検討を行ったので報告する.
  • 山田 崇史, 長谷川 まどか, 加藤 茂夫
    p. 2
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    近年のインターネット環境の発展に伴い, 静止画像などのディジタルコンテンツの流通が盛んになってきている. これらディジタルデータは劣化なく複製が容易に行えることから, データの不正コピーなどが問題となっており, この問題の対策として電子透かし法の研究が進められている. 第3者による透かしに対する攻撃としては, 画像圧縮, 画像編集などが考えられるが, 中でも画像圧縮は, 画像データの保存, 伝送の際に必要不可欠であるため, 画像圧縮に対して耐性のある電子透かし法が望まれる. そこで, 本稿では, 一般的な画像圧縮方式であるJPEG圧縮に対して耐性を考慮した, DCT係数の大小関係を利用した電子透かし法について検討を行ったので報告する.
  • 和崎 克己, 下井 信浩, 滝田 好宏
    p. 3
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    本論文は、IRカメラを使用した、遠隔からの埋設地雷及び散布地雷の探知について述べたものである。このため、時間差分のIR画像を用いた、並列画像処理による対象物検出方法について提案する。対人地雷を探知するためには努めて遠隔から探知することが望ましい。埋設されている対人地雷の場合には、埋設地雷と地中の温度差が十分あれば放射熱の違いにより探知することが可能である。地域に冷水を散布して地表面を冷却させ、赤外線カメラによって測定する. このとき、土と埋設物(地雷)の放射熱の違いと、その冷却速度の差により、時間差分画像を得る。各画像はLinuxプラットフォーム上に実装された画像処理プログラムにより、実時間かつパイプライン的に処理される。
  • —図形変形による検出—
    川合 啓太郎, 彦坂 典正, 大木 真, 橋口 住久, 土屋 光生, 窪田 峰夫
    p. 4
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    シートスルータイプのスキャナでは, ローラなどの機械的要因によって, 原稿の走行速度にムラが生じることがある. それによって, 原稿とは異なるイメージを読み込む. シートスルータイプのスキャナにおける紙送り速度の変化を検出する方法について述べる. 直線を読み込み, その直線の歪みから紙送り速度の変化を検出する.
  • 鈴木 峰生
    p. 5
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    金型を製作したり成形品を作ったりすることをものづくりと称することが多い. このものづくりの分野にも, コンピュータの高速化やダウンサイジングによりCADやCAMそして3次元CGやRP(Rapid Proto Typing)などの様々な新技術が取り入れられつつある. しかし, このような新技術が取り入れられるにしたがって, 従来の自分の手を動かして物を作る機会が少なくなりつつあり人々の関心も少なくなってきているようである. 教育分野においては新技術を教育することは十分検討されていると思われる. そこで, 実習という教育現場において3次元CGをはじめとする新技術を利用しつつ自分の手を動かしてものを作る試みを行ったので, その過程を紹介しこれらの新技術のものづくり教育での利用を検討する.
  • 岡村 知明, 精廬 幹人, 中村 真吾, 青木 義満, 橋本 周司
    p. 6
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    コンピュータやネットワーク技術の発展により、インターネットやCCDカメラ付き携帯電話等を利用してディジタル画像を手軽に取得することができるようになった。そうした背景のもと、画像データベースに対する需要は高まっており、その中でも目的の画像を探し出すための質問キーとして画像そのものを扱う画像データベースを利用することが現実的となりつつある。そこで本研究では自然環境下で撮影された花の画像に、その花に関する情報を加えることにより花画像をデータベース化し、類似画像検索と対話的に花の情報を入力することにより花の種類を特定、花の情報を提示するシステムを構築した。
  • 西田 信介
    p. 7
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/05/27
    会議録・要旨集 フリー
    走査線方式とは異なる映像表現技術を提案する。走査線方式では表示画面サイズを大きくすれば解像度は必然的に悪くなる。そこで、表示画面サイズから独立した表示フォーマットを考案する。これは映像データをデジタルビットで表しており、どんな解像度の映像データも表現できる。動画表示と静止画表示は共通する表示フォーマットであり、特に各種のフラットパネル表示に適している。また、映像の対象物とその変化をフォーマット化するので、フレームの概念と異なるオブジェクト表記となる。さらに、デジタルネットワークでのパケット伝送にも適合するので、通信技術を用いた静止画および動画の効果的な伝送も可能とする。
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