画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第242回研究会講演予稿
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
開催日:2008年11月21日 会場:大阪大学 中之島センター
13:00-14:30 座長:北村 喜文(大阪大学)
  • - より高精度の認証に向けての字種,筆記環境の相違における比較,検討 -
    猪俣 拓利, 赤松 茂
    原稿種別: 一般
    セッションID: 08-04-01
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    会議録・要旨集 認証あり
    我が研究室では,次世代インターフェイスの一つであるペン型3次元力覚入出力デバイスPHANToM Omni(SensAble Technologies,Inc.製)を用いた,「空中筆記認証システム」が研究されていた.このシステムは実空間上に文字を筆記することでその筆記した文字情報を3次元の点座標として得ることができ,その文字を構成する点座標データを分析することで本人認証を行おうと言うものである.今回は筆記する文字と角度を変化させたときに分析結果がどのように変化したかについて報告する.
  • 太田 充, 金森 由博, 西田 友是
    原稿種別: 一般
    セッションID: 08-04-02
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    会議録・要旨集 認証あり
    物体の変形や断裂のシミュレーションはCG の分野において広く研究がなされている。これらの研究の主な目的の一つとして、なるべく低い計算コストで安定にシミュレーションを実現することが挙げられる。提案法では物体を格子で近似、それらの格子を階層的に管理し、物体の変形形状や断裂の状態に応じて異なる階層の格子を用いることで、シミュレーションを高速化する。そして、各格子に対して幾何学的に導出される仮想的な力を適用することで、物体の変形と断裂の計算を数値的に安定に行う。また従来法では階層ごとに物体の堅さが変わってしまっていたが、提案法では階層に依存しない堅さのパラメタを導入することで、物体の堅さが一様になるよう修正を加える。これによって、従来法よりも視覚的により尤もらしいアニメーションを可能にする。
  • 黒田 祐介, 土橋 宜典, 山本 強
    原稿種別: 一般
    セッションID: 08-04-03
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    会議録・要旨集 認証あり
    コンピュータグラフィックスを利用して,人間が手で描いたような画像を生成する,非写実的画像生成手法は,近年,映画などの映像制作分野を中心に注目を集めている.なかでも,従来のセルアニメーションの特徴を持った画像を生成するセル画調画像レンダリング手法は,従来必要とされた膨大な作画作業を軽減させることができるため,特に利用が盛んである.本研究では,流体解析とパーティクル処理,および密度分布を用いて,詳細形状が指定可能な煙のセル画調レンダリング手法を提案する.提案手法を用いることで,指定した詳細形状を持った煙のセル画調映像をリアルタイムに生成することができる.詳細形状は,スケッチベースのインタフェースにより,ユーザの意図をインタラクティブに反映することができる.
14:40-15:40 座長: 秋本 高明(国際電気通信基礎技術研究所)
  • 栗山 さやか, 長谷川 剛, 中野 博隆
    原稿種別: 一般
    セッションID: 08-04-04
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    会議録・要旨集 認証あり
    ユビキタスネットワーク社会において,ネットワークの構築や通信制御などのために,人を代表とするモビリティの高いノードの存在密度や位置などの情報は非常に有用である.本稿においては,固定カメラより取得した景観画像を用いて,通行人の存在数を推定する方法を提案する. 提案手法は,動画像中の動きのある部分を差分抽出法を用いて抽出し,統計データに基づく変換アルゴリズムを用いて,抽出した部分の面積から通行人の存在数を推定する.提案手法の有効性は目視によって得られた実測数と提案手法によって得られた推定数を比較することで評価し,実測数と推定数の差の絶対値の平均が約0.36 人であり,50%以上の測定において誤差が0.1 人以内という結果が得られた.
  • 橋本 聖史, 嶋野 法之
    原稿種別: 一般
    セッションID: 08-04-05
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    会議録・要旨集 認証あり
    1 枚の画像データからカラーアピアレンスモデルを用い、多様な照明環境下で色再現するために、分光反射率を復元する研究が活発に行われている。分光反射率は照明や撮影に用いるカメラに依存しない物体固有の特性であるので、これを画像データから高精度に復元することが重要となる。筆者等は既に、入力系のノイズ分散を学習データを用い推定し、推定されたノイズ分散をWiener フィルタに用い、テストデータの分光反射率が正確に復元することができることを明らかにしてきた。本稿では学習サンプルの撮影光源とテストサンプルの撮影光源が異なる場合についてテストデータの分光反射率を復元し、一般に用いられている重回帰分析法による復元結果と比較し、本方法が復元精度が高いことを明らかにすると共に精度が高くなる理由に関して理論的な考察を行う。
15:50-16:50 座長:井上 益孝(三洋電機)
  • - 記憶障害・認知症のために -
    安部 伸治, 内海 章, 米澤 朋子, 山添 大丈
    原稿種別: 招待
    セッションID: 08-04-06
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/15
    会議録・要旨集 認証あり
    認知症や記憶障害などの症状を持つ患者は,介護者の存在なくして社会生活を送ることは難しい.特に患者の家族の介護負荷は大きく,社会問題になりつつある.本研究は,ネットワークコミュニティーを効率的に利用して,介護負担を出来る限り低減させる狙いがある.しかしながら,障害を持つ被介護者にとって,PCなどの機器を操作するのはきわめて難しい.そこで,情報セラピープロジェクトでは,IT技術やロボット技術を利用して,障害者が感単に利用できるコミュニケーション環境を構築することを目的とする.
feedback
Top