NHK では,次世代の超高臨場感放送システムの実現を目指し,現行ハイビジョンの16 倍の画素数と
なる3,300 万画素の映像(7680×4320 画素,8K)と,22.2ch の3 次元音響を持つ,8K スーパーハイビジョン(8K)
の研究開発を進めている.この8K スーパーハイビジョン放送は,2016 年に試験放送が,2020 年には本格普及が予
定されている.本稿では,2020 年に向けて急ピッチで開発が進められている8K スーパーハイビジョン技術につい
て,その概要を説明するとともに,撮像技術を中心に8K 用制作機器の開発動向について紹介する.
抄録全体を表示